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ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

2012年04月

MS-8881もでφ(その2)

MS-8881もでφ(その1)


 前回コンデンサ交換したMS-8881だが、VGA直付けコネクタが無いのが非常に気になっていた。このカードの映像出力はDVIに似た専用のLFHケーブルを使う。この太くて硬いケーブルが取り回しの悪さを齎す。これが無いとデュアルモニタは使えないが、HSDLはデュアルモニタ等は一切使わないので関係なし。何とかこのケーブルを使わずに済ませる方法は無いのだろうか?…あった。


★VGAコネクタ
vga_dvi
 このようにアナログコネクタ用の配線も予備で用意されているのだ。さすがにリファレンス基板だけのことはある(注2)。但し従来タイプのVGAコネクタではダメで、ノート用などのナローピッチ・スリムタイプの物が必要だ。

 このカードを見た時に電撃的に10円ノート基板を思い出したのだ。今まで金属ゴミで捨てていたコネクタの用途が見つかったわけ。だからこのカードを買う気になったのね。

注2:基板はTOPSEARCH製TS-M-8V01C、2003年13週製造。PV-T86J-UAL3のグニャグニャ基板を見た後なので、ビシッと平坦なこの基板が神基板に見える。NVIDIAマーク入りという事はリファレンス基板そのものと言う事だ。ちなみにTOPSEARCHは基板屋であってこのカードを製造しているわけではない。94V-0と言うのはULの難燃性ランクである。TS-M-8V01CはTOPSEARCHのプロダクトナンバー。検索するとこれをカード名だと思っている人が多数居るようだ。

 ところがどっこい。これだと正常ポストするものの画像が出なかった。コネクタを無理やり破壊してハンダゴテで外したのでコネクタ付近が断線したのだろうか?と思っていたのだが実は全く違う驚きの理由だった。


★MS-8881ピンアサイン
 何とコネクタを直付けした時のピンアサインが全く規格とは異なるのだ。これでは動くわけがない。と言うか、どちらかが壊れなかったのが幸いと言うべきか。下の表はADが付属の二股VGAアダプタを使った時のもので、VGAはコネクタを直付けした時のもの。全く共通点が無いね。

pin_assign
 しかしこれほど共通点が無いとなると、逆に何に対応しているのか不思議である。もしかしたら使用したコネクタの互換性が無いのだろうか?


★謎解決
 大当たり。実はこのフラットタイプのVGAコネクタは、HSDLが所有しているのだけで3種類もあったのだった。1つはこれに付かないタイプなのでアッサリ除外できるのだが…。

dsub15p
 ご覧のようにこれはどちらも実装可能なのだが、上下が逆になっているのが判る。この為ピンも位置が変わってしまうのだ。という事でノート部品を流用するために買ったカードだが、流用はできないという情けない事になった。当初の購入目的はこれで無意味になった…(^^;

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-02329/
 秋月だとこれか。見た目は間違いなさそうだが中身は確かめていない。九分九厘間違いないだろうが。


★実装
 あとは一本道で、これに合ったDSUB15コネクタを付けるだけだ。流用でタダで済ませようと思ったのに、余計に53円かかってしまった。ちなみにノーマルブラケットが付かなくなるが、どうせバラックの時には外してしまうので付けないでいい。必要ならば市販されているスロットのメクラ蓋に穴を開けて自作すればいい。@50円もしなかったハズ。


★動作テスト
 このカードはMX460相当(300/550)で使用するが、小型のノーマルヒートシンクでは真夏は少々厳しい。そよ風であってもファン付きのクーラーが望ましい。妥協策としてはメモリクロックだけを550MHzに上げるという手がある。コアを上げなければヒートシンクはこのままで良い。

bench
 MX460相当にOCして3DMark2001SEを回してみる。げげ、遅ぇ!10000も行かんのか…なんて最近PCI-Eカードばかり弄ってたから感覚がマヒしてる。P4B533(SL6SW@2800)+X20だと7399だったのでGF3よりやや落ちか(もちろんXGA以下限定で)。消費電力では大差で勝っているから(1/3?)、性能は稍落ちてもこちらの勝利という事でいいかね?(^^ いずれにせよMX440としてはよくやっている方だろう。

 Vmemの入出力コンは極端に容量を減らした(1/10)が、現在までのところメモリOCでも問題は出ていない。使用したTPCは既に(リフロー2回を含む)ハンダ付け3回目なので、ESR性能が劣化している可能性がある。この場合はそれが好結果に繋がる。新品で真似して同結果になるとは限らない。入力のSP-CAPは完全新品である。


★完成
ms8881_after2
 VGAケーブルを直付けできるのは本当に使い易い。付属のLFHケーブルと違って後方がゴチャつかないからPCセッティングが容易なのだ。電解コンも交換して準固体化したのでノーメンテで半永久的に使える。ベンチマーク実験用ではない常用カードはこうでなくてはいけない。以前ROMを取っ払ったきり放置されているG7BBAの後釜はこれに決まった。

