HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

2020年10月

ラジオの製作

…という釣りタイトルだが「ラ製」の思い出を書くわけではない(^^


 自分でもよく解らないけど何か短波の受信できるラジオを製作したい気分なのだ。実は短波を受信できるラジオを製作したのは真空管ラジオ以外に無いという事実に先日気が付いた。計画だけは無数にあった気がするのだがまさか一度も無いとは。何とか昔の夢を実現できないだろうか?しかも製品になりそうな凄い奴を…無理だな、根気が無い筆者が大作を最後まで完成させられるわけがない。そこでスッキリ諦め、代わりにラジオの仕様をテキトーに妄想してみた。


 ロシアを含む欧米各国の短波放送縮小・廃止の影響で16mb以上の国際放送バンドは全く聞く必要が無くなった(日本語放送も無いし)。もっともこの辺りは昔からあまり聞いてなかったけどね(^^; 逆に赤道下で使用されていたトピカルバンドはFMの普及と共にほぼ壊滅した。この辺りで賑わっていたインド・インドネシアなんてスッキリスッカリ消えちまっているし。なので90mb以下も特に聞く必要が無くなった。とすると現代の短波ラジオは75〜19mbをカバーしていればよいという事になる(75mbはNRBC用だ^^)。これを周波数に直せば3.9〜15.8MHzで、頑張って短波帯フルカバーにする必然性はほぼ無いわけだ。言うまでも無いがカバー範囲は欲張らない方が性能が上がる。

 長波放送も壊滅して僅かにモンゴルに残る(実は終了カウントダウン中)ばかりなのでFRAが高価なLWバンドも必要無い。ヨーロッパ?ラジオで聞こえるわけねえじゃん(^^; 逆に中波はアメリカ方面で拡張したため1700kHzまでカバーする必要がある。FMは補完放送の為95MHzまではなければいけない。

LW:無し
MW:531-1700kHz
SW:3.9-15.8MHz
FM:76-95MHz

 それを整理すると下の周波数範囲が2020年現在に求められている仕様である。FMはMWを代替するための拡張プランも存在するので実質的な仕様に直し、MWやSWのマージンも付けた。

LW:無し
MW:520-1710kHz
SW:3.8-16MHz
FM:76-108MHz

 モードはAM/SSB/FMでよかろう。個人的にはコストが増えるだけと言っても良いDRMモードは必要無いな。

AM-W(12kHz)
AM-M(6kHz)
AM-N(3kHz)
SSB/CW(2.5kHz)
FM(150kHz)

 フィルターはこんなものか。実際はAMNとSSBは共用されるだろう。あとは感度を上げつつ多信号特性にも気を配る。現在のアナログ技術ならLNAもMIXERも高性能なのが出来るだろう(^^ ちなみに回路はアナログ希望だが、その場合でも検波以降はDSPでも可。DSPはノイズリダクションが強力なのでけっこう役に立つ(現にIC-R75で役立っている^^)。

 外見的には小型軽量で操作性は現代のダイヤル付きDSPラジオ程度で良い。但しFステップはSSBを聞く以上は最低10Hzは必要だ。10Hz(1Hz)、1kHz、100kHz、1MHzでイイんじゃないか。ニッポン含むアジアMWの為に9kHzステップもあれば楽だな。この辺りは全てソフトウェアで出来ることなので後からどうにでもなる。要はプログラマーがラジオに附いてちゃんと知っていればいいのである。まあ殆どのプログラマーは何も知らないんですけどね(^^;


 上で書いた仕様のラジオはメーカー以外製作できそうにないが、先日ちょっと妄想で書いたモノバンドラジオなら現状でも実現可能と思う。製作するなら一日中何かしら聞こえる25mbが最も無難(何も聞こえない!は無いだろう^^)だが、他にDXもやりたい場合は以下のバンドか。

60mb:トロピカルバンドの生き残りで昔ながらの国内向け周波数
49mb:国際放送と国内向けがいい塩梅に揃っている
31mb:昔ながらの国際放送の銀座通り

 バンド幅は昔の甘無線機のように500kHzが無難だと思う。60mbは4600〜5100kHz、49mbは5800〜6300kHzで決定だが31mbは非常に迷う。一般的には9400〜9900kHzかな?まあここだけ200kHz広げて9300〜10000kHzでも良いか。バンド幅を限定すると局発の製作が楽になり周波数直読できるようになる。もちろんノイズの多い周波数カウンターなどは使わずにメカニカルに直読するのだ(^^ バンド限定のため頭に優秀なBPFが入れられるので恐らく多信号特性その他も優秀になる。なので不自由なバンド限定の意味はあるだろう。そこら辺で売っている中華BCL用DSPラジオより上の性能を実現するのは割と容易い。

 中学生くらいの時に実際上の「バンド限定ラジオ」を計画した事があった。これは甘無線用のVFOを基本としてX'tal発振とプリミックスして、そのように局発は大げさな割にただのシングルスーパー・ヘテロダインを構成するというものだ。実はこの計画は或るジジイにVFO(FV-101B)のジャンクを貰えるかもしれないという事で計画したが、それを他の無線家に買われてしまったので計画倒れ(^^; 自前で周波数直読の安定度の高いVFOはまだ製作できなかったはず。逆に今は技術は有っても根気が無いから無理。DBMとPLLかDDSユニット(市販^^)でテキトーに出来そうな気もするが。昔の友人に大体その構成でPLLクリコンを製作した人が居る(ほぼクリじゃないけどな^^;)。このように夢は限りなく膨らんで…破裂するのだった(^^;

HSDLの日常[20/10/28]

 ノイズは小康状態だ。SWはバンドによっては結構聞こえる時もある。MWは周波数に依って受信できたり出来なかったり。移動用で外部アンテナを付けられるラジオが欲しいなあ。


★受信ログより
 時間は全てJSTだ。リンクはいつもの通り全部同じ。

=5920kHz:Voice of Freedom (korean)=
 自由の声(と思われる局)を2020/10/22/17:30頃に受信。こんな所におったんかい!見つからんわけだわ(^^; 内容は音楽番組。ちなみに2020/10/22時点の対北地下局の周波数は以下の通り。もう変わっているかもしれないが±5kHz以内なので心配なし(^^
”Voice of the People”→3480、3915、3930、4450、6520、6600kHz
”Radio Echo of Hope”→3990、4885、6000、6250、6355、(9100kHz)

