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ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

2013年03月

Athlon64とモバセン

 現在のFSB250セッティングは「定格Athlon64にはひけをとらない」と比べもしないで決めつけていたのだが、アスロンも貯まってきたので本当かどうか確かめる。クーラーを外すのが嫌であまりやりたくなかったが、面倒な気持ちより興味の方が勝ったのでヤル気になった。

 今回はSMS3000BQX2LFとADA3000AEP4APで能力比較する。この両者はモデルナンバーは同じだが、アスロンはペンティアム、モバセンはセレとの比較なのでモバセン側が圧倒的に不利である。クロックはモバセンが1.8GHz、アスロンが2.0GHzでL2キャッシュはモバセンが1/4の128kバイトしかない。普通に比べれば勝負にもならないわけで、もしOCして同等の性能が出せればモバセンの勝ちでよかろう。ちなみに価格はモバセン200〜60円とアスロン100〜50円なので気にしない(^^


sms3000bqx2lf
 もし754モバセンをこれから手に入れるのなら2800〜2600+の方をお勧めする。倍率的にDDR400のままで普通にOC出来るから。個別の微妙なアタリハズレを除けば限界クロックはどれも同じである。

 それはさておき、コイツをシバキまくってAthlon64を倒す。32ビットなので64ビットの越えられない壁があるのだが…AGPマシンなので気にしない(^^


ada3000aep4ap
 コイツが本日の敵役。これの定格に勝つのが今回の実験の目標だ。いわゆる最初期型のC0リヴィジョンのNewcastle(黒浜-512kか?)である。2003年49週製造なので最初期型としても古い方だ。


henkou_ada_sms
 どちらも同じドライバで動く。このモバセン3000+はCnQが働いていないようだ。フラグが立っても何も変動しない。以前モバセン2600+で動いていたのは気のせいだったのか?


settei_ada_sms
 これがCPU内ノースブリッジの設定である。違いは"2T Timing"だけである。イネーブルだと遅くなるのかな。


 マザーボードはいつものようにK8T Neo-Fを使用する。AGPマザーなのがちょっとツラいが、どうせ32ビットのXPや98SEベースなので気にしない方向で。メモリは安定性よりもパフォーマンス重視でスーパーマンのPC3200-256MB[MSDD32M8MT 0518TTTG]×2だ(注1)。


注1:256MBは×2にしないとバンクインターリーヴが働かなかった。512MBなら×1でも働くようだ。BIOS設定がAutoしかないので、動いてるのか動いていないのかハッキリしない。

★早々に決着?(^^;
 Athlon64に付け替えてベンチを取っていたらTeneBench等で固まってしまう。CPU発熱で固まっているらしい。特にTeneBenchはバーテックスシェーダ未対応(注2)のため負荷が大きい。それにしてもOC仕様のモバセンと同じクーラーで動作しないのか。話には聞いていたがNewcastle(C0)の発熱はスゴイ。仕方が無いので姑息にもCnQを入れてみた。それでベンチを取ったところ、


99_dame
 こんな結果になってしまった。何だこの遅さは!明らかにCPU 3DMarksの数値がおかしい。ハーフスピードで動いている感じ。


cnq_ada3000aep4ap
 何とCPUが800MHzで動いてやがります。CnQが入っていると3DMark99は「軽負荷」と見做されて能力全開にならないらしい(^^; ま、確かにこの石では軽いけどね。しかしこれではHSDL古代ベンチ軍団は動かせないのでCnQは切る事にした。と同時にCPUクーラーも付け替えねばならない。個人的にはこの時点でもう勝負あった感じだ。しかしこれで終わっては企画倒れになるので、クーラーを高速ファン仕様のモノに変えて実験を続ける。何か更に面倒な大仕事になってきたな…。


注2:使ったのはMX440なもので。当初使おうと思っていたRADEON9600系だと全くFSBが上がらなかった。当時のRADEONはOCに弱い。GF4MX440はGF4と名乗ってはいるが、中身はDX7世代の製品である事を実感させられる。

★総合ベンチ
hdb_ada_sms
crystalmark_ada_sms
 総合ベンチは大まかな傾向を見るのに役立つ。左がアスロン、右がモバセンOCである。この場合はマザーボードが同じなのでプロセッサの性能差だけが出る。こうして演算力を見た限りではクロックが高い分だけモバセンの勝ちである。全体的にOCモバセンの勝ちだが、メモリのライトだけは明確にアスロンに負けている。何かで負けるとすればこの辺りが理由となるのだろうか。


