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ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

2009年04月

古のマザー Intel D815EEA その1

 昔から何かにつけてボロクソに言っている(書いてはいない)マザーである。リファレンスに基づいているので欠陥設計というわけではないが、生産段階で部品が貧弱に改変されているのが気に食わない。じゃあ何故何枚も持っているかと言うと、アキバでは見向きもされないマザーなので手に入りやすいから。ジサカーは普通こんなのは選択しないし、買うのは物のよく分っていない(或いは分り過ぎの)オッサンくらいだろう。

d815eea
 今回、Rev404を手に入れたので、従来のRev207と比較してその移り変わりを生産側の意向を踏まえながら見てみたい。マザーボードの変化は見ていくと寝食忘れるほど面白い。なお部品だけでなく基板も設計変更(リヴィジョンアップ)されているのがなお面白い。

 HSDLのはどちらも牛(GATEWAY)バージョンだが、当時Intelのリテール品が市販されていたし(AC97を搭載していた)、DELLバージョン(電源コネクタが特殊)も有ったりしてバリエーションは豊富。読者も手持ちの奴が有ったら是非比較してみると良い。改変の意味を全て理解できればかなり見る目が出来るハズ。



★P11(最終BIOS)対応CPU
 PPGAセレにもD-step河童にも対応している。鱈以外のSocket370CPUは全部OK。

(CPUID 0x665) PPGA Celeron Processor(Ondie-Cache)
(CPUID 0x681) FC-PGA Pentium III Processor(Coppermine)
(CPUID 0x683) FC-PGA Pentium III Processor(Coppermine)
(CPUID 0x686) FC-PGA Pentium III Processor(Coppermine)
(CPUID 0x68A) FC-PGA Pentium III Processor(Coppermine)


★Socket370
socket370
 ソケット内は大小さまざま(3216が4.7〜10μF、2012が1μF、1608が0.1μF)なDCがちりばめられているが、一番大きな奴(多分タンタル100μF)はどちらのリヴィジョンも省略されている。これはVRM出力がOS-CONじゃない時に使うのだろうか。写っていないけどPLLリファレンスのタンタルが100μFと巨大だ。インテル自身の815Eリファレンス回路では33μFだったのだが。


★SC1185ACSW
sc1185acsw
 お馴染みSEMTECHのSC1185である(注1)。インテルマザーの常道で、かなりスイッチング周波数が低い。実はこのVRMコントローラは140kHz固定の仕様で、スイッチング周波数を変えて遊ぶことは出来ない(注2)。Rev404はダミーロード(約12.4A)を付けた実測で150.2kHzだった。リファレンスよりやや高いが、範囲は仕様でも125〜160kHzとなっており、ここから外れなければ問題は無い(注3)。

 波形はアンダーシュートがやや大きいが問題ない。入力コンデンサが3300μF10V×2というのがHSDLとしては気になるが、L1後の波形は実に大人しくてサージも少ない。スイッチング周波数が他のメーカーと比べて低いのでこれでいいのだろう(注4)。一般的なメーカーが採用している200kHz(注5)とは大きく性格が異なるようだ。

注1:VRMコントローラをPWMコントローラと言う人が居るがそれは明らかな間違い。PWMはこのICの中に入っている機能のごく一部で、実際にはさまざまな機能を包含している。そもそもこれは設計段階から汎用の電源チップではないのだ。

注2:ここも弄れないようになっている…さすがインテル、悪い期待にはこたえてくれる。

注3:何で決まるかは知らないが(運?)、もし125kHzになったりしたら困るな。

注4:但しSC1185リファレンスは1500μF×4である。スペースの関係で不本意ながら2本まとめたのだろう。なおVRM8.4リファレンスでは1200μF×4となっている。

注5:P6マザーでもっとも多いスイッチング周波数は200kHz前後で、次が300kHz前後。これはHSDLの独自調査だが、恐らく世間的にもこんなものだろう。インテルの150kHz前後というのは異様に低い。例によって独自の美学があるのだろう。

★SW_FET
sw_fet
 スイッチ素子は上下ともVISHAYのSUD50N03-07なんだけど、マークはどう見てもSamhopに見える(パチもんはいけませんぜダンナ)。TO252は燃えたら替わりが無いのが激しく嫌だな。燃やさなきゃいいんだけど。またRev404は激しく曲がって付いているのが気になる。他のTRも曲がっているし、お狐様の実装機械がぶっ壊れてるんじゃないのか?(^^;