=7395kHz:生命之光廣播電台(中国向け中国語放送)=
 中国局ではなく”World Christian Broadcasting KNLS”のChinese放送だ。2020/10/19の22:00〜23:00の放送を受信。英語放送も勿論あるが時間を選ぶのが面倒なのと、いつも時間的に中国語にしか当たらない(^^; 中国向けの指向性は日本にも向いていて強力なのと正時から長々とISが出るので聞いた事がある人が多いだろう。アメリカ本土ではなくアラスカ送信で強力な時は国内局並みだ。R-1000+MLAだがER-C54Tのような最低ランクのSWラジオでも受信できそう。パラは9740kHzだがISが終わったところで止まってしまった。

 なお英語IDは”New Life Station”と出るが中国語は”生命之光広播電台”だ。優中部に受信音「風」なのを上げている奴が居たけどネット録音だった。こんなに耳立つISが入っていないのでおかしいと思ったがBCL受信機が写っていたから騙された。なお受信音は9740kHzのものであまり状態が良くない上に直後に切られた(^^;

=11905/15710kHz:中央人民広播電台・神州の声(台湾向け、客家語)=
 中国局でしかも中央人民広播電台だがメジャーではない。2020/10/17/16:30頃(たぶん^^;)の受信だが、トークの合間に生ギターの弾き語りでスタジオライブやっていてそれらの曲が言葉は解らなくても面白かった。覚えていたらもう一度聞いてみたい(放送時間は15〜18時)。客家語は資料に拠るが確かに標準中国語とは違っている。

 受信機はR-1000[2]+MLAだが指向性違いからなのか信号が中国局の割に弱く、バンドがすいている時間で25mbと19mbの割に受信は容易とは言えない。まあ筆者も強力な中国局だったら5秒と聞きつづけはしなかっただろう。なるべく良好な局を選んで聞くのがBCLで、わざわざ弱い局を選んで聞くのがDXと言える(^^ これはドグマ的に当て嵌められても困るけど。

=4888kHz:謎電波(^^; 中国軍用?(A1A)=
 4885→4890kHzに動いた時の希望のこだま放送を受信していると混信してくるモールス信号。受信したのは9月だがよく解らないので放置していたらここに周波数や内容は違うけど多分同じものを受信した人が居た。


★Panasonic RF-P50
 改造後からずっとロードテストを続けているが、受信テストでRF-P50で夜間に792kHzがほぼSSも感じられない状態で受信できた。他地方の人は「へー、あっそー。それって大した事なの?」と思うだろうが、練馬区西部・西東京市でポケットラジオで792kHzを受信するのは絶対に不可能と言ってよい。いやポケットどころか対象を市販ラジオ全てに広げてもかなりの高性能(高価に非ず)機以外はこの周波数を受信できないだろう。ラジオを回してAFNをFRAのヌルに入れてどうか?と言うところ。ただでさえAFNは他局よりもSSが汚いからね。やっぱり選択度は恐ろしく良くなっている。

 但し懸案の感度はだいぶ回復したとはいえ悪く、低感度では有名なOHMのRAD-H245Nと同等以下なのが悲しい。何しろアンテナの大きさ(=素質)はこちらの方が上なのだから負けたのは明確に恥だ。感度もせめてノーマルより一寸上くらいに改善したい。それと困ったことに以前から恐れていたIF漏れが発生してしまった。具体的に言うとAFNとTBSの周辺で発生しておりダイヤル位置に関わらず薄らと聞こえる(もちろん混変調などではない)。やはり容量を680pまで上げたのがいけないのか?でもAFN・TBS周辺ではノーマルでも漏れていた朧げな記憶もあるから単純に帯域外阻止性能が追い付いていないだけかもしれない…それはそれで低性能の証だから困るけど(^^;


★信号強度の経年変化
 年が経つにつれて放送の強さが変わる事があるのだろうか?もちろん送信所が移動したとか増力したとかは無しで。当地のローカルに限って言えば昔から序列はほぼ変わっていない。NHK東京の送信所が埼玉中部に移動したのでその分だけだ。しかしそれは地表波(と思われるもの)で伝播するローカル局だけで遠距離伝播ではそうとも言えないらしい。

 一番ハッキリ結果が出ているのは1431kHzだ。ここは当地ではGBS(ぎふチャン)一強なのだが、小学校〜高校1年生くらいまでのログを見るとWBS(和歌山放送)が圧倒していたようだ。その時は「海沿いだから距離が遠くても強いんだな〜」と納得していたのだが現況をどう判断したらいいのか?(^^; 確かに受信地は当時より2〜3km移動しているが現在移動受信すると半径5km以内ではGBSが圧倒しているのだから理由にならない。WBSの方がGBSより強い所なんてこの北多摩辺りには絶対に無いと思う。むしろ現在では難局の中に入れても良いかもしれない。

 もう一つは感覚的なものだが北の電波が弱くなったような気がしてならない。昔の北海道の電波はかなり強くて、バンド内も西よりも北が圧倒していた。冬の真昼間に北海道が聞こえるのは今も変わっていないが信号レベルが全く違う。昔はスピーカーで普通のラジオ放送として聞こえた覚えがある。現在でも西は弱いけど北の落ち込み方はその比ではない。TBC(東北放送)など夕方から朝までローカル並みに聞こえたものだが、現況は「5kWくらいしか出ていないんじゃないか?」と思うくらい弱い。BSN(新潟放送)も同じ。

 一度このような「昔と今の信号強度」調査をやってみたい。あいにく資料が散逸しているので誰かがログや録音テープなどで協力してくれないと難しいのだが。それにしてもホント何年やっても電波だけは解らない。確実と言えるものはもはや何も無いんじゃないかと言う気がしてきた(^^;

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CFW455HT相当品のチョー安易な損失補填に成功(か?)!その2


Panasonic RF-P50 過去記事

 前回はセコイアイデアを思いつき実行したが特に変化が無く失敗に終わった。果たして今回の容量変更で取り返せるのだろうか?もっともFE_outに最初からそのパワーが無ければどんなにリアクタンスを減らしてもダメだろうけどね(^^; もし失敗するとすればそれが理由だ。


