HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

2013年10月

今日のHSDL[2013/10/13]

 いつも風が強すぎる。いつからこんな風ばかり吹くようになったのか?北の方のアレも相変わらずモクモク発生してるし、スプレッド・スペクトラムじゃないんだからいい加減にしてくれ。


★Webサイトより

http://www.maxon.net/ja/news/singleview-default/article/maxon-cinebench-r15-available-immediately-for-download.html
 あ゛〜!HSDLのCPUランキングが完成する前にR15が出てしまったではないか。SSE3で足切りだと、今回はAthlon64でもウンチ君以前は全部ダメだよな。HSDLジャンク軍団では厳しいので暫くは放置の方向で(^^; 最新のフィーチャーに完全対応していて、且つ昔のでもそれなりに動くソフトは無いモノだろうか。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20131008_618673.html
 で、でけえ!ドイツならともかく日本のご家庭ではちょっと無理なんじゃないか。値段も業務用の冷却水作る機械の方が安かったりして。中古で結構安いんだよね。


http://www.dosv.jp/other/0704/02.htm
 メニュー型式で分類してるけど、仮にその分類で行くと下の↓奴はAMI BIOSになるぜ?そもそも外見でBIOSを分類する必要があるのかと言う疑問がある。あ、そう言えばうちにGUIのBIOSもあったな(^^
phoenix_award


★再リフロー
 先日金属ゴミの日だったのだが雨が降ったので捨て損ねた。また一か月の猶予が出来てしまった。となるとやる事は一つしかない(^^ 今季初めてだな。


rf_20131013
 今日の犠牲者たち。殆どハイエンドだけになってしまった。これらはクーラーを付けたり外したりが面倒なのでやってられない。

 で、やってみたのだが全くダメ!やり方を完璧に忘れた…。前シーズンでは百発百中だったのだが、何か「とても重要な事」を忘れている。時間が違うのかもしれないし、風が稍強かったからダメなのかもしれない。マズイ事にフラックスの残りがごく僅かになってしまった。暫くはリベンジ出来そうにない。

 更に参ったのはPX9800GTのテストをしたら、電源を入れた途端にごく小さなパチンという音が。暫くすると猛烈な半導体が燃える匂いがしてきた。どこが燃えたんじゃ〜!これはもうダメだな。幸いにしてラジアルリードタイプの固体電解が一杯載っているので部品取りにする。もう直さなくてもよくなったので隠しようの無い喜びが…(^^

 HD4850は相変わらず全く熱くならない。ひょっとするとハンダ割れと関係無しに電源かチップが壊れているのかもしれない。それならば再リフローで動くわけがないな。コイツは正直もう見たくないんだけど。唯一、GF6600AGPは動いた。8800GTと9800GTがあと1つずつ動いてくれればSLIできるので残りは全部部品取りでも良い。また次に頑張りましょう。


★ノイズを吸収するコンデンサ
 最近は部品メーカー広告でさえテキトー書いてあって困る。例えば一番酷いのが「ノイズを吸収するコンデンサ」って奴。まともな教養を持った人なら分るように、コンデンサはノイズを吸収したりはしない。それどころか全てのパーツは純損失を除きノイズを吸収する働きは無い。強いて言えばFBがノイズを一部吸収するような振る舞いを見せるが、あれは食ったノイズを熱に変えたり又は反射するわけで吸収ではない。発散だ(^^ それはさておき、コンデンサは交流的には筒抜けだ。むろんESRに応じてだが。

 バイパスコンデンサは「ノイズ(語弊があるが)を高い方から低いほうに流す」だけ。この場合の高い低いは無論インピーダンスである。だから高性能コンデンサでノイズを落としたつもりで実際は何の効果も無い場合はいくらでもある。もちろんグラウンドやケースを大地アースしてもダメ。大地のインピーダンスはΩ単位なんだから、部品のミリΩ単位のインピーダンスとは比較にならない。高周波では大地アースのラインがアンテナにもなる。ゲルマラジオのアンテナ端子にアース線を繋いで感度が上がったら怪しい(^^

