HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

2021年03月

AIWA CR-AS17

この記事はレビュー記事でも懐古記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はここでお帰りください(^^/~ 最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とします(リンク条件はこちらを参照)。

HSDL期待の哀話ラジオ登場!廉価ハンディ”CR-AS17”(^^;


 前回イヤイヤ修理した哀話だが動かなかったので今回は動くようにするぞ。


★SWのオーバーホール
 電池室のマイナス・コンタクトも酷かったがこれもかなりヒドイね。緑青は鑢やブラシで落とすと汚なくなるし傷もつく。また摩耗すると拙い個所もあるだろう。だから酸で洗うのが一番だがここに実装したまま洗うのはリスクが大きいし、そもそもカーボンの付いたVRを酸で洗っていいものか?良いわけはない。どうするか迷ったが、酸を表面に少しずつ垂らして拭き取る手法を選択した。地道で面倒くさいけど仕方がない。


cras17_31
 結果として上写真のようになったが写真だと大して違って見えないな(^^; ついでにSW接点 も磨いたがまた酸化するだろう。完璧を期すなら導電性のグリスなどを塗った方がイイ のかも知れない。がしかしHSDLには存在しない導電グリスを使うのは新たに買う事と同 義であり、この程度のラジオにそんなカネを使うのはもったいないし無駄だ。これがスラ イドSWならシリコーン・オイル薄塗りでイイんだけどな。取りあえず動かなくなるまで放置する。


★再びテスト
 さてSWのOHが終わったところで再度テストを行なう。ニッスイ電池を入れて再び電源を入れた。電源は普通に入った!成功だ。アリャ?変だぞ。音は出たがVRを回しても全くと言っていいくらい音量の変化が無い(^^; VRにガリもないし異常なところはどこにもないのだが何故だろう?推理するにVRも汚水をカブってカーボン部分が変質しているのではないかという事。これはもう直せないかも…取りあえずバラしてみるか。


★再びVRバラシ
cras17_32
 やっぱり腐食はここにも及んでいるようだ。各接点が全部錆びてしまっている。面倒な事になったな…ただカーボン部分は無事に見えるので接点洗浄剤を吹いてやろう。


cras17_33
 接点洗浄剤なんて上等な事を言っているが実はこれです(^^; これってライターのガスと同じで洗浄効果があるだろう。かなりテキトーだがHSDLブログを読んでいる人は納得できるハズだ。実は数年前に夏にHO巡回の最中に暑かったから買ったのだが、効果は一瞬しか無かったので持て余していたのだ。有意義に活用できたネ(^^

 これで試したら徐々にコントロールが復活したが完全にはならなかった。やはり中点である軸を磨かないとダメみたい。面倒くさいし時間切れなので仕様の確認に入る。


★受信してみる
 モードはMWでテキトーにダイヤルを回したが殆ど聞こえなくらい感度が低い。この道具立てならもっと高感度になるはずだ。以下の計測で感じたのだが局発が弱く感じる。どのくらい弱いかというとRF-B30ではほぼ拾えなかった。こんなに局発が弱くては受信は不可能だろう。ある程度までは感度は局発の強さに比例すると言われているくらいだ。ICラジオの局発が弱る話は聞いた事が無いので周辺パーツの不良だろうか?

 計測結果を見てもメチャクチャに低い方にズレており明らかに調整ズレだ。しかし不思議なのはシロートが触った形跡がないという事。という事は汚水に冠水してズレたのだろうか?不可解なので再調査の必要がある。FMはズレていないので恐らくVC関連ではなさそうだが、そうすると残るは局発コイルという事になる。変化するほど汚水は入らないはずだけどなあ…。ヒマが出来たら例の基板腐食部分なども捨てる気でバラしてみたい。

 FMに切り替えてみたが安物ラジオとしては明らかに分離は良い。局数の多い東京では安物のFMラジオはダイヤルを回しても「ビュッビュッビュッ」とはならずに各放送局が下から上まで全部繋がって聞こえるものだ。しかし感度はそんなに高くないのでDXは無理だろうね。

=周波数範囲チェック=
MW下限:466kHz(規定515kHz)
MW上限:1404kHz(規定1635kHz)
FM下限:74.7MHz(規定75MHz)
FM上限:109MHz(規定109MHz)

 時間や電源電圧によって範囲は上下する。加えてMWは選択度が低いので精度も高くは無い。MWは±5kHzの誤差が発生する可能性がある。


★調整
 どんなラジオでもそうだが、もし初めて開けたのであれば調整は弄らない方がいい。しかしジャンク品で誰かによって一度開けてあって弄られた形跡があれば調整し直さないといけない。

AM IF Adjustment
 SMにはT1=450kHzとあるが、実際はNGを使用してCFに合わせた方が高感度になる。NGはICのFE-OUTに出来るだけ疎に結合してノイズを注入する。または結合しないでT1(IFT)と誘導結合しても良いかもしれない。NGで合わせた場合はIFはCFに依って不定となるが450kHzに合わせるよりは高感度になる可能性が高い。これはこの製品だけでなくCFで選択度を決定するトランス使用の粗ニーICラジオ全製品に言えることだ。

AM Ferq. Range Adjustment
 レンジはもちろんVCの開度によって合わせる。決していい加減な周波数スケールは見てはいけない。周波数カウンターで局発を直接測るよりも、デジタルラジオを使って局発を拾うか、デジタルマーカーを使った方が楽に正確に合わせられる。この程度の局発には周波数カウンターは重いのだ。デジタルマーカーはIFプリセットとか全然関係無いので調整用に自作するのも良い。勿論SG代わりやアナログスケールのラジオで待ち受け受信するのにも役立つ(^^ 昔使っていたけど想像以上に便利なのでお勧め。

L5=VCの羽根を全部入れて515kHzに合わせる
TC3=VCの羽根を全部抜いて1635kHzに合わせる
選択度が低いので±5kHz程度は許容範囲だ。

AM Trackig Adjustment
 トラッキングはJISCの規格通り。方法も一緒だ。放送波で調整しない方が好結果が得られる。調整したいならSSGでなくともSG(TO)で良いから入手しましょう。

L6=トラッキングポイントは600kHz
TC4=トラッキングポイントは1400kHz

 これらの周波数で変化が無くなるまで繰り返す。

FM Ferq. Range Adjustment
 FMは筆者の参照したSMが輸出用のものだったので上限しか確実ではないが他機から推定は可能だ。レンジはMWと同じくVC開度によって合わせる。決して周波数スケールは見てはいけない。

