HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

2008年03月

今日の買い物20080329分

 今日は友人たちと車でアキバに行く計画だったが、直前で友人の都合が悪くなり一人で行くことになった。


fdd
 遂に買ったぜ。使用感の無い奴を選んでいたので遅くなった。アルプスとミツミ製。これで一息ついたかな。


vl93
 478マザーを買ってしまった(FICのVL93)。丁度478版のSAHARA3810という感じ。沢山あったが、買い占めると転売屋っぽいので2つだけ買った(300円)。サウスがICH5だから865系かな。SAHARAと同じく普通の人には使えないと思う。何しろ情報が全く無い。


fw6400gx
 何とまたもやFW6400GXを買ってしまった。前も未使用だったが、今回は箱まで付いている。これで後方支援は出来たのでSLOT2デビューは近い。


mnb
 珍しいミネベアの超小型電源。組み込みPCを作る時に使おう。380円だった。


others
 これらは値札はあるが買ったんじゃありません。無料コーナーの物。富士通のキーボードはもっと持ってこようかと思ったけど持てなかった。コンテナ3つくらいあった(笑)。


buhin
 P6IPATのUSBコネクタが逝かれているので買う(AMP)。またWS440BXに使うSMDのLED(東芝製、エバーライトじゃないぞ)や、MS-8861に使う2μH3Aのインダクタ(TDK?)も。圧着端子は表示価格1140円と高かったが半額セールだった(それでも高いけど)。


dvdr
 久々にDVD-Rを買う。



★華麗にスルーしたもの

・●の478マザー。詳細は忘れた。

・れぼ4のリテール箱入り!欲しかったがもう持てなかった。

・FREEWAYの赤いBXデュアルマザー。高かった。

・インテルのギガNIC。1480円だったが一回りしたら消えてた。


 あとなんか重要な物をスルーしたが忘れた。

Acer M23D(Fujitsu CELSIUS 421)

m23d

★まずは不良コンデンサ追放
 YECはWS440BXに流用したので代わりを差さなくてはいけない。

VRM入力:YEC1500μF6.3V→ルビコンYXG1500μF6.3V(流用)
VRM入力:YEC1500μF6.3V×2→(変更無し)
3.3V系:ルビコンYXG1500μF6.3V→松下FC1000μF16V
3.3V系:YEC1000μF6.3V×7→松下FC470μF25V×7
Vclk入力:YEC1000μF6.3V→日本ケミコンKZH390μF25V
Vtt出力:YEC1000μF6.3V×2→三洋WG1000μF6.3V×2

 これで安定して起動するようになった。一度無事に動くようになると、残りの台湾製コンデンサが非常に気になってくる。これでも実用上は問題はないのだろうが、悪い意味でインテルみたいな一般用85℃品(しかもYEC製)はやはり戴けない。


★残りの台湾製コンデンサ交換
 空いているTC42は電源ラインではないようなので、埋めたくて仕方が無いけど(笑)放置する。使用コンデンサは全て低インピーダンス物だが、理由は筆者がそれしか持っていないから。重要でない部分には105℃品の一般用でもいいが、新たに買うと反って高くつく。

 クロックジェネレータのOS-CONも無駄に思えるが、クロック周りの電源は気になる部分なのでこれで良し(試供品だから安いし)。クロックジェネレータの電源ラインにノイズが乗ると、そのノイズでクロックが変調されて拙いことになる。オーバークロックはもちろんのこと、定格動作で不安定になる場合すらある。メモリの相性(と呼ばれているもの)にも大きな影響があると思われる。と言うわけでここに一般電解は御免蒙りたい。

PCIバス・DC:YEC100μF16V×7→ルビコンYXG220μF25V×7
PCIバス・DC:OST1000μF10V→ルビコンZL470μF16V
クロックジェネレータ用:YEC100μF16V×2→三洋SVP56μF6V×2
オーディオ出力:YEC100μF16V×2→日本ケミコンSXE180μF16V×2
USB・DC:OST1000μF10V×2→ルビコンYXG220μF25V×2
Vcc2.5出力:OST1000μF10V→日本ケミコンKZH390μF25V
クロックジェネレータのL20:繋がっているパターンを切って無銘FBを追加(失敗)

