HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

2012年07月

今日の買い物[2012/07/29]

 予定には無かったが、馬券を買いに行くついでにアキバに行ってしまった。電車で行ったので家を出たのは正午過ぎ。出来れば使えるカメラを手に入れたいが…。



★CeleronD 352 SL96P
★Pentium4 631 SL94Y
sida
 あまり見ない店に775CPUが10個くらい売っていたので検品したらシダペンとシダセレをそれぞれ1つずつ発見。シダーミルのPentium4はこれが初だったりする。352も勿論持っていない。352が100円、631が200円。


★部品
 OS-CONを少々と導熱ゴムを少々。


★AX4BS[日本版]
ax4bs
 帰ろうと思って今日買ったものを見たら、何とCPUと部品しか買っていない。カメラも勿論買っていないし。なんかアキバに来た気がしないので帰りにマザーを買う。100円マザーが2枚あったので見たら、K7S5AとAX4BSだった。K7の方はスルーしたがAX4の方は無印845の気がして買っておいた。帰ってからマザーのメモリスロットを見たらやはりSD-RAMだった。100円のP4Bをスルーしてから高い845は買わないようにしていたが、これで漸く無印845の呪縛から逃れられる。これでMEMTEST86+のSDR最高記録を狙う。その前に動けばいいけど…(^^;


★今日の風景
 今日は最近行かないカメラ屋に行ってみた。フィルムカメラはもう暴落してるのかと思ったが結構な高値だったので驚いた。中判フィルムカメラを見ていたのが女ばかりだったのも驚いた。もう写真は女性趣味になっているのか。そう言えば写真学校の教師をしている友人が、最近は学生の半分以上が女性であると言っていたのを思い出した。時代だなあ。そういえばオレももう10年くらい作品を発表していない事に気付く。HSDLは人に任せて、そろそろ何かやってみるかなと思ったり。

 電車で行ったので千代田区役所の夕焼け小焼けも久々に聞いてしまった。ホコテンが終了するのも見てしまったし、この風景もずいぶん久しぶりのような気がする。

興隆 6M694T 再び!!!!

 短期集中連載第4回目(^^;

興隆(Acorp?) 6M694T[Ver2.0]
興隆 6M694T 再び!
興隆 6M694T 再び!!
興隆 6M694T 再び!!!


★発振しているか?
 仕方が無いので面倒だけどオシロで波形を見る事にした。これで少しでも発振の兆候が覗えたら、コントローラの位相補償に全力を挙げるしかない。うぜえ。しかしここで問題がある。借用カメラではオシロ画面撮影ができないのだ。まあ無理やりやってみよう。


w_switch
 まあスイッチング波形は普通おかしくはならないが、GA-6BAの時は派手に発振したよな。相変らずキタネー波形だがこれは昔からなので問題ない…イヤHSDL的にはあるけど直すのも面倒。ネタが無くなったらやってみても良い。スイッチング周波数はSL46T(1.50V)の時199kHzだった。


w_vcore
 これが注目のVcoreだが全く問題ない。実はこれSL46Tなんだけど(^^; 鱈鯖を付けても線が太くなっただけ(注)で発振している感じではないなあ。スイッチ波形に至ってはアンダーシュートがやや増えただけだった。MEMTEST86+を回してもデューティー比が振れるだけである。これはWGではなくFCの波形である。VRMは無実と言う可能性が高くなった。

 バカチョンなカメラなので、「暗いから明るくするよ」とばかりに思い切り露出を掛けやがる。おまけに「足りないから増感するね」とISO感度を極限までUP。おかげでCCDノイズが出まくりじゃないか。露出は-2補正したけどピント合わないし、やはりこのカメラでは無理があり過ぎる。

注:SL5PUの方が見た目4倍くらい太くなる。FSBが丁度2倍だから当然かもしれないが。

★クロックジェネレータ
clock
 クロックジェネレータ部分にも疑問点を発見。94241AFの19番ピンに繋がるC41は最初から付いていないが、これはVDDSDRのDCと言う重要なモノだ。明らかに除去した跡があるのは何故か。その上方の謎の修正と関わりがあるのだろうか?ちなみにC35やC36もVDDSDRである。メモリに関連するものである以上見過ごすわけにはいかない。エラーが止まるまでは何でも疑う。ちなみに修正の影響でC40も未実装だが、これはVDDPCIなので放置する。


c41
 0.1μFのMLCCを付けた。電源のDCを除去しなければならない不具合などは、基板の製造不良以外では皆無だと思うのだが…。勿論この基板はこの部分は正常に作成されている。