★CPU性能
 MPEGエンコードは演算力は勿論の事メモリ周り、特にL2キャッシュの性能と量が速度に大きく影響する。L2が僅か128kバイトしかないモバセンにとっては試練のテストと言えるだろう。実はモバセンはRomaコアなのでSSE3にも対応しているが、ベンチマークソフト側が使用していないのでアドバンテージにはならない。


gogo_ada_sms
 結果は本当に微妙だがモバセンの数値が上回る。得意げに勝ったとは言い難いが、同等ならば勝ちに等しい条件である。クロックが250MHz高いのが効いているようだ。


pi_ada_sms
 殆ど意味は無いがπ焼もやってみた。クロック差もあり45対43でモバセンの完勝。ただこのくらいのタイムになってくるとちぎって勝つのは難しい。


★3D性能
 いつものようにHSDLフルコース±αを食わせてスコアで比較する。3DベンチもAthlon64に対抗するのは難しい。クロック差で埋められるかどうか。

bench_ada_sms
2DM=2DMark11、CM=CrystalMark2004R3、VM=VillageMark(OGL)、FR=FinalReality(3D)、99,2000,2001,03=3DMark、NB=NatsumiBench、TB=TeneBench、YB=YumereaBench(XGA,Low)


 数値的には微妙だが殆どのベンチで上回った。但し何故か夏海ベンチだけはAthlonの完勝で、モバセンでは何度やっても8000台すら出なかった。やっぱりこの辺り、ビデオカードのベンチだけはよく解らんな。


ada3000aep4ap_oc
 やっぱりAthlon64もOCしないと意味が無いようだ。しかしコイツをぶん回すのはこのクーラーではダメだろうな。試しにやってみたけどFSB210で早くもベンチが固まってしまった。このように起動してCPUIDくらいは取れるんだけど…。


a64_cache
 AMDがIntelと一番違っているのはL2キャッシュ量よりもその速度。古のカトマイのように遅い。L2キャッシュの効きが悪く感じるのはそのせいだろうか。イソテル勢に負けるとすればそれが原因という事になりそう。


★結論
 アスロン3000+ならOCモバセン3000+で勝てる。純粋な速度だけならモバセンに拘る理由は無いけど、消費電力やクーラーまで気にするとやはりモバセンの勝ちかな。実用ならばパフォーマンスが微妙に劣ったとしても消費電力差で埋めてお釣りがくる。現況と変わらず残念なような安心したような、極めて複雑な心境である(^^; これ以上のコストを掛けない高速化は無理か?この上にAthlon64 3200+もあるけど、更に発熱が増えると思うと躊躇してしまう。

今日のHSDL[2013/03/29]

 遂にOCシーズンは終わってしまったようだね。ただ今、23時過ぎなのにエアコン無しで室温20℃を微妙に超えている(注)。夜中〜早朝の最低気温でも18℃はあるっぽい。モバセンFSB250+静音ファン付きクーラーではどうやっても各種ベンチでぶっ飛ぶ。もうちょっと実験したかった気がするが、これからは改造と洗濯?に注力したい。もっとも騒音で嫌気がさすくらいの高速ファンなら今はまだFSB250で動くようだ。これも4〜5月を過ぎると厳しくなるだろう。夏にマシンを作って秋冬に実験というサイクルがいいのかな?しかし夏は暑過ぎて何もヤル気がしないという…。

注:この部屋の窓は雨が降ったり風が強くない限りいつも開いている。つまり外気温とほぼ変わらない。

★パーツの洗濯[2013/03/22]
mem_clean1
 という事で今日は洗濯です(^^ 先日100円で手に入れたジャンクメモリが小汚いので洗う。酵素系レンジクリーナーが向いている。塩素系や酸化剤系は金属部分が腐食しやすいのでダメ。洗うと外見や気分が良くなるだけでなく、実用的に端子汚れやヤニ臭も取れるので一石三鳥?だ。


mem_clean2
 但し濯ぎは入念にやらないと、洗剤の臭いが取れず腐食も懸念される。界面活性剤は優秀なのでチップの裏まで回り込むのだ。乾燥はベランダにあるエアコンの室外機の上に置く。ここは真夏だと水洗したケースを乗せておくと10分もかからず完全に乾くくらい日当たりも風通しも良い。これも表面だけなら5分位で完全に乾いた。その後も丸1日放置してチップ裏まで完全に乾かす。濡れたまま動かしてもまず壊れないけど、保存中に水分が出てきて他にも影響を与えるかもしれないので拙い。何しろPC等の電子機器には漏れなく乾燥剤が入っているくらい水分を嫌うのだ。


