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主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

2018年07月

ICF-7601/7601L研究

SONY ICF-7601/7601Lの研究


 ELPA ER-C54Tを解析してから日本メーカー製のアナログスケールの多バンドラジオに興味を持った。このICF-7601は遠い昔にX1等の店頭でしか動かした事が無いが、一応イメージが湧くので回路を見てみた。それで気づいた事を幾つか並べてみる。


★概要
 ER-C54Tとはスケールが縦横の違いがあるがタイプは似ている。スケールの下にバンドスイッチが並んでいるデザインには(遠いけれど)影響を感じさせる。ただ価格が大幅に違う事もあって回路はだいぶ違う。少なくともTA2003のような低性能ワンチップICだけで構成されている訳ではない。

 当然かもしれないが、似た名称のデジタル系とはかなり違っている。回路が機種によってだいぶ違うので80年代当時のSONY技術陣の意欲には驚かされる。ちなみに7601LはSW1がLWに変わったヨーロッパ向けだ。

アナログ系
1977:ICF-7600
1982:ICF-7600A
1988:ICF-7601

デジタル系
1983:ICF-7600D
1987:ICF-7600DS
1987:ICF-7600DA(DE1103のパクリ元?)
1990:ICF-SW7600
1994:ICF-SW7600G/GS
2001:ICF-SW7600GR

 他にもあったっけ?ちなみにアナログ系・デジタル系と書いたがどちらもアナログラジオだ。このA・D分類は単純に周波数表示によるものである。


★気づいた事

‘眤▲謄譽好灰團奪アンテナ(通称ロッドアンテナ)はSW/FMに有効だ。7601と7601Lで基板が同じなら小改造でLWにもロッドアンテナが使えるようになるかも。

FMはワンチップ・ラジオICのCX-20091(SONY)で全てを賄っている。必然的にトップはBPFとなり手抜きを感じる。FMはそこら辺のホームラジオと同じなので期待しない方が良い。

MW_FM
 余談だけどSONYのワンチップラジオICのブロックダイヤグラムはAM(FM)FEとか人をバカにしている(^^ RF段が有るか無いか分らんじゃないか。もっともそれを隠すのが狙いなのかもしれないが。

FMのCFは1段である(デジタル系は2段になる)。CFのランクにも依るがFMの選択度は期待できない。ER-C54Tと大差無かろう。

MWもCX-20091(SONY)でほぼ全てを賄っている。但しMIX-OUTをIFT経由でSWと共通のCFに回しているので選択度はSWとほぼ同等となっている。

SW2〜10は1st-IF=10.7MHz、2nd-IF=455kHzのコリンズタイプ(クリコン方式)のダブルスーパーである。ハイバンドではシングルスーパーと差は歴然。

SW2〜10の1st-OSCはXtalだが2nd-OSCはSW1と共通なので当然LCであり経年劣化はありそう。ちなみにこれより後の90年代になるとXtalがセラロックにランクダウンする(^^;

SW2〜10の高周波増幅には可変の同調回路は無い。固定同調回路と言うか、バンド毎のBPF切り替え方式である。ダイオードではなくメカニカルSW切り替えなので経年劣化は当然ある。

SW1は高周波増幅しており、トップのアンテナ回路はフェライトロッドアンテナ(通称バーアンテナ)を使用した同調形で、フロントエンドはFETのディスクリートである。

 デジタル7600系はMWを含むAMは全てアップコンバーテッド・ダブルスーパーだがトップが非同調なのでアンテナ回路だけは勝っている。デジタル系でも元祖ICF-2001ではバリキャップで同調を取っていたのだが7600(デジタル)になって手抜きされたのはいただけない。

SW1はIF=455kHzのシングルスーパーでSW2〜10とはフロントエンドが異なるが、2ndミクサー以降の回路は全て共通。

SWのフロントエンドはOSCとAGCを除きすべてがFET化されている。

CFはランク不明だがCFU455xである(恐らく音からしてH)。これはAMモードは全て共通だ。

SWがバンドスプレッドなのは選局の容易さも勿論だが、それ以上に高周波増幅の同調回路をBPFにして簡易化(要するにコスト低減・手抜き)するため?

LWはSW1と基板配線が共通でFETを使ったRF1段の独立フロントエンドである。恐らく7601LのLW性能はソコソコ高かったのではないだろうか?ちゃんとトップが同調している分デジタル系にもヒケはとらないはず。


★評価
 MWはワンチップIC対SWと共通のダブルスーパーという事でデジタル系の勝ちだが、デジタル系はトップが同調形ではないのでつけ入る隙はある(^^ FMは独立フロントエンドという事でデジタル系の圧勝。SWはごく下の方を除きデジタル系の勝ち。安定度は勿論デジタル系の完勝。このラジオは使うとすればMW/SW1辺りで地道に使うラジオか?使用者のスキルにも依るがMW/SW1ならばデジタル系の相手になると思う。あと7601LはRF付きFET独立フロントエンド採用の(このクラスとしては)高性能LWラジオなので使ってみたい。

 さてこのイメージで7601の実機を使ってみたいところだが…何故か7600アナログ系の最終機という事で?市場価格がクソ高いな。中身はそんなに素晴らしいものでもないと思うが…(^^; 少なくとも万を出す程のものでは決してないので価格高騰し過ぎだろう。

 もし機会があれば次はマネ下のライバル機を研究してみたい。ま、この記事と同じく埋め草記事なので出ない方が望ましいのだが…(^^;

HSDLラジオ用語集

 世間で普通に使われるロッド・アンテナという呼び名は、粗ニー・マネ下・倒芝といった主流ラジオメーカーはテレスコピック・アンテナと呼んでいる。どうでも良い非主流メーカの散洋・費断ちはロッド・アンテナと呼ぶ。という事はテレスコピック・アンテナと呼ぶ方が正しいのではないだろうか?(^^; ちなみに粗ニーはバーアンテナとは呼ばずフェライトロッド・アンテナと呼ぶ。これもこちらの方が正しい呼び名に思える。どうでもいいって?アホ言うな、趣味は拘りが大事なんやで。

[2020/06/03現在、永久に?未完]

=数字・アルファベット=

2003系:倒芝TA2003とその互換ICを使用したラジオの総称。TA2003はCXA1019と並びアナログラジオICの一方の雄と言える。

3S :世間と同じく受信機の基本性能のこと。感度・選択度・安定度である。当地では多信号特性も非常に重要なのだが…。
3本脚:又は3本足や三本足や三本脚など。主に単板のセラミック・フィルタをバカにして呼ぶ表現に使われているがFETの区別に使う場合もある。