以下、解析面倒なので省略

TC16:YEC100μF16V→東信UTWRZ100μF10V
TC25:YEC220μF16V→日本ケミコンKY220μF10V
TC30:YEC22μF16V→ニチコンPJ22μF50V
TC32:YEC10μF25V→ニチコンPJ22μF50V
TC41:YEC10μF25V→ニチコンPJ22μF50V
TC43:YEC100μF16V→東信UTWRZ100μF10V
TC44:YEC100μF16V→東信UTWRZ100μF10V
TC45:YEC100μF16V→東信UTWRZ100μF10V


★日本製でも合わないのは交換
 CPU周りは三洋にする。コア電圧出力はWG3300μF6.3V×6となった。ESR<1.7mΩで全く申し分ない。富士通の固体は位置を移動させる。入力は換えないが、外してみて劣化をチェックした。CPUはP!!!800EBか933だから大幅には劣化していないようだ。

 鯖に使用するのはP!!!667MHzなので、こんなに馬鹿でかい容量は奴は要らないのは分っている。しかし電圧下げには大容量が効く事も判っているのでこうした。Vcore1.30Vでドライブする予定。

VRM出力:富士通固体→ヒートシンクが当たりやすい所に移動
VRM出力:ルビコンYXG1500μF6.3V×6→三洋WG3300μF6.3V×6

gyoku


★その他
 ノース裏のチップコンがこんな具合になっている。手作業なんだが、恐ろしく下手な典型的素人ハンダ付けである(ハンダを盛り過ぎ)。Acerのオバサン達よ、曲がりなりにもプロなんだからシッカリしてくれ。実は当初起動しなかったのだが、このチップコンを付け直したら起動した。YECの影響で3.3Vが不安定になっていたからだと思われる。
c444748
 下は筆者修正。部品は元から付いていた奴なので汚い。でもオリジナルよりは美しくなっただろう。C44の容量は恐らく1μF、C47、C48が0.1μFかな。

 例のFANコネクタの12Vラインが燃えた奴は使わないし面倒なので放置した。全体的に汚かったので洗いたかったが、交換しているうちにきれいになってきたので止めるか。なるべくなら洗わないほうがいいに決まっている。


★現在の電解コンデンサ

交換した電解コンデンサ→41本
交換しなかった電解コンデンサ→3本(しかし全部移動した)

◎総数44
ルビコン(9→13)
三洋(0→10)
松下(0→8)
日本ケミコン(0→5)
東信(0→4)
ニチコン(0→3)
富士通1(1→1)
YEC(30→0)
OST(4→0)

 CPU周りは三洋、PCIバスはルビコン、メモリ周りは松下に統一した。34本あった台湾製は全て姿を消した。国産部品を使いまくったら合計438円だったが、HSDL規定の500円は余裕で下回っているから良し。大量の小容量コンデンサがコストにボディーブローのように効いてくる(UTWRZ100μF10Vが13.5円とWGに次ぐ価格)のが痛い。しかしP6E40でWENDELLの22μF(ISAバスのデカップリング)が短期間で膨らんだ経験があるから、例えチビコンとは言え見逃す訳には行かない。

★最後に久々の失敗談
 全部換えるとなると大変に思えるかもしれないが、実際は二日かけてチビチビやったので苦労は全く感じなかった(SE6の時なんて42本を一気にやったのだ)。
zenkei2
 このマザーはYEC100μF16Vが全てクリンチされており、二ヶ所ほど抜く時にランド半分持っていかれた。何で折り曲げるんだよ…まさか手で付けているのか?それとも時代遅れのブランコみたいなハンダ槽なのだろうか。スルーホール基板だからランドを持って行かれてもそんなに困らないけど格好悪いぃ。

 あと上に書いたが、クロックジェネレータのVccラインのL20のパターンカットを失敗してしまった。こんなにガッチリ繋がっているとは調査不足もはなはだしい。スゲー汚くなったのでもう人に見せられない…と言いつつここで見せているわけだが。どうせ効果は低いのでやめておけばよかった。

 波形観測はまた今度ね。

今日のHSDL20080319

★久々、電源改造
 友人から古いEG351P-Vを受け取った。12VAUX(コア電圧用)コネクタを付けて欲しいという依頼である。ついでに中身を観察してみたが、出力コンデンサが12.5φなのがポイントが高い。これは香港CEC製3300μFだが、SAHARA3810で廃用になったニチコンPF2700μF16Vに交換しておいた。最大350Wと言っても殆どが5Vなので、12VからVcoreを作っているネットバースト系は得意では無さそう。
cec
 AUX12Vのコネクタは、あの有名なSWの電源から外した物を移植する。線が細くてイマイチ不安だが、電源自体も充分に不安なので気にしてもしょうがない。ヘビーな使い方をする訳ではない(と思う)し、実害が出ることはないだろうという予想。これでPentium4にインチキ対応したが、12Vの容量が増えた訳ではないので注意しなくてはならない。