★VRM_Lin
vrm_lin
 ここは大きな設計変更がある。L1外に大容量のMLCC(C2J1)と中容量アルミ電解(C1K14)が付けられるようになった。これはHSDL好みの大変に良い改造だが、FOXCONNはシカトして付けてくれなかった。いずれHSDLが設計者の意図に沿うよう実装します。

 Rev207は既報どおりニチコンPW3300μF10Vが取れかけている。早いところルビコンZLに入れ替えよう。合わせて4本は消費できる。


★VRM_Cout
vrm_cout
 薄い水色がRev207でOS-CON820μF4V×5、紫色がRev404でOS-CON1200μF2.5Vである。404の頃は1GHzも普通になっていたので強化されたのだろう。このままD815EEA2(鱈対応)にも同じ物が使われているハズ。HSDLは恐らくWS440BXの時のように全部抜いちゃいます。代わりに差すのは持て余し気味のWG3300μF6.3Vかな。ソケット内にも色々追加するのでドン臭くはならない予定。


★Vtt
vtt
 Rev207→404で最も大きく変わったのがこのVtt周り。大幅に強化されている。元が酷すぎたと言えなくも無いが。但し設計側の要望が全て通ったわけではない。いずれHSDLが設計者の夢をかなえてあげます(^^;


★GMCH
gmch
 GMCHはどちらもSL4DFで変わっていない。OCも出来ないので耐性が高くても仕方が無いのだが。メモリコントローラは融通が利かないばかりか、高クロックでは相性が激しくて好きじゃない。基本設計がDRD-RAM用だったんじゃないのか?


★SL4DFデカップリング
815_dc
 予想通りツルツルである。無くても動く物なので当然省略でしょうな。しかしHSDLでは主に見栄えという観点からこれを追加する場合が多い。もちろんFSB133の時はあった方が安定性は高い。1.8Vが0.1μF、3.3Vが0.01μFを実装する。


★Vcore1.85V
v185
 Rev207→404で変わった部分。Rev207は低インピーダンスのPW680μFだったが、404は一般用85℃品のVR470μFに落とされている。恐らくこの予算がVcoreやVtt強化に回されたのだろう。それ自体はトレードオフなので仕方が無いが、経験上は81x系のVcoreは安定性に大きく影響するので元に戻したい。ま、それ以前にニチコンVRは寿命だから交換なんですけどね。


★South
south
 特徴のないサウス付近。FWH直付けはOEM品の常道だがユーザー的にはイヤだな。ぶっ飛んだら剥がして書き換え→再実装となるわけだ(もちろんヤル気なし)。CR2032は色々とウザイのでバッテリーレスに改造したいな。常用マシンのように電源を抜かなきゃ電池は要らないんだけど、HSDLはその都度組み立てる(バラック動作が基本)からそうも行かない。


★ICH2
ich2
 ICH2はSL45HからSL4HMに変わっている。例のATA100バグ取りバージョンかな?あまり評判は良くないチップだが。ユーザーでデバッグするインテルだから、恐らくICHは4からが本番だろう。


★W228BH
w228bh
 何も出来ないクロックジェネレータW228BH。定格以外の周波数は一切無い。これほど徹底しているのはインテル以外採用していないのではあるまいか。同時に本マザーがつまらない最大の原因がここにある。設定可能なのは66/100/133だけであり、スペクトラム拡散も切れない(未確認)。


★CLK_ATX
clock_atx
 特に違いは認められない。電源コネクタを左に寄せて、AUXPOWER(J8J1)と書いてある部分のコネクタを付けたのがDELL仕様。DELL仕様を元に戻すのは逆の手順を踏めばよい。その場合5Vが1ピン足りないから、場合によってはATXコネクタは取り替えた方が良いかもしれない。


★USB_DC
usb_dc
 インテルマザーはノース付近でも平然と85℃品が使われていて萎える。定格使用で完全に排熱すれば問題なかろうし、現に問題が出た話はまだ聞いた事はない。だがこういう風に熱風吹き付け状態でまともな性能を保つのはなかなか難しい。熱風仕上げはインスタントラーメンだけにしてくれ。8〜9年経過しているし、恐らく中身は電解液が激減しているだろう。普通は無くても動くから気付かないだけだ。


★STR LED
str_led
 骨皮の牛バージョンだからスタンバイLEDも省略されている。痕跡を探したらCR5G1にランドを発見した。ちなみに207、404とも同じ番号である。電流制限抵抗はR5G6だが、何と207の方は既に330Ω抵抗を実装済みである。もったいないなあ。抵抗次第で色は一部の高輝度LED以外はどれでも大丈夫だろう。HSDLの忘れられた青色LED(注)が遂にデビューするか?