AFN :世間と同じく以前のFEN、米軍放送のこと。厳密に言うと放送ではなく業務無線の扱い。TBSと同じく内蔵アンテナで90dBμを優に越える当地の癌である(^^; TBSより悪なのは月曜早朝でも止まらないこと。どうでも良いけど早いところ停波してFMにでも移行してくれ。
AM :世間と同じく変調方式、またはそのモードのこと。但し世間のように中波放送をAMと書く事は無い。中波はMWである。
AMR :PC用語でも使っていたが"Absolute Maximum Ratings"のこと。
ANL :世間と同じくオート・ノイズ・リミッタの略。NB(ノイズ・ブランカ)とは全く違うものです。
ANT :世間と同じくアンテナの略。

BJT :世間と同じくバイポーラ・トランジスタのこと。
BPF :世間と同じくバンド・パス・フィルターのこと。

CB :世間と同じくCB無線の事を言う場合と、トランジスタ回路でベース接地回路の事を言う場合がある。
CC :PC用語と同じくカップリングコンのことを言う場合が多い。PC用語では殆ど使われなかったがラジオではよく使う用語。トランジスタ回路の説明では「コレクタ接地回路=エミッタフォロワ」の事をCCという場合があるが文脈で間違うことは無いだろう。
CD :最近のHSDLではコンパクトディスクの事を言う場合はほぼ無い。殆どはセラミック・ディスクリミネーターの略である。
CE :トランジスタ回路のエミッタ接地回路の省略名に使われる。
CF :世間と同じくセラミック・フィルターの略号。
CRT :栃木放送のことでPCのディスプレイではない(^^ 1062/1530kHzはラジオのテストには欠かせない(^^ 特に練馬近辺で足利1062kHzが正午辺りに内蔵アンテナで明瞭に受信出来れば高感度ラジオと言える。その際アンテナの方向が他の局とちょっと異なるので注意。
CXA系:粗ニーCXA1019、CXA1619、CXA1691及びその互換ICを使用したラジオの総称。2000年以降のアナログラジオICの主流と言うべき一派。但し他のCXA12xxや15xx系はこれに含まない。これに入るのはAFアンプ内蔵の統合ICだけだ。

DC :PC用語と同じくデカップリングのこと。DC電源となっていたらそれは直流電源だが、ラジオ関連では直流の略号としては通常は使わない。DC結合やDCカットは使うかもしれないけど文脈で判断できるだろう。
DM :ダイレクトメールではない(^^; HSDLブログのラジオ関連ではデジタルマーカーを指す場合が多い。ディップメーターはDM800しか持っていないのでDM800若しくはデメ八(公式愛称)と呼ぶ(^^
DMM :世間と同じくデジタルマルチメーターの略。

FE :粗ニーのデータシートに「フロントエンド」を省略してFEと書いてあったのでマネしている。
FRA :フェライトロッド・アンテナの略。半角3文字になるから文字数調整に使うだけ(^^

GW :グラウンドウェーブのこと。但し記事の時期によってはゴールデンウィークの事もある(^^;

HPF :世間と同じくハイ・パス・フィルターのこと。

IBS :茨城放送のこと。1197/1458kHzはラジオのテストには欠かせない。特に当地に於いては1458kHzのIBS土浦が聞こえなかったら低感度ラジオ確定だ。もっとも感度だけでなく選択度が極度に悪いと1422kHzのRFが被ってくるが。
IFT :世間と同じく中間周波トランスの略号。
IF漏れ:IFブリードスルー(IF Bleedthrough)とも言う。IFフィルターをすり抜けた帯域外信号が全域に被ること。一見混変調に似た症状だが、こちらはIFフィルターをまともなものに交換するとスッキリ消える。低性能なフィルター自体の漏れもあるが回路の不備による漏れもある(ダイオードSWによる切り替え回路の不完全なDCなど)。
IF帯域幅:ほぼ無傷で通り抜けられるIFの範囲。通常はこれで音声の帯域が決まる。言わば音質の基礎となる重要な数値である。
IF漏れ:=IF通り抜け。補足すると混信局の信号強度がCFの絶対減衰量を突破した時に起こる現象で、混信局がIF以降に全面的に被ってしまう。

LF :1242kHzのニッポン放送のこと。
LPF :世間と同じくロー・パス・フィルターのこと。
LW :二通りあり、長波の略号である場合とロングワイヤー・アンテナの略号である場合がある。前後の流れでテキトーに判断してくれ(^^

MF :メカニカル・フィルターのこと。猫又研ではないのでマニュアル・フォーカスのことではない(^^
MW :世間と同じく中波の略号である。中波をAMと呼ぶことはない。エアバンドもAMです(^^

NB :世間ではあまり使われていないがノイズ・ブランカの略。パルス性のノイズをキャンセルするもので、ノイズリミッタとは別物で働きが違う。
NRBC :世間の認知度は皆無に等しいがラジオNIKKEIの略称だ。

OSC :主にラジオの局発のことだが、希にただの発振回路を指す場合もある。発振には違いないので文脈でテキトーに判断してくれ(^^

PBT :世間と同じくパス・バンド・チューン(たぶん登録商標)のこと。異なる特性のフィルターを組み合わせて狭帯域を実現する昔ながらの手法である。
PVC :世間と同じくポリバリコンの略称。

QR :1134kHzの文化放送のこと。文化放送には2020年現在は略称が無いのでコールサインを書く事になる。

RF :RFラジオ日本のことである場合と、回路等の説明で高周波の略号である場合と2通りある。前後を読めば間違う事はあるまい。1485kHzのRF小田原局は高感度ラジオのベンチマークとなっている。練馬近辺でこれが内蔵アンテナで受信出来れば最高レベルの高感度ラジオだ。もっともそれ以前にSBC軽井沢局が聞こえてしまう事も多い(^^;

SBS :静岡放送のこと。1557kHzの熱海局はラジオの感度テストには欠かせない(^^ なお練馬近辺では静岡本局1404kHzは相互変調が被る場合がある。
SD :SDカードではない。ステーション・ディテクトのこと。オートスキャンなど電子同調に於いて放送波(信号波)を発見する機能。SD用の2本脚のCFが存在する。
SF :受信記事に出てきた場合は東海ラジオ放送(JOSF)を表す。文化放送と同じく略称が無いためコールサインで代用する。
SP :ズバリ、スピーカーの略号。概ねスペシャルの略ではない(^^
SS :"side splash"(サイド・スプラッシュ)のこと。普通は「サイド」と書くので滅多に使わない。スペースに制限のある表中だけかな。
SG,SSG:世間と同じく信号発生器(Signal Generator)、標準信号発生器(Standard Signal Generator)の略。
SW :二通りあり、短波の略号である場合とスイッチの略号である場合がある。ハードとソフトの違いなので出現前後の文章でテキトーに判断してくれ(^^