L2=VCの羽根を全部入れて75MHzに合わせる
TC2=VCの羽根を全部抜いて109MHzに合わせる
どちらも±0.2MHz以内であれば許容範囲だ。

FM Trackig Adjustment
 FMはMWよりVCの変化量が小さいのでバンドエッジで良い。但しFMのコイルは形状が微妙なのでヘボい人はどーでも良いラジオで練習してからにしましょう。さもないと元に戻らなくなってコイルを巻き直す羽目に陥ります(^^; まあ巻き直してもFMなので4〜5回巻きだから大した事は無いが。インダクタンスは140〜160nH程度だ。伸ばすとインダクタンスが減り縮めると増える。感度は通常局では大差無いので自信が無ければ触らないのが一番だ(^^; でもマニアなら一度は挑戦して欲しい気もする。と言うか調整を経験せずにスーパーヘテロダインは語れない。組み立てだけならストレートラジオと変わるところは無いのだから…。

L3=トラッキングポイントは76MHz
TC1=トラッキングポイントは108MHz

 これらの周波数で変化が無くなるまで繰り返す。但しMWと違って何度も繰り返さなくても直ぐに合うと思う。


★終わり
 最下級の価格だったが解析では楽しむことはできた。特にSFT(3エレCF)が実際に使用されているのを初めて見たので感動した。今更こんな事を言ってもしょうがないが哀話は良いメーカーだったな…。


★おまけ
 このラジオの回路図には当然FRAが載っているわけだが、哀話の回路図のいくつかはFRAの巻き数比まで出ている!このラジオの場合は130:25で、これはもちろんTUNE:130TでLINK:25Tという事だ。恐らくICラジオの回路図にFRAの巻き数比まで載せているメーカー他に無いだろう。カタログ感度も600/1000/1400kHzの3波に於いてS/N比10dB条件で計測というまるで通信型受信機のようなスペックが出ているし(^^; あまりにマニアックなので驚いた。

AIWA CR-AS17

この記事はレビュー記事でも懐古記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はここでお帰りください(^^/ 最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とします(リンク条件はこちらを参照)。

HSDL期待の哀話ラジオ登場!廉価ハンディ”CR-AS17”(^^


 2019年10月20日に110円で入手した不動ラジオである。「汚ラジオの復活」のER-P26Fと全く同じ症状で、同様にメタリック塗装が腐食している。それを見ると何か泥沼化のイヤな予感が漂うが、これはHO出身なのであれほど汚いわけではない(^^; さてどんなものだろうか?


★外見を見る
cras17_01
 このラジオも高解像度写真があった。この高解像度写真があるというのはHSDLブログにとっては重要な意味を持っている。何故ならこれは最後に撮影したのは2019年に東伏見で撮影されたのが最後だからだ(^^; タイムスタンプには2019/10/24とあった。入手してからすぐに撮影された運の良いラジオだな。それからもう一年以上放置されていたわけだ。


cras17_02
 何かフレアーっぽいが前世紀のニコポンが遂に絞り羽根が壊れたため。完全に壊れるまでの耐久テストなのでこれで我慢してください(^^; この腐ったテレスコピック・アンテナは粗ニー(オワタ音響)と同じ所から仕入れているのだろう(或いはオワタ音響製?)。ハッキリ言って破損しやすいので迷惑な存在だ。まあHSDLでは使わないので壊れないけど。


cras17_03
 この電池蓋は本来は直付けで外せないのだが、当該機は爪が折れてしまっているので外れてしまう。それと蓋のスポンジはカメラにもあるが消耗品で必ず劣化する。保存が良かろうが使い方が良かろうがそれを防ぐことはできない。むしろ10年なり20年なりで定期的に剥がして捨ててしまった方が楽かもしれない。

 スポンジが生きているかどうかは強く押してみれば直ぐ判る。素早く元に戻ったら大丈夫だが戻って来なかったら潔く剥がす。これは隙間テープのようなものでシールになっているから上手くやればキレイに剥がれる。寿命は環境にも依るが20年が限度だろう。このラジオは2000年1月(2週)製と後に判明したがスポンジはまだ全く劣化の予兆は無い。保存状態が良かったわけではないのは判っているのだがよく解らない。予防交換するとすればこの辺りで剥がした方が良いのかも。

 で、ニッスイ電池を入れてSWを入れてみたが全くのスカ。電源が入らないのだ。これはいよいよ(悪い意味で)ER-P26Fに似て来たぞ(^^; 堪らなくイヤな気分だが早速バラしてみよう。


★解剖する
cras17_04
 廉価ハンディという事で割るのには技術以外に幸運も必要だ(^^; ネジはこの電池ボックス内の2本しかないらしい。


cras17_05
 おや?意外と簡単に割れたぞ。一度分解されているのではないか?と緊張が走ったがそうではなく、元から爪はそんなに厳しくは無いらしい。チョット評価が上がるね(^^


cras17_06
 ギャ!何だこりゃ〜!これは汚水で汚れただけではなく、元からフラックスでベタベタに汚れているらしい。生産に疑問符が付くな。


cras17_07
 先生!早くも不動原因を発見しました!これが巧妙な引っかけリーチであると気付くのは動作テストの時だった…。


cras17_08
 おなじみのダイヤルメカですね。ここでベルトにカバーが付いているところに感動してしまった。だから裏蓋を外しても分解しなかったんだな。


cras17_09
 SPは厚みが10mmくらいしか無い薄型でプラコーンだし音には期待できないか。ただ製造は悪くないと思った。


cras17_10
 基板が爛れてますね…。触らぬ神に祟りなし!と思っていたのに基板を外したらSPのリードが取れてしまった…(^^;


cras17_11
cras17_12
 ICは露出しているのに見えない。こういう時はPC時代にも活躍したイソプロピル・アルコールと言うか水抜き剤しかない。現れたのはおなじみCXA1619BMだった。確かCXA1019の耐圧が上がっただけだっけ。


cras17_13
 FRAはおなじみHSDLの精密計測(笑)に拠れば9.6φ×51.4mmとなった。公称は10φ×50mmということだろう。これはフェライト指数で493となりICR-7とほぼ同じ。ポケット・ハンディ機としては最上級クラスである。数値的にはRAD-H245N(220)の倍以上なのだから、もし調整が完璧であれば高感度になるはずだ。


cras17_14
 部品がサッパリ判らないので仕方なく基板を剥がす。何か部品配置がジャンクっぽいな…(^^;