★Webサイトより

http://news.mynavi.jp/news/2013/03/15/152/index.html
 一時代の終わりを感じさせるね。しかしクラウドなんて企業はともかく個人的には意味が無いような…と言うか利用したくない。インターネットのサーバーには管理者が居るわけだが、そいつ(個人だけでなく組織も含む)が100%信用できるのか?と言う問題もある。


http://www.youtube.com/watch?v=isulMiP3RPg
 m9(^Д^)ぎゃはは!負けた。歯磨きをグリス代わりに使ってるぞ。バカ度はサラダオイルやマーガリンに次ぐな。この人物は知っているかどうか分からないが、歯の研磨剤には水酸化アルミニウムも含まれているので根拠は皆無ではない。がしかし冷却に使えるほどの分量ではなかろう。これらの成分は不定なので製品にも依ると思われる…なんて、つい真面目に考察してしまった。だがちょっと試す気になったのは事実だ。水溶性で乾き易いので持ちは悪いだろうが。


http://jsksokuhou.com/2013/02/run-old-benchmark-with-recent-machine/
 面白い実験だが誰も参加してくれない…しかも2000はともかくFR(3D)は遅すぎ。HSDLのランキングだとTNT2にも負けるスコア(^^; 総合スコアは2Dとバスレートで大幅水増しされるので3Dとは何ら関係無い。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130320_592517.html
 昭和の遺物がまた消えた。エディオンAKIBAは家電専門らしいのでもう用は無いな。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130323_592879.html
 あー、この人Free-T辞めたんだ。けど相変わらずだね。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130322_592861.html
 ハードウェアは魅力的だけどChrome OSってのがね。Ubuntuの方がまだマシのような…。


http://prohardver.hu/tema/nvidia_quadro/hsz_34-34.html
 箱の中なので、油圧機器にでも挟まれないとこれ程は割れないと思う(^^;


★知ってた?
releasenote80
 フォースウェアのRel.80のリリースノートを読んでいたら、コッソリとこんな記述が有ったんだね。これってGA-6BXだけじゃないんだよ。GA-5AXとかも同じだし。前にどこかのジャンクサイトで新し目のカードを載せて壊した人が居たけど、既にここに名指しで注意事項が書かれていた。

775CPUクーラー完成

 最近HSDLをお読みの方に書いておくが、このブログは元々同人誌なので一般客には分りにくい所があるのをお断りしておく。分りやすくする努力は特にしない。ネタ的に分ったら困る部分も多いから(^^ 元上司とかに読まれると(相手が)ツライ…だいぶ棺桶に入ったけどな。

 また以前の記事を読んでいる前提で書いているので、面倒でも過去記事を読む事をお勧めする。但し2010年より前は流石に古過ぎなので、必要が無ければ特に読まなくても良い。


freezer7pro
 このCPUクーラーは今日の買い物[2012/03/11]で手に入れたArctic Cooling Freezer 7 Pro(又はそのコピー品?)で、ノーマルの2500rpmファンは付いていなかった。静音ファンだと冷却性はイソテルのリテールクーラーと大差無いんじゃないか?と言う気もするが、それがハッキリするのが怖いので詳しく調べない(^^; ま、入手価格もリテール以下だけどね…。最近主流のヒートパイプを使った冷却法は信用できない。感覚的には中身をガスよりも銅で埋めた方がまだマシに思える。熱がガスで移動(蒸発→還元)するって言われてもねえ〜ガスが見えるわけじゃないし…(←TVを初めて見た土人)。見た目はラジエータみたいでカッコいいんだが。いつも価格シールを付けっぱなしにしているのは、クラシックカメラの分野でM田D助氏に習った手法である。買った値段を忘れずに済む(^^


cpu_back
 なお取り付けはピン止めだったのでネジ止めに変更した。今日の買い物[2012/06/17]で入手したバックパネル(@50円)が漸く日の目を見るのだ。電解コンやインダクタのピンには当たっていないので使えそう。全部合わせてもリテールクーラーより安い。取り付けはある程度の長さを持つM3のネジ+ある程度幅広のワッシャであれば何でもよい。態々買わなくてもその辺に転がっているのが流用できる。これはジャンク品では重要な事だね。


flap
 このフラップが排気を下に向けるらしい。取り付け方向によってMCHとVRMのどちらかを冷やす訳だ。どちらを冷やすか迷ったがヒートシンクの無いVRMを冷やす。既にVRMの基板裏が焼けてるし…(^^;


neji
 この辺りのネジに改良の余地があるかも。ちなみにこのアームはバネのように弾力があり、テンションは緩まず充分に掛かるので問題無い。グリス無しでもP4が動作する程度には冷える。気温が上がってきたらいよいよ実用開始だ。