注:エバーライトのSMD青色だが、データシート上ではVF3.8Vで動かないハズ。しかしLEDを使い慣れた人なら分るように、データシートのVFは全くアテにならない。この辺りはいずれ何かのついでに書く。


 長くなってきたのでまた次回。

今日のHSDL[2009/04/25]

★謎が解けた!(結構マヌケ)
 ここでOSによってノイズに違いが出ている?と疑問が提示されていたのだが、電撃的にアッサリ解決してしまった。

noise_os2
 これはどちらもXPなのだが、実は片方がMIC入力、もう片方がLINE入力なのだった。ここまで書けばお分かりのように、98SEのデフォルトがLINEで、XPのデフォルトがMICになっていただけの話だった。MIC入力の方がゲインが10dBほど上だからノイズが多いのは当たり前。98SEでは試してないけど、MIC入力にすれば同じ波形になるはず。ちなみに波形が素直なのは鱈セレを使ったからで、SL3XWより低周波のノイズが少ないのは変わっていない。こちらの謎は未だに解けていない。

 とりあえず一部で発生してた「XPウンコOS説」の火消しが出来て何より。他人の情報をパクって、フライングで大騒ぎすると大恥をかくことがあるので止めましょう(^^;


★久々のバカ改造
 鱈セレでVcore0.2Vアップ改造をやってみた。Vcore1.67Vになったので発作的にLEDを繋いでみた。VFよりかなり低いので光らない?と思ったが、御覧のように結構な明るさで光ってしまい驚いた。ちなみに禁断の直結だが、見る人が見たら抵抗が入ってないって怒られるかもね。実際はVRMはCPU用だけあって極度に安定しているから、熱くもならないし燃えたりもしない(LEDが壊れるようならCPUも壊れる)。但し皆様は真似しないでください。
led_vcore
 後で5V用の抵抗を入れたものを繋いだらちゃんと光った。抵抗は240Ωなんだけど…まさか高周波で点灯しているのではあるまいな。かなり怖いぞ(^^;

 これで上手く行くと言うことは、例のVRM出力コンデンサの空きにこれを付けたら負荷変動で点滅するとか、そこまでは行かなくとも明るさがパカパカ変わるかもしれない。何となく夢が膨らんできた。


led_red
 世界初!リアルタイムに負荷変動が判るマザー。安全対策に75Ω1/2Wの抵抗を入れてみた。やや暗くなったがこれでも光った。ベンチマークを走らせると明るさが微妙に変化している。ちなみにショートモード故障で直結しても、抵抗が微妙に発熱するだけで何も起こらない。いや常用するわけじゃないし対策しても…。

 1.675Vだと赤色(OSDR3133A)しかまともに光らない。黄色(OSYL3133A)は暗い場所で僅かに光が確認できる程度で、緑色(OSNG3133A)は全く光らない。でもマザー上で2番目に低いVcoreで点灯すると言うことは、P6マザー上の殆どのコンデンサの空きにLEDが付けられるって事だな。電圧によって色を変えるのがいいか……一体何を目指してるんだか(^^;

鱈のVtt=1.25V→無理
鱈のVcore=1.45〜1.50V→無理?
河童のVcore=1.50V〜1.80V→赤色
チップセットのVcore=1.8V→赤色、黄色
Vmem/Vio=3.3V→全てOK
ロジック系=5V→全てOK
PCIバス=3.3〜12V→全てOK


★またもや訂正陳謝(某大臣並み)
 HITACHI FLORA 330 DK4 に「但し(そんな奴は居ないと思うが)コンデンサで接続してはいけない」と書いたら、西東京市にお住まいのjulianさんから「そんなわけねーよ」と突込みが入った(ちなみにこの記事は何故か内輪で大反響。何がよしとみ達をここまで惹きつけるのだろう…?)。

 はいはい、よしとみもAC97の回路図は既に見たから知ってますよ。でもね、ここを0.1μFで繋いだらデジタルプレーンからノイズだけやって来たんだな。マウス動かすとノイズが入るんだもの。そこで前記の一節が書かれたわけだ。ただし「そんな奴は居ない」と書いたのはまずかったし、色々?誤解も招く(注)のでこの一節は取り消す。記事は既に修正してある。