cras17_15
 CFはムラタ純正のSFU450Bである。この時期ならまだオリジナルのムラタ製SFUが手に入ったのね。IFが450kHzなのはPLL機(通常IF=450kHz)とCFを共通にするためと思われる。哀話はよくこの手を使う。もっとも単純に供給の問題かもしれないが。CFW455HT互換に載せ替えたくなるが我慢だ(^^;


cras17_16
 これはヤバい!不動の原因がこれだったらイヤになるな。PC-88のプロテクトで言えばOZAWAチェッカーの解析並みだ(^^; 基板はアテにならないので空中配線になりますね。


cras17_17
 実はこのラジオの最も注目すべきところはAMではなくFMなのだ。何と10.7MHzのCFに3エレのSFT10.7Mが使われているではありませんか!イヤ実は知っていたけど白々しく驚いて見せる(^^ でも廉価機で3エレ使っているのは哀話だけだと思うよ。これだからこのラジオを絶対に動かしたい!と思って面倒な修理を行なっているのだ。肝心のランクは判らないけどSみたいだから恐らくMS2だね。帯域幅は標準の230kHzという事になります。


cras17_18
 遂にSPの配線が取れちゃったよ…リード線はもうハンダが乗らず「何処を切っても金太郎」状態で全部使用不能だ。何でこうなるか解る?それはリード線が撚り線だから。つまり糸のように毛細管現象で汚水を吸い上げてしまうのだ。お陰で中までしっかりと腐食してしまいます。腐りラジオのリード線は全交換がベスト。気分は乗らないけど修理するか。


★修理
cras17_19
 これを見て「何だ、簡単じゃん」というのが修理・ハンダ付けのシロート。これはかなりヤバい状況なのである。ヘタにコテで突っつくとパターンが剥がれる。かと言って手抜きしてハンダ(とはもう呼べないのだが^^;)を除去しないとイモハンダになる。


cras17_20
 こうやって地道に「かつてハンダであった何か」を取り除いて行かねばならない。チョット間違えるとパターンが剥がれてしまいます。パターン剥がす奴はヘボ。前回やっちまった時は完璧にヤル気を無くしたので今回は真剣にやる(^^;


cras17_21
 …遂にマイナスのリード線もキレちまった(^^; 面倒がらずコンタクトも外すしかないな。


cras17_22
 イヤー出来ました。ここまで終わればもう70%終わったも同然。これが難しいところなんだよ。その後のハンダ付けなんて小学生レベルで、ここまでのハンダ除去がプロのレベル。ご丁寧に電気ハトメのようなものが打ってあって取れないからこれでハンダ付けする。


cras17_23
 さてもう一つの問題点はこれだ。この時点では最有力容疑者のマイナス側のコンタクトだ。


cras17_24
 錆取りして先端を磨く。これも面倒だがハンダ除去に比べれば大した事は無い。


cras17_25
 実際これは鉄なので本質的にはハンダは乗らない(乗りにくい)。一見乗っているように見えても爪でガリガリやると大概落ちる。


cras17_26
 完全に付いているように見えるけど残ったメッキに乗っているだけなんだよ。アテにならないので交換したリード線は巻きつけてます。


cras17_27
 99%できました。まだ全部繋いでないって?こんなのを修理だの作業だの言ってはいけない。そこらのラジオッサンのうんこブログだってやっている。一瞬です。


★テスト
cras17_28
 …で、電源を入れたら動かないんだこれが(^^; 何から何までER-P26Fと同じじゃないか!一瞬ショックで目が虚ろになったが(^^; 気を取り直して全体を見てみるとこのSWが一番怪しいね。


cras17_29
 ここで終わりにするとまた放置されるに決まっているので今回は更に詳細チェック。テスターまで出してきちゃったよ(^^; 通常は修理の時にテスターなどを使う事は無いです。ICラジオにそんなに難しい故障は無いからね。

 で調べたら、このラジオの症状は初めてと言っていいくらい珍しい症状だった。SWは通じているのだが、電池の出力は2.5VあるのにSWの出力側は1.0Vしかない。これではいくら低電圧で動く粗ニーICと言えども無理。要するにSWが抵抗になって1.5V電圧降下しているのだ。もしここで4.5Vか6VのACアダプタを繋いだら普通に動いたかもしれない。


cras17_30
 で、もう一度基板を外してSWを見てみたら…これは納得だな(^^; 中途半端に導通するのは面白い症状だと思った。試しにSW出力側に3VのACアダプタを繋いでみたら音が鳴り出した。ヤレヤレか。


★続く
 次回は完全に動かして出来ればテストまでやりたい。何よりもFMの選択度は絶対に確かめたいからな(^^

ヤフオクより[21/03/26]

 残念ながら時間切れで画像が無くなったりしているので画面キャプで。


>懐かしの五球スーパー(^^
sf22
 SF-22キター!筆者は小学校の頃これでBCL/SWLをやっていた。感度は良かったが何しろ選択度が悪いので参った。これが特に悪いというよりは五球スーパー全てそうなんだけどね。それでも放送波はまだマシで、海岸局などはダイヤルを動かさずに4、5局同時に聞こえたものだ(一度に全部ログが取れた^^;)。しかもBFOは他局のCWがそれ代わりになるから必要無し!選択度を改善するため9R-59Dみたいに東光MFH40Kを入れようと思ったらその直後に壊れてしまい幻になった。可哀そうに身代わりでRF-1150[2]がMFH40Kを入れられてしまった(世界初^^)。


>壊れた?R-1000
r1000
 これって絶対にMSM5524-RSが壊れてるよね。何でこんなに高値で買うんだろう?このRxはカウンターが無いと視差が有って精度の低い10kHz直読ダイヤルしか無いのだが…NHKしか聞かないのだろうか?(^^; ちなみにオークションで電源入れた写真が無いR-1000等は全部壊れていると考えておいた方がいい。このICは本当によく壊れる。長年使った感じでは発熱が異様にデカいので多分熱破壊だと思う。巨大なICだから熱量はハンパないのだろう。最低でも棚に入れて使用しないとかの配慮が必要だ(R-1000だけじゃなくてFRG-7700とか全てのMSM5523,5524,5525使用機)。


>アンティークラジオ
uhf_c
 UHFコンバーターを知っている世代っていつ頃までなんだ?平成生まれは当然として恐らく40台は存在を知らないはず。そう考えると年食ったなーって思う。しかし書くに困ってアンティーク・ラジオとは…これは詐欺に該当するm9(^^