★テスト
 高クロックで不具合が出ている以上、何らかの高周波ノイズが影響を与えている可能性は高い。クロックジェネレータのDCで解決するような単純な事ではないだろうが…。


memtest_sl5ze
 結果を言うとやはり鱈鯖では滝流れのエラーが発生した。しかし鱈セレではご覧のようにエラーが出なくなって完走した。

 コイツが原因なのか?じゃあ何で取ったんだよ。上の方の謎の修正と言い、目的が不明なだけに気になるな。修正を元に戻したら動いたりして…。全くの偶然のような気もするが、今まで一度もテストをPassした事が無いからなあ。


★終わり?
 ネタ切れ。これで疑える部分は全部見たが、鱈鯖のエラーを消すまでには至らず。ということで現状鱈セレ若しくは河童で動かすしかないのでは…イヤ河童で動かしたら694Tの意味が無〜い(^^; という事で鱈セレで動かそう。


★おまけ
 VT82C694XのVIAリファレンスマザー回路を見せてもらったが、入力コンデンサが非固体アルミ電解1000μF6.3V×2だったのには泣けた。VRMコントローラはHIP6021だが、ひょっとするとこの6M694Tもそれに倣った回路なのかもしれんな。情けない性能のキングコングで足りるわきゃーねーだろが。イソテルとは違った意味で常識外れだ。

 出力コンは同じく1500μF6.3V×5だ。これはESR次第だからまあいいが、GSCじゃない事を祈るばかり…(^^; 上下スイッチはFDBではないCEB6030で、この辺りは台湾メーカーの意地なのだろう。イヤイヤ、つまらない意地は張らない方がいいよ…(^^; 少なくとも受動部品は日本メーカー製が断然良い。

 機会があったらこのリファレンス構成を再現してみたいですね。VT82C694XでHIP6021搭載マザーって…何があったかな?有りそうで思いつかない。

興隆 6M694T 再び!!!

 この辺りでまともに動いてくれないかな…そろそろ疲れてきた。改造と言うよりは殆ど不具合修正になってきているからだ。マザーやビデオカードの修理はもうやりたくないくらい嫌気がさしている。コンデンサ交換くらいなら修理とは呼べないくらいなので良いけど。これもそうだと思ったのだがそうでもなかった。

興隆(Acorp?) 6M694T[Ver2.0]
興隆 6M694T 再び!
興隆 6M694T 再び!!


★Vcore出力コンデンサ交換
 出力コン(Kingcon1500μF6.3V)は全部抜いてしまった。どうせキングコングなので生かしておいてもロクな事が無い。これでも随分長く使ったものだと思う。もう減価償却済みだろう。


wg3300
 代わりにSEIのWG3300μF6.3Vを3本付けた。元の8本よりずいぶん少ないが、増やすとロクな事にならない場合が多いので様子を見ながら増やしてみる。ESR≦4mΩで9900μFなので充分と言えば充分。ソケット内DCも追加しているし…。


★テスト
 何とこれでもMEMTEST86+エラーは止まらなかった。いい加減メモリがおかしいのかと思ったが、手持ちの全てのPC133メモリでエラーが出るので、CPUがおかしいのでなければマザーがおかしいに決まっている。まだ何か落とし穴があるのだろうか。いい加減二つに折って捨ててしまいたいが、これはHSDLのマザーではないのでそうもいかない。


★ISL6524周りの疑問点
isl6524cb
 このマザー、位相補償部分の部品が一部省略されている。キングコングが一般用並みの低性能コンデンサだから要らないと思ったのだろうか。アルミ非固体電解だろうが何だろうが、フィードバックが掛っている以上は位相補償は必要だ。特にインターシルの石は全部外部補償なので、自前でやらないと多分まともに動作はしない。これが原因で不安定になるのではなかろうか。そもそもコントローラ周りで省略していい部品は無いのだが…(^^;

 何で設計通り作らないんだろう。MLCCとSMD抵抗を1つずつ減らしても銭単位しかコストは下がらない。しかし信頼性は大幅に下がるのだからバカバカしい。「木端を拾って大木を流す」という言葉があるが正にそんな感じ。VRMを不安定にするくらいなら、PCIバススロットの無駄なアルミ電解を省略した方がコストが下がる。それはさておき、このマザーは発振気味で電圧が下がっているのではないか?