★PentiumII Xeon×2
 二度と手に入らないと思っていた1MBキャッシュのSL2XKをまた手に入れてしまった。今回は買ったのではなく友人からプレゼントされた物。今度こそ燃やさないように?慎重に使いたい。折角2つ手に入れたのだから、●S2DGUとか500円位で売っていないかな(甘い)。


★Acer M23D
 当初この記事でSGIの中身と決め付けていたが、起動したら富士通セルシアス421の中身だった。アキバのジャンクなら普通はそうだよなあ(反省)。つまり記事は願望から来る妄想なので(笑)書き直した。作っている所は同じなんだけどね。動作は問題無さそうだからまずは良かったと言っておこう。

 コア電圧出力には富士通の固体コンデンサも使われており、電源自体の信頼性はそこそこ高いと思われる。しかし3.3V系やVtt系がYECなので、総合的な信頼性を著しく落としている。ここでいつものように波形観測をやってみる。スイッチング周波数は約211kHzとごく一般的である。Web版は既にUP済み。
m23d_sw


★HSDLの改造方針について。
 当HSDLの改造は闇雲に金を使って性能を追求するようなことはしない。しかし限られた予算の中では最高の性能を極限まで追求する(微々たる差でも妥協はしない)。追加する部品が少なければ少ないほど、部品単価が安ければ安いほど良い改造と言える。

  1. 改造費の総額はマザー価格が500円以下なら500円まで。それ以上はマザーの価格を超えないこと。高額の部品に頼るのは思考と発見の放棄につながる。制約がないと工夫がないし、知識も技術も磨かれない。
  2. ジャンク品復活のために部品取り用のジャンクを買うようなバカなことはしない。バカは別の場所でやります。
  3. 努めて手持ち部品、特に長年の不良債権を利用する。これはとても重要で、むしろこれが目的になることすらある。
  4. パターンカットやレジスト剥がしは汚くなるから極力減らす。逆に言えば、汚くならなければどんどんやってよい。
  5. 空中配線やピン上げは原則として不可(実験時には可)。不安定だから。
  6. 子亀は不可(実験は可)。誰が見てもカッコ悪いから。

 要するに素人目にも不安を感じるような改造は不可で、機械の性能を上げるというよりは自分の能力を上げるのを目的とするということ。趣味というのは金を掛けずに手間暇をかけて、結果よりは過程を楽しむものと思っている。

再びSAHARA3810(死亡編)

再びSAHARA3810(復活編)


★改造の成果
 コア電圧の波形を見てみた。PFからZLだから大幅に良くなっていなければならないはずだが、静的なリプルは殆ど変化がない。トゲトゲは恐らく測定で発生しているので気にする必要は無い。それよりもランダムノイズが少なく、主線が細く直線に近ければ近いほど良い。こうして見てみると劇的に良くなってはいないな…。
vcore2


 顕著な差が見られたのはL1直後の波形。上が交換前だが、変動幅が約50mV狭くなっている。
l1after


 サウンド機能はどうか。音の良し悪しは個人的な趣味が入るので、他人に得意げに語っても仕方が無い。それに筆者はPCのオーディオ機能には何も期待していない。ただしノイズの低さは大いに気になる。そこでいつものようにノイズフロアを測定してみる。水色が改造前で、心なしか低周波部のノイズが減っているような気もするが、測定誤差に含まれる程度だろう。
noise



燃えちゃったYO!

 久々に使おうとHDDを繋いだのだが、セカンダリIDEの2.5→3.5インチアダプターを逆差しにしたようだ。差し方が四通りあるのだが既に使い方を忘れており、一番まずい差し方をしてしまったらしい。電源を入れて暫くすると嫌な臭いが漂ってきた。つまり燃えたわけだ。

 内層よりはマシだが、ずいぶん難しい所が燃えたもんだ。切れた片側のパターンが半分コネクタに埋まってやがる(カーボンは除去済み)。コネクタが溶けるのもイヤだし、これを繋ぐとすれば裏からしかないだろうな。ここには5Vがかかっている。ちなみに故障の症状は、デバイスとしては認識するが容量がゼロで使えないというもの。XP上でもデバイスとして認識できない。
moe1
 仕方が無いから繋ぐ。不細工で過去悪い。ところがこれでも症状は一向に変わらなかった。相変わらず認識はすれども容量がゼロのまま。チップセットを壊してしまったのだろうか。あきらめて捨てようと言う考えが頭をよぎる。