>火災に遭った?Rx
frg7
 どうみても火災に遭ったRxだ。根拠は煤が内部まで万遍なく回っていること。全体ムラ無く錆びている事だ。煤は火災に遭うとなる症状で、閉じていた本のページ全てに煤が入ったりする!煙に巻かれて死亡するというのはダテではない(絶対助からない)。恐らく錆は消化のための水と薬品によるものだろう。筆者は火事の現場に形見を貰いに行ったので火災の症状に附いてはよく知っている方だと思う。他出品でツマミが無い奴もあったけど恐らく溶けていたんだろう。

icr70
 中にも煤が入っている。落ちているところは水で流れたのだろう。何で錆びるまで放置するか?所有権利者が死んでいると誰も動かせないし処分も出来ない。借家でも大家が勝手に処分できない。ずいぶん揃えていた人みたいだけど志半ばで横死か…何か無念で化けて出てきそうだ(^^; 家なら告知物件だよなあ。


>壊れた?VP-8177A10
vp8177a10
 一見動いているようだが、このVP-8177系は0.000だと表示が点滅して範囲外と警告されるはずなんだよなあ。どう見ても点滅している形跡がない。ちなみにこれ系は欠陥が有って、内蔵バックアップ電池が液漏れすると基板配線が切れて不可解な動作をするようになる。基板が腐食するので通常修理は困難になる(直せない訳ではない)。小型軽量で操作もシンプルだからラジオの調整にはベストの機種なんですが。


>自作・ラジオ日経専用ラジオ
nikkei6055
 加工や塗装が苦手な筆者が言うのも何だけど外見は良くない。がしかし、たかがNRBC受信の為にこの大仰さがイイ。専用と言ってもミュー同調(!)のOSCと言うかVFO付きだからその前後は受信できるのだろう。まだ未完成な所があるので落札者は完成させる義務があると思う(^^ ところで以前から感じていたけどヤフオクの自作品って案外高く落札されるのね。ショボイトランシーバーが万単位で落札されたのも多くて驚いた。筆者のガラクタも捨てずにオークションに流したかった(^^


>岩崎通信機(^^;
ss6122a
 とは言っても受信機は無いよなあ〜(^^; 廃品回収業、或いはテンバイヤーが舐められないように精一杯背伸びをしている感じか(オレは価値をよく解っているぞ!みたいな^^)。アドバイスするとお台が高すぎ。

どーでも良いラジオ話

黒くて四角い2SK55に黒い疑惑(^^;


2sk55_61
 右が2SK55E(旧型)だ。一つ一つに日立マークが入っているのが時代とは言えスゴイね(昔は東芝も一々マークが入っていた)。一時期何処かの大手メーカーのキャンセル品と思われる物件が大量に出回り、当時J-FETで最もメジャーだった2SK19GRの代用として重宝された。価格が2SK19GRより55Eの方が2/3から店によっては1/2と言う所もあったのが大きい。現在の筆者の在庫は晩年に買った為に殆ど使わないまま残ってしまっている。もし筆者が死んだらおそらく不燃ゴミで捨てられてしまうだろう。実にもったいない話だ。

 ちなみにこれは渋谷の藤商で51個買ったものの一つだ(注)。80年代初めからPCを始めてシブヤが筆者のフィールドになった事もあり、もう藤商以外で半導体は買っていなかったと思う(それにあのマンションの独特の雰囲気が好きだった^^)。同じく大量に余っている2SK61GRも多分そう。同じく大量に死蔵している2SK92や2SC785BNも店頭のみの激安特売品だったかも。MEM610は確実に秋月だけどね。

 …そんな「どーでも良い思い出話」はどうでも良い(^^; これについて気になる事を発見と言うか気づいたのだ。

 足である。この足の色がどうも他のTRと色が違う気がする。ズバリ言ってしまうと黄色っぽいというか「銀の色」に見えるのだ。左の2SK61-GRと比べて見て欲しい。更に言うとこれ不良TRで有名な2SC458や2SC460初期型に形状も足もソックリだ。これってもしかしてマイグレ不具合発生するんじゃないか?2SK55(E)で不具合が出た人がいるのだろうか?イソターネットで検索しても何も出てこないのだが…。

 まあ製品を製造するわけではないので寿命が来ても困らないけどね。でも一時期とはいえメジャーだった石だから少しは気にならないか?死んでいた経験のある人はコメントください。ちなみに後期の個性の無い蒲鉾型は極めて安く現代風に仕上げられているから大丈夫。気になる足は鉄リードの錫メッキだし(^^

注:藤商は50個買うと必ず1個おまけが付く。当時は単純にサービスだと思っていたが、当時なのでひとつくらい不良が出る事を考えていたのかもしれない。いつの間にか藤商も無くなって別会社に営業譲渡してしまったらしいので残念。バイヤーが一人のパーツ屋の代替わりは難しいんだよな〜誰にでも出来る仕事ではないし。




 この「どーでも良いラジオ話」もついに連載最終回を迎えた。○囲み数字が20までしか無いからだ。このシリーズで最も書きたかった、と言うか「それを書くためにシリーズが始まった」と言ってもよい肝心なネタ「カーラジオの話」を完成できないまま最終回!(^^; しかしいずれ「続・どーでも良いラジオ話」が始まる気がしないでもない。PCの頃もそうだったからな。「古のマザー」は約3年、「哀愁のマザー」は7年以上連載が続いた後で続編が登場した先代の看板シリーズだった。アレを筆者が一人でやるのは…うーん、ちょっと難しいね(^^;


気になるリンク[2021/03]

>ラジオ川越
https://radiokawagoe.com/
 久々に近隣にCFM局が誕生した。2021年2月28日の開局だ。早速ダイヤルを合わせてみたがアンテナがショボイのでカスリもせず(^^; HSDLから22劼能侘呂鷲毀世世アンテナが低いっぽいので難易度は高いかな。早くFMアンテナも製作せねば…でも元々川越側は壁なんだよなあ〜。


>Heathkit SW-717 Shortwave receiver
https://people.ohio.edu/postr/bapix/SW-717.htm
 ヒースキットにもこういうRxがあったんだね。横スケールの通信型受信機はどちらかと言えば海外に多いタイプなのだろう。以前も書いたように筆者は横スケールのRxが好きである。リアリスティックのRxは勿論JR-60や9R-59、果てはユニカ興業の迷機UR-2AやUR-1Aもすごく好きだった(^^ 管球機は時代的にもう嫌だけど半導体機でこういうRxが有ったら欲しい。この間奥に出ていたエディストーンのは良かったな。これ以上はラジオを置く場所が無いので外見だけがウリのラジオは余程安くない限り入札はしないけど。あれ?そう言えば筆者は現在は横スケールの通信型受信機を所有してないんじゃないか?(^^;