 見栄えの面からはVmemがカッコ悪い。いずれ使い古しで能力減退したEP-CAPが出てきたら交換するかな。ESR性能が低下したくらいが丁度良い(^^

MS-8881もでφ(その1)

去年の記事なんで一部内容がおかしいかもしれない。

黄昏のビデオカード MS-8881


 以前の解析記事は単なる導入に過ぎない。このカードをわざわざ買ったのは改造するためだ。それにしても間隔が開いてしまったが、これはコネクタの謎の解明に時間がかかったため。ヤル気が無くなってたのね(^^;


ms-8881
 以前100〜500円で大量に出回ったので持っている人は多いだろう。消費電力が非常に少なく、ファンレスでありながら発熱しない(注1)。メモリが高品質(3.6n)なのでMX460相当で確実に動く(常用中)。HSDLのAGP2.0以上の特攻カードして活躍中(対応OSは95〜XP)。

注1:以前ここに書いたように、全てのMX440が低電力・低発熱と言う訳ではない。TDP?が改良されたのは後期版で、前期のNV17名義のものは発熱が非常に大きく消費電力も多め。夏はファンレスは厳しいくらいだ。MS-8861/8866など、製品ではほとんどがファン付きだった。

★Vcoreレギュレータ周り
 コントローラはIRU3037の高速版であるIRU3037Aである。A付きのスイッチング周波数は400kHzとなる。元々はDDRメモリの電源を想定しているPWMコントローラで、上下スイッチはIRU3037リファレンス同様にIRF7313が使われている。これは2つのパワーMOSFETが1つのパッケージに収まっており、勿論独立して動作させられる。RdsONは29mΩとそれほど低くないが高速で効率はそれほど落ちない。

 リファレンス回路の出力コンデンサはTPC150μF6.3V×2で、@40mΩだから20mΩ迄は保証付きと考えていいだろう。現回路ではCV-EX470μF6.3Vで、これは25mΩなのでほぼ妥当な値と言えよう。この辺りちゃんと考えられているね。もっともCompで位相補償できるのだろうが、このあたりヤル気が無いので詳しく見ていない(データシートを参照の事)。

 さて入出力はハイブリット・ポリマーのEP-CAPなので交換する必要はなかろう。元々ボード上に載っている電解コンデンサは非常に少ないが、この辺りの交換・追加は下記の通りである。

C601(5V_DC):22μF10V→E/SV22μF10V
C602(U601出力):CE-AX47μF6.3V→SVP22μF16V
C605(U601入力):省略→PS/L10μF10V
C612(L600外DC):省略(注2)→SVP56μF6.3V

 U601(AMS1117)は1117互換で、MLCCが使えるくらいだからESRが過大にならなければ自由に決められる(ESR≦500mΩなら良い)。L600外もESR≦100mΩ程度なら何でもよい。これが無くてもGPUは全く問題なく動くが、Vcoreレギュレータからマザーへのお釣りが減るのでぜひ付けたい(注2)。3.3Vを共用しているSDRマシンには特に重要となる。C605はコンパニオンチップが無いので必要ないが付けてみた。

注2:同回路でC612が実装されている例
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0208/elsa04.jpg
http://ascii24.ascii.jp/2002/03/21/imageview/images679976.jpg.html
http://www.aznil.nl/index/pics/image1board.gif
これなんかはMX420なのにゴージャス版ですね(^^
http://www.kickassgear.com/images/GF4%20MX420.jpg

★Vmem
 VmemレギュレータはIRU1150と言うシリーズレギュレータ1個で構成されている。電解コンデンサは入出力各一である。サックリOS-CONに交換して終了、と行きたいところだがそうはいかない。これはLDO(正確には準LDO)なのでそれでは発振又は不安定になる。データシートには「IRU1150の安定性のためには50〜100mΩのESRを備えた500〜1000μFの電解コンデンサを使用する」と書いてある。

 直訳するとわけが分からなくなったり誤解することになるが、LDOや準LDOの基本通り考えればすぐ分る。これらは出力コンデンサのESRをフィードバック・ループのOPAMPの安定のために利用している。つまり低すぎるESRだとf特性が悪化して、ループの安定性が不充分になるのだ。OS-CON等のポリマー固体を付けることは事実上できないに等しい。付け加えれば入力コンデンサはフィードバック・ループ外にあるので、出力より高性能なコンデンサを付けても安定性を損ねる事はない。

・入力コンC876(C877と同じ)はESRが充分に低くて3.3Vに耐えられる
・出力コンC879(同C880)はESRが50〜100mΩで容量470μF以上

 オリジナルの出力コンデンサにはCE-AX1500μF6.3V[90mΩ/870mA]が使われており、確かに上の条件を満たしているのが判る。

 動作中この電流をDSO等で観察すると、負荷の急変動はあまりなくIは小さい事が判った。故に直流特性(容量)は気にする必要はなく、交流特性(50mΩ≦ESR)だけを重視すれば良いだろう。具体的に言えば100μF程度の容量があれば、あとはESR(50m〜100mΩ)だけで選択しても良いハズだ。これだと大量にあるポリマータンタルでも可能性が出てくる。今回は実験的にこの構成で行く。