TBS :954kHzのTBSラジオのこと。小型内蔵アンテナで90dBμを優に越える、AFNと並ぶ当地最大の癌である(^^;

VC :世間と同じくバリコン(バリアブル・コンデンサ)の略。

XF :世間と同じくクリスタル・フィルターの略号。ちなみにMCFもクリスタル・フィルター(モノリシック・クリスタル・フィルター)だ。

YBS :765kHzの山梨放送のこと。当地で聞こえるのは大月・上野原局だろう。この局は練馬近辺で昼間の低周波数のラジオベンチマークとしては639kHzのNHK静岡2と並び最良の局である。信号強度は二等ローカルで最強クラスなのだが、ラジオの選択度が著しく低い場合AFNのサイドで潰れる。これを受信するには感度+選択度の両立が必要だ。


=あ=

アナログDSPラジオ:アナログのダイヤル操作で周波数をコントロールするDSPデジタルラジオのこと。HSDLでは偽アナログラジオ、アナログ・デジタルラジオとも呼ぶ。「アナログとデジタルの悪いとこ取り」と言う最悪ラジオ形式。

オワタ音響:北の方のとあるイナカにある企業。粗ニーやマネ下のアナログラジオを生産している(生産していた)。

オワタ・タイマー:オワタ音響のオリジナル設計(地雷)の事です(^^


=か=

クリヤーチャネル:HSDLのロケーションでは混変調や相互変調波で実用不可能な周波数が非常に多い。これらの影響が無い周波数をクリヤーチャネルと呼んでいる。これは機種によって変わってくる場合もある。例えば不良CD2003GP使用ラジオだと±225kHzイメージが出るとか。当地では729、1035、1179、1359、1467kHzなど11波がこれにあたり受信できない。代表的な相互変調波では昼間の666、864、927、1026kHz等が受信できない。


=さ=

サイド:"side splash"(サイド・スプラッシュ)のこと。表中等ではSSと略す場合がある。

聖徳太子ゲーム:筆者らがガキの頃にやっていた遊び。主にNHKの多局が出ている周波数でIDを受信して一度に何局判別できるか競争する遊び。ループアンテナを回しながらやると更にバラエティに富んで面白かった。その中でも1584kHzは思い出深いね。

スカート幅:主にIFフィルターの減衰量を表現する時に使う。任意の減衰量を実現する離調周波数の幅の定義である。例えば減衰量-60dbを実現する時±10kHz離調を要するとすれば、スカート幅は20kHzで-60dBのように表す。通常、選択度を決定するのは帯域幅ではなくこれである。

絶対減衰量:CFの帯域外の絶対的な減衰量のこと。CFは±離調すればするほど減衰していくわけではなく、ある一定の離調で減衰量が頭打ちになる。この頭打ちになった減衰量を絶対減衰量と呼んでいる。CFのカタログで「帯域外リプル」と言うのが近い。CFの絶対減衰量はLCフィルタ(絶対減衰量は無限とは言えないまでも大きい)と比べてかなり低いのでLCフィルタであるIFTと組み合わせるのは常識である。
cfwla455kefa_sp
 このCF(CFWLA455)の場合は絶対減衰量は50dBを稍越える程度に過ぎない。MWの強力局は70〜90dBμはザラなのでCF単体では全く足りない。この場合IF通り抜け現象が起こり、強力局は薄らとかなり広範囲にわたって受信されてしまう。このCFは割と高級な方だがそれでもこんなモノなので三本足では推して知るべし(IFTと合わせても-30dB程度)。


=た=

タップ方式:フェライトロッドアンテナの出力方式の一つ。同調回路のコイルに直接タップを立ててインピーダンスマッチングを行ないつつ出力する方式のこと。この方式はリンク方式と比べ感度に優れる。

単板CF:シングルエレメントのセラミック・フィルターのこと。ほぼSFU455Bである。ちょっとバカにしているニュアンスがある(^^


=な=

偽アナログラジオ:アナログDSPラジオのこと。

二等(二級)ローカル局:HSDLで一年中全日受信できる圏外のローカル局の事。IBS(1197,1458)、CRT(1062,1530)、YBS(765)、SBS(1557)、NHK静岡1(882)、静岡2(639)、甲府2(1602)などがこれに該当する。これらの局の信号レベルは殆どがギリギリのところにあり、感度や選択度の低いラジオでは受信できない場合が多いので感度チェックに使われる。


=は=

パチンコ:スイッチングや接触により発生するノイズまたはそのもの。一例としては電源の通ったリード線を点接触させると火花が飛んだりするが、これを「パチンコ食らわせる」とか表現する。

跳ね返り現象:IFフィルター、主にセラミック・フィルターに於いて中心周波数以外の部分に山が出来てしまう現象。カタログではスプリアス扱いである。


=ひ=

昼間MWDX:2019年7月現在では11:00〜14:00にMWの遠距離局を受信する遊び。以前は「地表波DX」と呼んでいたが、秋〜冬になるとこの時間でも電離層反射が受信できるので改めた。


=ふ=

フェーディング切れ:フェーディングの底で感度が足りなくなって検波不能になって音が割れたり途切れること。これが起るのはAGCの効きの悪いラジオに多いが絶対的な感度不足でも起る。

フェライト指数:HSDLの創造した数値で、フェライトロッドの感度を疑似的に表す指数。解り易く言えば体積に近いが、丸コアの時は○φ×○mmをそのまま掛けたものが数値となる(8φ×60个覆480)。四角いコアは(底面の長辺+短辺)/2に全長を掛けたものが数値となる(4×7×100个覆550)。異なるラジオでもICが同じならこの数値で感度の比較が出来る。もし数値が明らかに大きいのに負けているなら調整不良が考えられる。ラジオの潜在的な素質を表すとも言える。

フルタップ方式:フェライトロッドアンテナの出力方式の一つ。同調回路のコイルのホット側から出力する方式のこと。この方式は最も感度に優れるが安定性が無く、ハイ・インピーダンスなのでマッチングも難しい。通常は真空管やFETでしか使えない。


=へ=

=ほ=

本局:基幹局の事。「NHK広島本局」のように使う。全国放送のNHK2の場合は東京以外は全て中継局扱いだが、同じように県の基幹局を本局と呼んでいる。民間放送の親局にも使う。