>RF Receiver & Front-End Design
https://nuwaves.com/rf-receiver-design/
 これ以前に紹介したっけ?Rx設計のまとめサイトがあった(^^;


>Sony SONY Professional Radio
https://www.newbecca.com/product/12217675097
 久々に見た中華無法メーカーのインチキSONYブランドラジオ。ロゴのSOが僅かにNYより上がっているのは失敗したのか言い逃れのためなのか?しかし筆者はこれ欲しい!真ん中あたりの写真に粗ニーICを使用しているような写真が出ているからだ。つまりこれアナログ回路SWラジオの可能性がある。下が入らないけどバンド数も結構多いし使えそうに思えるのだが。恐らくSONYを剥がして日本で売れば好事家にバカ売れだよ(^^ こんな古臭いラジオが現役で売っている大中国の体力が本当に羨ましい。


>22年目の真実? ミズホ《AN-21》アンテナ特性
http://jr7ibw.way-nifty.com/blog/2010/07/22-an-21-2b3a.html
 似たような商品が多数あるとこれは有り得る。ミズホくらいの規模(失礼)の会社でもやっぱり製品の全数検査はしないよなあ(^^; これを読んで早いところアンテナ・アナライザが欲しいと思った。怪しい奴は昔から多いんだよ…(^^;


★秋月カタログより
 秋月は筆者がアキバに行かなくなって(行けなくなって)から現在のHSDL向きの良いモノが入荷するようになってきたなあ(^^; ちょっとピークが外れた。

>カメラ用アルカリボタン電池 MR9/H-D形状互換 625G
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gB-14466/
 キター!これはHSDLより猫又研向きのネタだが、これでOM-1やSPが復活するかもしれないな。この手の電池は前からあったけど安値で安定供給されるところが良いのだ。但しアルカリなので液漏れ超注意だな。露出計の電池は入れっぱなしになりやすいのでヤバさ1000倍!


>高周波用モールドコイル(RFC) シールドケース入 E528MNAS-100252(FMコイル)
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07931/
 同調周波数72MHz〜82MHz(同調キャパシタ33pF)と書いてあるところを見ると、このコイルの定格インダクタンスは0.15μHだろう。この値は通常30pFのFM用PVCで75−108MHzをカバーできる。何にせよ日本国内向けのFMワイドバンドのコイルと考えて良い。二次コイルが無いのでワイヤレスマイクの発振用にイイかな?タップが無いと使いにくいかもしれないが全国のワイヤレスマイク・マニアにプチヒットの予感(^^ 昔はFMチューナーの工場が殆ど日本に有ったので、これと似たような仕様のコイルがアキバに無尽蔵を予感させるくらい流れていた。我々はそれを変造して色々なバンドで使ったものだ。筆者のところにはまだ一杯残っているけど無線を止めたせいもあって使い道が無い。何か作ってみたいけどアイデアが無い。10kコイルとか誰か適価で引き取ってくれない?(^^;


>ロータリースイッチ(2回路6接点)
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00101/
 これが現在計画中のアンテナ・チューナー用のバンドSWに良さげな気がしてきた。何より価格とツマミ付きと言うのが気が利いているよね。回路はもう出来ているのでいずれ発表したい。実は某有名チューナーの構成を朴ったものだが(^^; 中身に見合った安いケース探しが難航している。


>ロータリースイッチ(1回路12接点)
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00100/
 これはミズホKX等π型のタップを出すタイプのアンテナカップラに良さげ。12もタップが要るかどうかは分からないけど、説明書に拠れば減らせるみたいだから問題無し。いずれこれも買いたい。


>20WオーディオパワーアンプIC LM1875
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-15954/
 アンプICにこの電源用ICパッケージは斬新だな。AFのICなんてルールがショボイから恐らく旧来のDCレギュレーターの生産機械が流用できるんじゃないか(^^ 元々がパワー系のパッケージだから放熱に有利なのは言うまでも無いね。

受信ログ[2021/03/17]

 気温が上がってそろそろ外で受信することも出来るようになってきたが、この時期は例年の事だが風が強いので長時間受信はまだ厳しい。受信機はいつものようにHSDL固定はRF-B30+MLA3で移動受信がER-C57WR+内蔵だ。リンクはみな同じ。


=9835kHz:RTM Sarawak FM (Malaysian)=
https://www.axfc.net/u/4034355?key=20210317
 2021/03/14/21:10頃、マレーシアらしき局がHSDLでも放送として受信できた。この状態であれば正時なら確認取れるかもしれない。零時にはキャリアが止まっていたので24時間放送は止めたのかな?


=1566kHz:FEBC(HLAZ) (Japanese)=
https://www.axfc.net/u/4034355?key=20210317
 2021/03/14の受信。まだ当地に来てから録音していなかったFEBC(HLAZ)を録音した。昔よりジャミング代わりの中国局が五月蠅くなってきた。


=9322kHz:謎の放送(^^;=
https://www.axfc.net/u/4034355?key=20210317
 2021/03/16/13:30頃に乱数放送みたいな気象通報みたいな不明放送を受信した。周波数から見て近隣諸国だと思うのだが。誰か解析してください(^^; 終了後は最後に聞こえるサイレンみたいな音がずっと続く。


★移動受信[21/03/17]
 またもや近所のとるに足らない名が通っていない公園で受信してみた。通常の住宅密集地なので特にノイズが低いとか見晴らしが良いとかは無い。RxはER-C57WRでアンテナは内蔵。気温的には寒くは無いのだが風が強くて18時50分〜15分程度が限界だった(^^;

=9835kHz:RTM Sarawak FM (Malaysian)=
 最近は移動受信に出るとRTMとSIBCと4KZをチェックする。まずはこの局だが今日は信号強度が強く充分に確認できるレベルだった。がしかし9830kHzのQRMもかなり強く聞き続けるのは忍耐力が必要だった。

=5020kHz:Solomon Islands BC (English)=
 SIBCと思われる局を18:45分頃に受信した。SAは取れていないがアチラ方面の英語なので間違いなかろう。フェーディングが速くてER-C57WRのミュートで初めてガタガタ不具合が出た。この機種でも稀にこのような不具合が出る。

=5055kHz:Radio 4KZ (English)=
 4KZと思われる局を18:50分頃に受信した。SAは取れていないが英語なので間違いなかろう。19時に入って状態はどんどん良化していったので恐らく20時頃には確認出来そう。それにしてもここで受信できるという事は、上のSIBCもこの局もまともな木造家屋なら受信できそうなのがイヤになる。ちなみにHSDLではこの局とSIBCは珍局・難局扱いです(^^;