C876(同C877):SP-CAP CD47μF6.3V
C879(同C880):POSCAP TPC150μF6.3V(仮)

 C879は何を付けるかまだ迷っているので仮付けだ。入力は容量を大胆に減らし過ぎたかも(^^; しかしまあIRU1150に限らず、この手のLDOはラインレギュレーションにはかなり強いので問題になる事はないだろう。むしろAGPコネクタのDCRの方が大問題。


★脱落部品
c118_226_867_875
 ジャンク箱で揉まれているうちに、裏面の部品が幾つか取れてしまっている。これらは全てMLCCだが、安定性の為には付けた方が良い。特にこのカードはMX460相当(300/550)で使うので必須と言える。

C875[2012](Vmem_in):1μF
C867[2012](Vmem_out):1μF
C226[1608](Vref_pc):0.1μF
C118[2012](Vcc3.3):4.7μF
R749〜752[1608](Rt):300Ω

r749_752_before
 R749〜752の300Ωは最初から取れていたのではなくて、コネクタを外す時にヒートガンで飛ばしてしまったため。外れた奴は揃わないので全部捨ててしまう。


r749_752_after
 この抵抗が無いとまともに画像が出ないので重要だ。勿論抵抗値も全て揃っていなければならない。これらは同一ロットから0.5%以内で選抜した。


★実装
 特に問題になるところは無い。ランドの放熱が非常に良く、小さいくせにハンダが溶けにくいくらいか。特にC226とC867は泣きが入る。


ms8881_after
 何かVmemはノーマルよりだいぶ地味になってしまった。見栄えはノーマルの方が良かったな。C879はもう一度交換するかもしれない。しかしこれでハードウェアは半永久的に問題無くなった。あとはソフト面で多少の改良を加えれば文句無し。


★次回に続く
 今回の一番大きな目的はハンダ付けのリハビリだが、加えてRKさんから「パーツの選択時にどんな事を考えているかを書いて欲しい」とリクエストされたので一例を挙げた。テキトーに選ぶと言っても、一応それなりの部品が付かないと性能が落ちたり動かなかったりする。手持ちの部品と当該回路をいかにすり合わせるのが改造屋の能力と言える。ズバリ適用できなくとも何となく解ったんじゃないかと思うんだが。次回はメインのコネクタ交換だ。

今日のHSDL[2012/04/23]

 先の815記事でアクセス数が目に見えて落ちたので驚く。嫌われてるな〜。考えてみれば815って今最も実用からかけ離れている。同じP6であっても、BXやアポロの方がメモリ積める分まだマシと言うことか。HSDLでは81xのそんな役立たずの所が好きだ。ま、どーでもええけど。


★今日の買い物[2012/04/22]
 結局雨が降りそうなのでアキバ行きは断念した。修理の為の部品を買わねばならないのだが困ったな。一刻も早く手に入れたいので平日にでも行くかな。でも平日のジャンク通りはつまらない事になっているのでイマイチ行く気にならない。やっぱり土日にするか。

 結局、昼過ぎても雨は一滴も降らなかった…夕方までは居ないのだから思い切って行けばよかったよ(^^;


★Web記事
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/image/khyni1.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/image/khyni2.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/image/khyni3.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/image/khyni4.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/image/khyni5.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/image/khyni6.html
 アークよ気でも狂ったのか?(^^; こんなに大量にどうせいっちゅうんじゃい。そう言えば以前(今も?)RegECC基板を売ってたから組み立てろという事か?(^^; これはダメだけど、GDDRメモリなら買っても良いかな。もちろんビデオカードのメモリ交換をやってみたいから。マジです。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120414/image/kelpm2.html
 これもPC133(75)じゃなくてPC166(60)チップなら買うんだけど。これだと評価@10円程度か。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120414/price.html#freet
 驚いた、あそこにまたPCパーツ屋が入るとは。再開発が始まると思っていたが直ぐではないらしい。どちらにしても一時的な移転だろう。ところでFreeTって儲かってないの?

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120414/etc_gechic.html
 HSDLでは買う気は全くないけど、純粋なアイデアとしては面白いですね。

http://www.biranger.jp/archives/35326
 これを飲めばカロリーが補給できるんですね?(^^ しかし有名なバンホーテンのココアもマックスコーヒーも出ていないな。隠れたチャンピオンのマンゴー系飲料も出ていないぞ。あんまり役に立たないか。要するに比率じゃなくて絶対値の問題で、「大量に飲めば低カロリーでもヤバい」って事だな。もう解りきった事だが、デブは「加減を知らないバカ」だから。


★Webカタログより
 先月の話だが、千石でWebカタログには出ていないニチコンMF売ってた。22〜33μF程度だったと思う。あまり量が無いみたいなので欲しい人は買っておこう。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05721/
 これってマザーは無理だけどビデオカードを送りつける時には使えるかも。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05004/
 775以降のCPUはこれに入れようかな。


★役立たないP4M900T-Mの裏技
 このマザーのFSBクロックはCPUのデフォルト以下にはならない。しかしFSB166にしたらFSB110になった(セレD347)。理由は分らないがこの手法でクロックダウンできるようだ。恐らくある一定以上に上げると元に戻ってしまうのだろう。BIOSプログラムのバグと思われる。

GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その3)

続・古のマザー GA-6OXT(その1)
続・古のマザー GA-6OXT(その2)
GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その1)
GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その2)
GIGABYTE GA-6OXT テスト編(その1)


★修正してみる
 改造でおかしな病気が出てしまった。これはソフト的な問題ではないだろう。思いつく原因を一つ一つチェックしていく。


1.合成ESR
 ひょっとしてコントローラが不安定になっている?イヤイヤ、このコントローラは極を内蔵しているタイプだからこの程度なら大丈夫。原型のRC5051時代でも1.9mΩ以下まで耐えた実績がある。それより後の製品が1.7mΩで不安定になるとは思えない。これは除外しても良いかな。


2.コンデンサの位置が悪い
 EC35の位置が悪いのではないかという気がする。インダクタの後ろだからなあ。流れから行けば方向が逆戻りという事になる。高周波は勿論の事、低周波・直流でも問題が出るように見える(経験上は)。それよりもっと拙い事に、このコンデンサのサブプレーンからフィードバックが取られているのを発見。フィードバックに与える影響はこれで決まるのかもしれない?やってみよう。しかし結果は何も変わらなかった。こいつは無実だったのか(^^; えろうスンマヘン。


3.総容量
 設計では16800μFだが改造版は23100μFである。この程度で影響が出るとはとても思えない。現に19800μFに減らしても何も変わってこなかった。しかし現実に不具合が出ているわけだから設計値に近づけてみよう。

 EC34、35、36を元の値である1200μFに近づけるべくWX1500μF6.3Vに換えてみよう。実はパーツ入れの中に不要なWXを3本発見したのだ(^^ これで元設計との差は900μFとなり無視できる量である。空きスペースも埋まっていい感じだが、結果は何も変わらず。分ってはいたがこれも無実だったか。元に戻すのは面倒なのでこれを決定版とする。そのため計画では合成ESR≦1.7mΩが、決定版では合成ESR≦2.1mΩに落ちている。あー損した。


4.インダクタに問題?
 T60-52に換えたが、スイッチ部分の波形を見てDCRが低すぎるような気もしていた。試しにT68-2をこれに付けてみるか?覚えている人は居ないだろうが、P6STP-FLで実験した奴だ。

 結果はMEMTESTは5秒で止まる事はなくなった。結果論だとインダクタが原因だったという事になるな。この辺り微妙なさじ加減が必要みたいだ。しかしこのままだと今度はリプル分が大き過ぎる。なので直流抵抗はこのままに、インダクタンスをもう少し上げねばなるまい。ちなみに「ネタにならないから元と同じのは絶対に付けるな!」というお達しが出ている(^^


★時間切れ
 時間が無くなってきたのでこの続きは次回。都合により間に別の記事が入るかも知れない。

GIGABYTE GA-6OXT テスト編(その1)

続・古のマザー GA-6OXT(その1)
続・古のマザー GA-6OXT(その2)
GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その1)
GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その2)


 八割がた改造したGA-6OXTだが、実際にCPUとメモリを載せて動かしてみた。


★個別CPUテスト

SL46T
 定格では勿論通常動作。FSB100に挑戦したが、やはりHSDLで最も耐性の低い奴なので起動せず。Vcore昇圧したら動くのだろうか?しかし残念ながらこのマザーはVcore昇圧機能は無いのだ。実験的に一度くらいは上げてみても良い。ハリネズミ冷却でVRM8.5の限界まで上げてみよう。

SL5ZE
 鱈セレ1100である。定格では問題なく起動。一気にFSB133に挑戦したが、やはりHSDLで一番耐性の低いコアなので起動せず。しかし今までとは大きな違いがあった。画面に反応があったのである。ポストコードを調べたら26で止まっているようだ。今まではFFのまま動こうとしなかったので大きな進展だろう。CPU_DCを完全にしたら動くかもしれないと期待できる。なおメモリはNANYA(PC133/CL2)では動かず、HY57V64820HG_T-H使用のハギワラシスコム製品だと動いた。同じPC133でもCL3だから性能は下なんだが、これも相性という奴だろうか。


★5秒病?
 暫くしてから気づいたが不思議な現象が起こる。OC起動限界がFSB129までとノーマルより伸びたのはいいが、何故かMEMTESTが起動後5秒で止まってしまうのだ。位置には依らないのでテストの内容のせいではなさそう。またキッチリ時間が決まっているので温度は関係ない。ノーマルでも起こるのでクロックも関係ないかな。河童(注)では全く起らず鱈だけで発生する。あまりに珍現象なので誰かにからかわれている気がしてきた(^^;

注:SL46T、SL4P8、SL44Jである。鱈とSL44Jなんて負荷としては大差無いと思うのだが。

★まだ全然ダメ
 期待していなかったOC性能がやや上がっている事が確認できたわけだが、おかしな病気も発見してしまった。これが次回で解決したらMLCCを貼って完全なものとしたい。

GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その2)

続・古のマザー GA-6OXT(その1)
続・古のマザー GA-6OXT(その2)
GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その1)


★アルミ電解実装
 面白くも何とも無いので詳細は省略。ほぼ以前のプラン通りに付けた。MF22μFが1個余ったのだが何故だろう…(^^;

6oxt_after
 電解コンの取り付けには特に問題となるような部分は無い。全部抜いてから付けたのでいつもと違って楽なものだ。


ec19
 EC19はフロントUSBコネクタのDCである。このマザーでフロントUSBを使う可能性はゼロに等しいので取り付けるのは止めた。その分は他の省略箇所に回した。


★ヒートシンク交換
 青いヒートシンクはマークまで入っており気に入っていたのだが、OC用にはもっとノースを冷やさなければならない。何しろ大目標はFSB166常用である。残念だが交換するしかない。しかし周囲のスペースが全然ない。

ht
 ノーマルよりはマシなヒートシンクである。本当は色的にもピッタリな青笊を付けたいところだが、生憎それでは予算オーバーなんだな。このヒートシンクもインダクタと同じく故GA-7VKMLSからの流用だ。コイツは動かす気さえ見せずに破棄したので心残りがある。今だったら復活させていたハズだ。せめて供養のため部品を流用してやろう。


★中間計測
 これでVRMが動くようになったので、現段階で正常に動くかどうか実CPUを載せてテストする。このマザーはパワーMOSFETも交換したので、特にスイッチ部分の波形が非常に気になる。そう言えばP6で、しかも壊れていないスイッチを交換したのは初めてだよね。今までの石交換は全て多相VRMで故障品を交換したものだったから。

wave_sw_mod1
 SL46T(Vcore1.500V)を搭載して波形観測。正常に動いているようだが気に食わない。サージが少ないのは遅くなったからでそれは良いのだが、ON部分に低周波のリングバックが見られる。ダンパの入っていない信号線のようだ。これはインダクタがヌケ過ぎだと思われる。インダクタンスはこのままでいいとしてDCRは増やした方が良いな。

 電圧は1.529V(10mV未満はテキトー)で正常。スイッチング周波数は環境により微妙に変動するが、328kHzとほぼ変わっていない。これは速くする必要も遅くする必要もない。


★早速修正が入る(^^;
 性能とは関係ないけど、テスト中に警告ブザーがうるさいのでマイッタ(^^; CPUだけで起動させるとビリビリ鳴って警告するんだよね。これは一刻も早くコネクタ式にしなくては。

beep_conn
 これでうるさい時は引っこ抜いてしまえる。この辺りが一番良くできていたのはP6ISA-IIだね。どこのメーカーもあれを見習ってくれればいいのに。次善は6OXM7Eだけど、あれだとジャンパ分だけ部品代がかかる。


★次回に続く
 これで主な部品はすべて実装された。このまま実用も可能だが、まだ裏面の省略されたMLCCが全く付いていない。次回はこれらを実装するが、アルミ電解のエージングが終わってからだから時間がかかるかも知れない。インダクタは7ZXRにも使ったD850MVのが残っているのだが、現在は良いとして完成までにはこれにするか。


★おまけ
 さて読者の皆さん、冒頭の全景写真で電解コンデンサ取り付けミスを発見できた人がいるだろうか?±を逆に取り付けているのだ。動作前の事前検査で発見したのだが、どうなるのか興味深いのでそのまま電源を入れてみた。5Vラインなので確実にヤバい筈だが。電圧もさることながら、入力コンデンサなのでリプルも物凄いのだ。高価なMOSFETが燃えたら笑ってられないかもしれない。

burn
 ご覧の通り、電源投入後10分くらいで「プシュー」という音と共に防爆弁が抜けてしまった。中身の電解液がゴボゴボと噴き出してきている。しかしこの程度の電圧では爆発はしないみたいだね。とは言え日本メーカー製でも逆電圧5Vは耐えられない。Vcore等3.3V以下だったらそのまま動いたりもするが。イヤそのまま動かれるより、このように直ぐ抜けてくれた方がある意味有難いか。ケースに入れる前に間違いに気づくからね。ムダに根性があると使い始めた頃に抜けちまいます。

 て事で電解コンの±はきちんと確認しましょう。ネタとは言えWXは50円なのでもったいなかったな(^^; 仕入れ時期とルートの関係でWG3300μF6.3Vよりだいぶ高いのだ。いけねぇ、これで総額500円オーバーしちまったかも。ネタだからノーカンね(^^

GIGABYTE GA-6OXT 改造編(その1)

 GA-7ZXRの謎や後始末が長引いて延び延びになってしまった。SDR実験機として活躍する予定のGA-6OXTである。

続・古のマザー GA-6OXT(その1)
続・古のマザー GA-6OXT(その2)

 暖かくなってきたので作業はやり易くなってきた。このマザーは設定的にOCがしやすいので改造して限界を伸ばす楽しみがある。もっとも改造の効果が出るとは限らないが、少なくともOC出来ないマザーよりは楽しみが大きい。オリジナルのコンデンサは一部死亡しているので、そういう点からも改造に対する抵抗は少ない。