=ま=

=や=

=ら=

ラジオの階級:HSDLにおけるラジオの階級はこうなっている。アナログ回路デジタル同調>アナログ回路アナログ同調>越えられないアナログの壁>DSPデジタル同調>不燃ごみの閾>DSPアナログ同調。

離調音:正確な同調点から同調をズラした時に聞こえる「シュワー」と言う音のこと。ある程度の選択度を持つラジオ以外では聞こえない。

リンク方式:フェライトロッドアンテナの出力方式の一つ。フェライトロッドに二次コイルを巻いて出力する方式のこと。この方式はタップ方式と比べ選択度に優れる。


=わ=

昼間MWDX

 昼間にMWで何局受信できるかという当地ならではの遊びだ。何故当地ならではかと言うと他地方では細かい中継局が多く、環境も良いから多局受信は難易度は高くないからだ。例えば同じ東京でも南多摩や西多摩方面ならもっと楽に受信できるのは(だいぶ昔だが)確認済みだ。前世紀にHSDL群馬受信センター(笑)では未確認ながら海外も含めこれの三倍くらい受信できたのを記憶している。とにかく各チャネル何かしら入っていたので当時は面倒で調べる気も起きなかった(^^; 閑話休題、地表波はフェーディングが全く無い為に、ある程度の信号強度で入感すれば確認は容易である。電離層を使わないため伝播状況が日によって変わる事もほぼ無い。つまり聞きたい時にいつでも聞こえるサービスエリア内と同じ感覚で受信できる。

 ここで言うMWDX受信とは地表波を使った昼間(08:00〜15:00)の伝搬である。以前は16時までだったが(次回記事で書くけど)15時後半から電離層反射が始まるので時間を早めた。昼間であってもロケーションによっては数百キロの遠距離受信が可能である。


★地表波長距離伝播の条件

・地面の上より海の上の方が伝わりやすいらしい
 例えばRF小田原100WよりもSBS熱海100Wの方が強い。小田原は海の方ではなくやや陸に入った酒匂川の川岸にある。それに対しSBS熱海は海の上の初島にある。SBS熱海の方がRF小田原より遠距離だがロケーションの差なのだろう。周波数にほぼ差はないしそれ以外に考えられない。高山を越えねばならない長野県や新潟県の局も難易度が高い。がしかし大昔は新潟のNHKがこの近くでも普通に受信できたらしい(おまけ記事)。

・東より西の方が伸びる?
 NHK名古屋は受信できるがNHK仙台は受信できない。単に名古屋のロケーションやアンテナが良くて伸びすぎるのかもしれないが。

・やはり出力は重要
 いくら西や海の上が伸びると言っても100Wではやはり無理っぽい。10kW未満だと遠距離には届かないようだ。クリヤーチャネルのNHK浜松(1kW)、豊橋(100W)、尾鷲(100W)、熊野(100W)等を狙ったが現時点では聞こえない(注1)。夜間の電離層反射では10kでも100Wでも信号強度にこれほど差は付かないので地表波は減衰が激しいのだろう。

・高い周波数より低い方が伸びる?
 NHK名古屋やNHK静岡を見るとそう思わざるを得ない。もっとも受信機がそういう性能なのかもしれない。通常は同調型のバーアンテナでは低い方がシャープな同調特性になる。

・民放よりNHKの方が伸びる?
 感覚的なものだが遠距離の民放は聞こえない。アンテナが良くて実効出力に差が付くのだろうか?送信所のロケーションも良いのかもしれない。特に接地抵抗が低いとか。唯一逆転しているのはNHK熱海とSBS熱海。NHKは熱海市内だがSBSは相模湾の初島にあるのでロケーションの良さは圧倒的だ。結果としてNHKは殆ど聞こえずSBSは聞こえる。


 ノイズやバンド抑圧効果が無ければ地表波でもっと多くの局が受信できるハズ。何故なら数十ワットというアマ無線並みの灯台放送が過去に地表波で受信できたからだ。例えば近隣の「のじま」「いぬぼう」だけでなく「へぐら」「たこばな」といった遠距離も24時間受信できた(注2)。これらは周波数が高い(1670.5kHz)からではなく、海上の灯台というロケーションや周囲に強力局が無いのが大きいと思われる。信号強度的に言えばこれらが受信出来て数百ワット以上のMW放送局が受信できないわけはない。


注1:ここで言うクリヤーチャネルは当地で「相互変調波やイメージやサイドの混信の不安が無い周波数」という意味だ。当地は受信できる周波数に限りがあるんだよ(^^; ちなみにER-C5xTではMW全120チャネル中で30チャネル程度しかまともに受信できない。

注2:受信できると言っても普通の人には何を言っているか全く分らないレベルだったが。なお群馬ではハッキリ誰でも了解できる強度だった。


=西東京市(商店街の真ん中^^;)で昼間受信できるMW局=
Date:2018/07
Time:08:00〜15:00
Rx:ER-C5xT、RAD-S600N
ANT1:Ferrite-Rod Antenna(内蔵)
ANT2:室内3mワイヤー+自作カプラ

E1R1R2
◎◎◎ 594:NHK東京1
△△△ 639:NHK静岡2
◎◎◎ 693:NHK東京2
×△△ 729:NHK名古屋1
×△△ 765:YBS(どの局かは不明^^;)
◎◎◎ 810:AFN(マジうぜえ^^; 停波しろ!)
×△△ 882:NHK静岡1
×△△ 909:NHK2名古屋2
×△△ 927:NHK甲府1
◎◎◎ 954:TBS
×△△1062:CRT足利
◎◎◎1134:QR
△△△1197:IBS
◎◎◎1242:LF
××△1332:東海ラジオ
×△△1404:SBS
○○○1422:RF
△△△1458:IBS土浦
×△△1485:RF小田原
△△△1530:CRT
×△△1557:SBS熱海
×△△1602:NHK甲府2(未確認)

 E1はER-C5xT+ANT1、R1はRAD-S600N+ANT1でR2は+ANT2である。こうして見ると距離や出力はあまり関係せず、送信所のロケーションが重要となっているのが判る。未だに地表波が高い山脈を越えた事実は無い。長野や新潟局は全く受信できないし、東北方面も白河の関を越えた事が無い(^^; 遠距離伝播はほぼ確実に海を経由している事が判る。恐らく中京方面の海沿い(静岡西部・愛知・三重など)や東北地方の海沿いでは東京の民放が真昼間から普通に受信できるのではないだろうか?