 バラバラにパーツを集めた為、1年以上かかって漸く完全なCPUクーラーとして使えるようになった。いつも通りとは言え気が長い。俺達のCPU冷却への道は始まったばかりだ。

ヘンなメモリ

 先日手に入れたヒートスプレッダ付きDDR2メモリをテストしてみた。良いのが入っていたらアタリだったが、残念ながらアタリではなく無名のクソメモリっぽい。ところでこのメモリの入っていた袋にPC2-800 512MB×2と書いてあったんだが、これってちょっとおかしいよね。普通はDDR2-800かPC2-6400と書くのではなかろうか>HO殿。ま、どーでもえーけど。


memtest1303261
 定格のSPDデフォルトで起動したら何とTest7でエラーが出やがんの。10日間保証の中古品なので返品しようか?という考えが頭をよぎるが、このマザー(P965 Neo-F)だけと言う可能性も考えられる。とりあえず設定を変えて試すしかなさそうだ。SPDにはOEMネームも入っていないし、無名メーカーの安物モジュールっぽい。初っ端からメゲタな〜。


memtest1303262
 仕方が無いのでCLでも下げるかと思いBIOS設定を見たら、なんとこのマザーはデフォから上げられるけど落とせない!OEMマザーなのにイケイケかよ…(^^; という事で落とせたのはtRCDとtRPだけだった。これで5-6-6に下げたら無事通るようになった。ヤレヤレ。

 しかしこのままではタダの質の悪いメモリなのでOCテストする。既定のVdd1.85Vから僅かに0.05V上げた1.90VにしてFSB210でやってみた。これも通る。調子に乗ってFSB220にしたがおなじTest7でエラー発生。これ以上は全く上がらないらしい。


memtest1303263
 結局この5-6-6-18でFSB210と言うのが限界っぽい。以前のPC2-5300よりはマシなので納得しなければならないのか。ちなみにこのまま1.85Vに戻したらエラーが出た。Vdd上げは地味に効いているらしい。速度は3436MB/sでまあまあだが、用途に依ってはPC2-5300でクロックを上げた方が良いような気もする。


 てことで結構腐った奴を買わされたようだが、代えに行くもの面倒なのでこのまま使う事にした。今日から特攻用としてフル回転してもらう。コルセアを付けるのは気が引けるマザーでもこれなら気兼ねなく付けられそうだ(^^

ローカル巡回[2013/03/24]

 買い物に行かねばならなくなったのでついでにジャンク屋も回ってみた。特に用は無いのだが、キヤノンのカメラが買えると良いな。


★DDR2メモリ512MB×2
ddr2_800
 何となく買ってしまったのだが…。ヒートスプレッダにメーカーやブランドは何も書いていないので、最悪この安っぽいヒートスプレッダを600円で買った事になる(^^; 曲がりなりにも中古品なので動くとは思うのだが。


★Quadro FX1400
fx1400_1
 どうしても納得できないので新たに買ってみた。「タダより安い物は無い」という言葉があるが、「タダより高い物は無い」という言葉もある。この場合は後者になってしまったね(^^;


★Quadro FX1400
fx1400_2
 こちらは実はリヴィジョン違い。上はA00だがこちらはA01なんだな。基板製造もトライポッドからBTIに変わった。ちなみにトップサーチのもあったから最低でも3種類という事になる。不具合が多発したからだろうか?これについてはまた近い内に結論を書く。その為に他の買わなかったカードも全部検査してきた。


★GF7600GT?
7600gt
 前回の7600GTが動いたのでもう一枚買おうと思ったが見つからなかった。これってGTなのかな?GSだったらアホだな…。


★SL8HS
★SL9XN
sl9xn_sl8hs
 355ゲット!これでプレセレ(775)はあと4個となった。SL9XNは予算を合わせたつもりだったが要らなかった。つか1000円オーバーしてるし…(^^;


★スルー
 そう言えば最近PenD見なくなったなあ。あんな高いのが売れるとは思えないんだけど、まさか捨てられたのだろうか。

・E4300/4400
 遂に1000円を切ったが遅い。もう500円以下じゃないと買わない。

・E2160
 多数あったが何故か1000円以上だった。E4300より高いってどういう事?

