HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

2015年11月

アキバ巡回[15/11/15]

 最近自転車でアキバに行った記憶が無いな…と思って調べてみたら、何と7月から行っていなかった。もう11月なんだよ。何とか年内に2回は自転車で行きたいのだが。

 14時丁度に出発しようとしたら、何とHSDLの真ん前で事故発生!いや筆者が起こした訳では無くて、どこかのババアが自転車同士でぶつかってコケたらしい。救急車や警察が出動して野次馬も出てきてエライ騒ぎになってしまった(商店街だからな)。お陰で出発した時には時計は15分以上回ってしまった。事故には気を付けましょうね。


1511151449
 全然進まねえ(^^; ここはおなじみ大和陸橋だが既に14時49分、やはり事故で出発が遅れたのが効いている。信号自体はそれほど止められたわけではないのだが、坂の手前で止められたりしてリズムが悪い。15時06分、北新宿一丁目の交差点通過。


1511151525
 15時22分、防衛省前の交差点と言うかT字路で信号待ち。15時25分、市ヶ谷駅前着。15時34分、神保町交差点着。


1511151540
 着きましたー。時間は既に15時40分と完全に陽が傾いている。時間通りに出て予定通りに走れば20分前に着いていたはずだ。

 今日は駐輪時間は1回2時間で足りてしまった。偽物屋に自転車で直接行ったからその分時間が浮いたのだ。店を出たのが既に16時20分過ぎ、となれば2時間あれば充分だろう。


1511151720
 17時20分、なぜこんな写真を撮ったのか?実はこの鈴商が通販専門になるため閉店するのだ。通常市販されていない謎インダクタや、初めて中華低ESR電解コンを手に入れたのがここだったな。特殊パーツを扱っている店はアキバでも少ない。

>電子部品の専門店「鈴商」が29日に閉店
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/20151104_728952.html
 近年は鈴商で買い物をする事も激減したけど、記事にもあるように「見慣れた光景がまた一つ無くなると思うと、寂しいものがあります」だな。


1511151746
 17時46分、すっかり夜景のアキバである。いつもと変わらぬこの風景もやがて懐かしの風景になるのだろうか。さてもう見る所も無いし帰るとするか。

 帰りは鈍器に寄りたかったが、青梅街道を左走行なので(鈍器は右側)面倒になって諦めた。途中SYで買い物。今日は予算オーバーなので、メシは格安の(通称)豚のエサ弁当で我慢する。これを毎日食ったら死ぬだろうが、たまの罰ゲームにはちょうど良いだろう。自転車を降りる時に稍フラついたのだがそんなに疲れているのだろうか。20時30分にHSDL帰着。明日は久しぶりに家に帰って人間のメシでも食うか…(^^;


★今日の買い物

=CE-AX470μF16V=
 インチキ改造に使うSMD電解コンを手に入れておいた。何に使うかはまだ秘密(にするほどでもないが^^)。

=IDEコネクタ=
ide
 しまった!コイツの値段が間違ってるぞ(^^; 定価40円なのに特価100円になってやがる…。まあ店全体が騙されているようなものなんでこれでいいか。これを手に入れたという事はアレを直す気になったのだろうか?そうだね。そろそろ新工法を公開する日が来るか。

=SL72B=
sl72b
 アキバジャンクにはもうあまり期待していないが、何も買わないのは落ち着かないのでジャンクCPUでも買ってやるか。Celeron2.5GHzはもう持っているが、sSpecが2種類あるのだ(細かい)。

=SDA3000DIO2BI=
sda3000
 ついでにこれもゲト。ピンがベキベキに曲がっているが、754や939は仮に動かなくても役に立つ?のだ。宣布論だけど中身はL2が1/4のウンチ君(D0)だ。

=TDRFORCE=
tdrforce_lr41
 最近、100円時計に凝っているのだが、それに使う電池は大概LR41なのだ。100円時計なので高い電池を買うとバカ丸出し。@5円(税込)の中華電池TDRFORCEが良く似合う(^^

=WD400=
wd400
 前回買った真っ黒いWD400が非常に気に入ってしまった。製造年月日が同一でシリアルまで近いので保守部品だったのだろう。これほど状態が良いのを買わない手は無い。@198円(税込)。重いけど5台ゲト。これで3〜4GBより下の小容量HDDを一線から外せる。この辺りの小容量HDDは既に貴重品になっているので無暗に動かしたくないんだな。いずれ古代マザーを手に入れた時に使うのが無くなってしまうから。


★スルー
 もはやアキバには1156以前のマザーは無く、775マザーなどは影も形も無かった。C2Qが200円の時代だからな…。

・Z68マザー
 Z68マザーの良さげなのが1500円だったが、既にZ77マザーを持っているので必要無いか。

・謎マザー
 前回CPUソケットが確認できなかったがライザーにCPUを挿すみたいだな。袋入りなのでよく見えないがASUS製のATマザーだったのは確認した(486っぽい)。100円。

・4850e(多数)
 1000円だったが既に100円で手に入れていたHSDLなのだった。勝ったな。

・9100e
 昔欲しかった9100eが2980円だったので危うく衝動買いしそうになったが、今日は万札を持ってこなかったので買えなかった(セフセフ^^)。

・1156のCPU(G6950からi7まで多数^^)
 1156のCPUが山のようにあった。売れないでしょ?売れないよね〜。500円にしたら奇特な人(オレオレ)が買ってくれるかもよ(^^


★走行リザルト
 今日11月15日の日の入りは16時35分。一年で最も日の入りが早い季節がやって来た。11月末〜12月初旬までどんどん日の入りが早くなっていく。ちょっと遅い時間に出発すると殆どの走行時間は真っ暗という事で、思わぬ事故の確率が高くなるから嬉しくない。まだ始まってもいない冬が早く終わらないかと願う筆者だった(^^

ODO(通算走行距離)⇒467.33km
DST(本日の走行距離)⇒49.143km
MXS(最高速)⇒43.5km/h
AVS(平均速)⇒16.2km/h
TM(走行時間)⇒3:00:54

 アキバ巡回はローカル巡回と同じく道を間違える事は無いので距離は安定していたのだが、今日はいつもと違う道を通ったので少々距離が伸びた。50キロ走るとさすがに足が張るな。風呂入ってちゃんと飯食えば翌日にはもう回復するけど。

RV370GLのSTRAP

 前回修理したMSI製のMS-8964(FireGL V3100)はRV370GLのリファレンス設計となっている(基板はRV380も同じっぽい)。RV3xx系の設定については世間では既にネタ割れしている。動かしても仕方が無い設定が殆どなので教養と言うか、単なる知識としての覚え書き。


★OPTION STRAPS
straps0
 GPUのデフォはROMIDCFG以外は全てゼロとなっている。ROMIDCFGはBIOSROMの種類によって決まる。抵抗は1005の1kΩだ。