★実装その2
 さあやり直しだ。こんなクソみたいなハンダ付けは二度とやりたくは無かったが、結果としてまともに動かないのでは致し方ない。次は330pFで行ってみよう。これもSMDタイプなんだよなあ。サイズは2012よりプロポーションの良い1608に変わるが、このテキトーなランドはプロポーションとかそんなものは何も関係無い!(^^;


rfp50_61
 前作業で既にランドは出来上がっているので直ぐに終わる。いよいよ小汚くなってきたが1608だと錫メッキ線でショートしたようにしか見えない(^^; けどちゃんと付いてます。

 次の680pFはラジアルリードなので楽になるけど本音はこの330pFで終わりにしたい。ハンダ付けの繰り返しは基板を痛めるからだ。HSDL公式的にはどーでも良い扱いのこのラジオでも壊すのは気分が悪い。安いものを使い潰す、なんて身も心もビンボーな考え方は筆者には無い。


★テストその2
 これでもう一度テストする。330pFという容量はストックの3倍だから変化して欲しいところだが…。まずはFMのチェックを行ない、IF発振など悪影響が無い事を確認したら次はいよいよAMチェックだ。

 …ノイズフロアが上がってIFゲインがアップしている。今までは微かにしか聞こえなかった765kHzのYBSがハッキリ聞こえる。ただR-P30はもうちょっと信号が強いが了解度はこちらの方が高い。S/N比が高い印象なのだ。ここまで感度が戻ってくればあとはアンテナ系で何とかなるかも。

 がしかし、何かこうシックリこないなあ。実はIF周波数が何となく合っていないようなので調べたら実に微妙な451kHzだった(^^; もっとキリがよいところで動いて欲しかった。帯域幅もリプルが有りあまりキレイではないっぽい。これは失敗ではないけど成功とも言えないような気がしてきた。何かブチ切れそうになってきたのでこうなったらもっと大胆に容量アップ、それでだめなら遂に禁断のIFTレスに挑戦するか?


★実装その3
 流石に3倍だと変化が見られたので次は更に倍増して680pFとなる。ここからはラジアルリードとなる。蝋で苦労しながら面実装ランドを作成した時間は無駄だったのか(^^; もっとも貴重なデータが得られたので無駄とも言えないか。


rfp50_62
 HSDLの有名な不良資産である680pFだ(^^; これは1nFと共に子供の頃に買ったのか貰ったのか?手に入れたのだが数量が合わせて数千個あった。当時会う人々全てにプレゼントして減らしたがまだ数百はあるだろう。回路に680pが出てきたら「部品を減らしたいんだな…」と思って欲しい。ちなみに半世紀経って今更気づいたが川端製だけでなく謎メーカーの小型品も入っていた。全然気づかなかった。


rfp50_63
 この基板であればラジアルリードが楽で良いわな。但し外すのはイヤなのでこれで決めたい。実は既にここではないけどランドが一つ死にかけている。クリンチしているので抜く時に引っ張られて死にやすいのだ。ゴミ実装しやがってクソが。ちなみに680pFの下に見える水色のがFMの3エレCF、その右の大きな黒い長方形がCFW455HT相当品(無銘)だ。当初は危ぶまれたがスペース的にキッチリ収まったのはめでたい(^^


★テストその3
 三度目の正直だ!これでもし不合格なら更に容量を増加する、流石に筒抜け気味の10nF以上の容量はFMの為にも付けたくないので次の1n(1000pF)でお終いにする。さあこれはどうだ?FMは問題無さそうだぞ。

 …330pと全然変わらねえな(^^; どうもこれ以上道路を広げても車の方にスピードを出すパワーが無いようだ。という事はこれ以上の容量アップは無意味という事になる。このまま引き下がっていいのか?ダメだと思います。

 恐らく読者は話を読んでいても全然実感が湧かないと思う。少なくとも筆者がこんな他人の記事を読んでこんな内容を書かれたら「何言ってんだコイツ?」としか思わないからね(^^ そこで未改造のRF-P50Aと今回改造のRF-P50でYBSをほぼ同時刻に受信して音にしてみた。時間差は2分なので同じ信号強度と考えて良い(いつもの通りリンクはどれも同じです)。


>ノーマルRF-P50A
0765_RF-P50A.mp3

>HSDL改造版RF-P50
0765_RF-P50.mp3

 RF-P50改の方は微妙に同調をミスっているのが判るだろうか(^^; SFU455では1kHz同調がズレても何も判らないがCFW455HTはハッキリ判る。ポケットラジオとしては超高選択度だけに同調は難しい。メーカー機がラジオを低選択度にする理由がこれでよく解る。このラジオで10秒以内にピッタリ同調できるジジイなんて多分この世にいないだろう。SW入れたばかりだと数kHzドリフトするし(^^;

 閑話休題、お聞きの通りノーマルの方が微妙にIFゲインが高い。ただ改造版の方がS/N比が高いのは事実。こんなモノなのかね?まだトラッキングが合っていないので正式評価はできないけど、選択度だけでなく感度の面でもノーマルを上回らないと気が済まない。取りあえずCC交換はHSDL評価では「あまり効果は無かった」という事になる。がしかし元に戻すのは面倒なのでこのまま行きます。


★続く
 次回はいつになるか分らないけど根本的に何とかする。その前に別の改造が入るかも知れないけど。

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CFW455HT相当品のチョー安易な損失補填に成功(か?)!その1


Panasonic RF-P50 過去記事

 これまでの改造で「市販ポケットラジオでは恐らく世界中探しても存在しないレベルで高選択度」になった我がRF-P50[1](注1)だが、やはり多エレメントCFの損失はカタログ予想以上に大きく感度が大幅に低下してしまった。前回調整し直してソコソコ実用範囲の感度になったのだが、改造前と比較してハッキリIFゲインが落ちているのが判るだけに気になる。HSDLはポケットラジオであってもローカル受信だけで満足はしないし、そもそもローカル受信だけで満足ならこんな高選択度は不必要!(^^; 何とかならないだろうか?それもIFアンプ追加とか面倒で無理な事をしないで。