★おまけ:ジジイの昔話(^^
 もうだいぶ前になったが某ジジイに有益な話を聞いた。この話題は筆者のラジオ話から発展して出てきたのだが、意外な事にジジイからラジオ情報が得られてしまった。聞けばまだ若い頃(1960年代前半)に昼間MW放送がどれだけ聞こえるか調べた事があるという。その調査に拠れば東京杉並区荻窪にてJOAK、JOAB、FEN、JOKR、JOQR、JOLF、JORFの7大局以外にNHK名古屋、NHK静岡、NHK甲府に加えNHK新潟(何れも第1、第2共)も受信できたとのこと。民放は中部日本(CBC)等も受信できたらしい。

 つまり東京で真昼間に名古屋が受信出来ても不思議でも何でもないばかりか、うちではカスリもしない新潟の第1、第2も当時は普通に受信できたのだ。クソが!何故今は受信できないんだ?ノイズとスプリアス以外には無いな。それでも上記事では無理だろうと予想した地表波の山越えは余裕で可能と分ったのは収穫だった。単に感度やノイズだけの問題なんだな。何かムカついてきたので「中華ラジオ+内蔵バーアンテナで新潟の受信」がHSDLの目標になりそう。

 ちなみに当時の荻窪で一番強かったのはFENとのこと。Sメーターの針が振り切れていたらしいので相当だ。コイツ昔から迷惑かけてやがったのか(^^; 以上、「ジジイの昔話は生きているうちに聞いとけ」という話でした。

家で受信(^^

 千駄山でラジオを聞いた翌日に用があって家に帰った。用が無ければ帰らないのか?と言われそうだが…(^^; イヤ実際そうかもしれない。実家の周りは半数以上住人が入れ替わってもう同級生の家も殆ど無い。そんな事もあって自分の知っている家ではなくなりつつあり、帰ってもあまり楽しくは無いのだ。たった1.5kmの道のりが遠く感じる。

 思い付きで初めて実家でラジオを聞いてみた。「初めて」というのはもちろんラジオ趣味を再開してから、具体的に言えば中華ラジオを買ってからという意味である。実家は二軒あってそのうちの一方のアトリエの方で受信してみた。受信機は千駄山の時と同じである。で判ったのだが実家のアトリエはノイズが異様に少なかった。それもそのはず、このアトリエはオヤジが広島に拠点を移してから10年くらい全く使っておらず現在は電気を止めているのだ。つまり電化製品が一切無いのと同等の環境である。いやー素晴らしいね!電源を完全に落とせばここまでノイズを少なくできるのか。有意義な実験結果だった。一度HSDLでもブレーカー落として受信してみたい。

 その代りと言っては何だが感度は低かった。これはこの建物に鉄筋が入っているからだろう。お陰で相互変調は思ったよりは目立たなかった。気になったのは1503kHzと1404kHzだ。これはDSP特有の途切れ途切れの相互変調だった。一番強い信号は意外にもTBSで82dBμと大した事は無い。二番目に強かったAFNも80dBμで大した事は無い(注)。その他5局はどれも70dBμ代後半なので相互変調が減ったのは当たり前か。以前より弱く感じるのはアンテナが貧弱な事もあるがラジオの感度自体も低いのと鉄筋が入っているからだろう。C55Tはやはり感度不足でSW帯はノイズが全く無い。無音からいきなりNRBCがフラフラと立ち上がるのでビックリする(^^; 昔のラジオと大差無いのではないかと思っていたが、実際は70年代のBCLラジオにも遠く及ばない性能だった。

 試しにこのアトリエで長時間受信してみたいが、室内では感度不足でベランダ受信になるから夜中は無理だろうな。HSDL群馬受信所は今や蝙蝠の巣になっているし外部受信所は壊滅的だ…(^^;

注:AFNのHSDLでの信号強度は平均87dBμ(ピーク90越え)でしかも混変調付きだ(^^; ラジオがブチ壊れそうな音を出すのでこのように直接受信はしないようにしている。
afn_av87db

 勿論TBSも平均87dBμで混変調付きである。LEDの点灯などラクラクだし蛍光灯だって点くかもしれない。更にこれらは室内での信号なのでベランダなどではもっと上かも知れない。もう確かめたくもねえよ…クソが。


二度目の移動受信(^^;

 ニワカ読者の為に1回目を書いておくとこれである。くれぐれもそこら辺のペディション記事と一緒にしないように。DX目的ではないです(^^; 6月の終わりごろに書いた記事だ。


 以前から一度、ノイズが少ないであろう戸外で受信してみたい希望があった。ご存じの通りHSDLは駅前商店街の真ん中にあり、当然ありとあらゆるノイズとスプリアスの嵐を浴びているのだ。もちろん筆者はDXペディション否定論者なので(笑)辺境のロケーションの良い所を選んで移動して本格的に受信する事は無い。今住んでいる所よりノイズの少ない所でラジオの性能を確認したい。つまり(ナマクラ刀だけど)試し切りに出かけたわけだ。辻斬りと言うと言葉は悪いが(^^


18062919021
 HJCLのネコ何とかブログではおなじみの千駄山演習場である。ここで受信してみたいというのはラジオを買う前からの願望だった。何しろレンズのテスト中に思い付いたのだから(^^ もちろんDX(国内だけど)受信だが録音機材が無いしログも取っていない。単にラジオがどう聞こえるのか興味があっただけだ。第一回の東所沢の受信と同じである。放送を受信するというより受信環境の調査と言った方が正確かもしれない。

 今日の機材はラジオだけ。本来は受信音を録音したいのだが、今日はどんなふうに聞こえるのか分からないし、第一ノイズが酷くて全く受信できない事も考えられる。千駄山演習場の地下には伏見通りが走っていて車の流れはガンガン来て絶えない。隣には西武線が走っている。上には高圧線が通っている、とノイズが怪しい条件は一杯なのだ。状況が全く分からないうちに完全装備で行っても恥をかくだけだ。ラジオは2台、RAD-S600NとER-C55Tだけである。ER-C54Tもテストしたかったが裏蓋が付いていないので残念ながら今回はダメです(^^;

 で着いたのは上写真の通りまだ明るいうちだったのだが、だいたい中心部にある四阿で受信してみる。まずはRAD-S600Nだがやはり違う!1602kHzから順に下へ降りて行くわけだが1602kHzの段階でガンガンNHK2が入っている。もちろん1593も1584kHzも、各周波数何らかの局が了解できる強さで入っているのだ。しかし信号強度(ラジオのメーター)は平均30〜40dbμと全く大した事は無い。それより予想以上にノイズが少ないのだ。やはりそうなのか?ここは当地では全く数少ない低ノイズ地域だったのだ。ここの横に住んでいたらDXが捗るに違いない(^^