ハンダ付けのコツ

(旧Web版より転載)
 ここに書いてある「ハンダ付け」とは、マザーボードの電解コンデンサのハンダ付けを想定している。電子工作でも基本は変わらないが。

 コツというの「骨」の事で、骨を折らずに身に付ける事は出来ない。もし楽をして上手くなりたいと思っているならそれは間違いだm9(^^)ビシッ まあ筆者に言わせれば、そんなに上手くなくても「実用上問題ない程度」なら誰でも一日で出来るようになると思う。コツも何もありゃーしない。事実筆者も小学生の時に一日で出来るようになった。だが現実にはそうでもないらしいが何故だろう?答えはハンダ付け初心者がハンダ付けの方法を知らない事と、しなくてもいいアドバイスをする自称達人がいるからだ。

 だいたいハンダゴテという名前がいけない。素人にとってはコテという名前から左官が壁塗りに使うようなコテを連想してしまうらしい。つまり「ハンダをコテに乗せ、熱で溶かして塗りつけるもの」と考えているわけだ。ハンダ付けが上手い人なら「全然違う」と首を横に振るだろう。実際はハンダゴテは接合点に当てているだけで、ハンダはその当てている所に押し付け流し込むだけだ。ハンダは自然に接合部の隙間に流れ込むので、コテ先に乗せて塗りつけるようなアクションはただの一度も無い。これが分らないから何時まで経っても下手なのではなかろうか。

 解説によくある「部品は熱で壊れるので極力熱しないようにしましょう」というのがまたいけない。熱すると壊れるのは事実だが小型ICのハンダ付けではない。数十秒もコテ先を当てれば別だが、アルミ電解コンは超小型品を除き熱で壊れる事はまずない。このアドバイスを受けるとおっかなびっくり、大抵の人が加熱不足で失敗する。むしろ練習の時はぶち壊すくらいの気持ちで熱するのが上手くなるコツだ。特に我々が扱うマザーボードのような多層基板はその位の意識が絶対に必要だ。練習で慣れたら次からギリギリまで加減すればいい。繰り返すが超小型品以外はそう簡単に壊れない。半導体だってリフロー対応で壊れなくなっているくらいで、筆者はハンダゴテの熱で部品が壊れた経験はただの一度も無い。ついでに静電気で壊れた事も無い。熱で壊す人はどうやって壊しているんだろう?不思議だ。

 まとめて言えば、ハンダ付けの下手な人は「間違った先入観を下手なアドバイスで膨らませている」のだ。まずは正しいハンダ付け知識を身につけなければ、いくら時間をかけて練習しても上手くならない。また対象の部品についての正しい知識が必要だ。

 ちなみに上手い人、つまりハンダ付けの素質のある人は初心者の頃から既にソコソコ上手い。ウチでも未経験者をスカウトするときはその場でハンダ付けをやらせてみる。素質がある人はやり方を聞いただけでソコソコ上手く出来る。更にそこから経験を積んで「速さ」を身につければ職人の出来上がり。聞いてみると、ハンダ付けが上手い人はみんな最初から普通に出来たと言っている。これはハンダ付けに限らずスポーツでも楽器でも運転でも何でもそうだね。

 最後に一言、プロは速さだ!m9(^^)ビシッ

BIOS飛んだ?

 OCしていると頻繁に出るメッセージに、起動の時に「BIOSイメージの入ったFDやCDを入れろや」と言う奴。これはAMIBIOSが壊れた時に出るメッセージだ。だが実際はBIOSROMは常時繋がっているわけでは無いのでOCで壊れる事はまず無い。実はこれはBIOSデータの解凍ミスなんだな。ご存じの通りBIOSデータは圧縮されていてそのままでは動作しない。これをブートブロックがメモリ上に解凍する時に出たエラーなのである。恐らくOCしすぎでメモリにエラーが出ているのだろう。解凍できない→BIOSが壊れているとブートブロックのプログラムが判断した訳だ。

 ここでのユーザーの最悪の反応は、慌ててメッセージに従ってBIOSイメージを入れてしまう事。これを行なうと本当にBIOSを破壊してしまう可能性がある。何しろメモリエラーが出た状態でBIOS更新する訳だから危険この上ない。勿論BIOS書き換えはメモリに読み込んでから行なっている。運が悪いと書き込みミスで飛ぶか、それとも永久にエラーが出続けるだろう。

 この場合正解はまずOC設定を完全に元に戻す事だ。バックアップ電池と電源を外してしばらく放置すればよい。それで書き換えずに普通に立ち上がるようになる筈だ。またOCしていなくとも、メモリエラーが出ているなら定格動作でも起こりうる。ジャンクの動作チェック時には特に注意が必要だ。DDR2以降は相性によるエラーも多い。エラーメッセージは役に立つけど盲目的に信用しない事だね。