 そんなある日、粗ニーICのリファレンス回路図を眺めていたらカネをほぼ掛けずに解決する方法を思いついた。上手く行くかは分からないけど、もしこれが成功したらタダ同然でしかも簡単にICラジオの選択度が向上できることになる(注2)。もしかするとHSDLにCFWバブルが到来するか?!ちなみに筆者は生まれつきギャンブル好きである事をお断りしておく(^^


★セコイ!CC容量増加作戦(^^;
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 このFE_out→IFT間のCCであるC12を大きくしたら損失補填になるのではないか?と言うのが今回の実験。CFW455HT相当に変わって増加した損失は-4dB程度だからその程度で取り返せるんじゃないか。C12の455kHzでのリアクタンスを計算してみると、

100pF:-3498Ω
150pF:-2332Ω
220pF:-1590Ω
240pF:-1457Ω
330pF:-1060Ω
680pF: -514Ω
820pF: -427Ω
1nF: -350Ω
*−は形式上の符号

 上の容量はHSDL所有のSMDを含むMLCCから選んだ(注3)。あまり大きく数値を変えると何処かに弊害が出るかもしれない。何しろここまではAMとFMは共用なのだ。まずは悪影響がまず無さそうな150pで行こう。それで変化が見られなければザックリ半分ずつ減らしていく。自分で言うのも何だけどスゲー超テキトー思考。


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 こんな感じになりますね。これが失敗したらいよいよジェネリックなIFアンプを製作する覚悟を決めねばならない(注4)。


★実装その1
 実は150pFのMLCCはSMDなのだった。このラジオの元から付いているパーツはアキシャルリードなので普通にやったら付かないのである。何しろタダの基板ではなく蝋でベタベタ汚れた基板のハンダ付けだから腕達者な人ほど困難は想像できると思う。まあこの記事みたいに面実装使わなければ簡単かもしれないが…そりゃそうだ(^^;


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 現実のC12はIFTの真横にある一見抵抗のような奴だ。カラーコードは茶色・黒・茶色で101となり100pFで間違いない。但しこれはラジアルリードだけど今回付けるのは面実装なのよ。何しろHSDLを始めてからラジアルリードの単板セラミックコンを使うのは初めてに近いくらいなので都合のいい値を所有していない。


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 しかしSMDのMLCCならこの辺りは小刻みで所有している(^^ 150pFは2012で所有していた。このように部品を準備する時は紙に貼っている。何しろこのMLCCは名前の通り2.0×1.2mmサイズなので油断するとすぐにどっか行っちゃいます(^^;


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 外したセラミックコン。抵抗のような形をしていてカラーコードも全く同じだ。これで101を表している。


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 外したらまずは片側にリードを立てる。例によって基板上からホールを伝って滝のように流れ込んでくるパラフィンとの戦い(^^; 面実装ではこのようなものは超有害なので必死で蝋を除去する。面倒なのでスッポンで蝋を吸ってみたがあまり効果は無かった。但し蝋を極度に除去すると局発コイルを覆っている蝋が無くなりFMの安定度に影響が出る可能性もある(注5)。


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 リードが立てば割と楽にこのように加工できる。このように2012用のランドを作成するのだ。


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 別角度。これならハンダ付けできそうな気がしてきただろう?(^^


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 表側は不具合が出ないように処理しておく。伸びていると発振の元だしどこかに触る。


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 多少ブサイクになるが実装はこんな感じになる。もはやこれはビデオカードの世界だ(^^ 昔のHSDLは真面目にやってたね。


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 別角度。電気的には完璧に実装できた。外見的にはブサイクだけど(^^; フラックス掃除は蝋が有機溶剤を弾いてしまうので出来なかった。このままジャンクに流したら、裏蓋をを開けたジャンカーが「アッ部品が付いていない!」と一瞬驚くかも(^^

 どうせなら完全に面実装にしてもらった方がリワーク(特に外すのが楽)と部品調達が楽だからいいな。中国ではもう20年以上も前に面実装主体に移行している。なまじ歴史があると世代交代が遅れるという事か。もっとも今からラジオの中身を変えられてもHSDLには何のメリットも無いのだが。何しろ新しいラジオ買わないし(^^;


★テストその1
 さて感度が上がったかな?それ以前にまず粗ニー系ICのラジオはMWを弄った場合でもFMをチェックする必要がある。何故ならFE_OUTの信号はAMとFMを共用しているからだ。このため455kHz系統を弄るとFMが発振する時がある。その際は大概同調ランプが付きっぱなしなので発振しているのはIFだろう。だからまずFM側に影響が出ていないかまずチェックする必要がある。上で容量やリアクタンスを気にしていたのもそのためで、何でも自由に弄れるわけではないという事を忘れないようにしたい。

 さてFMが正常だったのでMWテストしてみた。フロアノイズは全然変わらない(^^; S/N比の関係で上がっていて気付かないのかも知れないと思い、念のためにわざわざ東所沢でフィールドテストをしたが比較対象の兄弟機に完敗した。もっと一気に増やさないとダメみたいだ。次は220pFを飛ばして330pFで行くか。


★次回に続く
 途中だけどちょっと長くなってきたのでこれで締めて残りは次回に回す。はたしてセコイ作戦は通用するのか?刮目して待て。


注1:ご存じの通りRF-P50とR-P30は合わせると8台以上(不明^^)ある。加えて教科書通りでヒネリが無いため弄りやすい事もあって好んで弄っているわけだ。

注2:タダ同然というのは部品を大量に所有しているHSDLの話だ。CFW455HT互換品やCCに使うMLCCはマジで売るほどある。しかもこれらは使用法が限定されラジオ程度にしか使えないという条件付きなのだ。これはもうウンコラジオに入れるしかない。

注3:元々はPCマザーボードの電源を改造した際に位相補償する為に使用したもの。だからこの近辺のMLCCの容量が普通の人では有り得ないくらい異様に刻んでいるのだった。位相補償は計算値はほぼ通用せずカットアンドトライで決定する。例えるならタペット調整をシムでやっている雰囲気がある。この例えでは解らんか(^^; 今後もう位相補償は行わないだろうから早いところ何かに使いたいのである。