 思ったより多信号特性の悪化も少ない。感度の上昇が予想外に少ないからこれは理解できる。悪い予想では「相互変調の嵐(9kHz置きの相互変調^^)」という状況も覚悟していたのだから。あのHSDLでの相互変調や混変調のジャージャーいう音はノイズが混じっているのだという事が判明して愕然とする。つまり何かが発生させているスプリアスと放送波とノイズが起こしている相互変調波が存在するのだ!これは新発見だ。どおりで計算通りに相互変調波が出現しないわけだよ(^^; 何か計算し忘れたモノが有るのか真剣に悩んでいたがそういう事か。ノイズの混変調と言うのもスゴイな。受信機の専門家も絶句しそうだ。

 次に本命というかメインラジオのER-C55Tである。イヤ本当のメインはER-C54Tなのだが上記の通り現在バラしているので出撃不能なのだ。ただ今調整中なので出撃はいつになるか分らない。閑話休題、C55Tのスイッチを入れたら「あれ電池が無い?壊れた?」と思ってしまった。いつもHSDLで電源スイッチを入れた時に聞こえるノイズが全く無い!あのノイズってラジオではなく環境ノイズだったのか…(^^; 何しろSPだとボリューム最大でもノイズが分らない。もっともそれだけこのラジオの感度が低いという事だ。MWでは何も聞こえないに等しい周波数がいくつかある。判っていたけど完全にダメだねこれは。ちなみに音が聞こえないのは当日は強風で風切音がうるさいのもあるが。SW帯の感度も非常に低くて15MHz(19mb)で中国語が聞こえたのが目新しいだけ。


18062919022
 どうも感度は上がらないみたいだね。これはHSDLより地上高が稍低いからだろう。東にある遊具(ここで一番高い)の天辺に上ったらもしかするともう少し感度アップするかもしれないが大差は無いだろう。FMは明らかに感度が上がって完璧に選択度の不足を感じるようになった。相互変調波も多数確認され、このままでは恐らくDX受信には全く使い物にならないだろう。何しろ76〜95までダイヤルを回すと切れ目が無いのだからイナカ者には絶対に想像すらつかない環境なのだ。地方でそんな環境の所なんて無いだろ?SWは上記の通り感度は期待できない。期待は低ノイズだけだ。MWは低ノイズのため一聴して感度が上がった気がしてしまうが信号強度はたかが知れている。が今回の受信地の環境だ。

 状況は分ったので色々移動しながら調査したが、四阿以外でも公園内なら受信状況には大差無いようだ。受信中に西武電車が多数通過したが特にノイズを発生する事は全く無かった。もっとも線路の横には行っていないが恐らく大した事は無いと思う。高圧線の下に来たけど受信状況には全く変化は無かった。もっともMWであってもホットスポットは存在するので色々動けば受信状況に変化があるかもしれない。

 あとこれも高いので期待していたふれあい歩道橋の上だが、これが強烈なノイズの嵐で全く受信不能だった。足元をライトアップしているのが恐らくLED照明なのだろう(^^; これではノイズだらけになるのは止むを得ない。橋に入ると直ちにザザザ…とノイズが入り始め、真ん中に行く前にジャー!!というジャミングのようなノイズが発生して何も受信できなくなる。ノイズに強いFMだと田無タワーやスカイツリーが見える環境だからFMは強烈に入るだろうが少なくともMW・SWでは全く使えないのでガッカリ。次回はこの橋ではFMだけ調査したいね(今回は調査していない)。

 …とテキトーに感想を並べてみたが、予想以上に低ノイズだったのは驚いたり安心したり。ここがノイズの嵐だともう行く所が無いからな…(^^; 更に他の近隣の公園も調査してみたいが夜の公園はあまり行きたい所ではないので何時になるかは分からない。ハッキリしているのは4〜5kmを越える距離は動かないという事だ。冒頭にも書いたがペディション否定派なんでね(^^ HSDLや実家と極度に違うロケーションで受信を記録しても何も意味は無い。移動に制限が無いのならそれこそ現地で受信すればいいのだから。ラジオのテストには低ノイズと低電界強度だけは意味があるけどな。

 今回の2台のテストではER-C55Tが予想通り使えない位低感度であるのが分った。もう環境は全く言い訳できない。何しろほぼ聞こえないくらいの低ノイズと見晴らしの良いロケーションでポツポツとしか受信できないのだから。現状は少なくともトラッキング調整は必須と見た。それが確認できたのが今回の収穫と言えるかな。

ポケットラジオの感度

 遠い昔にポケットラジオを使った事はあるが、それの感度を気にしたことは全く無かった。ポケットラジオは東京の大電力局を受信するためのものであり、遠距離の局を受信するためのモノではないからだ。稀にダイヤルをローカル局以外の周波数に合わせてみたりもしたが、感度・選択度の低さから何も聞こえなかった記憶が微かにある。当時使っていたポケットラジオはどれもアナログだったからどの周波数だったかもわからない。つまりまとめて言えばポケットラジオの性能について現在は何も解っていないという事だ(^^


rf_ht7
 でこの友人の形見ラジオだ。このRF-HT7はTV,FM,MW,SW(NSB1,2)の4バンドラジオで、筆者が今まで使ったポケットラジオと違いMWデジタル表示で9kHzステップ動作する(注)。このくらいの時代から周波数が読めるという事で3Sもそれなりになってきたようだ。実際受信してみるとちゃんと7大局の局間があるし(笑)、今までのIFTしかなかったラジオと違ってCFを採用しているのだろう。残念ながら専用イヤホンは発見できなかった。これはリモコンやアンテナになっているようなのでポケットラジオとしてはかなりの戦力減だが元々形見であって使う為に貰ったわけじゃないからな。汎用のイヤホンはプラグが異なるので使用できない。ちなみに乾電池(1.5V)だけでなく充電池(1.2V)にも対応しているのが現代的だ。マニュアルで例示されている充電池がニッカドなのが時代を感じてしまうところだが…(ニカド電池、カドニカなんて懐かしい^^)。


 で前フリが長いが記事はすぐ終わる(^^; このラジオで昼間どのくらい局が受信できるか?と言う興味が出てきて速攻調査してみた。イヤホンが無いのであまり真剣ではない受信だ。ER-C54/55Tで受信できない局はハナっから試していない。

ERRF
◎◎ 594:NHK東京1
△△ 639:NHK静岡2
◎◎ 693:NHK東京2
◎◎ 810:AFN
◎◎ 954:TBS
◎◎1134:QR
△×1197:IBS
◎◎1242:LF
○○1422:RF
△△1458:IBS土浦
△×1530:CRT