STRAP_B_PTX_PWRS_ENB [R201_202]
 物理層のモバイル用省電力設定。デフォで良い。

STRAP_B_PTX_DEEMPH_EN [R203_204]
 物理層のディ・エンファシスの設定。アナログの設定なのか?触る必要は無いだろう。

PCIE_MODE [R207_208,R205_206]
PCI-E1.0(E7525等)とPCI-E1.0A(i915)の切り換え。デフォで1.0Aだ。

STRAP_B_PTX_IEXT [R219_220]
 物理層のモバイル用省電力設定。デフォで良い。

STRAP_FORCE_COMPLIANCE [R221_222]
 オペレーショナルモードとコンプライアンスモードの切り換え。つかコンプライアンスモードって何?多分規格に沿ったモードなんだろうが、それなら通常のオペレーショナルモードは規格外の使い方をしているという事だろうか?(^^;

STRAP_B_PPLL_BW [R223_224]
 PLL帯域の制限切り換え。デフォがフル帯域なので制限する必要もない。

STRAP_DEBUG_ACCESS [R217_218]
 デバッグマルチプレクサを設定する。カードのデバッグだから我々には関係ないね。

ROMIDCFG [R215_216,R213_214,R209_210]
 デフォは1100で、これはM25P05(ST)のIDである。

VIP_DEVICE [R231_232]
 スレーブのVIPホストデバイスが存在するか示す。

*LOWがENABLED(DFFAULT)、HIGHがDISABLEDとなっている。


★MEM_STRAP
 態々設定があるという事は、メモリを載せ替えた場合にはそのメーカーによって設定し直さねばならないのかも。尤もソフト(ATITool)でメモリ設定は書き換えられるらしいが。
straps1


★MEMVMODE
 メモリ電圧の設定。レギュレーターの設定だけではダメなのだろうか?それとも自動で可変するのかな。RV370GLのC6、C7ピンを操作する。電圧モードは以下の通り。
straps2

 DDRという事で2.5Vが標準として、2.8Vは3.3ns(300MHz)以上のメモリで、1.8VはDDR2用なのだろうか?


★VDDC電圧
 これはSTRAPに入れるのはおかしいかもしれないが…。MAX1954、ISL6522共にVref0.8Vなので同じ。何故電圧が2種類あるのか?X300系とX600系の違いか?
straps3

 ISL6522CBは位相補償が必要となる場合があるが、その時はC325とR254で行なう。MAX1954EUBなら必要は無い。当該基板ではC325・R254共に実装されていない。

MS-8964その後

 HSDLブログに於いて「その後」記事が出るのは担当者が甚くお気に入りの製品という事だ。今回はオール固体電解にモデφする。何故壊れてもいない電解コンを交換するか?それはHSDLの戦略的事情によるものだが今はまだ知らなくてもいい(^^


★テキトー観察
 カード上を一見すると、まるで付け忘れたかの様に疎らにしか部品が付いていない。これで動くのならばチョロイもんだよな。だがしかし、部品自体はそれなりに良い物が付いている。OEM先の要望なのかもしれないが、アルミ電解は全ニチコンでタンタルは全AVXでキッチリ揃えられている。生産を分離してから部品メーカーがバラバラになったASUSとはえらい違いだ。省略された電源や部品が多いが、追加機能を使わない限り必要ないモノが多い。


esd_diode
 今まで気にしてなかったけど、静電気・ホットプラグ対策のダイオードが全部省略されている。ついでにEMI防止のFBもCも何もついていない(^^; このラインを辿って行くとVPU直結に近い(Lが2段ある)ので保護は必要だと考える。現状ではVPUが死亡する可能性は皆無ではなかろう。今まで気にしていなかったけど、この時期以降の奴ってみんなこうなのかな?同形状のBAT54S系を入手できたら暇潰しに付けてもいい。


ap431
 黒い5本足はシャントレギュレータで、T3C3(TL431)やA26CL(AP431)が使われていた。基板上の大部分の電源がこれで賄われているのでパーツが少なく見えるわけ。シャントレギュレータ電源はECSの得意技だったな。ちなみにATIリファレンス設計からしてこうなっており、MSIが手抜きしたわけではないので念の為。


c323_324
 C323/324は疑問だ。これはC321/322と並列に入っているタンタルコンだが、ハッキリ言って何も効いていないと思う。リファレンス回路でもオプションとなっているし、筆者なら真っ先に省略するだろうね(^^ 銘柄は不明だが、例えこれがTPSだったとしても高々400mΩ×2でしかない。カタログ上は30mΩ(カタログ上だけだけど^^)のHC470μF10Vに並べても意味が無かろうに。POSCAPかMLCCならまだ解るけど、これだとただの予算の浪費だと思う。このように無用ではあるが、既に実装されている物なので除去はしない(^^


 ヌビリファレンス回路図だと、例えばSII_A3V3_REG(3.3V出力)の出力コンは「47μF6.3Vのアルミ電解コンで、ESR≦760mΩ/リプル150mA(105℃時)を満たす面実装型の5φの物を使え」とか、性能からサイズまで事細かに書いてあるのだが、ATI(AMD)リファレンス回路だと容量と耐圧だけで他は何も書いていない。生産側としては楽で良いが、この辺りが市販製品の品質に影響を与えている可能性もある。この辺り、曾てのintelとVIAのポリシーの違いを思い出させる。


★交換する
 さて、大部分の人は意味がサッパリ判らない解析記事はこの辺でお終い(^^ メインのコンデンサ交換に移る。先ずはVDDC(1.2〜1.3V)から行ってみよう。言うまでも無くVPUのメイン電源だ。


c301
 C301はパッと見て近くに稍大きめのフェライトビーズがあるから入力コンだろう。耐圧が16Vだからソースは12Vということか。HMと言えばカタログデータ上はWGと同じだが二個チンなので一枚落ちのKZH程度だな。ここはラジアルリードしか使えないのが難点だな。


c301_after
 ジャンクコンデンサ入れにOS-CON SVP82μF16Vがあった。その容量と大きさから使い道が無いのだが、能力もサイズ的にもここにピッタリじゃないか?多数並べて使うほど量が無いのでこんな所しか使い道が無い。粗末な上に原価50円のカードにOS-CONはもったいないけど、この部品は全く使うアテが無いのだから構わない。


c321_322
 このC321、322がメインのVDDC出力コンだ。ノーマルはHC470μF10Vが使われている。VDDCは上記の通り極低圧なので、市販の電解コンなら耐圧は何でも良い事になる。上手い具合にSMDのパターンMC321、322も切ってある(Multi Footprint^^)から選択肢は∞だね。これでHC470μF10Vが2本手に入る。

 ここにはマネ下のUD330μF2.0Vを付ける。あまりにも高性能すぎて発振が心配だが、これはノートPCからの外し品で、しかも付け外しを繰り返しているので劣化しているであろうという読みだ(かなりテキトーな希望的観測^^)。発振したら対策するという事で。


c325_r254
 …と思ったけど、転ばぬ先の杖で位相補償用のC325とR254も付けてみた。PWMコントローラがMAX1954だったら必要は無いが、当該板はISL6522なので意味がある。ちなみにR15とC156はスナバである。EMI等が気になる時は付けると良いかも?原作ではR15が1.0Ω、C156が2.2nFとなっている。


c183
 これは3.3V直流しだが、もし電源が付いているのならC183とC184が並列繋ぎで出力コンとなる。これは電源無しなのでC183だけでメモリ電源のDCとなっている。シリーズレギュレータなので代わりは何でも良さそうだな。