注4:超小型にするために面実装にして2僉1儖未砲靴燭い、IFは足を延ばすと即発振とまではいかないが強電界ではローカル局の飛び込みもある。空中配線はカッコ悪いし困ったね…IC化したい心境だ(^^;

注5:もしこの蝋が重要ではないならコスト的に真っ先に切り捨てられるはず。前世紀から変わらず使われているのは費用対効果が高いからに違いない。ちなみにこの覆いに蝋の代わりにホットボンドを使いたくなるが、ボンドは吸湿性が非常に高くこの目的には逆効果になるので絶対にやってはいけない。実は昔、筆者がこのアイデアを実行しようとしてハタと気づいた(^^;



実用リンク[20/10/22]

 日本のBCL/DX系のブログやサイトのリンクを踏んでみて応答が無い事が多い。有ったとしても最終更新が2014年とか書いてあって萎える。筆者は知らないけど2000年代の初めに中華PLL・DSPラジオが流行った頃に「再入門ブーム」になったけど、やはり数年で止めてしまう人は再入門しても数年しか続かないんでしょうなあ(^^; みんなもう結構なジジイだけどいくら何でもまだ死んだわけじゃないだろうに。ま、筆者はまたやる人も止める人も止めないけど、長く地道にやっている人はそれだけで尊敬に値する。


>月刊短波
http://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLSWL/
 筆者がガキの頃から海外放送の情報でお世話になっている赤林隆仁OMの海外放送トピックス。往年の月刊短波誌連載のWBIみたいな感じか。読む時間が足りなくて読み切れないくらい情報が満載です(^^


>デリンジャー現象
http://wdc.nict.go.jp/x-ray/
 GOES衛星による太陽X線観測をもとにデリンジャー現象(D層に依る短波の異常減衰)の現況を地図に表示します。


>Short-wave.info
http://www.short-wave.info/
 現在放送中の周波数を検索できるデータベースサイトです。但しこの手のサイトの宿命だけどいつでも最新情報と言うわけではない。VOPやVOHはHSDLの方が早いし(^^


>BCL、海外放送リスニングのホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/%7EBCLDX/
 これまた筆者がガキの頃から海外放送の情報でお世話になっている林 義晃OMのBCLサイト。現在でも日本語放送リストは活用させていただいてます(^^


>The FRN Vines
http://www.frn.net/vines/
 世界のフリーラジオのリンク集っぽいけどよく分らん(^^;

受信ログ[20/10/20]

 こんな局数減少時代に意地になって中国局以外を受信しようとしているがなかなか難しい。でも欧米局+それの植民地系以外はまだまだ結構残っているものだ。受信は全てR-1000[2]+MLAだ。

=5945kHz:RNZ International=
 R・ニュージーランドなんて気が遠くなるほど昔に受信したきりだ。恐らく最後はBCLブームの頃じゃないか?英語放送は一般的なので周囲のませたガキどもが聞いていたし、へそ曲がりの筆者は好きではなかった。2018年にラジオを再開してから日本語放送以外の初のオセアニア局という事になる。この時間はこの周波数しか受信できないけどS/N比の良好な上の方の周波数で受信するのがベストなのか?状態は開始から終了まで良くなりそうで良くならないまま終わる(^^; 強いて言えば17時台が総合的に一番かな?ファイルは(これ)。

=9910/9940/9990kHz:Radio FREE ASIA=
 昔はCIAが運営していたいわくつきの局(^^; 00:00ちょっと前に9990kHzで強いキャリアが聞こえていたのでそのままダイヤルを止めて待っていたらこの局だった。この時間の9900kHz台は何とこの局と9965kHzのイランだけで何処にでも居る中国局が居ない!番組は9910、9990kHzが韓国語、9940kHzが中国語で9940kHzが一番強い。10MHz標準電波の下はイランを含めた4波しか聞こえないので(厳密に言うと9900kHzに弱いBBCも居る)ER-C54Tクラスの最低級SWラジオでも受信できそう。ちなみに周波数に依って送信地が違うっぽい。信号強度の違いはそこから来ているのかな。

=9965kHz:Voice of ISLAMIC REP.IRAN=
 上で触れた9965kHzのイランだがこれも同じように楽に受信できる。但しこの局は00:20にプッツリとS/OFFしてしまう。開始は23:20らしい。こんなに良好ならかつての日本語放送もこの辺りでやって欲しかったな。日本語放送は最後まで良好とはちょっと言い難い状態だったので…(ネット情報に拠ればこの時間はベンガル語)。

=5905/6250kHz:Echo of Unification=
 日本語にすると「統一のこだま」となる。韓国の「希望のこだま」と紛らわしい。14時台に初受信したのだが、無理とは思いつつ3970、6250kHzのパラチェックをしたら何と6250kHzが聞こえていた!そんなに驚くなって?イヤこれ拙いぜ。韓国の「人民の声」と間違えそうだから。今まで「統一のこだま」の方は全く聞こえていなかったので気にしていなかったが、これからは微弱な昼間は念を入れてパラチェックしないといけない。半島系は本当に紛らわしくて困る。もっともそれは「本来の聴取者」を欺くべくワザとそうしているのだろう。なおこの局はKBSの韓民族放送と同様に正規放送であってVOH/VOPのような地下局ではないらしい。

=その他=
 時間はNHK1以外は23:00〜01:00くらい。

6075kHz:CW(^^;
9370kHz:VOA(未確認)
9505kHz:VOICE OF TURKEY(未確認)
9520kHz:PBS Nei Menggu(未確認)
9615kHz:BBC(韓国語、確認)
9695kHz:R.SAUDI INTERNATIONAL(確認)
9750kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
9760kHz:World Christian Broadc.KNLS(未確認)
9810kHz:R.ROMANIA INT.(未確認)
11815kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
11820kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
15280kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
15290kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)

 R.ROMANIAやKNLSは弱すぎてまず確認は無理。確認できそうなのは信号が割と強いTRTくらいだろう。サウジは寝る時に聞くと良い。番組が眠気を誘うので(^^ 6075kHzのCWは気になる。14時過ぎにNRBCと同等以上のかなり強力な信号でS/ONし、1kHzのシングルトーンを一発ぶちかまして放送するでもなしに1、2分でアッサリ消えて行った。近隣諸国の局のテストだろうけど何処なんだろう?NHK WORLD RADIOは資料の通りだがベタ流しは番組表(周波数表)にも出ていない。昔は川口と鳩ヶ谷に連絡通信用短波と言う業務波もあったがこれは正規の放送だよね。それはさておき結構色々な地域の局が聞こえるので面白いが如何せん信号強度とワッチ時間が足りない(^^;