注:82815E版のAC97回路図で言うとL46はL22にあたる(アナログ電源部)。他にC407(0.1μF)でデジタルプレーンと繋がることになっている。

今日のHSDL[2009/04/23]

★今日の買い物[2009/04/18]リザルト

・Intel D815EEA
 起動したらまたも牛マーク(GATEWAY)だった。Rev404でBIOSバージョンはP05と出荷当時のまま。HSDL16(例の洗濯したRev207)と比較記事をいずれ書きたい。i815マザーはP6使いの間ですらゴミ扱いだが、これはヒートシンクと共に↓CPUのオマケなので許される。付属のクーラーマスターのヒートシンクは洗濯して美品になった(いずれ静音化して使うことになるだろう)。評価3。

・SL4WM
 もう複数有るから新鮮さは無いけど、河童1GHzコア欠け無し100円だからね〜。評価5。

・MS-8866(GF4MX440)
 流石に保証付きだけあって動いた。ファンがやや五月蠅くなって来ているが、これは容易に直せるから良い。実は基板はあのMS-8861とほぼ同じである。評価4。

・バラクーダ7200.9(40GB)
 今回は落とさなかったぞ(^^; 3つとも全セクタ新品と変わらぬ速度が出た。今まで使っていたFireball CR(ATA66)より、マザーボードにも依るが4倍速いのが泣けてくる。でも相変わらずOCは全くダメダメなシーゲート。やはり火玉と猫泣きDTLAは捨てられないのか…早く真っ当な後釜が欲しいぜ。評価は3。

・ナナオの液晶モニター
 これはいずれ修理後に記事にする予定。これってうちのロジより新しいし…。評価3。

・Athlon64 3200+
 まだまだ役に立つので親会社に取られる可能性大。クロックも200MHz上だが、生産週も前回の奴より新しい(E3からE6にステップアップ)。値段が下がって性能は上とは、嬉しいやら悲しいやら。評価4。

・MLCC 0.001μF(1005)
 よく見えないのは諦めるとして、ハンダに埋もれたりハンダゴテにくっついてしまうのが参る(セルフアライメント効果だ…笑)。実使用は困難が予想されるが、本来このサイズは手付けする物じゃないので仕方ない。練習して慣れてきたら0.01、0.1μFも是非欲しい。またDC中毒になるかもな。評価は3。


 評価5もあるし2以下は無いし、これなら勝利宣言をしても良かろう。この調子でゴールデンウィークも勝利?したい。



★D815EEA
 これは前から持っていたRev207なのだが、上のRev404と比較検討していたら思わぬものを発見してしまった。場所は入力コンデンサのC3H1、ニチコンPW3300μF10Vである。

crack
 何とハンダクラックしてやがります。指でコンデンサを触ったらグラグラする。試しに持ち上げてみたらスッポリ抜けそうじゃないか!何時からかは分らないが、これは正常に機能していなかったのではないかと言う疑いが出てきた。だから12.5φ×30mmなんて巨大サイズはイヤなんだよな〜(当たりやすく根元に負担が掛かる)。幸いなことにスルーホール破壊は無いようだ。

 まあ2000年製ニチコンPWなんて近い内に交換するからいいんだけど、少し予定を早めなくてはならないかもしれない。これの置き換えにピッタリのルビコンZL3300μF10Vも大量に余っているし、HSDL的に見れば良い傾向と言えなくもない。ちなみにZL(12.5φ×25mm)はPWよりHが5mm低いのも良い。多少は当たりにくくなるだろうという読み。

注:但しZLはPWよりリード線が細くて弱いので、抜ける前に自身が壊れる危険がある。リード線が細い奴は経験的には(物理的・機構的に)壊れやすい。

今日の買い物[2009/04/18]

 今回も土曜日にアキバに出撃。土曜しかやっていないジャンク屋があるので、その店を見に行ったのだった。しかし残念ながら出物は無く徒労だった。


d815eea
 恒例のジャンクマザーコーナーでまた1枚引いてみた。何とIntelのD815EEAだ。散々酷評しているマザーで、しかも鬼のように持っている815板をまた買うとは(ハッキリ言って前回のECSの方が100倍マシ)。