=4940kHz:VOICE OF STRAIT (Chinese)=
 合間に海峡の声の19:00の開始時を受信した。18:55からISが流れ、時報の後に中国語と英語でSAが出る。この時間は受信した事が無く、開始時に長々とISが出るのは知らなかったので一寸驚いた。ノイズも無く非常に良好だったので出来れば録音したかった。なお4900kHzの厦門語プログラムは既に18:30に開始している。

東巡回[21/03/01]

 年に一回、大体いつもこの時期に行なわれるのがこの東巡回だ。ローカル巡回でありながら定期巡回ではないというところが軽視されている証拠である。イヤこれまでは行っても何も得るものが無かったからね。しかしカメラ・ラジオになってからは時々買い物をするようになってきたので年一回から年二回(天皇賞みたいに春・秋か?)に昇格させても良いかもしれない。事実去年は史上初めて二回行われた。出発は15時14分だが方向が逆の駅前に寄るので一寸ロスがある。


2103011558
 武蔵関駅前に15時32分、かつての所在地に15時38分、中原小前に15時52分、笠松坂には15時54分と遅いなりに順調に走って15時58分に東久留米に到着。北巡回では主力店の東久留米だが店のショボイ東巡回では更に重要度を増す(^^; 今日は前籠が有ったが買ったものは全部青箱だった。前籠にはWINTECHの小型ラジカセが有ったが高いのでスルー。16時30分に出発する。池袋線を16時32分に横断。


2103011644
 近所だがトレファク東久留米店に16時34分に到着。この店は中古品には良いモノは無いのだが、型落ち棚ずれ新品・未使用品に偶に良いモノがある。先ほどジャンク品だったWINTECHのラジカセが未使用品でいくつか売っていた。暫く見物して16時44分に出発する。

 トレファクを出たら前を走っている前沢・保谷線をちょっと走って16時45分に浄牧院のところを左に曲がる。あとは殆ど道なりに真っ直ぐ走るだけで新座まで行ける。


2103011647
 この道は東巡回が現在のコースになったのとほぼ同時に完成した新しい道なので走りやすい。このように車道を走っても車に影響される事がないのだ。路面もまだ荒れていないし走りやすいことこの上ない。


2103011649
 但し出口付近には最初の関門である登り坂が待っている。写真だと登っているようには見えないのだが厳しい…(^^;


2103011652
 それでも坂はそれだけ。チョット走ると新座名物の給水塔が見えてくる。児童センターには16時53分の到達。関越を16時55分に超えて市役所前には17時丁度、水道道路に17時02分に到達した。もう新座は目の前だ。


2103011702
 17時02分に新座に到着。もちろん今年初めての来訪だ。この店はPC時代にはパッとしなかったがカメラ・ラジオ時代になってからはしばしば買い物をしている。整理が早いのか前籠が無いのが少々物足りない。出発は17時23分だった。


2103011723
 新座を出たらすぐに前を走っている川越街道を走る。この道は以前も書いたが小金井街道以上に嫌いだ。いや景色が悪いとか道が悪いとかではなく車が飛ばしていて乱暴なので危険なのだ。ただ今日は御覧の通りのガラガラなので助かる。この黒目川の坂の下りで今日の最高速度をマークした。実際東回りで下りで踏めるのはここだけだが通常は車に邪魔される(^^;


2103011726
 膝折公団に17時25分に到達したら今度は黒目川の河原を下った分だけ登らねばならないのだ。これが往路で最も厳しいところかな?でもイナカ方面と比べればあまり大した事は無いんだけどね。


2103011728
 登り切ったところが幸町二丁目で17時28分だった。この朝霞警察の前で新道から左の川越街道旧道に入る。新道は前記の通り危ないから車の少なくなった旧道をノンビリ走りたい。栄町4丁目には17時33分、17時43分には白子川、大都会成増(通称です^^;)には17時46分に到達。この成増の手前の緩い坂が実は往路のラスボスなのだ。辛さは黒目川の登りと同程度かも知れないが疲れているから。


2103011750
 今日は曲がる場所も間違えずに走れた。定点観測地点の東武線踏切に17時50分に到達した。まだちょっと走るが、ここまで来るともう着いたも同然の気分になる。


2103011753
 今年初めての赤塚に17時53分の到着。初めて来た時は「もう来なくていい」と思ったくらい何も無かったのだが、最近はジャンクがだいぶ充実してきた。次の大泉学園では買うモノは無いと確信しているのでここで買い物だ!結果はケーブルしか買わなかったが…。既に真っ暗になった18時25分に出発する。

 再び東武線踏切に18時29分、18時31分にマカベの前を光が丘公園の方に入って土支田通りに入る。環八を18時40分に横断するともうそろそろHSDLのローカル圏内だ。何故かいつも突き抜けて失敗する比丘尼のハーレーの店の所も今日はちゃんと曲がった(^^


2103011933
 今年初の大泉学園に18時53分に到着。実は今日は吉祥寺に行かないつもりなのでこれが終点という事になる。というか行く途中でHSDLの脇を通るのが非常にバカバカしいので南巡回だけでイイだろう。今日の大泉学園はやはり買いたいものが無かった。少しは期待を裏切れよ!(^^; ほんとここだけはどうしようもないですね。19時33分に店を出てHO巡回はこれでお終い。

 久々の東巡回だがこの程度の間隔が向いているのではないかと思うくらい物件数が少ない。それでも今年は南多摩が解散したので年二回以上回ろうと思っている。とりあえず2021年春の東巡回はこれでお終い。お疲れ様でした。


★今日の買い物
 ここのところ別件でバカな買い物を連発しており財政危機に瀕している。そのため今日も何も買わないつもりで出かけたのだが…そういう時に限って何故か良いものが売っているのが普通である(^^;

=AVケーブル=
avc
 もう要らんだろうという声もある。がしかしこれは消耗品なんだよ。ハンダ付けして切って、またハンダ付けして…を繰り返すとドンドン短くなっていく。恐らく半年は持たないだろう。どんなに頑張っても30儖焚爾犬礇▲鵐謄覆砲六箸┐覆い鵑世ら。

=同軸ケーブル=
bnc_bnc_5c
 5C-2VにBNCが付いていたのでつい買ってしまったが、とり回しが悪いのでループのエレメント以外に使えないかも。本職はビデオケーブルらしい(^^;