HSDLの日常[20/10/18]

 明け方や雨降りには寒さを感じる季節になってきたが、それでもまだHSDL活動に影響を与えるほどではない。一年でこの季節が一番活動が捗るはずなのだが台風が困る。朝から雨で外に出られないのは当然だとしても、曇りでも窓を開けたまま外出できないので戸締りが面倒くさいとか。


★受信ログより
 いよいよ周辺からの妨害ノイズが激しくなってきた。何時まで受信できるか分らないけど「今、目の前にある局を受信する」というスタイルはこれからも変わらない。

=3959kHz:KCBS Pyongyang=
 以前から気になっていた3959kHzの不明局は何と朝鮮中央放送だった。01:00の時報前にSAが出て確認。3250kHzとパラなのだが受信状況は正にDX局の風情!(^^; 最初に聞いた時には入感状況から「これは南アジアか中央アジアの局だ!シメシメ」と思っていたのでSA確認した時は一週間分くらいガックリきた。しかしこの周波数は何でこんなに弱いのだろうか?ネット情報では5kWしか出ていないらしい。3959kHzというハンパな周波数といい何処向けなのか目的も不明だ。まさかとは思うがスプリアスじゃねーだろうな?(^^;

 試してないけど信号が微弱で「人民の声」とそれに掛かるジャミングの混信もあってER-C54/55Tクラスでは受信できないと思われる。でもネタになるので読者の皆様も受信して騙されてみてね(^^ 確認は3220(弱い)、3250、6100(混信有)kHzでパラチェック可能だ。当方はRF-B30+12mLで受信したが、ER-C57WRやRAD-S600N等のDSPラジオでも深夜には余裕で受信できた。入感時間はこの時期の当地では19時辺りから微かに入感し始めて、内容がハッキリ判るようになるのは20時以降かな。

=9695/13775kHz:R.SAUDI INTERNATIONAL=
 23時過ぎにRF-B30で31mbを流してみたら局数は少なく、しかも殆どが中国局で面白くない事が判った。その中でこの局の冒頭のコーランの詠唱だけが強烈に異彩を放っていた。言語不明だけど要所要所で「…サウディアラビア…」と明瞭に出るので確認は可能だ。あまり状態が良くなかったのを我慢して聞いていたら、その後発見したパラ13775kHzの方がはるかに良好だった(R-1000にて)。但しパラなのは23時台だけらしい。両波共に周辺に強力局が存在せず混信が少なく、ER-C57WRと内蔵アンテナ程度でも受信できるので寝る前にお勧め。中国しか聞こえない!と嘆いていた自分の短波ラジオを見直すかもよ(^^

 実は13775kHzは筆者にとっては記念すべき生まれて初めての22mbでの受信なのだった。だってガキの頃にはこんなバンド無かったし(^^;

erc57wr_201008
 恐らく多くの人は「こんな中華DSPラジオでBCLなんてできない」と思っているだろうけど、これでも使い方とロケーション次第で充分やっていける。往年のICF-2001に迫る性能と、それを越える多彩な機能がある。現に上記の局も受信できたし、BCLには充分でロケ次第ではDXだって可能だと思う(^^


★気になるリンク[2020/10]

>3SK103
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14044/
 最近この形状のMOSFETが高騰しているのだが何故だろう?市販機のリプレース用なのかな。性能は現役と比べ問題にならないくらい低い(3SK35には勝てるが3SK59と同等)ので高いとドン引き。もっともこれは良心的な秋月価格で安いけどね。筆者だったらV・UHFなら迷わず安くなったガリヒ素を付けちまいますが。今更3SK74とかは無いだろうよ(^^; レストアならオリジナル素子へのこだわりは解るけど。


>安原製作所
http://www.yasuhara.co.jp/
 猫又研が更新止まっているからこっちに書く。カメラ設計者にして映画監督の鬼才・安原伸氏逝く。まだ平均寿命までだいぶあるじゃないか…人間なんて儚いものだ。同世代としては他人事じゃないのね。


>洋食レストラン「キッチンジロー」、外神田店など13店舗を大量閉店 10月からは2店舗のみ営業
https://www.kitchenjiro.co.jp/
 ラジオともPCとも関係無いけど筆者のような神田育ち(笑)には目の前が暗くなるニュースだ。15店中13店てアンタ…それチェーン店として終了では(^^; しかもおなじみアキバ(外神田)店も無くなるのか。南海も無くなったし、個人営業も含めたら星の数ほどあったアキバ・神保町の洋食屋は激減している。そんなに自粛が効いているのか?イヤだなあ。

北巡回[20/10/05]

 今日の昼までにカネを払い込む必要があったので出かけた。がしかしそのまま帰るのも何なのでテキトーに走り出したら東久留米方面だったので北巡回となった(^^; 出発はかなり早く14時14分だった。上石神井の駅前を14時26分、武蔵関駅前を14時31分、伏見通りに14時43分、泉町に14時45分、中原小学校前に14時53分の到達。


2010051501
 15時01分に東久留米着。出発してから一時間近く経っているが、どうせ時間は大幅に余っているので良いだろう。今日の東久留米は前籠ありだった。中にはカメラ関連が多かったが価格的に折り合わず。ラジオはほぼ皆無に等しかった。15時21分に出発。新小金井街道に15時27分、清瀬橋に15時34分に到達。


2010051614
 途中最終コーナーの激坂でRF-P50のテストを行なった。感度が回復したかどうかのテストだったがやはり一寸良くない。15時45分に東所沢着。今日の東所沢は相変わらず物件は豊富だったがちょっとだけ予算より高いので買えず。これは筆者に売りたくないというメッセージを感じる(^^; まあ筆者もラジオは別に欲しいわけではないのでそれならそうで構わないけどね。16時14分に出発したが隣のGSで買い物をする。