◎聞こえ過ぎで音が割れ加減(^^;
○普通に聞こえる
△弱い
×何か入っているのが分る程度

 御覧のようにER-C54/55Tに感度は負けてしまった。SWも対応しているように回路構成は昔のポケットラジオの中では良い方だが、上写真でも判るようにバーアンテナが細くて短いハンデが効いているのだろう。またMWに於いてもイヤホンがアンテナとして有効なのかもしれない。但し3Sの残りの二つである選択度・安定度はこのRF-HT7の圧勝だ。インチキくさい倒芝TA2003系のようにIFTは省略されていないのだろう。良心的だ(^^

 アナログ世代では新し目のラジオの性能は分ったので今後の参考にしたい。中華製のポケットラジオだとどうなんだろうか?次は違うメーカーやDSPラジオでも試したいなあ(また買うんか^^;)。


注:海外旅行で使う時の為に520-1710kHzの10kHzステップにもなる。勿論FMもバンドが海外仕様に変わる。


気になるリンク[18/07/19]

>放送送信体制の変更のお知らせ 10月から 6MHz中心の放送に
http://www.radionikkei.jp/news/denpa.html
 9MHzはHSDLでは殆ど聞こえないので異存はないが3MHzも一気に切ったか。実は3MHzで今まで同期放送だった根室が単独で聞こえるようになるのでラジオのテストにはプラスもある。放送史上初の「根室からの3MHz・出力10kWの(単独)短波放送」はどんな風に聞こえるのだろうか?ワクワクが止まらない。短波放送が消えるまで短い間だが使わせてもらおう。

 ラジオたんぱがラジオ日経になった時に短波放送の廃止は運命づけられた。近い将来廃止になるのは間違いないが、そうなったら日本で短波ラジオを発売する理由がいよいよ無くなるな。ラジオ界には一民放が無くなるだけでは済まない影響がある。終わりの始まりだ。


>アルミ電解コンデンサの容量低下を防ぐガラス封止技術が誕生
http://ednjapan.com/edn/articles/1806/25/news001.html
 以前からあるハーメチックシール(有機OS-CONに使用されていた)と本質的にどう違うのか?脚のところだけだから大形のEDLCにも使えるって事なのかな。まあ我々の使う電解コンに使われる事はコストの面からまず無いだろう。HSDL的には重要な所は固体コンなのでますます関係無い。


>Sony ICF-J40 4 Band Radio
http://cheapestinindia.com/price/sony-icf-j40-4-band-radio-36919956
 何これカッコイー!SONYは海外ではいいラジオを売っているのに何故国内に出さない?ちなみに筆者は以前も書いたが横ダイヤルが好きだ。


>ANDO O15-462Y [ワイドバンド高感度アンテナ]
https://www.yodobashi.com/product/100000001003411737/
 面白い製品だけど万単位では買ってくれる人は少ないかな。仕様は同じでもうちょっと安いのを作ればデザイン次第で売れそうな予感。


>DXアンテナ A100KM
https://www.dxantenna.co.jp/product/item/manualImg/A100KM4291.pdf
 アクティブアンテナか…HSDLではダメそうだが。ただ外に立てるのが前提の製品だから弱電界なら良いかもしれない(耐風速60m/sが光る ^^)。一寸高いけどニッチ製品だから仕方が無いか。VU混合できるところがTVアンテナメーカーらしくていい。


>磁界共振−間違いだらけの原理説明
http://blog.livedoor.jp/neotesla/archives/2016-01-23.html
 ワイヤレス給電には興味も関心も一切無いけど、そのお陰で昔から疑問に思っていたことが一つ解決したのでうれしい。


>スーパー・ヘテロダイン受信機用の中間周波選択回路
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2000252850
 大昔「イイ事思い付いちゃった!♪」と思っていた回路が1999年に特許出願されていた。実は全く同じ目的ではないが回路がソックリになってしまう。思い付きは早かった(90年代初頭)んだけどな。当方はまだまだアホなアイデアは一杯ある(殆どが金をケチるアイデア)。死ぬまでに世に出したいが今となってはアナログ技術はあだ花みたいなもんだから商売の役には立たない。


>RETRO RECEIVER #5: REALISTIC DX160
http://medxr.blogspot.com/2016/03/retro-receiver-review-5-realistic-dx160.html
 ああカッコええな〜横ダイヤル…。やっぱ昔の受信機が良いわ。REALISTICのDXxxxシリーズは数機種が当時日本でも販売されたがこれは販売されていないハズ。不人気で安そうだしアメリカに居たらついフラフラと買ってしまいそう(^^;

見つかった(^^;;

 今度はラジオ関連と思われる段ボール箱を発見した。何でそんなに色々出て来るのか?実はHSDLは表面積なら4LDK並みと言われている(ホントか?)。


hakken2_01
 何だこりゃ?ああ思い出した。これ有名なTRラジオなんだよな。ディスクリートでこれだけ小型に作ったという事で昔有名になったらしい。スゴイケースに入っている所を見るとソコソコ高かったのだろうか。オヤジがラジオなど買うわけはないのでもらったのかな?今度家族に聞いてみよう。


hakken2_02
 何じゃこりゃ?(^^; ヒータトランスとか何に使うつもりだったのだろうか?もしかすると6VのACアダプタでも作ろうとしたのかな。手前のソケットと言うかキャップみたいなのは覚えているぞ。これは某無線機のアレだな。本体はあるのに何で外してあるのだろうか?


hakken2_03
 他にはIFTと詳細不明のCFが入っていた。無理やりラジオに付けてやろうかな?


hakken2_04
 アーこれ覚えてる!秋月に大量に売っていた多分CB用のPLLユニットだ。これを使った自作が滅茶苦茶流行ったのを覚えている。流行に乗っていやがるな(^^;


hakken2_05
 キター!アキバの某店で新品デッドストックをまとめて引き取ったのだった。これも覚えている。


hakken2_06
 キタキター!未使用品のエアバリコンキター!これは使える。左のバーニアダイヤル付きのは未使用ではない。これは光波無線のエコーMM33から外した遺品だ。全部捨てるのが名残惜しくてねえ。カンに入っていたからかバリコンはオイルが効いていて奇跡の美品である。有難く使わさせていただきますm(_ _)m


hakken2_07
 どう見てもこれはキットだな(^^; 恐らくバーアンテナユニットでも作ろうと思っていたのだろう。あまりに昔過ぎて覚えていない。


hakken2_08
 キター!キタキター!これを探していたのだ。ちなみに一番長い奴はRF-1150(2)の遺品である。捨てるにあたって何か形見を残そうと思った時に、一番の売り物はジャイロアンテナだったのでこれを残した。すごく質が良いのでいずれ何かで復活させたい。


hakken2_09
 で、結局使うのは実は折れて短いこれだけ。中華ラジオのトラッキングがズレているか確かめようとしただけの話でした。泰山鳴動して鼠一匹と言う感じ(^^; お粗末過ぎた?