ローカル巡回[2013/10/07]

 天候不順が続いていたが、日曜は晴れ間が見えたので出かける事にした。途中で降らなきゃいいけど、まあ自転車なので降られてもどうって事は無いか。


★ローカル近況
 花小金井に行ったら何と!ジャンクが整理されていた。青箱ジャンクの隙間に詰まっていたゴミのようなものが全てキレイに無くなり、ある程度カテゴリ別に分類されていたのだ。ボロボロの奴は金属ゴミになったのか見当たらない。加えて新入荷マザーもあったがこれが死ぬほど高い。全く4〜5年前に逆戻りだ。ここは意外とまともな値付けがウリだったのだが、もしかしたら担当店員若しくは店長が入れ替わったのかな?ハッキリ言ってこのままなら巡回する必要性を感じない。隣のデポの中古も消えた事だし、わざわざ遠回りしてここを回る理由が無くなる。

 とにかく今日は買いたいモノが無かった。ジャンクが値上がりするって言うのもおかしな話だよなあ。元々ジャンク品は高くても買わねばならない食料品等とは違う。私らは生活賭かっている転売屋でもないので無理して買う必要も無い。妥当な値段に下がるまでゆっくりと見物させてもらうぜm9(^^)ビシッ


★SL7TM
sl7tm
 330Jゲット!i時代に今更セレD買ってどうする?いや前も書いたけど全部集めるのが緩い目標だから。気が付くと775のプレス子セレDは残り3つでコンプリートだ。

 全部集めたらどうするのか?どうもしないで多分手放すと思う。勿論一度使ってからだけど。一度でも使った事があるという事実は非常に大切だ。「え?それなら全部使った事ありますけど?(^^ 」これに勝る返し言葉は無い。それに使ってもいないのに批判も出来ないだろう。


★SL8J2
sl8j2
 541ゲット!i時代に今更プレス子P4買ってどうする?いや前も書いたけど全部集めるのが緩い目標だから。これに限らず使った事が無いモノは全部使うのが目標なのだ。イソテル厨の通らなければならない道だ(^^ なんちゃって。この541は聞いた話では周辺全て定格で4.2GHz(266MHz×16)で動くらしい。ま、それでも遅いんですけどね(^^;


★SPECTRA7400
sp7400_1
 元カノプー厨としては是非とも手に入れなくてはならないアイテム。待ちに待ってやっと手に入れる事ができた。今までジャンクで見つけては何十回もスルーしたが、意外な事に100円ジャンクでは初めてなので漸くゲット。動くかな?


sp7400_2
 実はカノプー厨でなくともこれ見たら買っていた。こんな怪しいパッチが当ててあるので。筆者はカノプー厨を自称しているが、実は製品自体にはそれほど大きな期待はしていない。元祖イソテル厨なのに何時でもイソテルをバカにしているように。筆者は面白いと言うかおかしい奴が好きなんだな。それに本当の信者とは欠点も合わせて好きになれる人だ。

http://twentyeight.tripod.com/k7m.htm
 ここの人のもパッチが当ててあるから全部なのかな?基板設計でやっちまったか、それともどうしても安定しなかったのか。外したら動かなくなるのだろうか?これは試してみたいけど、オリジナル保存の使命もあるので困るな。


★スルー
 元々買う気が無いのでスルーって訳じゃないけど、新入荷のP6IEATに1000円とか値付けした世間知らずの店員はクビでいい。鱈セレ1400は売れたのか?無かった。

・FX1100
 持っていないので欲しかったけど200円だったので止めた。持っていないから100円なら買う。

・GF8800GT×2(@400〜500円)
 目障りだから誰か早く買えよ…(^^; オレは100円になるまでは買わないからね。

・HD5450
 マニュアルとドライバCDが付いている美品だ。恐らく動くと思うが1000円は高過ぎだよね。あれ、そう言えばHSDLにも箱入りHD5450があったような…(^^;