 ここはノートPCから外したT520 220μF6.3Vが2つあったので並列にして載せてやる。一寸性能が高過ぎるが劣化しているだろうという読み(^^ これでHC470μF10Vが更に1本手に入った。何故ニチコンHCを集めているかというと他で流用する計画が進行中なのだ。更にそこからまた流用…と「風が吹けば桶屋が儲かる戦略」的な今回の記事なのだ。


c8
 C8は裏のC2と並列になっている3.3VのDCだが、ATIのリファレンス設計では47μFのタンタルコン以上の物を使えとある。劣化はしない部分なので放置でも良いけど全固体式にする為に交換するしかない。

 ここは永久に使うアテが無いと思われたHDDからの外し品T491をここで使う。47μFなので丁度良い。3つあったのでC2とC8両方に付ける(^^ 無駄かもしれないが、外し品は劣化している可能性もあるからな。


c2_after
 裏面のC2も付けたが…邪魔くさい(^^; Dケースは高さがかなりあるのでカードを置いた時にぶち当たるんだな。Vだったらよかったのだが、完璧に付いてしまったのでこのまま行く。


c5
 これで完成かと思ったのだが、3.3VのDCがあれば12Vもあるわな。VGAコネクタの右にある空きパターンC5がそれだった。考えてみればPCI-EピンからB17まで画像信号線の下を電源が通っているのだから、やはり電源ラインにノイズが乗ってしまうのは拙いかもしれない。ということでこれも付ける事にした。

http://www.nix.ru/include/view-photo.html?good_id=47971&pid=2245
http://www.nix.ru/autocatalog/msi/msi_video/42724_top.jpg
 同じ基板でC5が実装されているRX550-TD128E。このC5は省略して良いモノではないと思うのだが…。それにしても似てはいるけどいろいろ部品が変わっている製品だな。

 12Vラインに使える16V以上のタンタルが無い…。必死に探したらHDDから外した10μF35Vを発見した。リファレンス回路では100μF16Vとなっているので、これだと容量が1/10と圧倒的に足りないが致し方ない。心残りだが低周波はマザーのDCに頼ろう(^^


★使用部品
 今回の改造の表目的は固体化だが、裏目的はHC470μFを分捕る事なのだ。今回は殆ど中古部品なので部品代はロハに等しい(^^

=out=
C183,321,322:nichicon HC470μF10V[30mΩ/1230mA]
C301:nichicon HM470μF16V[30mΩ/1140mA]
C8:nichicon SMDアルミ電解100μF16V[NA]

=in=
C5:KEMET T491 10μF35V[1.0Ω/387mA]
C2,8:KEMET T491 47μF10V[700mΩ/463mA]×2
C183,184:KEMET T520 220μF6.3V[7-40mΩ/2.2-5.2A]
C301:OS-CON SVP 82μF16V[40mΩ/2120mA]
C321,322:SP-CAP UD 330μF2.0V[9-15mΩ/3.0-3.4A]
C325:MURATA MLCC 0.1μF50V
R254:KOA 1608 1.5kΩ

合計3円(税込、副資材・電気代・人件費別^^)

 値段が付くのはKOAの抵抗とMURATAのMLCCだけ。HM470μF16Vはいずれ廉価ビデオカードの補修に使われる予感。SMDアルミ電解は再使用はしないで破棄する。


★テスト
 まあ交換前は完全に動いていたカードなので問題無いだろう。固体コンは変動が少ないのでエージングも必要無し。逆に言うとダメージからの復活もしにくいわけだが、今回使用したポリマータンタルはハンダ付け2回目でも性能に問題は無いようだ。今後LDO等に使用する場合は発振などにも留意しておく必要があるだろう。今回の一番の収穫は、はずし部品が問題無く使えたという事(だけ?)。


★一旦終了
ms8964_151111
 何か部品をはぎ取られて捨てられる寸前のカードに見えるな(^^; 欲を言えばC321とC322をSP-CAPではなくT520のような黄色系のタンタルにすれば統一されて良かった。T520の330μF6.3Vがあったはずなのに見当たらなかったんだよね。見栄えの点でちょっと心残りだ。

 だがしかし、これで電解コンの劣化は無くなったので実用価値は高まった。パーツの背が低くなったから、大型ヒートシンクでファンレス化も視野に入ってきた。クリスタルとインダクタに当たらなければ相当大型のヒートシンクでも付けられる。HSDLにはビデオカードのクーラーは山のようにあるのでしばらく遊べそうだ。

ローカル巡回[15/11/12]

 ちょっと遅くなったけど、外出する用事(主にダイソー^^)があったので、ついでにローカル巡回してみた。


★今日の買い物
 今日の買い物は500円だったが中身はなかなか濃かったな。

=Quadro FX1100(NV36GL)=
qfx1100
 今日買う前に唯一正体が判ったカード。実はOS-CON目当てだが、そういうカードは大概動いてしまうんだよなあ。IBM-PCの搭載パーツだ。50円。


=Quadro FX2000?=
qfx2000
 これもOS-CON目当てなんだがQuadroFXの何か判らない。FX2000だと思うがそれにしてはクーラーがチャチいんだよな。電源は上より明らかに重装備になっているので格上なのは間違いない。これもIBM-PCの搭載パーツだ。50円。


=GTS240?=
gts240
 これもよく判らない。最初はGF7800GTだと思っていたのだがP361だからなあ。何か疑わしいんだけど動かせば判明するだろう(動けばな^^)。GTS240っていう名前だけど実際の中身はG92bなのであまり嬉しくも無いね(^^;


=SLA3J=
sla3j
 おーっと!これはまだ持っていなかったE2140ではないか。E2xxxコンプリートもリーチ掛かって来たな。


=SLACR=
slacr
 何と!遂にイソテルクワッドが@200円に!(注)ワンコインでお釣り!775は本当にもう終わりなんだなあ。嬉しいけど寂しい思いもある。HSDLでの役割は恐らく噛ませ犬の叩き台だろう。


=カロリーバランス(^^;=
 再び自転車に乗るようになったので久々の補強。


注:以前、Q9550を(事実上)30円で手に入れているがあれはノーカンとします(^^

★スルー
 マザーボードが買えなかったのでちょっと欲求不満気味。

・Antec 650W電源(箱入り)
 いくら欲しくても2000円では手が出ない。中古であってジャンクではないんですけどね。

・不明メーカー80Plusブロンズ電源
 欲しかったが350Wだったのと線材が異様に細いのでメゲタ(^^;