 もう一度よく見てみるが、本体の配線に異常は無い事が判った。そこで気分を変えて変換アダプタを観察したら、こちらも配線が焼き切れているじゃありませんか。
moe2
 仕方が無いのでまた繋ぐ。これは簡単でいいですね。調査の結果グラウンドラインみたいなので、5V誤接続による過電流が原因だろう。パターンは0.2mmしかないので見えん。


 これで完璧かと思ったけど症状は変わっていない。やはりチップセット内のコントローラが不完全に壊れているのだろう。どうせならチップセットが燃えるとか、完全に修理不能と判るくらい壊れてくれれば諦めが付くんだが…。直りそうで直らないと言うのが一番腹が立つ。

 実にマイナーな故障だ。この手のノート用インターフェイスを持つデスクトップ用マザーで、変換アダプタを逆差ししなくては起こらない現象。筆者の不注意なので恨んでも仕方がない。
bios
 起動画面では容量が見えるが、実体が無いので読めないし書けない。何らかのビットがオープンかクローズになってしまったのだろう。


 ただでさえFDDがノート用とか制約があるマザーなのに、セカンダリIDEも使えないのでは捨てるしかなかろう(って言うか使ってないけど)。PCIバスにIDEカードを差せば使えるって?いやこのマザーは本体だけで使えるところに意義があるのでそれはダメです。手塩にかけて育てても一瞬にしてパーになる。SAHARA3810はもう一枚あるから物的には惜しくはないのだが、「長年の苦労が水の泡」と言うのがすごく空しいです。とほほ。

 こうなったらバラして捨てる気で鱈専用にでも改造するか?気分的にはもう見たくはないのだが…(笑)。

再びSAHARA3810(復活編)

zenkei
 古くからの読者はご存知の通り、このSAHARA3810は2006年秋〜2007年春に改造したものだ。BIOSまで手を入れ、当時としては最高の技術を投入しているが、現在ではもっと適したデバイスがある(当時はコンデンサの種類も限られていた)。

 という事で丁度1年ぶりに修正してみた。これでもし性能が上がらなければ、この1年の努力は全く無駄だったということになる(笑)。当時と比べると知識・経験も増え、部品も圧倒的に増えたが果たしてどうなるか。


★現在の状況
 現在の出力コンデンサ部分は、相変わらず2006年に仮付けしたニチコンPF2700μF16Vのまま。それでも矢鱈に調子が良いのは高クロックの石を載せないから。シミュレーションで1G以上のCPUを付けた時のリプルは、静的24mV/動的180mVだった。動的(過渡特性)の方はP!!!1GHz規格の155mVには足りていないので、データシート上の限度はP!!!866程度と思われる。

 これがコア電圧の実波形。1500μF×6の9000μFから11500μFに上がったお陰で、ESR性能が下がったにもかかわらずリプルは低減された。しかし高周波のランダムノイズは増えたような気がしないでもない(CPU=SL36A)。先日のWS440BX改の波形と比べると線が太い。
vcore1


★コア電圧出力レギュレータ
 コア電圧出力のPFは飽きたので交換する。候補はルビコンZL3300μF10Vと日本ケミコンKZH5600μF6.3Vだが、背の低さ(12.5φ×25mm)が決め手となってZLに交換。当時このZLを所有していれば勿論これを使っただろう。

 マザーボードを重ねて置くと、背の高い電解コンデンサが折れたりする。実際、PFも折れそうになっていた。これで折れる危険がやや減ったかな。ダメージ少のPF2700μF16Vは電源にでも流用する。
vrm_out


 その他では、仮付けしていたステアリング・ダイオードを(効果が感じられないので)除去した。新電元の古いショットキーD3S4MではFDB7030の速さに付き合えないのだろう。そう言えばスナバも遠い昔に取ってしまったし、スイッチング部分は全く元に戻ってしまったな…。ちなみにRC5057のスイッチング周波数は300kHz固定なので変えられない。あとはチョークコイルくらいしか弄る所は無さそうだ。


★PCI系3.3V電源
 これはPCI系の3.3V電源だ。このマザーはライザーカードが邪魔だからPCIスロットはまず使わない。贅沢にもメモリ3.3Vは別電源になっているし、全くといってよいくらい使われない電源だ。ここはCHOYOのXR1500μF6.3Vから松下FC1000μF16Vに換えている。
vpci_1