★今日の風景
 何と不具合発生で写真は殆ど撮れなかった。不具合とは電池切れだ。イヤ実は電池は予備を持っているので問題無い筈だが、何故か充電された奴を使っても再び電池切れ表示が出る。何かよく解らない不具合だなあ。発作的に黒目川に投げ込みたくなったが自重した(^^


fuchumichi
 画面一杯フレアーがかってコントラストが付かない。中央やや下にゴーストも発生している。これはレンズ面に光が当たっているから仕方が無いが、レンズ面が汚れているのも原因の一つ。この手の小型カメラはレンズ触っちゃうことが多いんだよね。


hashiba
 新青梅街道を通りたくないので、今日は富士街道で柳沢駅前を通り、旧青梅街道で橋場から東京街道に入った。写真は橋場交差点の東京街道入口。右の細い道が東京街道で左が青梅街道の本道。


karaborigawa
 空堀川。残堀川もそうだが水が無いのが特徴なんだけど、最近はほぼ確実に水が流れている。何か対策したのかもしれない。

 スローシャッターだからか画面全体にシャープさに欠ける所がある。交通事故で腕を負傷してからどうも手ブレするようになってきた。もうダメかもわからんね。


 今日も早く出発したのだが、秋の陽は落ちるのが早く17:30過ぎにはもう真っ暗で写真どころじゃない。行きに撮れればいいんだけど、あいにく回る方角が違うので無理なんだな。

ジャンカーの定義

 HSDLの定義では、ジャンカーとは「世間では既に無用・無価値とされている物件で楽しく遊べる人たち」である。「楽しく」は非常に重要で、環境を移すのが面倒とか、金が無くて嫌々昔の機械を使っている人は含まれない。それはモノグサとビンボー人。安く実用マシンを組み立てたいためにジャンクを漁っている人はただのケチであり、少なくとも我々の仲間ではない。

 また骨董品愛好家と言うワケでは無い。結果的に古い物件が前記の定義に適合するだけで、扱うモノは市場に連動して流動的だったりする。あまり古くなって数が減るとレアモノ領域になってしまう。現在ではi7より高いレア物件のK6III+550MHzとか使っている人はただのスノッブ。もちろん値段が格安でも現役で充分に役立つものは扱わない。良いモノはそのまま使えば良いので弄る必要は無いからね。

 その定義で行けば、現在のジャンカーはP6〜K7〜ネットバーストで遊ぶべきではなかろうか(^^ HO見てると本当にゴミ価格だし最新のOSは入らないし。戦術的に言えば、「思い立った時に、HO等に行ったら何時でもどこでもゴミ価格で買える」ような物件が我々ジャンカーのターゲットと言える。

アドレス変更

 「短いアドレスに無料で変更できる」と書いてあったので、HSDLブログのアドレスを変更してしまった。かなり短くなって覚えやすくなったが、固定客を除けば他は検索でやって来るので覚えやすさのメリットは無いかも(^^

旧:http://blog.livedoor.jp/hsdl/
新:http://hsdl.blog.jp/

 古い方は近い内にアクセスできなくなるかも知れない。あ、やべえ記事のリンクが使えなくなるじゃないか…全部書き直すのも面倒だな。記事を検索して自動で変更してくれるツールが欲しいな。

無線・ラジオの思い出

 記事が上がってこないのでPCの話は今日はお休みで、この文章を書いているしばたよしとみJが以前やっていた無線・ラジオ趣味の話でも書く。無線やラジオの事を書き始めると一生終わりそうにないくらいエピソードがあるが、戻ってこられなくなると困るので書かないようにしていた。超々高圧縮^2で昔話。

 筆者は小学校の時分にHAMに興味を持ったが、中学生あたりから所謂BCLと言ったものに興味が移ってしまった。そのまま興味が回復しないまま、何故かその後無線が仕事になったりした。しかし一度もコールサインを申請して自局から波を出したことは無い。他局で運用した事はあるがあくまでも業務(テスト)である。無線よりはラジオの実験の方がずっと楽しかったね。まあアマ無線家(今で言えばオタクの一種)と言う人種にあまりなじめなかったというのが大きいかな。ちなみに子供の頃は(大きな声では言えないが)無免で波を出していた。所謂アンカバーで、電管に「不幸の手紙」をもらった事もある(^^; なのに従事者免許を受けてからは交信した事が無いのだからケッタイな話ではある。それより怪しげな無線機やラジオを作ったり、市販機を改造する方が断然面白かった。当時は改造などと言う分野は全くマイナーで、各自が勝手にノウハウを得て行なっていた。その為改造に関する情報が極度に少なく、まずは一から解析して始めなくてはならなかった。今日のリバースエンジニアリング好きはこの頃の経験によるものか?