・AM2マザー
 PhenomがどうたらプリントされていたのでAM2+だろう。でも1000円は高過ぎ。


★走行リザルト
 今日11月12日の日の入りは16時37分。ローカル巡回の道のりを走りだした頃にはもう真っ暗だった。イヤな季節になってまいりました。

ODO(通算走行距離)⇒418.19km
DST(本日の走行距離)⇒24.918km
MXS(最高速)⇒32.0km/h
AVS(平均速)⇒16.2km/h
TM(走行時間)⇒1:31:47

 花小金井に行く前に田無のダイソーに寄って行ったのでちょっと遅くなったが、それ以外はいつもと変わらぬごく普通のローカル巡回だった。何でこんな中途半端な曜日に出かけたかというと、日曜はちょっと遠くまで行きたいからだ。何処へ行くかは次回のお楽しみ。

プレス子の逆襲

 MSI 865GM3-FISのテストで北森に思わぬ敗戦を喫したプレス子だが、その「完成形」はどうなったのか見てみよう。今回は865PE Neo3にSL9CB(Pentium4 531)を載せてみる。チップセットはGとPEの違いはあるがほぼ同じ条件である。こんな比較をする事を想定してこのマザーを手に入れたのだから使わない手は無い。


★今回のPC
 手抜きして前回使ったHDDをそのまま付けようと思ったら、NTLDRが壊れたのか起動しなくなっている。修復するのもクリーンインストールするのも大差無いので入れ直した。

//G083
MB:MSI 865PE Neo3[Rev3.0C/5.3]
CPU:Pentium4 531 3.00GHz SL9CB(G1ステップ)
MEM:512MB(PC3200x2)
VGA:BU-R9550L-C3H[RADEON9550](AGP)
IDE1:ST340012A
IDE3:[HSDLDATA1]
NETWORK:RTL8110S
SOUND:ALC655-AC97
PS:MIRAGE DR-B350ATX

 マザーボードは775だけど865チップセットだし、ビデオカードなど周辺も全く同じ。メーカーも同じだし、ソケット以外の環境は同一と考えてよいのではなかろうか。


★動かす
memtest_sl9cb

 まずはメモリ。クロックがかなり落ちてしまっているがデフォルトである。クロックが下がったためかキャッシュの速度が目に見えて落ちている。こんなに落ちるとベンチにも影響しそうだな。温度は初代プレス子より明らかに下がってきている。その面ではこれが完成形と見て間違いない。


bench_sl9cb

 HSDL標準ベンチマークはこうなった。やはり勝てねえな(^^; 実はクロックが15MHzばかり低いので可哀そうな部分もある。このくらい下がるとベンチにも影響する。BIOS設定で1MHz上げてピッタリ合わせようと思ったが、どういう訳か30MHzも上がってしまったので低いままでテストした。ASUSのようにOCすると設定を裏でコッソリ変えるメーカーもあるから油断はならない。閑話休題、どうもプレス子は整数演算が速くなっているようだ。この差は測定誤差などでは断じて無い。


★CINEBENCH R11.5
 前回のテストを見て「SSE3を使わないのは卑怯なり」という声が一部にあったため、今回は全部使い切るはずのCINEBENCHを動かしてみた。さてマルチ・シングル2本で何分掛かるのか?結構疲れそうだな(^^;


cine_sl6wk
 先ずは北森から。何分掛かるか戦々恐々だったが、別の事をしていたらいつの間にか終わっていたよ。結果は0.47/0.45ptsと思ったより善戦している。このベンチを動かした事の無い人は分らないかも知れないが、ネコ電の安鯖に入っているGA-5MMSV-RHにSLA4Tを載せたPCが1.16/0.60ptsだ。またADA3800DAA5CDが0.92/0.46ptsだから、シングルコアCPUとしてはそんなに悪い数値とは言えない。HTは詐欺レベルに効果が無いけどね(^^; さてプレス子はここで巻き返せるのか?


cine_sl9cb
 続いてプレス子。オオッ!明らかに数値が向上している。同クロック(より一寸下)でここまで上がればまずは成功という事だろう。シングルコアが下がっているのはG1ステップはHTに最適化されてきたという事かも?実はSL7KBのCINEBENCHを取り忘れたんだよな…申し訳ない。ヒマがあったら追試してみる。

 この結果から考察するに、プレス子の午後ベンチスコアが極度に低いのは「午後ベンチが北森に最適化されているから」だと思われる。あのベンチにはSSE3は無いし、時期的に見てそう考えて間違いなかろう。メモリアライメントの関係だろうか?ここまで差が付くとよう分らんけど。


★終わり
 プレス子はs775だと最高DDR3まで使えるわけで、周辺性能の向上もあるからメリットが全く無い訳では無い。それでも当時915+プレス子を新品で買ったら泣いただろうな(^^;

RADEON X850XT修理

 初めて来た人は「HSDLブログは修理ブログ」ではないかと勘違いしそうだが、HSDLは修理ブログではありません(^^ PC系不動ジャンクは八割方故障原因が判明しており、趣味の修理としては面白くないのだ。修理とは「故障原因を突き止める事」に尽きる。部品交換だけなら修理じゃなくてただの作業だからね。筆者はその作業が最も嫌いなのだが、前にも書いたがこれはハズレ物件を引いた人の罰ゲームなのである…という事で今日の作業を開始する(^^


 「ローカル巡回[15/08/31]」で手に入れたATI純正X850XTである。「動作チェック[15/10/12]」に於いてテストされたが、VGA段階で全く反応しない事から早々に「部品を取って残りは金属ゴミ決定!」とされた。そこで部品を取る為に洗ってからもう一度よく検品した。


c1631
 がび〜ん!おなじみMLCC0.1μFが脱落してやがります。これではウンともスンとも言わないのは当たり前だ。こんな分りやすい不具合を見逃すなんて。高級部品が沢山付いている事から、部品取りのための陰謀のような気がしてきた(^^;


c1631_after
 たった一つのMLCCが取れただけで捨ててたら世話は無い。数分で作業完了だが、この後クーラーを組み立てて取り付ける作業が(ハイエンドは)苦行なのだ。部品を取って破棄するつもりだったので組み立て方を忘れている…。


hwinfo_x850xt
 ちゃんと動くじゃねえか!まあHD4870のように解体を始めてから気づいたんじゃないから良いか。GPUとメモリが4MHzというのが気になるが(^^; 誤表示という事で気にしない。

 世間的には既に終わっているカードだが、XシリーズはGDIや昔のベンチマークがクソ速いカードなので楽しみはある。


l65
 ヒートシンクを外す時にドライバをぶつけたらまた欠けてしまった。どんどんインダクタンスが下がっているな。まあ動作に影響は無いと思うが気になるしカッコ悪い。同形状はインダクタンスが2.2μH以上ならジャンク箱にあるのだが、これは恐らく1.5μH以下だと思う。でも交換はしないだろうな。