=CQ-PL1350L=
cqlp1350l_1
 HSDLで4台目のCARラジオである。通常は買わないけど100(110)円だったので。巡回の中頃だったので背負うと重さで泣きそうになった(^^;

cqlp1350l_2
 何とメルセデス・ベンツ!ちなみに製造は鼻糞である。今までのCARラジオは3台ともクラリオンだったので別メーカーは嬉しい。

=キヤノン単三アダプタ=
dummy3v
 もしかすると今日もっとも実用的かも知れない買い物。ただHSDLのカメラには削らないと入らないっぽい。勿論削るのはカメラの方ね(^^;

=ANDO RA-71KB=
ra71kb
 競馬ラジオ。以前目的も型番も似たようなのをゲトしたがこれは別機種だったので調査のためゲトした。300(330)円と少々高め。結構笑えるデザインなので特集記事を刮目して待て。

=SONY TR-800=
tr800
 今日の真打?こんな貴重なモノが300(330)円で売っているにはそれなりに訳がある。まず裏の電池蓋が無い、そして(これが致命的なのだが)ダイヤルがガタガタでツマミが首振っている。加えて液漏れの跡もある。液漏れ掃除の時にシリアルシールが消えてしまったようだ。地味に登録の時に困るので止めて欲しい(^^; 恐らく不動だろうが解析するくらいの役には立つだろう。何しろ昭和のホンモノのSONYだからMW専用の安いのでも見どころはある。


★スルー
 この巡回は規模の小さい店が多くスルーするほどの物件数は無いのだが…。

・National RF-1150
 手頃な値段でカネも有ったので思わず買いそうになったが、デザイン上で非常に目立つVRツマミが無かったので買わずに済んだ(^^; ちなみに筆者のと同じ初期型だった。


★走行リザルト
 今日の日の入りは17時36分だった。練馬における15時の天候は晴れ、気温は18.5℃で北の風3.0mだった。北に向かうと北風なのは相変わらずだ(^^;

走行時間⇒2:09:05
本日の走行距離⇒33.67km
平均速度⇒15.6km/h
最高速度⇒39.6km/h
消費カロリー⇒357kcal
CO2削減量⇒5.05kg
積算距離⇒270.79km

 上記の距離には前日の買い物の分が入っているので実際は30劼らいだろう。にも拘らず途中で非常に疲れてしまった。次回は未定だがそろそろ長距離を走ってもイイか?但し南多摩巡回が中神の閉店により解散したのでコースは限られているな。

Panasonic R-P30

Panasonic R-P30/R-P40/RF-P50シリーズのイコライジング(^^


 以前から予告しつつ面倒なのでシカトしていたICラジオのイコライジングだが、使い慣れたパナのポケット機で実験してみる。ポケットだと内蔵SPしか使わないだろうけど、もっと大きなラジオの場合は意味が出てくるだろう。今回の改造はヘッドホンや外部SP前提となる。でも大きな外部SPを鳴らし切るパワーは無いのでヘッドホン専用か?HSDLではSPもやるけどヘッドホンをメインにテストします。

rp30_000
 なお今回は取りあえずR-P30でテストするが、同社の(DSP除く)似たような形のラジオには全部当て嵌まる改造だ。部品番号はRF-P50の場合も全く同様となる。そんな訳でタグは両方付けてます。


★イコライジング
 最近はMWDXが完全に頭打ちなのでそちら方面(受信機の3S等)の改造は全くと言ってよいくらい停滞しており、「昔取った杵柄」と言うわけではないが音の世界に帰って来てしまっている。この世界は抽象論が大手を振って歩いている…どころかそれが主流なので大昔にスッパリ縁を切ったのだが、ラジオの中ではまだ簡単な改修により音の良さを追求できる余地がある。つまり簡単に楽しめるのだ。

 イコライジングとは「検波後の出力信号(ロウ・データと呼んでもいい^^)をAFアンプに入れるに相応しい信号に変換してやる作業」だ。とは言ってもICラジオの場合はICが殆どやってくれるので我々が行ないたいのは「音を好みのタイプにする作業」と呼んでも差し支えない。TRディスクリートラジオの場合は回り込みによる発振防止の意味もあったがICラジオで発振することはまず無いようだ(皆無ではない)。

 ちなみに市販ラジオによくあるトーン・コントロールもここで行なっている。なので明確に効果が高いのは想像がつくと思う。そこらのオッサンがやっているような「電解コンを交換したら音が良くなりました!」みたいなのと同じに考えてはいけない。真っ当な世間の人間はその程度では音が変わったとは言わないんだよ。


★まずは設計
 現状はDET_OUTの出力特性がハッキリしない(実測したいのでVNA欲しい)。なので設計と言ってもあまり意味は無いのだが(以下DET_OUT=33k、AF_IN=11kで計算)。


rp30_037
 このC17、C18がCC(カップリング・コンデンサ)とHC(ハイカット・コンデンサ)だ。見てないけど恐らくRF-P50も同じだと思われる。この部品はシロート目には一瞬抵抗に見えるだろうがセラミックコンだ。抵抗と同じカラーコードで数値(容量)が示されている。

 この写真で言うとC17は左側から読む。カラーが判りにくいが赤・赤・オレンジで223となり22nFを表す。C18はこの写真では上から読む。黄・紫・オレンジで473となり47nFを表す。メーカーの設計値と実装値は同一のようなので安心して次に進む。

C17(HC):22nF
C18(CC):47nF
rp30_038
 この数値で周波数特性はこうなる。断っておくがこれがこのラジオの音質ではない。入力信号には恐らくプリ・エンファシスが掛かっているので平坦ではなく、このように上をバッサリやってもある程度まではフラットな出力になっている可能性はある。これはあくまでもイコライジングの周波数特性と考えてもらいたい。

 TRディスクリート・ラジオの場合はこの部分のRCフィルター(概ねπ型)に依ってIF発振が抑制されているので無暗に数値を緩めると発振するが、ICラジオの場合はIFの漏れは極度に少ないので自由度はそれなりに大きい(もちろんそれにも限度はある)。サテどのくらいに変えるか?