★現在の状況
fsb120
 鱈セレだとFSB120が限度だなあ。鱈セレならFSB133、鱈鯖ならFSB166が目標だからまだまだだね。


★コンデンサ除去
 まず何はさておいてもアルミ電解一掃だ。今回は「一刻も早く使ってみたい」という事で、いつもとは違って全部一度に抜いてしまう。このマザーは改造を楽しむより使う方が面白い物件という事だね。

6oxt_remove
 スッキリさわやか、基板上の全ての電解コンデンサが姿を消した。40本も抜くとさすがにひと仕事した気になるな。まあ抜くよりホールなどのクリーニング作業の方がはるかに時間がかかるんだけど。工場だと楽なんだけどね〜(^^;


choyo_out
 これが抜いたパーツ。再利用できるものが全く何も無いのが泣ける。但しいちばんきれいなCHOYO[XG]3300μF6.3Vはノーマル機の方に流用する。例の穴の開いた奴を交換するのだ。GIGABYTEオリジナル保存の為である。


japan_in
 これがこれから付けるパーツである。エージングはすべて終了している。コンデンサは全て日本メーカー製となっている。


★パワーMOSFET交換
 本日は一番面倒くさそうなパワーMOSFET周りである。

15n03l
 これが上下スイッチに使われているIPB15N03Lだが、解析記事でも書いたようにかなり高速のMOSFETである。上側としては良い石なので下側だけを交換する。勿論RDS_ONの低い物が望まれる。それでスイッチが遅くなった分は取り返せるはずだ。


false
 インダクタもMOSFETも除去。ここで問題点を発見。パワーMOSFETが完全に密着していないのだ。上が外したMOSFETで下は基板だが、どう見ても上と真ん中の一部にしかハンダが付いていない。


true
 これは交換要員のMOSFETだが、完全にハンダが回って密着している。オリジナルのタブが熱変色していたのはこれによる放熱不足が原因だろう。これって製造不良と言えるのではないか。


★実装
remove_mosfet
 このパターンは良くない。TO252と263兼用になっているのだが、これで263の石を付ける時にハンダゴテが使えない。分離パターンなので端から温めても真ん中のランドにハンダが流れないからだ。


to252
 どうしてもハンダゴテだけで付けたければ252を使う事である。これだと真ん中のランドしか使われないので問題は無くなる。HSDLにもノートマザーや最近のマザーから外したTO252は多いのでこれでもいいのだが、主に見栄えの観点から263をホットブローで付ける事にした。周りにプラ部品や電解コンが無いのが第一条件となる。だから最初に全部抜いたわけだが。


r1059_1r5
 Q66のパワーMOSFET(FDB7030)を取り付ける。厳密に言えばその前にゲート抵抗R1059から付けるのだが。これは4.7を1.5Ωに減らす。曲がってしまったけど面倒なので直さない。


fdb7030bl
 交換要員はおなじみFDB7030BLである。スイッチとしてはチャージが長くて多少遅くなるが、それ以上に内部抵抗が大幅に減るので確実に発熱は減少する。ついでにノイズも減れば良いけど優先度は低い。


★インダクタ交換
l11
 MOSFET取り付けが終わったらインダクタも取り付ける。これは以前不動のため破棄したGA-7VKMLSから取り外したVRM出力インダクタだ。何のかんの言いながらGIGABYTEマザーからの流用が多い。


★次回に続く
 長くなったので次回に続く。もっともここまで終われば後はコンデンサだけだ。すぐに終わってしまうだろう。

ビデオカード修理[2012/04/13]

 何か連載と化しているな…(^^;

agp_caed
 今日はAGPカードの不良を集めてみた。前回の落ちこぼれも含んでいる。どうでも良いPCI-Eなら即座に棄てるのだが、AGPなので諦めが悪いのだ。


★R92SEG[RADEON9200SE](AGP)
r9200se
 前回リフローに失敗した9200SEのカード。別に9200SEを持っているし棄てても良いレベルのカードだが、高値で買っているのと部品取りにもならない粗末なカードなので、燃えても良いから炙ってやろうと思っている


★R98XTP-C3[RADEON9800XT](AGP)
r9800xt
 これも前回の落ちこぼれ品。これも8800と同じく全く動作する気配が感じられない。今回はメモリもやってみる。ちなみにメモリのリフローに失敗すると、確実にメモリチップはお亡くなりになります。放熱できないのでパッケージが割れたりする。


★SPAG43[GF6600](AGP)
spag43
 これも前回の落ちこぼれ品。前回はブリッジは炙らなかったので今日はブリッジをやってみる。スカイウェルの固体だけで部品取りにもならない粗末な奴なので、熱し過ぎて燃えて灰になっても構わん。