セミ・バッテリーレス改造

 HSDLでは実験機・ゲストPC(バラック)には通常バックアップ電池(CR2032)を入れていない。常時動かすマザーボードが一杯有るので有害ゴミが増えるからだ。ご存知の通りこの電池はSB5V電源を切らない限り必要はない。だが実験等でリセットでは復活しなくて、完全に電源を落とさねばならない場合も多々ある。この場合、例え数秒であってもBIOSクリアされるので再セッティングが非常に面倒だ。特に時計合わせはいつも面倒くさいね。

 そこで最低でも10分程度はバックアップ内容が消えない工夫を考えてみる。デジカメだって電池交換の時はバックアップされているのだから。完全を期せば充電池にするしかない。しかし普通の小型充電池は1.2Vが多く、バックアップに必要な3Vにするには巨大になりすぎるしカネもかかる。という事で安価なEDLCの出番となった。実際は「昔何となく買ったEDLCが余っていたから使いたい」という、HSDLでは毎度お馴染みのパターンだ(^^


★EDLC(Electric Double-Layer Capacitor)
fyd
 これが件のEDLC(電気二重層コンデンサと言う)トーキンFYD5.5V0.10F。詳しく調べていないが、現役でも古い奴だと思われる。この分野は現在の最先端で日進月歩なので、性能や容量は最新の物よりは落ちるハズ。電解コンと同じく極性があり黒マークがマイナス極だ。実装には少々脚が短か過ぎるので足さねばならんな。

 EDLCは放電特性がコンデンサそのもの(直線的に落ちる)なので、果たして電池の代用として使い物になるのかどうか?バックアップ可能の下限電圧がどの位か判らないが、SRAMの定格動作とすれば3.0V位だろう。実際は2.5V位でもバックアップできている場合が多いが、理論的には信号電圧の閾値よりは上でなくてはいけない。明確な根拠は無いけど、消費電流は10μA以下だと想像する。ここでも書いたがイソテル様計算では3μAの見積もりだ。FYD5.5V0.10Fの30分値で0.15mAという事は25時間保つことになる。ま、この計算通りに行くことはまず無いだろうが、机上で計算などしていないで実験あるのみだ。


★実験回路図
 実験台には壊れても良いマザー、というか既に一部壊れたマザーであるSAHARA3810を掘り出してきた。ATX準拠マザーならこれでなくとも回路は同じ。ちなみにこのマザーのサウス部分にはICH2が搭載されている。

vbat1
 元回路は大体こんな感じ。これはイソテル440BXリファレンス回路であるが、ICHやスーパーサウスを搭載したマザー(P6以降のマザーは全てこれ)なら大体こうなっている。回路図の日付が2009年って…いつから放置してるんだよ(^^;


vbat_sahara3810
 これがSAHARA3810の電池周り。この改造を行うためにはまず逆流防止ダイオードを発見しなくてはならない。この写真だと中央の3本脚のD10がそのダイオードである。右下に見えるのがCMOSクリア用ジャンパ。右上に見えるU13は82559であってICHではない。


r144
 SAHARA3810が普通と違うのは、電流制限用の抵抗R144が何故かチップセットの脇にある事だ。何で抵抗だけこんな所にあるんだろう?電池から10僂らい離れているのだが、またここから電池脇のSBD(D10)に戻る。謎だ。この基板の設計者じゃないと解らんな。この抵抗は今回の改造とは関係ないんだけど、この抵抗の位置が判らないと回路を確認する時に困るんだよな。


cr8b1
 参考までにWS440BXはこうなっている。1kΩも分りやすく傍にある。この回路は775以降のマザーでも同じようなモノだ。今回の改造はオールラウンドに適用できる。


vbat_mod
 単純に電池をEDLCに置き換える。まず電池ボックスを取り去った後EDLCを取り付け。勿論そのままでは逆流防止SBDの働きにより充電されないから、SBDの1ピンと3ピンをショートする。この場合はA、Kとシルク印刷されている部分をショートする。EDLCがリード線で高い所に浮かんでいるのでピントがボケてるな(^^; 何でこんな奇々怪々な実装法なのかというと、これをそのまま他で流用する計画が有るため。

vbat2
 改造後の回路はこうなった。このRTC部分の回路は上の440BXのモノだが似ているのでそのまま流用(^^; さあテストしてみよう。


★テスト
 電池が付いていないので気分的に落ち着かないが、電源を入れて時計を設定してから電源を切ってみる。これで消えなければ取りあえず作業は成功だ。テキトーに1〜2分間隔をおいてから電源を入れたが時計は全く遅れていない。少なくともEDLCは正常に働いているようだ。

 気を良くしてメシ食ったりしている最中もずっと電源を切って放置しておいた(大体2〜3時間)。電源を入れてみるとこれでもまだ消えていない。この調子なら翌日まで持つかもしれんな。今度は明示的に時間を測ってみる。22時から翌日の6時までの8時間、電源コネクタ(ATXコネクタ)を抜いて完全にマザーボード単体で放置する。8時間の根拠は一晩寝ている間という事だ。これで翌朝電源を入れたが時計は全く遅れていない!

 消費電流はイソテル見積もりで良いのか?とするとこのEDLCでも24時間くらい持つかもしれないな。更に厳しく24時間以上放置してみよう。具体的にはマザーボード基板単体で静電防止袋に入れて、保存状態のままで丸一日以上放置したのだ。これで消えていなければ組みっぱなしではなくバラしても大丈夫という事になる。結果は全く問題無し!計算通り24時間程度なら持つようだ。

 これはもう完全実用化レベルと言って良い。取りあえずHSDLの当初の目的は完全に果たせたので「最長でどこまで行けるか?」は調べていないが、いずれ限界は感覚的に判ってくるだろう。ICH2が特に省電力と言う可能性もあるが、各社サウスはモバイル対応のため省電力化の努力をしているので大丈夫なんじゃないかな。いずれはイソテル以外の他社チップセットでも試してみたいところ。


★作戦成功(^^
 取り付けスペースの制限もあり外観が多少悪くなるが、セミ・バッテリーレスの使い勝手を手に入れるためなのである程度は仕方が無い。ちなみに毎日必ず使う常用マシンならばこの改造は特に意味は無い。電源のメインスイッチを切らなければ良いだけの話だから。でも大部分の人は貧乏性で切ってしまうんだよね(^^;

注:この記事に限らずHSDLの記事は改造を推奨するものではない。回路知識が無い人、部品の特性が解らない人はマネしないように。この記事の場合、バカやってCMOS部分が壊れるとマザーはもうお終い(修理不能)だという事を忘れずに。ま、ジャンカーだから壊して勉強するのも良いかと思うが。

MSI 865GM3-FIS

哀愁のマザー


 Slot1〜Socket478時代のマザーは解析していて面白い。各社設計担当の知恵を絞ったせこいコストダウン回路が泣かせる。手抜き回路とは言え曲がりなりにもプロ設計者の回路だから部品さえまともなら大きな破綻は無いが、更に生産部門で部品も安く上げると悲惨なモノが出来上がる。ま、それすらもジャンカーとしては大きな楽しみの一つなのだが(^^