★更に交換
 位相補償は面倒なので稍低性能のコンデンサを載せたらどうか。45mΩ程度のESRを持つコンデンサ、手持ちだとFC1000μF16Vとか。8本立てれば容量も8000μFだから何とか足りるだろう。これでESR≦5.6mΩとなる。大して違いは無いが、1本当りの容量が減ったのは良いかもしれない。もっともオリジナルは1500μFでESRはGX相当と推定して62mΩである。


fc1000
 もう交換しないぞ。これでダメなら位相補償部分の回路を解析しなくてはいけない。この基板はクソなので苦労しそうだからやりたくないな。


★交換部品
 Kingcon1500μF6.3Vはありがちな三洋GX互換品と思われる。このサイズならESRは62mΩ程度だろう。位相補償が不完全とすればFCでもダメかもしれない。

CT7:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT8:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT9:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT10:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT11:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT13:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT14:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT27:1500μF6.3V→FC1000μF16V
CT2,3:前々回交換
CT5,6,15,16,17,20,23,25:前回交換
CT28:前々回交換
C9,TC1,TC10:前回交換
TC37,38:前回追加

Kingcon1500μF6.3V(10φ×16)[62mΩ/1050mA]
SEI WG3300μF6.3V(10φ×23)[12mΩ/2800mA]
Panasonic FC1000μF16V[45mΩ/1440mA]

 しかしこのマザーのコンデンサ交換した人って居ないのかな。WXクラスでも不安定になるんだから日本メーカー製は何も付けられないような気がする。オリジナルと同じ位とするとUTWRZ1500μF6.3V(60mΩ)とか、更に落とせばUTWRZ1200μF6.3V(80mΩ)とか。

 計算上はT50-52Bの9回巻き(3.5〜1.8μH)で合成ESR10mΩ前後、容量は9000μF以上あれば充分であろう。注意点は無闇矢鱈にESRを下げない事。ノーマルではALL固体化はできないだろう。


★テスト
 これで動かなかったら諦める。動く気がしないが。もしかしたらBIOSが鱈鯖に対応していないのかもしれない。公式に対応しているマザーの方が少ない石だから。今回は鱈セレで行ってみよう。


memtest86+
 やはりTEST5でエラーが出る。一体この状態で使い物になるのだろうか。何でこの状態でW2kが動くんだろうか?(^^; エラーしている所を踏まないだけなのかな。


★また次回
 という事でまた次回も此奴に付き合ってもらう。明らかにみんな嫌気がさしているだろうが、それは筆者も同じだ(^^; ちなみに直るかネタ切れになるまで永久に続けるつもりだが、このペースだとソケット交換だけのP6F2095の方が先に完成するかも。

興隆 6M694T 再び!!

興隆(Acorp?) 6M694T[Ver2.0]
興隆 6M694T 再び!


★メモリ周り
 単純にメモリ周りと言っても、ノース周りはCPU(VRM)以外全部メモリに関係しているんだよな。ちなみにこのマザーは前世紀の440BX時代のマザーのように3.3VはATX電源からの直流しになっている。これで3.3Vレギュレータ分はコストダウンになるが、その引き換えに電源品質は著しく低下する。また直流しで賄えないAGP1.5V、Vtt1.5V、Vcc2.5V等はISL6524CB内のシリーズレギュレータを使用している。そのお陰でPCマザーボード上にはありがちなレギュレータICが3つしかない(SE8117Tが2つとWS78L05が1つ)。実はこれらも3.3Vと5Vだから頑張れば無くせるけど…。

CT15:Vtt1.5Vの出力コン
CT16:Vcc2.5Vの出力コン
CT17:VmemのDC
CT20:VmemのDCとVcc2.5Regの入力コン兼用
CT25:VT82C694TのDC?とVtt1.5Regの入力コン兼用
CT28:AGP3.3VのDCとAGP1.5Regの入力兼用
*CT28は前回交換済み
CT5:AGP1.5Vの出力なので今回の目的とは無関係
CT6:AGP1.5Vの出力なので今回の目的とは無関係
CT23:VRMの入力DCなので今回の目的とは無関係

 C9、TC1の用途は解析していないが、他の寿命の早さから見て全部交換した方が良いかもしれない。同じ電解液が使われているハズ。DCと入力の兼用が多く、設計者のセコさが容易に窺える。AGPBusスロット以南は面倒なので全部放置という事で…(^^;