★A350XT TDH[FX5900XT](AGP)
a350xt
 これはいずれ記事になる予定。


★RADEON8500(AGP)
r8500le
 今年に入ってからの新顔はこれだけ。たまに発作が出るのだが、修理をする計画は無かった。しかし予想外の事件が発生した。ヒートシンクが剥がれてしまったのだ。しかも重大な結果と共に…。

ware
 何と剥れと同時にチップの一部が剥がれてしまった。もうこうなるとどうなっても良いので、これも炙ってやろうという事になった。


★再リフロー結果
 途中から風が強くなって温度が上がらず、最低のコンディションになってしまった。

・R92SEG[RADEON9200SE](AGP)
 これは画像は出るが文字が滅茶苦茶になる症状だ。で、今回炙ったら文字が正常になっているじゃないか!しかし人生そう甘くない。5秒もするとまた元に戻ってしまった。チップの熱が上がるとまたなってしまうようだ。面倒だけどもう一度やってみるか〜(^^;

・R98XTP-C3[RADEON9800XT](AGP)
 これは一貫して立ち上がった事が無い。ポストコードは止まらずに完走するのだが画面は真っ暗。今回炙ったが変化なし。これはもう捨てていいだろう…。

・SPAG43[GF6600](AGP)
 これも一貫して起動した事が無い。今回ブリッジを炙ったらポストコードが動いて03で止まった。変化があったのでもう一度炙ってみるか?

・A350XT TDH[FX5900XT](AGP)
 起動はするが文字化けしていたカード。炙った結果は?ゲゲッ!文字化けが酷くなっているじゃないか。まだ画像は出るものの結果は悪くなってしまった。再度挑戦するしかない。

・RADEON8500(AGP)
 これも文字化けする発作が出るカード。今回炙ったら何と!画像が出なくなってしまった。炙ってる最中に「パキッ!」という音がしたような…(^^; これももう捨てるか。


★今日も疲れた…
 無印とは言え6800完動品×2を@100円で手に入れてしまったので、チマチマ修理なんてバカバカしくてやっていられない。しかし購買責任問題があるので止められないのだった。何としても全部動かしてやるという執念も無いけど。

 今回は一つも復活させられなかった。結果が悪くなったRADEON8500LEと、相変らず何の音沙汰も無いRADEON9800XTは修理を諦め破棄する事を決定した。


★2012/04/10現在の未修理品
 ATIは今まで復活した事が一度も無い。らでのジャンクは買わない方が良いな…。

▲R92SEG[RADEON9200SE+DDR64MB](AGP)
−NX7900GT[GF7900GT+DDR3-256MB](PCI-E)
×R98XTP-C3[RADEON9800XT+DDR128MB](AGP)
▲A350XT TDH[FX5900XT+DDR128MB](AGP)
▲SPAG43[GF6600+DDR3-128MB](AGP)
−PX8800GT[GDDR3-512MB](PCI-E)
−PX8800GT[GDDR3-512MB](PCI-E)
−PX9800GT[GF9800GT+DDR3-512MB](PCI-E)
−GLADIAC743GT[GF6600GT+DDR3-128MB](AGP)
×RADEON8500[DDR64MB](AGP)
−RADEON HD4850[HD4850+DDR3-1GB](PCI-E)

今日のHSDL[2012/04/12]

★Web記事から

http://jisaku.155cm.com/src/1333882231_d11eebd1f6ede526ed9ff5f7f7183d92638cdf19.jpg
 某2chスレで発見したKZE死亡写真。液晶モニターも環境的には結構厳しいようだ。もっとも真夏に冷房入れてなかったら、確実に製品の動作要件を満たしてない。一日中付けっぱなしだと案外早いかもしれないな。写真を見せてくれてありがとう。うちのネットワークは何故か2chに書き込めない仕様なのでここに書く(^^ 投稿者は見てないだろうけど。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120407/image/k99den1.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120407/image/k99den2.html
 これって「通電してくれ」って言ってるようなもんだよな。某ダチョウ倶楽部じゃないんだからさ(^^; ま、この場合は電源入れても壊れやしないんだけどね。単なるクレーマーやアホオヤジ対策だろう。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120407/image/stimp3.html
 パッシブパーツのコネクタ差し替え式なんてアナログ技術者なら許せないハズ。キワモノ物件に名前を貸すこと自体、プロ技術者として名折れだと思うが元々そういう人なのか?幻滅です…。


★壊れるなら完全に壊れろ!
 定期ゴミ捨ての時期がやってきた。要修理・不動のマザー・ビデオカードで長期間放置されているものを検査・破棄するのだ。今日はP5B-E Plusに初めて電源を入れてみた。これは店頭にて既に炎上・不動という事になっており、当方はFP-CAP回収用に入手したものである。予定通りこのまま解体しても良かったが、捨てても良い775CPUが集まって来たので強引に載せてみた。

s775_burns
 よく見えないかもしれないが、ピンが一本炎上消失している。単純にピンが燃えたっていうけど、信号線が燃える事なんて可能性としては殆どありえないんだよな。恐らくグラウンドか電源ラインが燃えたのだろう。だとすればそれらは複数あるので動く可能性はある(キリッ…ということでテストしたのだった。相変らず諦めが悪い(^^;