 これも背が高いので、日本ケミコンKZH680μF25Vに交換した。この部分も折れそうなんだよね(CHOYOの時は折れていた)。容量は減るが、ESRの方が重要な部分なので問題ない。
vpci_2


★サウンド&USB
 USBデカップリングには日本ケミコンSXE180μF16V(モロに4級塩)が使われている。当時としてはこれしかなかったが、現在ではルビコンYXG220μF25Vという適役が居るのだ。
snd_usb1


 隣のSOUND出力はTEAPO[SEK]220μF16V×2から東信UTWRZ100μF10V×2に交換したものだが、これをUSBから外したSXEに換える(ちょっと背が伸びるけど)。
snd_usb2



 気づいたかもしれないが、今回の影のテーマは「低背化」だった。マザーを横に積み重ねると折れやすいし嵩張る。もちろんこのテーマは今回限りのものなので、次回にはまた「大艦巨砲主義」に戻っているかもしれない。特にコア電圧出力は次に変えるとしたらKZH5600μF(12.5φ×30mm)になるので…。もう換えないとは思うけど。


★現在の電解コンデンサ

◎改選前議席数(32議席)
松下12
日本ケミコン10
ニチコン4
トーキン4
東信2

◎改選後議席数(32議席)
日本ケミコン13
松下9
ルビコン6
トーキン4

 新たにルビコンが登場、松下が第一党の座を降りることになった。ニチコン、東信工業が議席を全て失なった。日ケミで統一できそうに思ったが、バラバラなのも面白いかなと思い直した。

今更Quadro改造

(CT6970への実施は2006年、書いたのは2007年の記事)


 OpenGLのベンチマークをよく走らせるのだが、HSDLのカードは大昔のビンテージ物ばかりなので遅い。Quadroでも買えれば良いのだろうが、HSDLの毎月の予算は1000円と言われており(笑)古い奴でも縁が無い。ここは自力で作ってしまおう。例の「Quadro化改造」という奴である。

 この改造は以前は非常によく見かけたが、VIDやFIDの「乗っ取り」と並ぶトッポイ改造なのでやりたくはなかった。今はソフトでも割と手軽に出来るけど、ハード改造の方が更に簡単で確実だ。下記写真は改造後のもの。


★クリエイティブCT6970
quadro
 これは初代Geforce256である。こんなカードは既にジャンク箱でもあまりいい顔は出来ないかも知れないが、HSDLでは充分に高速なカードだ。Quadro化でもう一頑張りしてもらう。改造は至る所で紹介されたので容易。カード自体は200円だった。

R101 → R97
R102 → R98

ct6970
 改造箇所はここ(基板裏面のROMの裏あたり)。SMD抵抗を移動するだけと言う、まさに素人改造。


★MSI MS-8817
q2_mxr
 Geforce2MX無印のカード。値段は道端ダンボール価格の100円だし、Quadro2MXRに化けてくれたらおいしい。メモリはあまり良くないが、全体の出来としてははまあまあ。MSIのビデオカードとクリエイティブのビデオカードは製造所は同じだと思われる。

R121 → R122
R123 → R124

ms8817
 これはちょっと判りづらいか。ヒートシンクを外さなくてはならない。しかし抵抗を移動するだけと言う安易さは変わらない。


★クリエイティブGB0010
 これはGeforce2GTSのメジャーなカード。当時300円だったので遠慮なく改造できる。これも回路はリファレンスそのものと言ってもよく、海外サイトの改造情報がアテになる。

R121 → R122
R123 → R124

gb0010
 同じく改造箇所はここ(電源付近)。SMD抵抗を2個移動するだけなので、特に何のテクニックも知識も要らない。ただハンダ付けが出来ればよいのだ。

2008年3月追記:…と思ったら違った。今回初めて使ってみたら(改造してから放置していた)、何を間違えたかGeForce2Tiになっていたのだ(笑)。サブIDは0151で、本当は0153にならねばならない。今更やり直すのも面倒だしこのままでいいか。充分に笑いはとれたと思う…。
gf2ti


 これ以外の改造はここを見れば詳しく書いてある。殆どのメーカーはリファレンス通りの回路だから迷うことはあるまい。

 という訳で、目に付いたGeforce系は全て改造してしまった。改造してもDirectXが遅くなる訳ではないので有益無害である。QuadroのOGL性能を一部落としたのがGeforceと言えなくもない。