★おまけ交換
usb5vdc
 これも交換する。これはUSB5VのDCだが、リファレンスではタンタル68μF×2なのだが、これはキングコングの22μFである。もちろんこれは交換するしかない。


usb5vdc_after
 おなじみKZH150μF25Vである。元の耐圧と同じだが意味は無いので6.3VでもOKだ。これで電子的な仕様は一応満足できる。ただ基板配線が拙いと電圧降下はありうる。コンデンサではこれは殆ど防げない。なおFS4はヒューズだがFBで代用されている。まあA単位の大電流が行ったらアッサリ燃えるからこれでもいいか…。

 更にAGP1.5の出力コンであるCT5とCT6を部分交換は目障りなので(^^; 交換した。これらはもう使われる事は無いだろうけど一応。GPUのVcoreが規格よりもはるかに早く下がってしまうのでAGP1.5の意味は殆ど無かった。


★交換部品
 基板は2004年38週製造で製造者は不明。アセンブリは2005年7週とやたら新しいのが目を引く。2005年と言うと既に64ビット時代に入っているが、BIOSも(C)2005年なので間違いなさそう。ソケット370の長命には驚く。

CT2:前回交換
CT3:前回交換
CT5:1000μF6.3V→YXG1000μF6.3V
CT6:1000μF6.3V→YXG1000μF6.3V
CT15:1000μF6.3V→KZH390μF25V
CT16:1000μF6.3V→KZH390μF25V
CT17:1000μF6.3V→CA1000μF6.3V
CT20:1000μF6.3V→CA1000μF6.3V
CT23:1000μF6.3V→KZH390μF25V
CT25:1000μF6.3V→CA1000μF6.3V
CT28:前回交換
C9:22μF25V→MF22μF16V
TC1:22μF25V→MF22μF16V
TC10:22μF25V→KZH150μF25V
TC37:前回追加
TC38:前回追加

Kingcon 22μF25(5φ×7mm)[NA/NA]
NCC KZH150μF25V(6.3φ×11mm)[110mΩ/500mA]
NCC KZH390μF25V(8φ×15mm)[48mΩ/1210mA]
nichicon MF22μF16V(5φ×5mm)[2.6Ω/80mA]
SEI CA1000μF6.3V(8φ×11.5mm)[150mΩ/560mA]


★テスト
 もう一度1.5GBフル搭載状態でMEMTESTを回してみる。これでダメならメモリの相性と考えるしかない。メーカーはバラバラなのでPC133CL2では大いにありうるのだが。…やはりエラーが大量に出る。ハッキリ言って使えないというかOSインストールできない。相性が悪いのだろうか?仕方無く512MBを1枚ずつテストしたがエラーが出る。メモリが全部死んでいるのだろうか?それで別の256MBでテストしたがやはりエラー。

 VcoreをDMMで測定してみたら、鱈鯖SL5PUが1.355V、鱈セレSL5ZEが1.505Vだった。鱈鯖の方は明らかに低い(注)。出力コンが逝かれているとか?鱈セレで出ているからそれが原因とは思えないけどな。河童SL46Tでやったらエラーが出なかったし。全く謎すぎる。

注:BIOSのVcore表示は1.35〜1.38Vでほぼ正確だった。但し他の電圧は正当性を検証していない。

★続く
 こうなったら最後まで付き合うぜ。次回は出力コンデンサを交換する。6ME3300WGに交換する予定だ。

興隆 6M694T 再び!

 もう4年も前に解析して友人の所に向かった(Acorp)6M694Tだが、再びHSDLに持ち込まれたのだった。調子は良いらしいのだがコンデンサが膨らんで来ている。一線を退いたらしいのだが修理してみよう。ついでに鱈鯖と共にベンチマークをぶん回してみよう。

興隆(Acorp?) 6M694T[Ver2.0]

 試しにこのまま電源を入れたら動かなかった。二度目に試したら動いたのでコンデンサがボケていたのかもしれない。終にキングコングの限界が来たのだろうか。晴れているうちにサッサと交換してしまおうか。