・865GM3で検索したが、どう見てもGM2の写真だった。
http://www.msi-computer.co.jp/product/mb/865GM3-FIS.html
http://www.msi-computer.co.jp/product/mb/large_photo/865GM3.html
 MSIのカタログ文句に拠ればGM3は「プレスコット時代に対応しデザインをブラッシュアップ」だそうです。確かにGMよりは良くなっているが、それはGMのデザインが非常に情けないからだ。GMってノースウッド3GHz以上に対応してるとはとても思えないのだが↓
http://www.msi.com/product/mb/865GM.html
 GM3とGM2には見た目の差は無かった。


★気になるVRMだけ一寸見る
865gm3_fis
 i865Gは478に於ける最高のプラットホームだと思う。天然の欠陥品ぽいICH5に一抹の不安はあるが仕様だけなら一番だ。加えてオンボード機能充実のM-ATXは魅力。MSIらしく構成にソツが無いし、販売力があるから入手もしやすい。世間的には売れ線のマザーと言えよう。雑誌の提灯ライターみたいな文章で体が痒くなってきた?


vrm_865gm3
 設計仕様ではL6710(6709)使用のVRM10準拠で、0.8375V〜1.6000V/90Aとなっている。出力コンデンサは1800μF6.3V×7+1000μF6.3V×2で、インダクタは1.1μH25A×4個。スイッチは上がIPD09N03LAで、下がIPD06N03LAとなっている。L6710って2相コントローラなんだが何で4相なんだろう?そういえばMOSFETドライバが見当たらないな…と思ったら2相のパラとか、かなりヤバげな事をやっている。「2相のパラレル」の意味が解るか?

 通常のパラと違うところはMOSFETがパラになっていないところ。ゲートドライブ回路だけがパラで、他は4相の如く全て独立しているのだ。これってコロンブスの卵?実際は2相なのでリプル平滑に効果は無い(位相がずれていないから)が、流路は4相分、つまり4倍なのでP6マザー級の小さな出力インダクタで大電流を流せるようになるわけ。

 ECSの伝説のキワモノ「非同期整流・多相風パラレルVRM」よりはかなりマシだけど、とにかくこの珍設計VRMによりHSDL殿堂入りが確定的だ。一見4相に見せかける技なのか?でも普通のユーザーはVRMなんて見ませんよ。PCメーカーのOEM担当もアホだから到底理解できないし。コスト的にも性能的にも素直に普通の3相VRMの方が良かったんじゃないか?

 BIOSでの電圧変更は上げしか出来ないが、コントローラの仕様では下げも可能になっている。ただその為にはVIDにDIPスイッチを付けたりするおなじみの改造が必要となる。どうせならBIOSでコントローラの仕様通り動かせるようにして欲しい。その点ではGA-8IG1000系の使い易さに遠く及ばない。

 この時期だと非常に気になるコンデンサだが、出力コンはマネ下FLで全く問題無し。入力も1本だけとは言えFP-CAPが使われている。まあFP-CAPを使った反動か、残りはOSTになってしまった訳だが。OEM先によっては出力コン・入力コン共に全てOSTになっている製品がある。HSDL所有品は当たりの部類なのかもしれない。ちなみにHSDL独自指標である出力コンの実装率は9本中6本で67%だ。これは基板設計にも依るので数値によって良し悪しは一概には言えない。基板設計から減らしていれば同じ6本でも100%になるわけだから。ただ設計部門と生産部門の考え方の違いは表れやすい部分なので、使用部品銘柄と共に気にしている部分である。それよりメモリ周りの電解コンがちとヤバゲ。もう10年モノなので仕方が無いが、間隔を置いて使うと一発でメモリが起動しない(C1エラーで止まる)場合がある。


★テスト
 MSI曰く「プレス子仕様」らしいので、HSDLで一番クロックの高いプレス子SL7KBを載せて動かしてみた。BU-R9550L-C3Hも実戦で使うのは初めてだな。

//G086
MB:865GM3-FIS[Rev1.00/1.3]
CPU:Pentium4 3.0EGHz SL7KB
MEM:512MB(PC3200x2)
VGA:BU-R9550L-C3H[RADEON9550](AGP)
IDE1:ST340012A
IDE3:[HSDLDATA1]
NETWORK:RTL8110S
SOUND:ALC655-AC97
PS:MIRAGE DR-B350ATX

 ここで何とも情けない478特有の?問題発生!リテールCPUクーラーを取り付けると基板が歪むのか起動しないのだ。ケースに取り付けられるのが前提なので致し方ない。代わりに狐製簡易クーラー(片手で取り付けられる^^)を載せたが、他ならぬプレス子の超発熱にどのくらいまで耐えられるか心配だ。グリスは使い捨て用の中華HY-750である。柔らかめなのでヒートスプレッダには良いかな。


memtest_sl7kb
 メモリの数値的には特に悪く無いね。ネトバ系は元々計算エンジンの性能は高い。ただそこへ仕事を持って行く取次の営業マンがバカなだけで…。L2キャッシュが速いのはネトバ時代の特徴で、L2だけなら現在のCore系よりむしろ速いくらい。


memtest_vitesta
 正常に動いたので、メモリを寒損純正一般用から入手後一度も使っていなかったVITESTAに換えてみた。このように2000MB/sを楽々超えてくる。これでもまだ一杯一杯ではない。煮詰めればさらに速くなるハズだ。今回のWindows上のテストは上の寒損純正一般用で行なう。


bench_sl7kb
 ただ実際のベンチにはメモリ速度が反映しないんだよな。3Dベンチでもクロック的には数段格下と言えるAthlonXP系といい勝負になってしまう。HTも多大な効果を発揮しているとは言い難い。シングルスレッドが遅くなる場合があるので±ゼロだったりして。当時ベンチ詐欺と言われた理由がよく解る。午後ベンチでは93.76とGA-8IG1000 Pro-G+SL7KBの91.28を明確に上回ったが、あの時はIGP使用だったかもしれない。

 ここで先日手に入れたnorthwoodのSL6WKをテストしてみる。同じクロックのプレス子SL7KBとどんな違いが出るのだろうか?以前から興味があったのだ。一部ドンクサくなったという噂もあったがどうなのか?


memtest_sl6wk
 何だこりゃ?地のメモリがプレス子より速いぞ!(^^; メモリ設定やキャッシュを見ればインチキしている訳では無いことが判るだろう。そもそもL1キャッシュからしてこちらの方が速い。L2はほぼ同じだがやはり微妙にノースウッドの勝ち。歩留まりを上げるためキャッシュのレイテンシを落としたという話は本当だったようだ。新製品が旧製品に負けてしまうのは一部と言えどもマズイよな…。


bench_sl6wk
 これがHSDL標準ベンチ。ちょっと待て!午後ベンチはプレス子が完敗しているぞ。ノースウッドは100倍に達しようとしているのにプレス子は90倍を超えたばかりだ。CPUクロックで言えば50〜100MHz位の差があるのではなかろうか。純粋な計算力はプレス子の方が上だし、π焼やその他のベンチは何とか勝利したのだが…。プレス子はSSE3を使いまくらない限り価値は無いという事か。本番はやはりソケ775で915と共に使う石なのだろう。いつもながらのイソテルβ版商法を目の当たりにした。この記事は865GM3-FISの記事だが、マザーとは関係ない所で盛り上がってしまったな(^^;