注:実際は本物よりクロックがやや低いので、完全にQuadro互換と言うわけではない。特にMX系の安物カードはメモリがエンガチョだから”本物”にするのは余程の当たりメモリを引かない限り無理だろう。

GeForce256(120/166)
Quadro(135/166)

GeForceDDR(120/150x2)
QuadroDDR(135/150x2)

GeForce2MX(175/166)
Quadro2MXR(200/183)

GeForce2(200/166x2)
GeForce2Pro(200/200x2)
GeForce2Ultra(250/230x2)
Quadro2Pro(250/200x2)

S875WP1-E(その3)

 マヌケマザーS875WP1-Eの例の欠陥を修正した。

 これが元の状況。オリジナルはKZGだが大きさは同じ。前オーナーが純正CPUクーラーが付かないことから外していた(らしい)。
ataru


 これが修正後。日本ケミコンPS560μF4Vに換えてみた。これで当たることはない。
ataranai


 実はここからの流用だったりする。
mem1


 外した後に三洋WG1800μF6.3Vを付けた。その並列に入っている日ケミKZG1500μF6.3Vを三洋OS-CON820μF4Vに交換。これでESR的にはバランスが取れた。総容量は増加している。WGは2本になっているが、1本はメモリ系の別の部分の省略を追加しただけ。なおOS-CONはWS440BXからの流用である。
mem2


 厳密に言うとPSとPSAだからESRが違うが、この程度の差なら全く問題ない。元々WGだったのだからむしろ性能は上がっている。これでやっと純正リテール用ヒートシンクが付きました。ヤレヤレ。


 あっ、また実用的な改造をしてしまった。

今日のHSDL20080301

 トップページに表示する記事を10本から8本に減らした。これは1ページが長すぎると言う苦情があったため。これに伴い記事も一ヶ月8本に減らす予定。減らすと1本当たりのネタが増えて結局長くなるがまあいいか。


3月の買い物予定

 HSDLは今年は「ネットバースト元年(笑)」と定めたのだが、一向にそれらしき気配がない(先日藁セレで遊んだけど)。その理由は全く買い物に行っていないので、機材が圧倒的に不足しているためだ。でもまあ黙っていても安くなるものを慌てて買うことはない。藁なんて既に無料コーナーに出現するほどだ。でも出来れば寒いうちに使いたいなあ(笑)。なお現時点ではHSDLのネットバースト系CPUは4つだけ。壊れると替えが無いのであまり無理は出来ない。

  1. 939/754(Athlon64)/775(Pentium)のCPU。何れも1000円まで。
  2. Celeron300(小人)。妥当だと思う金額=無料(笑)。
  3. Celeron533(SL3FZ,SL3PZ),733,766,800,950。妥当だと思う金額=100円。
  4. Celeron1000,1100(何れも河童)。妥当だと思う金額=200円。
  5. s478用のヒートシンク。ジャンク可。妥当だと思う金額=100円。
  6. s370→SC242用のゲタ。鱈用でもノーマルでもいいから複数。
  7. DDRメモリが沢山欲しい。容量は128MB以上で安ければ何でもよい。
  8. PC133/CL2メモリ。うちにはクソメモリしかないことが判明したため。
  9. 超今更FDD。だいたい同時期に買ったので、そろそろ逝かれる時期だ。
  10. ABIT BH6。このマザーは回路が間違っていると言う噂がある。100円以下。
  11. 不安定の極地、ABIT BP6。500円以下。意外に人気なので無理とは思う。
  12. バカの極地、6A815ED。1000円以下。レアマザーなのでまず無理だと思う。
  13. 話の種にP6S5AT。オークション価格を見ると萎えるが1000円以下が妥当。
  14. AP133Tマザー。コンデンサが膨らんでるくらいならいいけど300円以下。
  15. VL Busの486マザー。筆者は始めから全部体験しないと気が済まない性質。
  16. その他、古今東西の有名なクソマザー全て。無論金は出さないが…。
  17. ナナオのトリニトロン管モニター(17/19インチ)。だが運べない…。
  18. その他、安くて弄りがいのあるものを臨機応変に。

 格安SD-RAMをスルーしているうちに殆ど無くなってしまった。まあ無くなっても全く困ることはないのだが…。販売店様へ、次に出すときには無料コーナーにでも置いてください(笑)。


★(続)Slot-Tで遊びたい

シミュレーションの規格が変わったので削除した。
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