★故障部分&もでφ
 解析記事でも心配されたキングコング…いや違ったKingcon(R)はやはりダメダメコンデンサだった。出力はまだ何とかなるのだが入力は2本では足りない。解析でも3本は最低でも必要と書いてあるが、悪い方で当たってしまったな。


vrm_in
 ご覧の通り入力コンデンサが2本とも膨張している。このままでも好調だったらしいが、使い続けると上側のAP60N03Sが過熱炎上するので止めた方が良い。ここは中華コンではダメ。ISL6624のテスト回路では1本だが、それはOS-CONの6SP680Mだから足りているのだ。


vrm_in_after
 交換要員はWX1500μF6.3V×2かな?しかし元のキングコングを抜いたら、リードのピッチが8φ分しか無い。10φのキングコングも足が曲げてあるんだな。仕方なくFJ1500μF6.3V×2に交換した。2本なので万全と言うわけではないが、たまにベンチを回すくらいならもう交換する必要はないだろう。


agp
 よく見たらAGP1.5の入力・3.3VのDC兼用コンデンサも膨らんでいるじゃないか。恐らく3.3Vを大量に使うカードを使っていたのだろう。TNT以前もそうだが、GF6以降も1.3Vなのでオンボードレギュレータが3.3Vを大量に使っている。万全を期すなら固体にすべきところだろう。


agp_after
 これは地味にYXG1000μF6.3Vに交換した。7年物だがKingcon1000μF6.3V(8φ×15mm)よりはだいぶマシだろう。これで修理は全部お仕舞い。


tc37_38
 改造部分はCPUソケット内のMLCCである。これはVcoreのDCでオリジナルは4.7〜10μF程度だろう。追加したのは15μF×2である。これでKingcon1500μF6.3V(10φ×16mm)でも高周波的には耐えられそう。

 言うまでもないが、曲がっているのがオリジナルで真っ直ぐなのがHSDLだ(^^ 解析記事でも書いたが実装機械がボロい。ランドが広くて非常に作業がしやすかったが、パーツNoのシルク印刷がレバーの下に在ったのでなかなか見つからなかった。


★追加解析
vrm_in_gnd
 解析で見落としたけど、この部分はCT23とCT2のGNDが共通となっている。この辺りは参照電圧を揃えるという事で、アナログ的になかなかよろしい設計だ。がしかーし。じゃあなんでCT3のGNDも接続して揃えないのだろう?(^^; スペースは充分あるのに残念な奴ですね。対策としてはCT2を6SP680MにしてCT3はEMPTYで完全体?になるだろう。そんな事をしても微妙にノイズ低減するだけでメリットは殆ど無いだろうけど…。


alc101_5va
 上は一部良い例だったが悪い所もある。それはAC97のアナログ電源だ。まず7805の入出力コンが遠すぎ。もっと近くに配置できるはずだ。しかしそれはまだ許せるが、ソースの12Vラインが長すぎるのはイカン。しかも中間にCOMドライバが入っている。つまりデイジーチェーンのような電源配置になっているのだ。これはアナログ的には最悪で、どうしてもこうするならDCをもっと厳密にしなくてはいけない。もっともこの長い配線がインダクタンスになり、シリアル以外からはノイズは来ないだろうが。まあサウンドという事で手を抜かれたのだろう。筆者も手抜きするだろうけどこの配置はやらないな。やってもやらなくてもコストに違いは無いので。


fet
 これも解析で見落としたけど、上下MOSFETのRgが22Ωと異様に大きい。AP60N03Sは超高速なのだが、ここまで大きいと6030と変わらないのでは…と言う気がしてくる。きっとサージが消えなかったんだろうね。高速スイッチング=高サージ電圧なのは当たり前。ある程度は我慢するしかないな。スイッチング周波数は200kHzだからもっと小さくても良さそうなのだが。せめて下はもっと小さくしたいところ。まあそれ以外にも消す方法はいくらでもあるんですけどね。


kingcon
 Kingconは色から見てもRubyconのパクリだと思うが、一部の防爆弁がニチコン仕様になっている(^^; テキトーだなあ。情けない話だが、二流中華メーカーは生産機械が中古機械なので選べないんだな。元々は日本メーカーの破棄機械だったりする。機械だけでは同じ物はできないって事ですかね。


★使用部品
 Kingconは中華コンの権威とも言うべきコンデンサメーカー一覧サイトにも載っていない。名前だけは笑いが取れるのだが…何がキングだバカヤロー!m9(^^) ESRのランクは恐らくGXクラスのつもりなんだろう。

CT2:1500μF16V→FJ1500μF6.3V
CT3:1500μF16V→FJ1500μF6.3V
CT28:1000μF6.3V→YXG1000μF6.3V
TC37:追加→MLCC15μF
TC38:追加→MLCC15μF

Kingcon1500μF16V(10×20mm)[NA/NA]
Kingcon1000μF6.3V(8×14mm)[NA/NA]
PanasonicFJ1500μF6.3V(8×20mm)[16mΩ/1870mA]
RubyconYXG1000μF6.3V(8×11mm)[130mΩ/640mA]