 上の例から垣間見えるように、筆者は分野・合法・違法問わずアンダーグラウンドな世界に惹かれるようだ。ラジオも一筋縄ではいかない。一般的な海外短波放送などは一瞬にして飽きてしまい、もっと変な方面に崩れていった。放送局は特殊なもの、例えば国内向け現地語放送から始まり地下局とか暗号放送とか。また常に聞こえる短波は詰まらなくなり、難易度の高い中波局DXに励んだり、放送局では無く業務局を受信するようになった(注1)。

 地下局は旧ソ連がやっていた中国向け放送が主だった。短波帯の火花台とか十月風暴広播電台(←だったっけ^^)、中波の紅旗広播電台などを聞いていた。乱数放送・暗号放送は主に朝鮮半島のもの。これは実際にスパイに使われているわけで複雑な心境だが(注2)。

 中波DXはアメリカ(KDAY等)・カナダ(CKDA等)・メキシコ(XEDM等)の常連中波局とかを受信していた。当時の普通の人は「ふーん」で終わり、ちょっと詳しい人は「そんな事できるわけねえ!」(と言って電離層の講義から始める^^)、更にレベルが上がると「へー東京でも聞こえるんだ」、更に上のレベルは省略(^^; 最近は1600より上の方はアジアの混信が無くて結構楽らしいが、とにかく特殊な分野である事には変わりない(注3)。

 業務局とは一般的には灯台放送とかのユーティリティ局を指す。もっともこれもかなり特殊で、実際はJCS(定番)、JOS(定番)やXSW、VPS、NMO(注4)のような海岸局を聴いていた。主に8MHz台のCWなのでトランジスタラジオ程度でも聞こえるが、IFフィルタが広くて一度に10局くらい聞こえるので耳の鍛錬になった(^^; ビーコンは確認が高速にできるので短時間に多数の局を受信できるため、趣味としては時間が掛からない所が良い。当時はもう長時間ラジオを聞く時間は無くなっていた。ちなみに同趣味の人に雑誌上以外でお目にかかった事は一度も無い。海岸局で検索すると、現役引退した船舶通信士の話を読む事が出来るくらい。現在ではやろうと思っても出来ない趣味になってしまった。

 難易度の高い受信は、市販そのままのラジオ・受信機ではなかなか難しい。そこでラジオや受信機の改造に向かう訳だ。しかし勿論当時は金銭的にツラいので、色々セコイ技を考えたりした。例えばアマ無線機を親機にしてコンバータで誤魔化したり、もっとセコイのはIF段に再生を掛けたり(注5)、長波を聞く為に中波ラジオを改造したり、FET化なんてのもやった記憶がある。そうそう、この時コンバータのDBMを作るために手に入れたのがこの1N60だった。当時は出来合いのDBMなんて一般には無かったのね。

 アンテナもかなり実験した。CQ出版のアンテナハンドブックに出ていた奴で、安くて使えそうなのは全部試した。自分で考案したのもある。中波に移ってからはループ系の実験に明け暮れていた。ハート形特性のループに悪戦苦闘していた記憶もある。北軽井沢では進行波アンテナの実験もやったが、真昼間から海外の長・中波局がガンガン聞こえてぶっ魂消た。長期実用した中では今でも覚えているのは電子バーアンテナ。松下の電子ループにヒントを得て作った。再生を掛けているのが他の人のと違うところかな(注6)。


 …時間が来たのでもう止めた。あの時代全てをこのサイズに圧縮なんてできるわけがねえ。昔話はHSDLではなく筆者のブログで書く事にしよう。


注1:海外放送は海外向け日本語放送を全部受信したところで飽きた。あ、海外向けだけじゃなくてグアム新報ニュースアワーとかも(^^; 海外の国内局は、早朝の受信したい時間に家に居ない事が多くなったので断念。当時は朝練行ってたからな。

注2:ダイナミックな動きが少ないのですぐ飽きた。今はアジアには地下局なんて無いんだろうな。

注3:東京と言うか北多摩東部・練馬・板橋・埼玉の一部は日本一の強電界なので他地方より難しい。高感度だけのラジオは全く使い物にならない。PERSEUSみたいなSDRだとトップが広帯域なので、ダイナミックレンジが最低でも120dBくらい要るんじゃないか?