 実は付いているCPUに興味があったからだ。マザーなどは使わないし捨てても良い。帰ってからクーラーマスターのヒートシンクを外してみたら…何と!出てきたのはSL4WMだった。河童1GHzも遂に100円(しかもマザー付き)に落ちてしまったか。結構いい買い物だったと思う(動けば)。


4mx440x8
 そのマザーに差すべく?超今更GF4MX440x8である(保証付き280円)。オイオイ使わないんじゃなかったのか?


hdd40
 じゃあHDDも買わなくちゃな。シーゲートのバラクーダ40GBを3つ(@400円)。本当は10〜20GB位でもっと安いほうがいいんだけどね。40GBなんて98SE入れたらスカスカのガラ空きだよ…もったいない。


 ついでにナナオの液晶モニターも。画面は出るが赤いと言うことで1980円だった。実は土台だけロジに流用しようと思ったのだが、動作チェックしたら直せそうなのでバラスのは中止した。大きいので写真はナシ。


a64
 Athlon64の3200+が780円だったので買った。暫く放置したのに誰も買わないので仕方なしに。HSDLではマザー1枚にCPU2個までの規定なので、939CPUはあと2つ買っても良い事になっている。それよりも754を何とかしてくれ。


mlcc1005
 部品も買った。初めて1005のMLCCを買ってみる。しかし実装されているのを見たとき以上に小さく感じるな。下のレフ版代わりの1円玉と比べれば判るだろう。理論的には1ミリ幅があればどこでもパスコンを貼れる。メモリ周りの改造が捗るかもしれない。


★泣く泣くスルーしたもの

・リコーのパソコンのケース。小柄な見かけと違って矢鱈に重いので止めた。

・RADEON9700/9800PRO。珍しく見かけたがまだ高い。価値的には1000〜1500円程度の物件。

・CeleronD多数。478の奴はほぼ捨て値になりつつある。早く300円程度にならないかな。

・松下のFDD新品が500円。欲しかったが今更FDDを500円で買うのもちょっとなあ。


 今日はビデオカードの出物が多かった気がする。特に今までは少なかった末期のAGPカードのタマが豊富だったと思う。残念ながら価格的に折り合わなかったが…。

 HSDLの現在の狙いはCeleronDですね。Intel史上最悪との呼び声高いこのCPUを是非使ってみたい。できれば775が良いが、478でもとりあえず可。ただし300円以下になるまでは買わない(実用的な価値は全く無い物だし…)。

HITACHI FLORA 330 DK4

★禁断のL46?!
l46_before
 これはアナログとデジタルのグラウンド接続用である。ノーマルでは何も付いていない開放状態である。念の為に書いておくが、直流的に完全に絶縁されているわけではない。導通チェッカー等で測って騒がないように。


sound_gnd
 光に透かすと判るが、このようにサウンド(アナログ)部は他の部分と完全に分離されている。皆様のマザーボードのサウンド部もなっているはず。左端の水晶発振子と78M05の間に、件のL46のランドが見える。


l46_after
 拾った(多分600Zと思われる)FBで繋いだ。これを接続した場合の効果についてはデジタルオーディオヲタにでも聞こう。止め処も無く薀蓄語りだすぞ。ちなみにグラウンドに一家言の無いオーヲタは常識人・キチガイを問わず二流なので、そいつの話は全て無視して構わない。


noise3
 接続前と後で測定してみた。大差無いと言うか全く違わないと言うか…イヤ寧ろ全体としては増えたような。低周波部の突起が無くなるのじゃないかと期待していたのだが甘いか(厳密に言うとDCが落ちているのだが)。FBで接続する以外に色々試してみるのも良い。

FB(フェライトビーズ)について

 FBの等価回路はリアクタンス分Xと抵抗分Rで表され、その静特性はRとXとこれらを合成したインピーダンスZで表される。通常は静特性公称値は100MHzでのZ値で表す。低周波領域ではX分が支配的でありインダクタとして機能し、高周波領域ではR成分が支配的になり抵抗として機能する。このXとRの切り替わり点をR−Xクロスポイントと呼ぶ。

 R−Xクロスポイントが高周波にあると100MHzのZが大きくなり、インダクタに近い性質を示しノイズを発生源に反射する。R−Xクロスポイントが低周波にあると、低周波から広い周波数範囲で抵抗として機能する。このタイプはノイズを反射ではなく吸収して熱に変換する。