★テスト
 マザーと同時にRADEON7000PCIと言う渋い物件と、鱈鯖1.13GHz+PC133の512MB×3という贅沢な物を借りてきている。

 ゲッ!何だこれは!231MB/sだって?何か設定を間違えたのだろうか。いかに遅いアポロと言えどもFSB133でこの遅さは無いだろう。SL3CC定格+AP133A(289MB/s)にすら全く及ばない。しかもCL2で動かしたらボロボロとエラーが出た。解らない。BIOS設定はSPDデフォルト(メモリはInfineon PC133-CL2)なのでどうしようもない。これって熱なのかなあ。

 ちなみにCeleron700で動かしたらどうやってもFSB66になってしまい、122MB/sという空前の遅さとなった。地のメモリだけならP54Cと変わらないではないか…(注)。これと遅さで好勝負出来るのはFLORA 330 DK4だが、これはシェアメモリなので負けていると言えない事も無い。一体どういう設定になっているのか不思議だ。これはPCIレジスタ設定を検討するしかなさそうだ。

 これだけ滅茶苦茶だと何か間違いを犯している気がするな。例えばVmemのコンデンサがもうお亡くなりになっているとか。座ったまま寿命でお亡くなりになるなんて人間でもよくあること。乗りかけた船だから次回はこの辺りも取り替えてみるか。

注:MEMTEST86+低速記録は下の通り。但しバージョンが1.xxなので4.xxと速度は違っている可能性が高い。最低記録はIDEのHDD並みだ(^^; スワップアウトした方が速いかもしれんな。

234MB/s:Celeron300A定格+P3C4X
146MB/s:P54C@112.4MHz+GA-5AX+
62MB/s:SL3CC+BXMaster(レコードロウ)

★気づいた事
 動かしたらチップセットが非常に熱かった。結構大型のヒートシンクが付いているのに熱が不安になるレベルだ。そう言えばノース周りがスッキリしているなあ。で、忘れてたんだけどこのチップセットって440BXなんかと同じVcore3.3Vなんだね。通りでチップセット周辺にレギュレータが無いわけだ。発熱が大きいのもそのせいだろう。恐らくFSB133で440BXを動かしたくらいの発熱になるのではあるまいか。MEMTESTでのエラーはチップセットの発熱も疑われる。

 あとシルク印刷に拠ればJP1(STR FUNC)とBSELジャンパ(FSB切り替え)がある筈なのだが見当たらない。ポストピンの痕跡すらないので基板設計の段階で取り去られているハズなのだが、何故か印刷だけはそのままと言うマヌケな事に…(^^;


★次回に続く
 今回で終了の筈だったが、かなり不調なので全面交換の悪寒?!次回はメモリに関連した部分を全部交換してみる。単純にメモリ周りと言うけど、3.3Vは勿論、VclkやVtt1.5も俎上に上がる。つまりノースは全部交換となるわけだ。ヤダネー(^^;

MiTAC 5114VU その2

2006/09/29-2006/10/06

もうこれも消して良いよね。埋め草だし(^^

MiTAC 5114VU(再掲)

2006/09/29-2006/10/06

もうこれも消して良いよね。埋め草だし(^^

FreeTech P6F2095再度修理!

 もうだいぶ昔に修理したFreetech P6F2095がまたドック入り。何とKZG3300μF6.3Vが膨らんでしまっている。もうこのKZGは中華と同じランク付けで良いんじゃないか?OSTレベルだなこりゃ。しかしこのマザー永久保証の筈では…(^^; まあコンデンサ交換だったら数分で終わるだろう。

 しかしその時点では、この修理が恐ろしく面倒なものになるとは夢にも思っていなかったのだ(^^;

古のマザー FreeTech P6F2095
古のマザー FreeTech P6F2095 改造編
古のマザー FreeTech P6F2095 改造編2
古のマザー FreeTech P6F2095 改造編3
古のマザー FreeTech P6F2095 後日譚
FreeTech P6F2095 後日譚2
FreeTech P6F2095 後日譚3


★更に酷くブチ壊してしまった!(^^;
 修理するために受け取ったのだが、全体的に汚れていたので洗う事にした。で、ベランダの台の上で乾燥していたら、折からの強風で基板がぶっ飛んでしまっていた(注1)。