 テストの間にちょっと興味本位で、VRMの隙間に手を突っ込んでFETやインダクタを触ってみたら想像以上に熱くなっていたので驚いた。MOSFETのヒートシンクを見て「大げさな放熱だな…」と思ったのだが大げさではないかも(^^; インダクタもAthlonXPマザーとは次元の違う発熱で、これで出力の電解コンがマネ下FLではなく、例えばOSTのRLAだったとしたら間違いなくぶっ飛ぶだろうな(OSTバージョンを見た事がある)。懸案のCPUクーラーは何とか耐えられた。


★終わり
 このマザーはICH5が壊れやすいという問題があるが、それはイソテルが悪いのであって微星叩きの材料にはならない。ただもう少しメモリ周りの電解コンには金をかけて欲しかった。これらは10年経過して劣化はかなり進んでいる。このマザーに限らないが電解コン入れ替えは必須作業と言えよう。当該マザーはメモリ周りのOSTを交換したいところ。

 それはさておき、格安ならば478入門用として良いマザーだ。ジャンクCPUはその辺にいくらでも転がっているしメモリにも不自由しない。クーラーなど周辺も豊富で足りないモノは何もない。どんなバカな遊びでも気楽にできるのだ。


★おまけ
memtest_512mbit
 上で使ったメモリモジュールは256Mbitチップだが、512Mbitチップだと御覧のように同じ3-3-3-8でもMEMTESTは格段に速くなる。がしかし、速いものが速いのは当然なのでわざと遅いのを使っている。ここまで来ると我慢大会だね(^^

FireGL V3100を動かす

 先日入手したFireGL V3100だが、片方は全く動作しなかった。動作チェックでも指摘した通り、またもやPCI-EのMLCCが砕けて消滅していた。何でこんな所がピンポイントで壊れるんだろう?わざとやっているとしか思えない。がしかし、「ジャンクFIREGL V3200」の時とは違ってランドは全く無事である。これなら捨てるまでもない障害なのでサックリ直して動かしてみたい。


★現時点での犯人
c631_632
 動作の障害となっているのはこれに間違いない。このMLCCは電源のDCではなくデータラインのCCなので無ければ祈っても願っても絶対に動かない。逆に言えば「これさえ直せば完全動作」の可能性が高いので、もしこれが理由で価格が安いのならば買い得ジャンクではある。小汚いのでまずはカード洗いから始めるか。


★洗う(^^;
 良い子の皆さんは決してマネしてはいけません。電解コンへの浸水や接点の腐食ばかりでなく、水を切る時にカードを振ったらハンダ割れの原因にもなるので、そのあたりの事情に無知な人は特に真似しないように。


bara_ms8964
 まずはブラケットやクーラーなどバラせる限りバラす。横着してバラさないで洗うとヒドイ目に合う場合が多い。ビデオカード・ジャンカーの腕はクーラーをいかに早く無傷で外せるか?で決まる(^^ これは中央のピンを抜く奴なので3分もあれば外れる。サーマルコンパウンドは洗う前に有機溶剤を使って完全に除去する。これは50円ジャンクなので中性洗剤までしか使わない。価格によって洗剤まで差を付けるHSDLなのである。洗いあがったカードは傷が少なかったので中古美品となった。


rv370gl
 中身はFireGL名義だったが、ジャンパ抵抗の位置を変えれば色々なカードに変身するのだろう。ちなみに2006年11週とかなり新しい。当時このカードは新品1980円で投げ売りされていたらしいが、RV370の売れ残りの在庫処分の製品だったのかもしれない。


★直す
 外で完全に乾燥したらいよいよ修理本番である。完全に乾燥しないうちは始めてはいけない。まずはランドに残留しているパーツの破片とハンダを掃除する。これをキッチリやらないとまともな修理は望めない。1608以下の超小型パーツを扱える事とハンダ吸い取り線に慣れること。現代のビデオカード修理はそれに尽きる。


c631_632_after
 少なくともこの時期のPCI-Eは全て0.1μF(100nF)で良さそうだ。形状の良い1608なので付けやすい。MLCCのメーカーが違うので色が違ってしまった。色を見なければ修理したとは気づくまい。実は同じ色もあったのだが、筆者自身がどこを直したのか判らなくなりそうなので敢えて違う色にした。


★動かす
hwinfo_ms8964
 先ずはどうでも良いマザーに付けてVGAでチェックする。VGAでノイズも出ず普通に動けばまず完全動作は間違いないだろう。


catalyst8583
 AMDのサイトに行ってこの最終ドライバ8.583をダウンロードする。これはラデに比べ3Dバージョンが古いのだがFireGL系は致し方ない。余談だけどFireGL⇒RADEON化もアリだと思う。ゲホ系のQuadroではどちらのドライバも動くのでそんな心配は無いんだけどな。


gpuz_rv370gl
 正常に認識されて体制は整った。何かベンチマークでも動かしてみようか。公開はしていないがV3200の時に取ったベンチマークがあるので比較してみるか。CPUはここで修理したSLA8Z@333である。


bench_V3100_3200
 PCI-Eのカードと言っても中身はAGPのR300シリーズなので速度に誇るべきものは全く無い。ビデオカードの歴史的にはAGP⇒PCI-Eの過渡期的な製品と言う位置づけだ。中身がAGP石という事で「AGPでしか動かないベンチマーク」も動かせる。V3200とV3100の差は当然ながらクロック分だけだね。

 ちなみにVGA時の消費電力は8Wだった。これはPCI-Eのカードとしては極めて少ない。発熱も勿論最低ランクなのでファンレスもアリかな。


★終わり
zenkei_ms8964
 修理完成したFireGL V3100である。完全に洗ったし、グリスは中華最高グリス(笑)HY-1になったし。粗末だけど結構気に入っているのだ。

 このカードの正体はMSI製のMS-8964(Ver1.1A)だった。基板に番号が書いてあるし、検索すると同デザインの赤いリテール基板が存在している。きっとX300〜FireGL V3100まで色々なバージョンがあるのでしょう(X600も同じか?)。速度的にはATIと言うかPCI-Eカードの最低ランクに位置するが、HSDLでは気楽に使える省電力カードとして今後も使われるだろう。

検索ワード[2015/10]

 例によって目についた検索ワードについて短く述べる。これらは筆者の興味を引いたワードなので、検索ワードのベスト30ランキングとは全く連動しない。


>mac ATI 抵抗 100MΩ 取り付け
>mac radeon 抵抗 100MΩ
 これって一体何なんだろう?と思って自分でも検索してみたが解らなかった。通常ビデオカード上に100MΩの抵抗なんて無いし、何の為なのか聞いてみたいところだ。


>ビデオカード メモリが0MB 修理
 メモリが0MBって起動しないやんけ(^^; 一体どうやって確認したんだ?それであなたに修理が可能だと思うか?