 可能な限りR−Xクロスポイントの低いビーズを使用するのがよいが、目的の信号も減衰しないように選ばなくてはならない。またRdcが低くSRFが高いものを選ぶ(SRF以上ではコンデンサとして機能しZは下がる)。

(以上TDKの資料による)


★疑問点
c433_434_1
 C433、C434はAD1881A(AC97 Codec)の出力ACカップリングコンデンサだが、容量が4.7μF(正確には判らない)とチョイ大きい。リファレンスデザインでは1μFが指定されているのだが、もしかして音が歪みっぽいのはそのためなのか。コーデックICを弄った事は無いに等しいので、何か筆者の知らないノウハウがあるのかもしれないが。

 しかもこれMLCCなんだけど…オーディオのカップリングに通常のMLCCを使うのはどうかと思う。これは本来は積層フィルム等を使うべきところだろう。所詮はAC97だからどうでもいいとも言えるが…。MLCCは気温などの環境や、バイアスなどの電気的理由で特性が乱高下するいい加減なデバイスだ。極端に言えば音量に依って大幅に音が変わってくる事になる(LRチャネル間ゲイン・ミスマッチも気になる)。

 HSDLにはチップ積層フィルムのような上等な物は無いし、2012だとタンタルですら在庫が無い。不本意ながら同じくMLCCで容量だけ1μFに減らしてお茶を濁す。本当は補助的なパスコン以外の信号系にこれは使いたくない。
c433_434_2
 何か汚いのはケチって外し部品を使ったため。元の奴を外す時に下の1608のMLCCが外れてしまったり散々だった。周りの背の高い電解コンデンサが邪魔なんだよ。


 リファレンス電圧端子のバイパスTC51は、チップのピンから少々離れているが改良は諦める。TDA1308の出力カップリングはリファレンス回路でも100μFだった。LXV120μFを適当に付けたけどこれでよかったみたい(但しローインピーダンス出力時)。消費電力が意外に大きく、コーデックチップの発熱が多いのが気になる。しかしヒートシンクも意外と値が張るので諦める。こんな物でも音が気になる人は付ければ?

 マウス改良の時も書いたが、一つ一つ見直すと限りなく難癖が付けられるな。HSDLは音が出れば良いのでサウンド部の改良はしない、等と言いつつサウンド系も気にしまくってますね。なはは(^^



★現在の状況
hdb

 シェアメモリでメモリ激遅だけど、Mpegエンコードだって結構速いんだぜ。下のネットバースト君よりも絶対値で速い(クロック効率だと大差が付く)。

--- GogoBench 3.13a (May 25 2004) ---
[DLL] ver. 3.13 ( May. 20 2004 )
[O S] Microsoft Windows XP SP2
[CPU] Intel Pentium 3-S/M/T (Tualatin)/1496.5MHz
GenuineIntel ID : 0/0/6/B/1 SPEC : 0x0383F9FF

[速度] 11.65倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 12.65倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 18.41倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 19.54倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 19.65倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 36.92倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 23.99倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 23.59倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 50.62倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX


 参考までにこれがノースウッドCeleron2.0GHz。DDRメモリでSSE2が使えるのに、Q0以外では鱈セレに負けている。ノースウッド128k使えね〜。浮動小数点演算は速いのだが、整数演算が鱈セレより遅いようだ(Q8だと浮動じゃなくて固定になるんだろう)。消費電力も考えればネットバーストを実用する気にはなれない(なれなかった)。

--- GogoBench 3.13a (May 25 2004) ---
[DLL] ver. 3.13 ( May. 20 2004 )
[O S] Microsoft Windows XP SP1
[CPU] Intel Pentium 4 / 1992.7 MHz
GenuineIntel ID : 0/0/F/2/7 SPEC : 0xBFEBFBFF

[速度] 13.18倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 13.81倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 18.26倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 18.92倍速 [設定] Q=0 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 22.13倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 22.24倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 34.69倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 35.97倍速 [設定] Q=5 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 26.62倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 26.33倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 45.07倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX
[速度] 47.00倍速 [設定] Q=8 FPU SSE2 SSE MMX



 遂にネタが尽きた(サウンドまで手を入れてしまった)。FLORA(S520L)は暫くの間休眠に入る。惰性で続けてきたけど、あんたらもフローラの記事飽きたろう?(筆者は飽きた)