 詳しく調べたが、板自体は意外なほどにどこも壊れていない。ヤレヤレとホッとしたのもつかの間。ソケットのレバーが消えてなくなっているのを発見した。つまり折れたわけだ。


oreta
 慌てて1階庭を捜索したら運よくCPUソケットのレバーを発見。敷地外には飛ばなかったのね。しかし困った!根元から折れたのでCPUが付け外しできないぜ。

注1:当時は外出していたので詳しい経過は不明(^^; しかし今年は風が異様に強いと思わないか?絶対おかしいぜこれは。まあ夏は涼しくて良いんだけど。

★解決法
 という事で色々解決法を考えてみた。

CPUソケット交換
 これは確実だが大がかりになるのでやりたくないな。ヒートガン…このクソ暑いのにそれはない(^^;

▲愁吋奪箸離譽弌爾世姥魎
 簡単かつ仕上がりも万全。しかし似たソケットはあったが、全く同じソケットは見当たらなかった。あいにくメーカーも不詳なのでこれは不可能と断言して良さそうだ。

レバーを接着剤で繋ぐ
 ビンボーくさいけど現実的だ。がしかし、このソケットやスロットの樹脂はなんか特殊なんだよなあ。カスカスで高分子の接着剤は染み込んじゃうし。それに恐らくトン単位の強大な力が掛る部分だ。たかが接着剤ごときで繋げるのだろうか。でも他に手は無いので一応これで行って見るか。

 せめてレバーが金属でできていれば、曲がる事はあっても折れないんだけどなあ。そう言えば筆者のDOS/V0号機はレバーを真ん中から折ったまま使っていたな…。現オーナーは「第一線を退いているので直らなくても構わない」ということだが、修理屋が自ら壊していれば世話は無い。何としても使える程度には直したい。しかしソケットはとりあえず後回しだな。


★コンデンサ交換
 余計な回り道をしたが本題に入る。このマザーは以前、HSDLにてオール日本メーカー製コンデンサにもでφしたのだ。前オーナーの稚拙な修理により苦労させられたが、まあ大体は満足行っていたのだ。まさかコンデンサを再交換させられるとは思いもよらなかったぜ。


kzg3300j
 ご覧のように出力コンのKZG3300μF6.3Vが膨らんでいる。このままだといずれは液漏れを起こして死亡するはずだ。もっともP6なので最低でもあと2、3か月は持ちそうだが。


kzg3300j_after
 交換要員はKZH680μFとした。容量がさらに減ってしまうが、これでも合成ESR≦3.6mΩなのだ。目標の7500μFは突破しているし、1GHzを載せるわけではない(注2)のでイケるだろう。ここより入力の方がヤバいんだよな。在庫があれば本当は6SP680Mにしたい。


kekka20120716
 参考までにこれが計算結果。

注2:予定ではCeleron900を載せる予定。

★次回に続く
 これで電子的な修理は完了した。あとはメカ的な修理を片付けるだけだ。もっとも筆者はそれが一番苦手なのだが…(^^;

A8V-E DELUXEもでφ(その0)

 PCI-Eビデオカードでベンチマークを取りたいがP965 Neoがダメダメ。そう言えばA8Vを所有していたのを思い出した。Athlon64ならネトバよりはだいぶマシだと思われる。このマザーはまだ未登録、つまり入手後まだOSを入れた事が無い。動作テストも兼ねてOSを載せてみるか。ところがドッコイ、


★起動しない!
 以前からこのマザーの始動性が良くない件は書いてきたが、最近は弱い動物電源だけでなく、以前は動いていた24ピン電源でさえ起動しなくなった。考えてみるともう2、3年動いていないのではなかろうか。早い話が「不調のマザー」から「完全な不動品」に変身してしまった(らしい)のだ。怪しいVT8237周りは問題なさそう。ポストコードは途中までは正常に表示されるからだ(注)。

 そう言えばこのマザー、起動した当時でもVeniceでは動いたけどWinchesterで動いた記憶は無いな。次世代の方は起動するのに同世代が起動しないのは普通じゃない。これは消費電力の違いが出ているのではないか?新品の時は当然起動したわけで、これは経年劣化により電解コンが腐ってきている、或いは最初から腐っていたのかもしれない。

注:止まるコードは不定。今まで止まったのは04、06、C1、14、16、2D、65だが、手持ち資料ではReservedの06が一番多かった。何なんだろうこれは?BIOSコードって最新の奴は公開されていないんだよね。もしかしたらベンダユニークなコードもあるかも知れない。