・セレD 335
 欲しかったが箱付だったのでウザいから止めた。箱は持っているとなかなか捨てられないし、しかも邪魔だし高くなるので要らない。リテールには何の価値も認めていない。


★今日の風景
 HOでジーサンとしか呼べないオッサンがかなりデカいアンプ?を買っていた。聞けば自転車に載せて持って帰るらしい。店員に「本当に大丈夫ですか?」なんて心配されながら、それでも非常に嬉しそうな顔が印象的だった。いつも見かける転売屋の浅ましい顔つきとはえらい違いだ。長年探してたモノが見つかったのかな。

 あの齢で物を手に入れて、あんな嬉しそうな顔で帰る人も居るんだね。オレも良いモノを手に入れた時はあんな顔で帰っているのだろうか?イヤ違うだろうな〜。ああいう人は何歳になっても大丈夫。しかし残念ながら、世間の老人の顔はあの笑顔とはほど遠いものである場合が殆どだ。

Quadro FX1400

quadro_fx1400
 猫電のExpress5800/Workstationに使用されていたカードらしい。このPCは数が出ているのでジャンクで見かけた人も多い筈だ。この辺りのカードは値段もタダ同然に安く、今が旬のジャンクである(^^ もう少し経つと品自体が無くなって旬が終わる。

 このカードは友人から「動かないので部品(OS-CON)としてあげる」という事で頂いたものだ。しかしHSDLはFX1400は所有していないので出来れば動いて欲しいな。物は試しで動かしてみよう。P965 Neo-Fに付けて電源を入れたが、ポストコード26で止まって画像信号も出ない。前口上通りの不動品らしい。これもおなじみのハンダ割れなのだろうか?何となく違うような気もする。ハンダ割れの場合は画像信号だけは出る場合が殆どで、これはプロセッサが活動していないのではなかろうか。それとハンダ割れ以前に気になる部分も発見してしまった。


★電解コンデンサ破損?
fx1400_epcap
 このEP-CAPに注目。写真では解り辛いけど実はこれ膨らんでいるんだよね。この店には同じ形状のQuadro FX1400が20枚くらいあったのだが、その内の実に7割位が同様若しくは更に酷く膨らんでいたらしい。このC128には5Vが掛かっているのだが、一体何用の電源なんだろうか?回路を見た目には無理な使われ方ではないのだが…。コンデンサのロット不良も有り得るが、膨らんだ理由は現在のところは不明。


★クーラーの問題点
 クーラーはジャンク品らしくホコリまみれ。ブロワで吹いて掃除したが、まだ気に食わないのでバラして洗ってしまった。ついでに板まで洗って部品解析の障害を取り除く。

 グリスを塗らずにGPUクーラーを付けてみて気づいたのだが、このクーラーはGPUに密着していない。当たった感触が無いので横から光に透かして見たら、紙一枚分くらいのハッキリ判る隙間が有ったのだ。つまりコアとヒートシンクは全く接触しておらず、グリスだけで熱伝導していることになる。これはメモリなら許せるがCPUやGPUだとちょっと拙い。


cooler_gomu
 この4つ付いているゴム足が密着を妨げているようだ。GPUに当たらないのでコア欠けは防げるのだが、冷却効果が落ちては元も子もない。グリスがまだ新品の内は良いのだろうが、経年劣化はかなり激しいのではなかろうか。冷却不足によるハンダ割れも可能性として考慮に入れなくてはならなくなった。


★他の部分を見る
 基板はリファレンス設計(MODEL P260)に基づいており、2005年20週、Tripod Technology Corporation(健鼎科技)製だ。DRD-RAM基板も作っていた、この世界では名の通った一流メーカーで製造されている。カード自体も20週〜その辺りの製造だろう。パーツの製造週がほぼ揃っており、正規品を正当なルートで仕入れている事が判る。…いや中華製だとスポット品は当たり前だから新鮮に見えるんだよ(^^; 最近は日本メーカーだってスポット品なんだから。閑話休題、カード自体も一流メーカー製であることは間違いない。


fx1400_gpu
 クーラーを外してみると、Quadro FX1400名義のGPUが姿を現した。無印6800が出てきたらイヤだな…と考えていたのだが杞憂だった(^^; 正真正銘のQuadroチップである。もっとも中身は同じモノだけど。製造週は2005年19週でB1リヴィジョン。


hy5du283222a
 メモリはHYNIX製のHY5DU283222A FP-28である。動作クロックは350MHz、DDRアクセスなので700MHzという事になる。これはGeforceで言えば6800無印に相当する。但しGPUクロックは350MHzらしいのでGTO/GT相当である。どちらかと言えば逆が望ましいが、メモリのグレードアップは全体のコストアップに繋がるのでメーカーは嫌がる。


c95_c108
 このC95(94)とC108は、それぞれ裏にあるU507とU505(共にAMS1117)の出力コンデンサである。がしかし、C108は付いていない。何故付いていないのだろう?要らないのか?もっともMLCCが付いているのでまるっきり何も無い訳では無いが、1608なので精々1μF程度しかない事になる。この製品は色々なバージョンがあり、色々な部品の付き方をしている製品が有る。それでもC108が付いている製品は見た事が無いので要らないのだろうけど。用途はメモリのVttっぽいのだが…。