注4:XSW(高雄)、VPS(香港)、NMO(ホノルル)。他にVIS(シドニー)とかもポケットラジオ程度でも聞こえる常連だった。

注5:後にQマルチと言うよく似たものが真空管時代にあったのを知った。ちなみに再生を掛けるとアタマだけは針先のようにキレるようになるが、スカート部分はノーマルと変わらない。サイドが猛烈にシャリシャリと煩いのでAFフィルタと併用する事になるが、高音を切ると今度は明瞭度が下がるのでそう上手くは行かない。その為低音も切ったヘンな特性のフィルタを自作しなければならなくなり…キリが無いので以下略。

注6:再生を掛け過ぎて発振させると受信機の初段が壊れる場合がある。いや実は製品のアンテナフィルタ前にダイオードのクリッパが入っているんだが、「信号ラインに非直線素子があると多信号特性が悪化するm9(^^)ビシッ」とか言って取っちゃうんですね。

 ちなみにわが青春のCRF-1は今でも持っている。でも他ならぬ天下の9SONYだし、現在も動くかどうか分からん。正に空前絶後のラジオ(これより凄い「ラジオ」は他に無い)なので何とかまた動かしてみたいが。

CINEBENCH(1.0への道^^)

 前回は目標達成(0.5だけど^^)したので、今回装いも新たに「1.0への道」で再スタートする。

MAXON CINEBENCH
MAXON CINEBENCH(その後)
CINEBENCH@SL6K8
MAXON CINEBENCH(0.5への道^^)


★Athlon64 3500+
 Pentium4はチョット飽きてきた、と言うか手持ちでは頭打ちなのでAthlonで試す事にした。SSE2が使えるもの、という事で939で試す。当時シングルコアCPUの最強を誇ったプラットホームなので少しは期待している。HSDLなのでマルチコアCPUなどは勿論使わない(^^

HSDL49
MB:GA-K8NS Ultra-939[Rev1.0/F10]
CPU:ADA3500DIK4BI(200x11.0@1.40V)
MEM:1024MB(寒損PC3200x2)
VGA:LR2982[FX5700+DDR128MB](AGP)
IDE1:WD200EB
IDE3:FB lct20
PS:MIRAGE DR-B350ATX

 テキトーにこういうPCを組み立て動かしてみた。CPUは2004年37週のウンチ君だ。これでダメならどっか行っちゃったサンディエゴ軍団も探してくる(^^

http://www6.plala.or.jp/pon3254/review/athlon64%203500+.html
 この人の奴が同じ製造週だね。メモリ次第では2.5GHz以上行くらしい。


bench_ada3500@220
 面倒なのでノーマルは省略でいきなり220MHzで動かす。だが少々メモリクロックを落とさないと無理だった。HTは×4に落としている。AM2のオルレアンと違って発熱が物凄い。


cine_ada3500@220
 0.54ptsでやっとP4超えに成功。しかしもうこれで一杯一杯と言う感じ。P4の3.0EGHzが出てきたら抜かれるかも。P4比較で何で遅いんだろう?

・浮動小数点演算が遅い→π焼では大勝なのでこれは無い
・L2キャッシュが小さい→ノースウッドと同じなのでこれは無い
・キャッシュ自体が遅い→あまり違いは出ないと思うが
・地のメモリが遅い→大量に使うのでこれはあるな
・SSE2が遅い→現時点ではこれがかなり有力

 このベンチはマルチスレッドCPU用なので低スコアは仕方が無いが、ペン4に負けたのはちょっと悲しい。今回ハッキリしたけど、アムド石は下剋上が無いのでイソテルより安心して上位の石が買える(^^ イソテルだと「格下の石を買ってOCした方がパフォーマンスが断然上」なんてもの充分に有り得る。こうなると高いの買うのがバカらしくなる。


bench_ada3500@220b
 参考までにこれはKHX3500(256MB×2)でベース220で動かした時のもの。ほぼこの石の実用限界くらいは出ている。午後ベンチで何故か劣ったが偶然かな?π焼は36秒台で僅かに上回る。


cine_ada3500@220b
 メモリはCINEBENCHの必須要件である1GBの半分しかないのだが、各種クロックが上がっているのでそれほどのハンデは無いのか。0.55ptsと僅か1ポイントだが上回る。量より質って事だろうね。


single
 リザルトをシングルコアだけに絞るとi7ですらこの程度になってしまう。こうしてみるとHSDLジャンク軍団も見た目は善戦しているように見えるな(^^ なおSL6WHはシングルコアで測定していないのでここには載っていない。