★一番怪しい部分
 それはCPUソケットだ。以前書いたがこのマザーはヤニだらけだったのだ。経験上939ソケットにヤニが詰まっている可能性は高い。何故かソケットはホコリやタバコのヤニを呼び寄せるように汚れる。CPUソケットのBGAの裏まで入った写真を以前載せたのを覚えている人も居るだろう。これは前回使ったレンジ掃除洗剤で洗ってみよう。

 カバーを外すのがベストだが、939は370以上に割れやすそうで触る気が起きない。換えは無いので「割れちゃいましたっ!テヘ (^^」では済まないのだ。洗剤をかけたまま暫く放置して後は水で流す。洗剤が残っていると錆びるので徹底的に洗い流さなければならない。ちなみにタバコのヤニは有機溶剤では何故か殆ど落ちない(水溶性?)。パーツクリーナーの類は殆ど効果が無いと思われる。

 これで電源を入れたら何とタイトル画面が一発で出た。しかも今まで一度も起動しなかった動物電源で。ソケットの接触抵抗がかなりあったのだろうか。ただこれで起動はしたが不安定で、二度三度と動かすうちにまた動かなくなってしまった。他の部分もアカンのかな?メモリを換えたり挿し直すとコードが変わる。という事はメモリ周りが悪いのではなかろうか。もっともこの時期のAMDは既にメモリコントローラ内蔵だから、CPU周りにも疑いの目を向けなくてはいけない。

 ここで注意。メモリエラーがある状態で立ち上げると、たまに「BIOSチェックサムエラーなのでA:ドライブにBIOSイメージを入れろ」と言うエラーが出る場合がある。そこでメッセージに従って、マジでBIOSイメージを入れてしまうのがかわいそうな人。高い確率で本当にBIOSを破壊してしまう。実はこのエラーはメモリにBIOSプログラムを解凍した時に出たエラーなので、BIOSイメージ自体に問題があるわけではないのだ。もちろんメモリエラーが無くなればこのエラーは出なくなる。メモリエラーが出ている時のエラーメッセージを全部本気にしてはいけない。


★いずれ続きを書く(^^;
 ということで面倒だけど部品を吟味して行かなくてはならないようだ。なるべく交換は避けたいが、前オーナーはかなりアタマ悪い奴なので通常を超えた劣化をしている可能性が高い。少なくとも北は全交換となる可能性が高い。イヤだねー。

Albatron PC6600L改

★完成したところでベンチマーク
 まずは前回と同じPCでベンチを取る。今回はビデオカードはOCする。無改造時にはクロックが全く上がらず、GPU=310、MEM=524MHzが限度だった。今回試したらGPU=320、MEM=540MHzまで上がった。改造の成果と言って良いのだろうか。GPUはクーラー清掃+グリス交換の成果だと思うが。グリスは例のもらった銀グリスだ(^^


bench1a
bench1b
 クロックが上がった分だけスコアは向上した。しかしこのPCでは能力全開とはいかないな。次はHSDLのソケ775CPUでは最速に近いSL7Z9で計測する。デュアルコアのSL88Tはクロックが低いのとL2が半分なのでダメだろうな。この時期PenDの大幅なOCは無理っぽいし…。


bench2a
bench2b
 FSB230(3.45GHz)まで上げてしまった。流石にこの時期にここまで上げると、CPUに負荷を少し掛けただけですぐにファンが全開運転になる。製品ラインナップには3.8GHzまであるコアだから、この程度で音を上げる事は考えられない。最終的にFSB255程度で動かしたいが、ダメモリとリテール並みのクーラーでは無理か。閑話休題、ベンチのスコアは流石に頭打ちかな。カツ入れ+冷却で更にカードのクロックを上げないと向上しないだろう。

 今までメモリクロックDDR524までしか上がらなかったのだが、改造後はDDR540でも正常に動作するようになった。しかしやはりどこかに無理があるのか、DDR530と数値が同じかやや落ちているベンチもある。熱ダレするのか細かい所でエラーがあるのか。DDR600まで上がると本物の?GF6600にも対抗できるのだが、今のままだと出来の良くない6200相当のカードと言えよう。しかしまあVmemのMOSFETが交換後は殆ど発熱しなくなったので良しとするか。


★終わり
 PCI-Eの特攻用ビデオカードとしては充分にその役目を果たしてくれそう。PCI-E特攻用としてはGF7200もあるので、こちらはパーツの実験場の性格が強い。暫くは真っ当なドライバ探しの日々が始まる。
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