2010051643
 七世橋で西武線を横断したのが16時37分、西所沢に到着したのは16時43分だった。今日の西所沢は…いつもと変わらず。相変わらず菊水のVTVMが鎮座している。これは状態はまあまあだけどコレクション用にしかならないのでスルーだな。しかしここで今日最初で最後の買い物をする。17時03分に出発。どこで時間を潰すかなあ…。


2010051733
 すでに日が沈んだ17時33分に終点の東村山に到着。何か知らないうちにずいぶん日が短くなったよなあ。今日も東村山は前籠は無し。というかここのところこの店のジャンクが異様に低調になっている。店長が変わるとこうまで違うのか?今日はカメラを見物しただけだった。PCジャンク売り場に学校帰りの高校生と思われる二人組がいて、何とジャンクのs775マザーをお買い上げだった。将棋の藤井聡太二冠(PCジサカー)の影響でこの世代でプチ自作PCブームが巻き起こっているらしい。彼らもそんなブームで遊んでいるのかもしれないな。後継世代が育ってきて筆者も嬉しいよ(^^ でもこの子らは自分の生まれる前からPCマザーが有ったんだよなあ。PC自作ブームの時には生まれていない可能性が高いし(^^;

 さてこれで北巡回は終わりなのだが、店を出たのが何と18時03分だった。さっきの高校生たちはこれから花小金井に行くと言っていたが筆者も行ってみるか。何も無いだろうけど話のネタに(^^


2010051856
 途中でダイソーに寄ったりして時間が掛かったが18時44分に花小金井着。今日の花小金井は先週と変わらず。あれ?P15が売れ残っているぞ?CR-S3も売れ残っている。これらは高いのでスルーしたが。結局何も買わずに18時56分に店を出る。これはスーパー巡りでもするかな…(^^; お疲れ様でした。


★今日の買い物
 ラジオはどれも微妙に高かった。ズームレンズと同じくラジオはどうしても欲しいものではないので高いと問題無くスルーする。

=同軸ケーブル1=
3cfv_1
 金コネクタ付きだったので買う。でもFのネジ無しなので使うかどうか?

=同軸ケーブル2=
3cfv_2
 割と長めのが売っていたので買う。

=5mのメジャー=
 HJCLで使っていた3mのメジャーが死亡(巻き戻らない)したので、今度はダイソーで5mのを買う。ケースがプラだからまた死にそう。


★スルー
 今日はBCLラジオには殆ど逢わなかったな。例の売れ残りそうなICF-5800だけだ。

・ラジオ
 ポケットラジオに800円は出せない。絶対に出さない。店としては売りたくなかったらこの価格にすると吉(^^ 冗談じゃなくマジで駄ICラジオはもう買いたくない。なので絶対買えない価格にしてもらいたいのだ。

・SONY ICF-S19
 以前からあったが何と箱入り(^^; でも箱はあまりキレイではない。

・SONY TR-72
 実物は初めて見たかも知れない。貴重な東通工時代の木製トランジスタ・ラジオだが壊れている上に欠品が有るようだ。おまけに高い(^^; ちなみに実際に触れられたが経年で味が出て良い手触りだった。

・ズームレンズ
 実は300円で良いのが有ったが重いので止めた(^^; もう300円でも余程欲しいものじゃないと買わなくなっている。


★走行リザルト
 今日の日の入りは17時19分だった。練馬における14時の天候は曇り、気温は22.5℃で北の風1.2mだった。巡回の時に「いつも筆者の進む方向に向かい風になる」というジンクスは今日も守られた(^^;

走行時間⇒2:15:43
本日の走行距離⇒36.09km
平均速度⇒15.9km/h
最高速度⇒35.1km/h
消費カロリー⇒378kcal
CO2削減量⇒5.41kg
積算距離⇒2144.03km

 天気予報に脅されて雨が降るのを心配したが全くそんな気配も無かった。次回の巡回では長距離を回りたいな。

SONY ICF-P21

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

発売当時、下から二番目のランクの製品を解剖する(^^;


 前回は動作チェックして感度を計測したが、今回はいよいよ解剖して中身や部品を確認する。


★ケースを割る
 他ならぬ粗ニー製品なのでケースを割るのはいつも緊張する。何しろ前回解析した通り壊れやすいように作っているのだから(^^


icfp21_06
 ありゃ?直ぐに割れたぞ?あまりに簡単過ぎる。


icfp21_07
 アー解った、爪が折れているからだ。これは分解されているね。


icfp21_08
 何故分解したのかはこれで解った。テレスコピック・アンテナが折れたから接着剤で付けようとしたのだろう。それは無理と言うものです。現にまた割れているし、元々壊れるように作っているのだから諦めてまた買いましょう(^^ そしてジャンクはHOに流れる。

 このように蓋を開けたのはテレスコピック・アンテナが折れたから直そうとしたのだろう。調整はメーカー調整のままだと思われる。


icfp21_09
 アンテナ基部を接着してもリード線が切れているんだよね(^^; もうこれ邪魔だから取っちまおう。アンテナはリード線でも出しておけばいい。その方が折れないし(^^


icfp21_10
 SPは57个涼羃收修世SONY名義が入っているからこれ以降の奴よりだいぶマシ。名前が入っていると粗ニーっぽい音に聞こえるものだ(^^


★基板を見る
icfp21_11
 特筆すべき事も無い標準的なICラジオ基板だ。ICは既に他サイトの情報でCXA1019Sであることは判っている。基板製造は2009年35週で最終に近いロット。レロンの電解コンは27週でIC自体は34週なので製造時期の信頼性は高い。


icfp21_12
 フェライトロッド・アンテナは既に他サイトで長さだけ計測されていたが、HSDLの精密計測(笑)では5×8×50.5个世辰拭これはポケットラジオとしては普通でありアンテナが弱点となる事は無かろう。ANTコイルは分割巻きになっているが、この方式の奴はICF-50Vもそうだったが感度が高い気がする。


icfp21_13
 AMの455kHzのCFは印字が見えない。逆に付いているのか基板設計でこうだったのか?設計でこうだったのならコイツはアカン奴や。まあわざわざ印字を見なくても東光の互換品であることは間違いない。IFTはスミダ製。10.7MHzのCFはモノホンのMURATA SFE10.7MAだった。帯域は不明だが恐らく230kHzだろう。

 これで知りたい事は全部知ったよね?