HITACHI FLORA 330 DK4

★3.3V出力コンデンサ
 どうも3.3Vの波形が気に食わない。シミュレーションでは使えたのだが、実際に動作させた感じが悪い。具体的に言うと軽負荷の時の安定性が良くない。容量を2/3に減らしたのが影響を与えているのだろうか。

cout_v33
 片方に12.5φが付きそうだったので、ルビコン3300μF10Vを付けてみた。これで総容量は4300μF(ESR=12.8mΩ)となり、オリジナルの3000μFを大幅に超えた。片方が1000μFなので、総容量が増加してもドン臭くはならないだろう。余ったZL3300μF10Vも僅かながら消費できた(←重要)。ついでに言うと見た目も良い。

 スイッチング波形を見てみたら、デューティー比の変動(電圧調整の頻度・度合い)が劇的に少なくなっている。げげ〜!やはり容量を減らしすぎだったのかも。悪いのは気分だけじゃなかったね。オリジナルに負けてしまった…。

今日のHSDL[2009/04/13]

★電磁波測定
 友人から電磁波メーターを借りた。でマザー周辺を測ってみたのだが、これがなかなか面白いと言うか怖い。こんなに放出していていいのだろうか(^^; 電界と磁界が切り替えられるのだが、磁界を発生させているのはファンだけで、マザー上はほぼ電界だけだった。

 基板上では微妙な強弱はあるものの、ほぼ均一に電磁波を発生させている。これはグラウンドプレーンが電磁波を放出していることを意味している。つまりアースを取れば理論上はこれらの電磁波は防げる。と言うことでエンスーの方々の間ではアースが推奨されているわけだ。

 しかしそれはやはり机上の空論で、素人が取れる程度のアースはノイズ防止には全く無意味だ(注)。これらの高周波での接地抵抗は数Ω〜数10Ωで、これにアース線のインダクタンスも加わるから、精々アース線がアンテナになって余計に放出されるのがオチ。

注:アースはノイズ防止だけではないので、接地が全く意味が無いわけではないので念の為。ここで問題としているのはあくまでも高周波のノイズである。


 ということで電磁波を軽減するのは素人には難しい。精々ケースやシールドに凝るぐらいだろうか。ちなみに10cm以内に近づくとヤバイレベルで、それを超えると急激に減衰して20cmくらいでは無害になる。「バラックで使う時は基板から10〜20cmは離れよう」と言うことで。


★修正
 東京都西東京市に生息している猫のjulianさん(実名)から「ハンダ付けの美しさを追求するというHSDLが手抜きはイクナイ」と指摘があった。あーそーですね(棒)。

c177_215
 これでいいかな?(左が2012、右が1608)。今回はちゃんとピークの×22ルーペで検品した。しかし手持ち撮影だと映り込みが汚なくなるのがツライ。でもこれならJulianさんも草葉の陰で喜んでいることでしょう(まだ生きてるか)。

 それはそうと、面実装のハンダは手動吸い取り器でも意外に吸える事が判った。吸い取り線はもったいないのであまり使わないようにしよう。

HITACHI FLORA 330 DK4

★ノイズ観測
 サウンド系のコンデンサを交換した事もあり、無駄と分っていてもノイズの量を確認してみる。

 このグラフの意味する所は、60秒間の各周波数域のノイズの最悪値である。もっと長期間観測した方が絶対値としての精度が高くなるが、波形が全体的に上昇して線が細くなるだけで傾向は変わらなかった。このグラフのノイズと実際に聞こえるノイズは等値ではないが、ある程度比例関係にあることは確認している。

noise1
 これは第二次コンデンサ交換までのフロアノイズ波形。大部分の可聴周波数域に於いて−90dBを下回っている。1kHz未満の低音域に妙な突起があるのが気になるが、マザーボードのオンボードサウンドとしては合格と言えるのではなかろうか。元々のノイズが少ないので、コンデンサ交換程度の安易な手段で下げるのは難しいかもしれない。

noise2
 やはり殆ど変化は無いようで、むしろ増えている部分もある。しかし実際には可聴ノイズが明らかに減っており、これは低周波部の波形が微妙に改善されたことによるものらしい。高周波部は殆ど聞こえないので、頑張って改善してもあまり報われそうに無い。