★一旦終了
 これが発売されてからもう8年目に入る。PCの世界では5年も経てば既に終わっている物件ではあるが、ユーザーはそう簡単に割り切れないんだよな。昔のソフトだと現在のカードに負けない速度で動くので尚更捨て難かったりする。

 さてこのカードどうする?FireGLとRADEON9600PROのように(注)、これもGeforceと比較したいんだよな。6800無印はHSDLにも完全動作品があるし、これも何とか動くようにならないだろうか。まあどうしても必要ならば動作品を買えばいいんだけど…(^^;


注:この記事はまだ発表していない。FireGLは本当にOGLの一部が速かったのでちょっと感動した。FX1400も何かしらの違いが出てくれると嬉しいのだが。

今日の掃除[2013/03/21]

 ビデオカード等の機能拡張カードはドライバをアンインストールしても安心できない。レジストリ設定は残っているからだ。初級者はアンインストールすれば大丈夫と思っているが、実際はそれ以上に重要な情報が残っているのだ。ソフトウェア・カテゴリののエントリではなくPnPで書き込まれるデータである。

 この時はRiva Tunerにしてやられたわけだが、この情報が結構曲者だ。カードが上手く動かない時は一度消してみる価値はある。筆者は不具合が無くても定期的に掃除している。さてこのHSDL36はどのくらいゴミがあるのだろうか。


enum_pci1
 このマシンはHSDLのテストマシンなので、当然のようにビデオカードをとっかえひっかえする。お陰でこのように溜まってしまうのだ。同じカードを付けた場合にはこれが使われるので新規にデータは書き込まれない。不具合の原因になる場合もあるのでアンインストーラで消して欲しいね。このデータはPnPが反応すれば、ドライバ無しの不明VGAカードでも書き込まれる。現在はヌビカードなのでATIのデータは全部要らない事になる。

 このエントリは単純に削除できない。アクセス権が設定されているからだ。リードオンリをフルアクセスに変更しなくてはならない。アド民じゃないとダメかもしれん。間違ったデータを消すと面倒な事になるかもしれないので、ベンダIDとデバイスIDをシッカリ確認する。1002はATI、1022はAMD、10DEはnVIDIA、10ECはRealtek、1106はVIA。


enum_pci2
 一時的な動作確認だけで二度と付けないカードも多々あるので、レジストリを肥大させるだけのこのようなデータは出来る限り一掃したい。ドライバクリーナー等でも消せるっぽいが、見てから消す方が筆者的には安心できる。実は「どれだけ貯まったか?」見るのがちょっとワクワクだったりする(^^ 今回はあまり貯まってないけど。


enum_pci3
 カレントの他にも001〜のエントリに同じデータがある。またATIはサービスにもゴミを残すので消した方が良い。


 て事で、実験マシンもリフレッシュされた。HSDLではOSは直ぐに消しちゃう場合が多いが、このHSDL36のXPはもう2年も守っている。いつも使っている割には長持ちだな。

ビデオカード2枚死亡?

gf6600_a2
 PC6600Lというアルバトロンのカードが壊れた。そう、以前HSDLが修理した100円の奴である。


pc6600l_sibou
 御覧のように例の症状である。全く冷えないテキトーなクーラーでOCしまくったからだろうか。何しろHSDLでは定格でカードを動かすことはテスト以外ではまず無い。いつ壊れても不思議ではないのだ。さてこの後だが、これを再リフローするかどうかだ。これより良いカードをすでに大量に保有しているので捨てても良いのだが、かなり手を入れているので愛着がある。一度だけでもやってみようかと言う気もする。あ、そう言えばドライバテストはこのカードでやっているんだった。これが無くなると以前からのテストデータがパーになるんだよな…。さてどうするか。

 もう1枚は7200GSである。これもVGA画面にラインが入るので、HSDLにて再リフローして直した奴である。こちらはどうも正常に動いているようなのだが画面が表示されない。これは恐らくコネクタなどの接触不良ではないだろうか?このカードはロープロファイルだがアナログとDVIが別になっている。アナログRGB側だけ壊れているのかもしれない。そう思ってDVIアダプタでアナログRGB出力したらやはり動いた。アナログ側はコネクタとフラットケーブルでつないでいるのでどこかが切れたのかもしれない。とりあえずアダプタ使用で上の地雷6600の代わりに使う。しかしP35だとGPUヒートシンクが当たってしまうんだな。使えねー。