2018年前半HOランク(^^

 6月が終わったところで2018年も半分を過ぎた。今シリーズ前半戦を振り返ってみるか。

=HO(+α)ランキング(2018/6/30現在)=
[39]*三鷹店(南)
[39]*花小金井店(西)(南)(西多摩)(南多摩)
[38]*東村山店(西)(北)
[38]*小金井店(南)
[36]*稲城矢野口店(南)
[31]*立川栄店(西)(西多摩)(南多摩)
[27]立川西砂店(西多摩)
[27]*東久留米店(北)
[26]16号狭山店
[25]*西所沢店(北)
[24]*東大和店(西)(西多摩)
[22]八王子大和田店(南多摩)
[17]Bookoff多摩永山店
[16]あきる野店(西多摩)
[14]板橋赤塚店
[14]羽村店(西多摩)
[13]新座店
[11]*東所沢店(北)
[ 8]川越松郷
[ 7]大泉学園店(東)
21[ 2]町田木曽店
22[ 0]入間藤沢店
22[ 0]多摩和田店
22[ 0]昭島中神店(南多摩)
22[ 0]秋葉原1号店(アキバ)
22[ 0]三芳町店
22[ 0]吉祥寺店(東)(南)
22[ 0]ふじみ野店
22[ 0]JW東村山店(北)
*は常時巡回店

 []内はポイント。買い物金額と買い物点数から算出されている(42点満点)。但し率は全く考慮されていないので「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」式で、この方式だと巡回数が多い店が圧倒的に有利である。ちなみに巡回数が最も多いのは当たり前の話だが花小金井(15回)である。同じ一位と言っても南でしか回らない三鷹とは価値が異なる。まあ巡回数が多いのも取り柄の内ではある。巡回数が多い=回りやすい店という事だからだ。去年と違って今年はマグレ当りで上位に居る店は一つも無い。グ粍米發楼堕蠅靴鴇絨未傍錣訶垢个りだ。

 やはり南巡回が圧倒的だな…これだけ回っていればいいんじゃないか?と言われてしまうかも知れないがそれが素人の浅墓さ。これとは逆に南多摩巡回はいつ打ち切られて文句は言えない(次回が正念場)。西巡回もPCがダメなのでイマイチ冴えない。特に一発屋の16号狭山に抜かれてベスト10から転落した東大和は情けない。西は花小金井と東村山を抜いたら北巡回以下の為体だ。ローカル巡回なので決して打ち切りは無いけどね。それよりさらにヒドイのは吉祥寺と東所沢。今年は巡回数が少ない吉祥寺は分るが、ソコソコ巡回している常時巡回店の東所沢が最も信頼性の高い悪店と言えないこともない。

[152/30(38)]南5(4)店 (実質4店)
[151/25]西多摩6店
[132/33]西4店
[101/20(25)]北5(4)店 (実質4店)
[ 92/23]南多摩4店
[ 70/ 7]その他10店
[ 7/ 4]東2店
[ 0/ 0]アキバ1店

 巡回毎のポイントと店平均を出してみる。やはり南が圧倒的だな。一店当たりの平均では西に負けているように見えるが、実は吉祥寺を回らなければ南が圧倒する。西多摩の健闘も光る。何しろ定期巡回数では一番少ないのだから。南多摩はポイント数も平均も下位になってしまった。ポイントの大半はローカル店で稼いでおり、オリジナル店では全くの不振である。もし今年終わりまでこの調子なら来年からは以前の西多摩巡回と同じ春・秋だけに減らす。或いは永山並みに年一に転落もアリ?コース改変も考慮しなくては。

 東巡回に北東方面の単独店を加えて「新・東巡回」を制定する計画もある。ルートで言えば今年の2月に回った新座・赤塚巡回をそのまま流用する。距離が短く店がショボイのが難点だが…。また結果的に毎年定期巡回してしまっている永山を定期巡回店に昇格させる案もある。これに多摩和田→堀之内→多摩NTを加えたら個々は薄くても店数的に充分にやっていける。何しろ行きと帰りは南巡回を通るわけだしかなり強力(^^ 現在の南多摩が廃止されたらこれが「新・南多摩巡回」として浮上する。

 自転車巡回も色々目先を変えないとマンネリでやってられない。同じ事を何年も飽きずに続けている奴はただのバカであり決して尊敬される事はない。「いつも何か新しい事をやる」これはHSDLの鉄則である。

ER-C55Tの裏ワザ

注:全然役に立たない記事なのでよほどヒマな人以外はスルーしましょう(^^

ER-C55T 裏技で27、28MHzを聞く+α


 検索していたら「ELPA ER-C55T 裏技で27、28MHzを聞く」と言う記事があった。特に必要はなかったが簡単なので追試してみた。イヤ本当言えば筆者も人並み以上に裏ワザが好きなのだ(^^ RAD-S600Nにも裏ワザ無いかな〜。

↓元記事はこれだよ
http://hardtrance303.blog.fc2.com/blog-entry-145.html


26mhz
29mhz
 上記事通りにバンドスイッチをSW8とSW9の間に合わせた。HSDL所有のER-C55Tはカバー範囲が26.040〜29.835MHzだった。上記事の製品に上限が負けているのが悔しい(^^ この辺りは感度も安定度も低く、変調モニターくらいにしかならないので実用価値は殆ど無い。


34mhz
 しかし更に裏技でSW9とSW10の間に合わせると何と上限は34.275MHzまで伸びます。ハッキリ言ってこの辺りは何も聞こえないので意味はない。ただムザムザ負けるのがイヤだっただけである(^^


0955mhz
 更にこんな裏ワザもあります。勿論中波放送が普通に受信できるが、短波として受信するので感度は極めて低い(^^; 加えてトップが同調していないので多信号特性も低い。ロッドアンテナは短波と同じく使える。


389mhz
 更にはこんな裏ワザで超ワイドカバレッジラジオに(以下略


 バカもこの辺にしとくか。ヘタすると壊れるかも知れないのでアナタ方は絶対にマネしないようにしましょう。

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