★終了
 以上でこのラジオの連載は終了する。一部パーツに良さはあったが、特に面白くも何ともないICラジオであり愛着も湧かない無個性ラジオなので、いずれはラジオジャンク詰め合わせ箱に入れて放出される事になるだろう。

SONY ICF-P21

この記事はレビュー記事でも懐古記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はここでお帰りください(^^/~

発売当時、下から二番目のランクの製品を試食する(^^


 2020/08/31に330円でゲトしたラジオ。まだ粗ニーサイトに製品情報は残っているが2009年に生産中止したらしい。さすがに10年以上が経過してもう新品の流通在庫も無くなっているだろう。2020現在で入手出来るのは中古・ジャンク品という事になる。


★仕様
 売り物は「アナログチューニング」「同調ランプ付き」だけだ。がしかし、それ以外の機能を必要としないユーザー層もかなり大きい。筆者も必要無いですね(^^

=受信周波数=
 FMはこの時期どれもそうだがワイドバンドとなっている。

FM:76MHz〜108MHz
AM:530kHz〜1605kHz

=電池持続時間=
 ハンディ・ポケットではかなり重要な位置を占める電池持続時間だが、粗ニーAF統合チップという事で好結果が期待される。

FM受信時(ヘッドホン)マンガン120時間、アルカリ350時間
FM受信時(スピーカー)マンガン 38時間、アルカリ105時間
AM受信時(ヘッドホン)マンガン170時間、アルカリ500時間
AM受信時(スピーカー)マンガン 42時間、アルカリ115時間

 御覧のようにFMよりもAMの受信時間が長い(ICの仕様通り)。またAM・ヘッドホン使用時の持続時間が最大500時間という事でスタミナ系ラジオに分類して良いだろう(^^

=サイズ・その他=
 付属品はイヤホン、乾電池だけ。やっすいブリスターパックが良く似合う製品だ(^^;

スピーカー径:57mm
スピーカー出力:100mW
入出力端子:イヤホン/ヘッドホン(3.5φミニジャック)
大きさ:約71×118.5×30mm
質量(電池含む):約200g
電源:乾電池 単3×2本
付属品:イヤホン、乾電池


★外観
icfp21_01
 製品ランクとしては下から二番目の製品だ。ちなみに一番下はMW専用のP10と15で、MW/FMラジオとしては20と21が最低ランクとなる。もっとも中身のICは同じなのでランク最低と言っても性能は特に劣るわけではない。筆者的にはコスト重視の普及機と品質にこだわった高級機が二通りあればいいのではないかと思う。


icfp21_02
 当該機でまず気づく不具合はテレスコピック・アンテナのグラつきだ。これはネジが緩んでいることに因るが、実際は内部のネジのボスが割れているのではないかと思う。だとすると少々面倒な事になる。


icfp21_03
 またこれもこの時期以降の粗ニーラジオの悪い特徴であるテレスコピック・アンテナ止めのプラスチックが折れていること。多少乱暴に扱ったのは事実だろうが、細くて本体から飛び出ているのだからわざと折れるように作っているとしか思えない。そもそも細い出っ張りが折れやすい事も知らないくらいの無能では筐体設計者にはなれないわけで、論理的な結論としてこれはわざと壊れやすくしているのだろう。粗ニー、お主も悪よのうm9(^^


icfp21_04
 一見分らないところでは電池蓋が異様に落ちやすい。理由は電池蓋の下側に本来引っかかるはずの二か所の爪が消滅しているからだ。少々乱暴に扱うと折れるのだが、本来ここは電池が入って力が掛かる所なので弱過ぎなのは間違いない。これも↑と同じ理由だろう。


icfp21_05
 脱落防止のリボンはハズレてしまっている。以上の理由からこのラジオは「改造可能条件」に当て嵌まり、「改造するもバラすも勝手たるべし」という事になる(^^


★動かしてみる
 まず電池を入れて電源を入れてみる…動いた。AMモードにてダイヤルを回すと音が出ているのでひとまず安心。それでは動作チェックを開始する。

=受信周波数範囲=
 動いたらまずは受信周波数範囲を計測しなければならない。ICラジオが正常動作しているかどうか?は大体ここで判明する。ちなみにジャンクに限らず新品でも同じことで、新品で大幅に外れていたら不良品なので返品だ(周波数スケールは関係無し)。製品では特に下の方がハズレている場合が多いので531kHzが余裕をもって受信できるのを確認しよう。

AM下限(規定520kHz) :507kHz
AM上限(規定1650kHz) :1647kHz
FM下限(規定75.0MHz) :74.0MHz
FM上限(規定109.5MHz) :108.8MHz

 MWは下に広いがこの感じだと少なくとも周波数範囲は弄られていないね。この程度なら経年でもズレる範囲だから。或いは製造時からそうだったかもしれない。FMは選択度が悪くて判別は非常に困難だった。ある程度の余裕をもってカバーしているので問題はない。

=MW感度測定=
 例によって「感度計測[20/07/17]」の方法でMW感度を計測してみた。但しOSCのカバー周波数の判っている個別検査なので周波数は下限は531kHzで上限は1602kHzとした。

531kHz:45cm
1000kHz:41cm
1602kHz:40cm

 結果は上の通りで大幅に下にズレていた。このクラスのラジオは中央部分で45cm程度が普通だ。最初に測った531kHzの感度が45cmだったので驚いたが実際は下しか合っていないらしい。以前も書いたがトラッキング調整が正確に行われていればダイヤルの中央辺りが感度が最大になるはずである。これだけ狂っていると前ユーザーの内部イジリを予想させるが、周波数範囲が合っているので元からこうだったのかもしれない。そうであっても調整はやり直したいが。

=FM感度測定=
 FMはまだ計測法が確立していないので測定はしない。言うまでも無いがローカル局は全部問題無く受信できる。選択度の悪いこのラジオでFMのDX受信をする人はネタ以外ではいないハズなので問題無かろう(^^;


★続く
 次回は気になる中身を見てみる。このメーカーだからまたカラ割りで苦労させられそうだが…。

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