 なお20kHz以上で急激にノイズが減っているが、これはLPFによる意図的なゲインの低下だと思われる。実際のPCBノイズは直線的に高周波まで伸びている(はず)。


 通常ノイズは音質と違い好みは反映されない。「多い・少ない」が絶対的な評価基準であり、例外無しにゼロが最も望ましい姿である。言い換えればノイズというのは「音が正常に出ているか出ていないか」と言った低レベルの問題であり、「ノイズの多い状態は音質評価以前の問題」と言える。ノイズは測定器などによって確実に評価が可能で、オーヲタがイジメられた時によく使う「これが私の好みなんです(逃)」といった私情を挟む余地は全く無い。



★付記:興味深い傾向

1.クロック周波数によってノイズは増減するだろうか?
noise_fsb
 濃い方がFSB100(SL656)、薄い方がFSB133(SL3XW)である。クロック自体はFSB100の方が高いのだが、低周波部のノイズはFSB133の方が高い。高FSBがノイズ発生源なのだろうか。Duronを搭載したS21Pもノイズが多かったけど、あれもFSB200の悪影響か?


2.OSのよってノイズは変わるだろうか?
noise_os
 濃い方がXP、薄い方が98SEである。理由は判らないが、この観測方法では98SEの方が全域に亘って約10dBほどノイズが少ない。セコセコした細かい改造の意味を全く失わせるくらい差が大きい。異なるOS間での比較は全く意味がないことが判る。これからはOSも明示しなくてはいけないな。
 これについては今日のHSDL[2009/04/25]の「★謎が解けた!(結構マヌケ)」を参照の事。

HITACHI FLORA 330 DK4

★再度使ってみる
 今回はXPSP2をインストール、更にOCにも挑戦。しかしFSB133MHzではすぐに固まってしまった。ノーマルだとCPUの能力とは裏腹に遅い。2D、3DグラフィックはRiva128に全ての分野で大敗した(このチップの性格からしてどうでも良いけど)。エンコードなどは結構善戦したが、メモリの遅さは如何ともしがたい。

sl656
 なんで1200MHzが離れているんだろう??


 OCはFSB124(CPU=124,MEM=124)で漸く動いた。ただし充分に温まっていないとESRの関係で?固まる場合がある。クロックは起動してからCPUFSBで変更した。
fsb124


 やっぱりシェアメモリのチップには、2D/3D共にディスプレイ・キャッシュが必須なのでは…。シェアメモリでも満足行く=足を引っ張らないチップセットはAMD780辺りまで待たねばならない。ちなみにPCIにVGAを繋げば多少改善されるが、そんなカッコ悪いことは少なくともHSDLではやらない。

 あまり変わってこないが、これは来たるべき「最強(最狂)フローラ」へのプロローグに過ぎない…まあ楽しみにしとけ…いやこれ以上は期待はしない方がいいか。次回は恒例のノイズ測定をやる予定。

HITACHI FLORA 330 DK4

★追加分
 チップセット裏のMLCCも追加した。これで高クロック時のチップセットの安定性が向上する。FSB200も楽勝ですね(FSB嘘800)。C182とC215は0.047μFの方が良かったかな?今は部品が無いんだけど。

C177(3.3V):追加→MLCC1μF10V
C178,193(3.3V):追加→MLCC0.01μF25V×2
C182,215(1.8V):追加→MLCC0.1μF16V×2

sis630_dc
 久々にやったけど何かハンダが美しくないなあ。面倒なので元から付いていたハンダの除去を手抜きしたからだ。まあJPG画像の荒れも影響しているが。ちなみに肉眼では見えないので直すのも大変…(^^;


★3.3V出力L36
 巻き直しは面倒なので別途用意する。HSDLのシミュレーションでは良いのは2.5μH前後らしいが、巻くのが面倒になってきたので手抜き。

l36_mod
 T50-52に10回巻き(3本巻き)のもの。動作時2.5μH/3.4mΩ程度。何を隠そうP6STP-FLのノーマルVRM出力インダクタだ(但し2巻減らした)。不具合が出ない限りこのままで行く。


 この状態で早く膨らまそうとSL656をブン回しているのだがサッパリ。触ってみても基板以外は熱も帯びていないし何とも無さそう。ちなみに電解コンデンサが冷えないようにビニールカバーをかけているが、それでもバラックだと殆ど熱を帯びない。膨らんじゃう奴はよほど環境が悪いんでしょうね〜。

 遂に交換すべき所は全部換えてしまった。次の改造ではVRM出力に残るYECとサヨナラする事になる。但しもう少し粘りたいので期間は開くだろう。少なくとも夏までは待ちたいのだが。
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