 いきなり同時に2枚壊れたので、「マザーのPCI-E設定が拙いのか?」とか「マザーの電圧がおかしいのではないか?」と勘繰って焦ってしまった。偶然とは恐ろしい。そう言えば実用中のPCやマザーボードも壊れる時は同時が多かったような。

今日のコア研磨[2013/03/18]

 既に完璧に飽きてきているが、今日もヒマが有ったので地道に削る。例の亀裂が酷くなってきた。このまま薄く削ると割れて原形を留めないだろうな。もうちょっと薄くなったら砥石の番数を上げて削るスピードを遅くしないとマズイ。


sl4pb_20130308
 すでに基板の端の方が削れ始めている。上のインテルのロゴはもう殆ど消えかけて読めない。別貼りのセレロンのネームシール?も削れて読めない。コア自体既に紙の厚みほどしかなく、保護用の黒い樹脂もかなり削れている。しかし未だに回路自体は出現の気配も無い。何しろ0.18μ个覆里婆詰も無い。回路は裏面にあるので、このまま削っても割れてしまって見られない可能性は高い。その場合は続けて基板も削ってみるつもり。昔有名サイトでSlot1のCeleronの基板を削っていたけど、あれみたいになれば面白い。

 ここまで削ってハッキリした事は、コアの上の方が欠けて動作しなくなる事は無いという事だ。一見コアが欠けて動かなくなったように見えても、実際には別の理由がある。大きな理由の一つに前回も書いたコア割れがある。また基板のハンダ割れて動かなくなる場合もあるだろう。この古いCPUでも370ピンあるのだから、ショックで剥がれる事くらいあるだろう。

黄昏のビデオカード Aeolus FX5700

 漸く動かしてみた。ノーマル状態だと殆どがMX440(460)より遅い。なーにがアイオロス(風神)だよバカヤロー。やっぱり無印じゃなくてウルトラじゃなきゃダメなのか。あまりの遅さ(注)にゴミ箱に放り込んで知らん顔をしようと思ったが、OCしたらソコソコの数値が出たので日の目を見る事になった。

注:HSDLでも最近はPCI-Eのカードを扱っているのでそう思ってしまうのだが、当時としては普通の速度である(^^ 話半分で。

★概要
aeolus_fx5700
 nVIDIAの凋落の象徴とも言われたFXシリーズのミドルである。DX9対応だが、ATIの自信作であるR300世代と比べるとあまりにヤル気無さすぎ。GF6000シリーズの完成が遅れたので、お蔵入りの失敗作を急遽繋ぎに出したんじゃないか?そんな疑惑さえ持ってしまう。

NV30:FX5800
NV31:FX5600
NV34:FX5200/5500
NV35:FX5900
NV36:FX5700
NV38:FX5950

 NV38はNV35の選別品に過ぎないので、FX5700(NV36)がFXシリーズの完成品・決定版と言えない事も無い。ちなみにFX5700は地雷が多い事で定評がある。LEは勿論の事、経験的にはロープロファイルのはヤバい。実はこのカードもデフォのメモリクロックが500MHzになっているんだよね。FX5700の定格は600MHzなので明らかにハズレだな。もっとも後に述べるOCで定格以上まで楽に伸びる。ま、相場100円の物件なので外れても問題無いか(^^

 常用のMX440に対する唯一∧最大のアドバンテージはDX9対応である事。「速い・遅い」では無く「動く・動かない」と言う根本的な問題なので、「越えられないDXの壁」と言ったところか。そういう訳でGF4より遅いFX5700に意味が無い訳では無い。

http://gigabyte.jchyun.com/product_info/product_information.asp?p_code=288
http://download.jchyun.com:8080/ProductImages/226.jpg
http://www.buycoms.com/spec.asp?ProductTypeID=30&ProductID=5400
http://www.buycoms.com/pic/product/30/5400/GPA874.JPG
 このカードには、思わず目をこするような強烈なハズレバージョンもある模様(^^; これはHERMEI(またはASIACON)のLZかな?何れにせよビデオカードの低品質コンデンサは致命的で、短期間でぶっ飛ぶのは間違いない。そう言えばこの青ペンにもASIACONが付いてたな。青ペン製造のクソコン好きにも困ったものだな。


fx5700_rev
 裏面は特に変わったところが無い。基板は黒色で青ペンマザーにはよく似合う。


fx5700_vrm
 これがGPUのVRMである。OS-CON主体で文句は無い。一見2相DC-DCに見えるが、実はコントローラのISL6225は2つのコントローラを内蔵しており、メモリとプロセッサの両方の電源を生成できる。元々はモバイルPCやPDA向けの製品だ。


fx5700_mem
 このヒートシンクのタブでメモリも冷却できる。このクラスとしては申し分の無い冷却法。出来ればメモリももっと良いのを付けて欲しかったが。せめて定格クロックのメモリを付けていれば、OCでUltra並みの性能を発揮しただろう。Ultraが売れなくなるからダメか。メモリ電源もOS-CONとEP-CAPで文句なし。