 でCPU(+ポストコードカード)だけ付けて電源を入れたら、コードが動きやがったんだなこれが。つまり途中までは動作したわけ。コードはD3で止まったので、DDR2メモリを付けたら今度はD5で止まった。何回か付け外ししていたら00から進まなくなってしまった。これって明らかに接触不良だよな。以後何度か付け直したが、二度と再び起動する事はなく一旦諦めた。

 しかし壊れるんならもっとハッキリスッキリ壊れて欲しいなあ。ダークのロボットみたいに爆発しなくても良いけど、確実に動かなくなったという証が欲しい。マザーの一枚や二枚直ってくれなくても良いけど、これだと動きそうだから捨てるに捨てられないんだよな。


★常識外れのグリス馬鹿
 中古・ジャンクマザーを三日とあけずに何十枚・何百枚と見て知ったのだが、775CPUのグリスをやたら大量に塗る奴が多いらしい。でどうなるかと言うと、隙間から圧力でソケットの中まで入ってしまうのだ。例えるならグリスガンで圧入したように。実はピンが曲がっているマザーの多くは、これを掃除しようとして布などで拭いたからなんだな。鑑識(笑)結果で布かチリ紙のような繊維が付いているのが多い。全く加減を知らないバカどもだ。

 ということでグリスをはみ出すほど大量に塗るのは止めましょう。大量に塗っても逆効果はあってもよく冷える事はない。ちなみに775CPUをソケットに装着したまま有機溶剤のスプレーを吹き付けている季違いもいる。これもグリスが溶けてソケット内に溜まっているので解った。油が回って原因不明の不動の元になるのは言うまでもない。ジサカーには小学生並みの常識も無いのだろうか。もっとも775以降のBGAソケットが、そういう意味で欠陥品だと言えない事も無い。廉価版はヒートスプレッダとクーラーを一体設計にするのはどうか?安売りできないからダメか。

RADEON8500

★テスト
gpuz
 あー、やっぱりLEだ。一応550MHzのメモリだから戻してやればいいんだけど、当時の記事を検索したら「戻したらゴミだらけで動かなかった」とか書いてあった。きっと選別ハズレ品なんだろうな。それならコイツが先に出たのは理に適っている。歩留まりが悪いので製品版がなかなか揃わなかったのね。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020302/image/n853.html
 後期品はメモリがTSOPからBGAになっている。こちらの方が性能が高いのだろうが、修理はしにくくなるだろうな。BGA特有のハンダ割れも怖い。TSOPは自然に割れる事はまずないが、BGAは使用しているだけで割れる事がある。


bios
 現在の状況。発作が起きなければこのように何ともないのだが…。


dot
 発作が起こるとご覧の通りドットが現れる。不完全な接触不良なのか、それともメモリチップの限界なのか?或いはどこか一部のメモリが死んでいるのかもしれない。


★いじめベンチ
ver
 発作が起こらなければ普通に動くのでベンチを取ってみた。ドライバは公式サイトの最終と思われるもの。感じとしてはかなり遅そうだが、特攻用のMS-8881(MX460相当)には勝てるかな?設定はデフォルトである。


=2DMark11(Ver0.13)=
 実は何をやっているのかよく解らないベンチ(^^; 見た目DDっぽいな。これはまず大差勝ち。

RADEON8500LE:1549
MS-8881:1006


=FinalReality1.01(数値は3Dのみ)=
 この時期になっても全く上がらない恐怖のベンチ。早くも敗北。

RADEON8500LE:8.263
MS-8881:8.513


=3DMark99MAX=
 ソフトウェアT/LなのでCPU勝負となる。しかし土台が同じなのでこれはGPU+メモリの差だ。負けてるじゃん(^^;

RADEON8500LE:12447
MS-8881:14030


=3DMark2000(DX7)=
 ハードウェアT/Lが効いてくる。SSE2も使える。なのに何で負けちゃうの?

RADEON8500LE:9918
MS-8881:10485


=3DMark2001SE(DX8)=
 ハードウェア・アクセラレータ、CPU共にそれなりのパワーが必要。3DMark2001で勝てないようでは使い物にならんな。時間のムダなので03はやらないでいいよな?

RADEON8500LE:4065
MS-8881:7167


=夏海ベンチ(DX8)=
 内容はよく解らないけど意外と上がりにくいベンチ。DX8のこれでも負けるのかよ。

RADEON8500LE:5765
MS-8881:6084


=ゆめりあベンチ[それなり](DX9)=
 これをみると基本的な能力が低いんじゃないかと言う疑いも出る。

RADEON8500LE:5629
MS-8881:7031


 MX460相当品には3Dで完敗。LEなので当たり前とも言えるが、例え50MHzアップしたところで同程度だろう。とは言えドライバのバージョンもあるから、これだけで遅いと断定はできないな。使用したドライバは最終だが、最終バージョン=遅いと昔から相場は決まっている。バグは減るんだけどね。


★一旦終了
 もしかすると発作は炙れば直るのかもしれないが、面倒なので筆者としては修理はしない方向で。ヒートシンクが直貼り付けタイプで剥がすのが嫌なんだよね。性能も予想以上に低かったし、いずれジャンクプレゼントに付けて放出するかな。
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