★次回に続く
 まったく1.0どころの騒ぎじゃねえな。マルチコアのオプテロンでも1.0には遠く及ばないらしいので、それより昔のコイツではこんなモノなのかもしれないが。ちょっと大き過ぎる夢を見ていたらしい。次回は更に違うプラットホームで試したい。SSE2縛りが無ければもっと色々なPCで試せるんだけど。

今日のHSDL[2013/10/01]

 シーズン開幕なのにハッキリ言って何もヤル気が起きない。しかしブログのトップにいつまでも同じ記事が載っているのも自分が気に食わないので定期的に更新しなければならない。


★Webサイトより

http://kingpincooling.com/forum/showthread.php?t=559
 うーん、何なんだコイツら…壊し自慢か?(^^;


http://blog.livedoor.jp/ocworks/archives/51911352.html
 これを見るとCINEBENCHがいかにマルチコアCPU向けなのかが解る。この程度の描画で待たされる事は有り得ないので、同時に複数書く方が速いのは当然だ。HSDLのしょぼいジャンクCPUで1.0pts行かないのは当たり前という気がしてきた。でもシングル石で1.0を超えるのがHSDLの当面の目標。アレを使えば行くのかもしれないが、簡単に降参してしまうのも芸が無い。


★CPUの墓場
 今日のHSDL[2013/09/09]でちょっと触れた「CPUの墓場」を後悔、いや公開(^^


cpu_haka1
 これがお墓。一体どのくらいあるんだろう?数えた事は無いけど、壊れたらこうやってテキトーに空き缶に放り込んでいる。パッと見た目でAMDばかりなのが気になる。ちなみにまだ充分に利用価値があるので捨てたりはしない。アクセサリーにもしないよ(^^ いよいよ処分する時は金属回収にでも持っていく。


cpu_haka2
 不動品じゃなくても動作品だって似たような扱いだが(^^;


cpu_haka3
 場所を食わないCPUも数百、数千となると上品に皿に並べていられない。同じくCPUを大量保有している人は解ってくれるだろう。コイツどうしてくれようか?でも一番困っているのはSocketよりSlotのCPUなのだが。これは段ボール箱に1箱あるので流石に持て余し気味である。特にスロ2はデカい…捨てたいけど捨てたくない。


★10月の買い物
 何故か今、PentiumMが欲しくなってきた。出来れば現代風にNXビットの付いている奴が良いな。但し毎度の事だが金は出せない(^^ 先月に引き続きDDR〜のOC用良メモリも探しているが、DDR3と違って慌てなくても売れないから大丈夫。それと昔のOC記事を読んでいたらBP板のメモリが欲しくなってきた。チップはDDRの110nmの512MBitで。

・1156のCPU(〜1000円)
・478のCPU(〜10円)
・Pentium M(〜500円)
・T7600/T7400/T7200/T5600/T5550(〜300円)
・AM2以降の高クロックCPU(〜100円)
・VIAチップの939PCI-Eマザー(〜300円)
・775マザーSLI可能(〜500円)
・AM2マザーSLI可能(〜500円)
・AM3/AM3+マザー(〜500円)
・945G〜G45マザー(〜300円)
・KT333〜600Aマザー(〜100円)
・Albatron/Chaintech/Iwill/SoltekのMB(〜100円)
・Slot2デュアルマザー(〜100円)
・P5Nシリーズ(〜500円)
・P5Qシリーズ(〜500円)
・PC2-5300/6400-1GB(〜100円)
・DDR3メモリ(〜100円)
・RegECCのSD-RAM1GB×4枚(〜@300円)
・VC-SDRAMなら何でもよい(〜100円)
・GT200以降のゲフォ(〜500円)
・ラデHD3000以降のハイエンド(〜1000円)
・HDD随時大量(〜100円)
・SATAの光学ドライブ(〜100円)
・最低700W以上の電源(〜500円)
・ギガハブ5P以上なら何でもよい(〜500円)
・持っていないメーカーのコンデジ(〜500円)

 VIAチップの939PCI-EマザーはA8V-Eの後釜。直すの面倒になって捨てちゃったので。ソケAマザーは状態の良いのが無くなってきた。弾数は多いけどボロボロなので早く100円にならないかなあ。その前に金属ゴミで処分される可能性が大だが…(^^;
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