 詳細に見たわけでは無いが、ざっと見た感じではメモリがショボイ以外は大変に良くできているのではないかと思う。


★動作テスト
 最初は9xで動かしたが全くダメだった(結果は省略)。GF4MX460に大幅に負けてしまった原因は、

|噂磴縫瓮皀螢ロックの差
 DDR550対500MHzなので負けている。だがそれだけでこれほどの違いになるとは思えない。

∨楝PCのCPUの差
 実はOCクロックが違うんだな。「当たり前じゃん、合わせろよ!」と言われるかもしれないが、実はFX5700は当初FSB250では起動しなかったのだ。いや250どころか230ですら無理だった。総合力で負けなのは認めなくてはいけない。初回テストはFSB210で行なった。

 感想を言えば、このFX5700は本体PCのOCに弱いな〜という事だ。このテスト中に98SEを何回再起動させられたか数え切れないほどだ。FXが弱いというよりGF4MX440が如何に安定しているかという事かもしれない。NV1x系はパフォーマンスだけでなく、安定性に関しても群を抜く傑作だったという事か。

 仕方が無いのでHTクロックを600MHzに下げた。そうしたらFSB250でも起動できた。やはりAGPバスの速さにGPUが追いつけないのだろうか。但し動いたと言っても不安定なのは相変わらずで、98SEでは軽いHDBENCHですら16Bitカラーで動作不良になる。DDが途中で止まっちゃうんだよね。テキトーに入れた71.84にも問題があるのかもしれない。

 しかも今回、98SEでは何故か一度も2000が起動しなかった。負荷自体は03や2001の方が大きいのだから、何らかのソフト的な不具合だろう。これもドライバに疑惑がある。


fx5700_oc1
 本体PCのOCに加えてドライバの機能である「最適頻度検出」で少しでもパフォーマンスを上げてみよう。メモリは大した事が無いが、コアクロックは意外なほど上がったな。某巨大掲示板の5700スレの残骸を見てみたが、最適頻度検出でここまで上がれば文句はなさそう。もし無理してブチ壊れてもOS-CONになるだけなので構わない(^^ 部品の良いカードは死んでも利用価値があるのだ。買った時点で元が取れ、動いた時点で得になるカード。


fx5700_oc2
 夜中は更に気温が下がったからか、最適頻度検出でも更にクロックが上がった。自動設定でここまで上がるのは結構凄い。425→495まで上がり、GPUだけならUltraを軽く超えている。メモリも定格よりは上がった。

 しかしこの設定だと大半のベンチで数値が目に見えて落ちてしまった。何か内部でエラーが出ているのかもしれない。XPでは上のクロックで動かしている。このままコアクロックだけUltraと同じに落とせば良かったかもしれない。


fx5700_nb
 全体的に冴えないカードだが、何故かこの夏海ベンチだけは速い。他は全部遅いのになぜこれだけ速いのだろうか?HSDLランキングでは総合第9位で、これより上にはPCI-Eのカードしか居ない。つまり現時点でのAGP最速である…ホントかよ。GF7600GS(AGP)より速いなんて考えられない。信じたくないのでいずれ他のも取り直そう(^^

 前回のカノプーF11(GF2MX)はFRだけ何故か速かったのだが、何年経ってもビデオカードはよう分からん部分がある。一部ベンチで優劣を付ける事の危険性がよく分かるね。


fx5700_xp_2d
fx5700_xp_3d
 なんか消化不良なのでXPでもOCテストしてみる。結果は大半のベンチで自己最高記録を更新した。これはXPの方が優れているという訳ではなくて、ドライバ71.84と56.64の差だと思われる。50番台は速度に定評があるからだ。50番台の別バージョンを試すか、ドライバ設定を煮詰めればこれより速くなる可能性はある。98SEで動作しなかった3DMark2000も動作して一安心。やはりこれもドライバの問題だろう。


★終わり
 久々に使ってみたFXシリーズだが、現在から見てもやっぱり「FXシリーズはハズレだった」と思わざるを得ない。4と6は良かっただけに余計に谷間が目立つんだな。DX9c対応も不完全だし、ヌビ勢は6800まで雌伏の時が続く。

 次回の「黄昏のビデオカード」はライバルATIの9600系の2枚を予定している。
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