>asus マザーボード a8v-e gpu 熱暴走
 GPUが熱暴走するのとマザーボードは何の関係も無いと思うが?もうちょっと落ち着いて考えてみなよ。


>cinebench 動かない
 このソフトは環境にかなり依存するので動かない例は少なくない。ハードウェアをとっかえひっかえすると動かない場合が多い。HSDLではシングルコアCPUをデュアルコアCPUに交換したら動かなくなった。この場合はOSを修復(上書き)インストールすると動くようになったのだが。


>pc8801fe 中古
 お前さんが5、6年前にHSDLの近所に住んでいたら、88FEの完全動作品にソフトも付けてタダでくれてやったのだが…(^^; クズ屋が喜んで持って行ったよ。


>SL5BT overclock
 今時通っぽいモノを掘り出したね(^^; SL5BTがなぜ貴重かと言うと、これはDステップの低クロック石だから。Dステップの低クロック石は全て1.1GHz等と同等だ。OEMメーカー向けに仕方なしに作った石だから(低クロックのリテール品は無い)。中身が高クロックと同じでありながら低倍率なので必然的にFSBが上げやすい。つまりES品と同じくFSBを上げて遊ぶ実験に使えるのだ。普通の人には全く意味が無い物件だな(^^


>msi p35 故障
 P35 Neoの故障だったら青いコンデンサが膨張破裂しているのが殆ど9割だろう。対処は.蓮璽疋フに捨てに行こう♪ハードオフに捨てに行こう♪∪弔ぅ灰鵐妊鵐気鮓蚤療轍鬚亡垢┐襦△靴ない。


>タンタル コンデンサ 330μ 秋葉原
 用途によって答えは変わってくるな。現在アキバで通常タンタルの330μFを常時売っている店は無いはず。ポリマータンタルなら秋月に売っているが、超低インピーダンスなのでLDOレギュレータICの出力には使えない。


>無水エタノール マザーボード
 無水エタノールなんて何に使うの?あんたにはコストという概念が皆無なのか。無水エタノールなんて使わなくても廉価なIPAでよかろうに。ちなみに筆者はマザーボードにはどちらも使っていない。有機溶剤はパー助になるのでなるべく嗅ぎたくない。


>バシテリー
 "バシテリー"で検索したら、グーグル大先生が親切なのか余計なお世話なのかバッテリーに直してくれたよ(^^; それでもめげずにバシテリーで検索したら、HSDL以外にも意外と出てくるので驚いた。某巨大掲示板ではこの手の誤用は普通に行われるからな。ところで「バシテリーの画像検索結果」というのが結果表示されるのに、それをクリックすると「バシテリーに一致する情報は見つかりませんでした」と出るのはいかがなモノか。グーグルに対処を望む。


>VRMヒューズ とは
 VRMにヒューズが付いているマザーなんてねえだろ…(^^; と思って調べたらやはり無かったんだけど、笑える事にASUSのマザーのメモリ電源にポリスイッチが入っているらしい。DRAM過電流・短絡損傷保護という事はそれによる故障が多発したのだろうか?メーカーに聞きたいところだ。というか本当に逆さに挿す人っているの?余程力が余って知能がアレな人にしか不可能だと思うのだが。

 ちなみに世間で言うVRMとPC界で言うVRMとは意味が全然違う。マザーボードにおけるVRMとは単なるボルテージ・レギュレータ・モジュールの事ではなく、電圧だけでなくVID等の仕様も定めたIntelの独自規格だ。だから厳密に言えばビデオカードの電源等もVRMと呼んではいけないことになる。まあGPUメーカーは呼んでませんけどね。


>biosが飛んで立ち上がらない
 医者が言ってたんだけど、「最近の患者は勝手に自分で病名を決めてくる」人が多いそうだ。インターネットである程度調べられるから勝手に決めるんだろうけど、それによって手遅れになる場合もあるらしい。ジャンクにもそれは当てはまるなーと思った。で、聞きたいんだけど何で「biosが飛んで立ち上がらない」と思ったんだろう?それって決めつけるためには根拠があると思うんだけど、BIOSが飛んでいるか?の判定は中を見ないと判らないんだけどな。BIOSが飛んじゃうマザーなんて前世紀の粗悪フラッシュを使ったマザーならともかく今時ほとんど無いよ。書き換えミスも余程の盆暗じゃないとやらないし。


>PC-8801 (5”2D) ロードランナー
 これって確かちっさい紙箱に入ってたよね?これのプロテクトには(ソフト的に)結構感動したものだ。プリフェッチを行なうような近年の素晴らしいCPUしか使った事がないプログラマには何がなんやら解らんだろうな。動かしているうちにプログラムがどんどん書き換わるんだから。


>Quantum FireballSTジャンパピン
 えっ!上に印刷してある以外に何かあるのか?と思ってSTを出してきたが別に何もねえよ。SATAから入った人はIDEが解らないのかも知れないが、ケーブルに1つしか繋がない場合はマスターに設定すれば良い。光学ドライブとHDDを繋ぐ場合はHDDをマスター、光学ドライブをスレーブにするのは言うまでも無い。IDEの超・少容量HDDであるSTを今更使うのは余程昔のマザーを掘り出してきたんだろうか?そっちの話題を聞きたいところだ(^^


>PCまな板 性能比較
 性能比較って何だろう?と一瞬考えてしまったが、これは市販の出来合いのPCまな板についてなんだな。ソコソコ金を掛けられる普通のPCジサカーはあのようなモノを買うのだろうが、我々ジャンカーは100円ショップの整理棚とか自作品を使うのが普通だ(^^ なのでHSDLに使用記事が載る事は無いだろう。


>gc-r96xtg
 恐らくジャンクで大量に出回っているんでしょうなあ…(^^; 特に変わった所の無いラデ9600XTだが、部品が純正に比べるとかなり粗末な場合が多い。場合が多いと言う書き方に不審を覚えるかもしれないが、このカードは各社OEMで大量に出ているので生産ロットやバージョンによって大違いなのだ。つまり当たり外れがあるという事。良さはクーラーの融通性が大きい事、つまりGPU周辺にスペースがあるって事だね。


>hy-750
>HY-880
 HY-750は安くて性能もソコソコだが、除去がイラつくという致命的な欠陥がありHSDLでは使われなくなってきた。同じ中華グリスならHY-880の方がお勧め。特にヒートスプレッダの付いたCPU(最近のは全部そうだが)には粘度が低めで使いやすい。性能も750よりは確実に上だ。


>時分秒プロテクト
 わたしゃ8877なんぞに何の郷愁も無いな。ネコ電PCなら時分秒はナンボでも書けるのでプロテクトにはならない。それでは何故ネコ電系プロテクトでIDにF5F6F7が書いてあるかというと、ネコ電PCのソフトをFMやX1でコピーするのを防ぐためだ。
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