rp30_039
 まずはHCを半分の10nFに減らしてみる。これにより高音が通るようになる。青が元の数値で緑がHC減量のモノだが御覧のように高音が通っている。


rp30_040
 更に半分(4700pF)に減量してみた。これはちょっとやり過ぎ。プリ・エンファシスもあるし、IFフィルターの限界を超えている可能性が高い(つまり無駄)。もしかすると有害な信号が出てくるかもしれないし上の10nFでイイんじゃないか。


rp30_041
 次にHCを元の22nFに戻して今度はCCを増やしてみよう。まずは100nだ。これはもうあまり意味が無いね。何しろSPのf0を遥かに超えてしまっているから。でもまあヘッドホンも考えるとこのくらいでもいいかな。実際にやってみたら明らかな効果が有った。但し低音ではなく中音だが。


rp30_042
 参考までに1μFに変えてみた。これはちょっとやり過ぎだ(^^; 但し上で書いたように狙いとは違う効果が有るかも知れない。ICのデータシートの電気的特性の計測はこのCC=1μFで行なっている。これは計測時に繋がるのがSPではないからだ(IC性能が水増しできる^^)。ちなみに古い粗ニーのラジオではこれが470nだったりする。その当時はもっと良いSPが付いていたからだろう。なので470nまではアリという事だが、HSDLには持ち合わせがないのでやらない(重要)。


rp30_043
 という事でHC=10nF、CC=100nFがバランス良さげなので両方とも適用するとこうなった。CCが100nFに増えた分チョット音が大きくなっているが+2dB(相対値)だから気づかない程度か。音が大きくなって拙い事は無いので全然オッケー。そもそもこの後にゲイン調整されるのだから。


rp30_044
 回路図的にはこうなる。左がノーマル、右が改造版。ICラジオなのでもう回路とか呼ぶ以前のシンプルさ(^^;


★実装する
 本来このような用途にはフィルム・コンデンサを使用するべきだが、こんな小さいのは所有していないので仕方なくMLCCを使用する。歪を測ったら良くないだろうな…まあこのラジオではRF・IFその他の歪の方が大きくて分らないと思う。原爆と一緒に250k爆弾を落として効果に違いが出るか?オーディオ世界の歪はコンマ%単位だが、ラジオの音の歪は%単位なのだ。でも本当はフィルムコンがイイのは一応書いておく。


rp30_045
 部品を除去するのが非常に面倒くさい。リードが全部クリンチしてあるからだ。加えて無鉛ハンダである。このように除去してハンダを取り去る事ができれば終わったも同然だ。


rp30_046
 ブレちゃった(^^; 実はこんなに寄れるカメラではないのでレンズの前に虫眼鏡を手で持って入れているのだ。このように明らかに筆者のハンダ付けが浮いている。筆者のは有鉛ハイオク…じゃなかった有鉛ハンダなので輝きが違う。実は半世紀前の真空管用ハンダを使用している(勿論大量に余っているから^^)。真空管と基板でハンダが違うのか?などとボケをかます人は読んでいないと思うが極度にやり難い。1.6φだし(^^;


rp30_047
 偶然にもラジアルリードの103と104が発見されたのでそれを使う。何かハンダ付けの最中に動いて斜めに挿さってしまったがやり直さない。ハンダゴテ片付けちまったしカメラも片づけてしまった(^^;


★テスト
 よく言われるが「良い音」に正解というのは無く、音の好みは人の数だけあると言ってよい。問題は音の善し悪しを論じることではなく、客観的に納得のいく評価が出来ないところにある。そうなるとやはり耳で聞いたのではダメで、ある程度測定器の力を借りなくてはいけない。

 ちなみに「測定で何も違いが無いのに音が違って聞こえる」なんて不思議な現象は筆者は一度も遭遇した事は無い。そう言っている人は恐らく測定の仕方が解らないか、或いは測定そのものを行なっていないのだろう。そこら辺の人間(そこらのブログのオッサン)程度の耳に分る違いであれば測定器は直ぐに感じてしまいます。測定器をバカにするんじゃねえよ。

 で今回測定しようと思ったのだが、電源を入れた途端に効果が判ってしまった。音が太いのだ。それだと抽象的かも知れないがとにかく中音が太くなった。何が違うってケースが激しくビビるのだ(^^; 手で持ってAFゲインを上げるとビリビリ来る感覚はノーマルでは無かったものだ。それと離調音がデカくなったのもハッキリと判る。あまりにもシュワー!が大きいので同調操作が楽になったくらいだ(^^; だがこれは安定度が低いと諸刃の刃になりかねないな。

 改良で音が良くなったか?は人の好みに依るだろうが、太い音でテーブルに置いて聞けるようになった感じ(単純に音が大きくなった気も…)。恐らく交換した東光のCFが狭すぎるのだろうが高音は変わらない。ノーマルのSFU455相当品ならもっと良くなったかも。いずれ計測してみたいが効果はもう判ったのでRF-P50の方の改造が終わったら一緒にやる事にする。

 今回の改造の効果を余すところ無しに発揮するにはもっとユルイIFフィルターを使う必要があるね。ムラタのランクで言えばF〜Dまで広げるともっと明確になるはず。ちなみにE〜Dに交換すると昔のマネ下ラジオのようにIFTをQダンプする必要がある。イヤIFは当然でラジオによってはRFもダンプしなければならない。高性能ラジオほどアンテナ同調回路のQが高いので音が悪くなる。この辺は真空管ラジオで苦労したラジオG3の世界だ(^^


★続く
 中音が太くなるという意外な結果になったが、以前交換したAFCFA455L02はどうも選択度が高過ぎらしい。しかし改良自体は効果があるようなのでCFW455HT相当搭載のRF-P50の方にも適用してみたい。


★おまけ
rp30_048
 改造前の姿を上げておく。遺影になるかも知れないからな(^^ イェーイ!


rp30_049
 これら高解像度写真は2019年秋に東伏見で撮影されたもの。何かもう懐かしいけどその頃書き始めた記事なんです。

TRIO SG-402

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

TRIO SG-402 トリオ製SG(TO)の部品を交換する(^^;


 前回内部を見たらBJTがくたばりかけていたSG-402だが、仕方がないのでBJTと電解コンを交換する。小容量のアルミ電解コンなんてクソな物はHSDLには無いんだけど、さてどうするかな…。


★部品交換
 当該機の内部の状態は全く弄られておらず悪くないが、前回見てきたようにパーツが限界を迎えている。現在動作中なので完全に死んでいるのは無いだろうが黒ずんだ2SC458と電解コンは寿命と言って良い。推定で1970年前後製造だからね…。

=使用TRと交換要員=
 特に2SC458の脚の黒ずみはもう確実に劣化している証だ。2SC458だけでなく日立のこの四角いパッケージは全部ヤバい。いや日立・ソニー・三洋・松下のRF石や銀脚は最近全部疑っている(^^

Q1,3:3SK30B→2SK55E(所有品有り)脚はGSD
Q2-5:2SC458E→2SC1815GR(所有品有り)

 Q1が発振、Q2がバッファ、Q3が変調段、Q4が出力段ウィズRLCタイプのLPFだ。あれ?2SC458にEランクなんてあったのか?手持ちのデータシートにはCまでしかない。新型の回路図には458Cが指定されているのでここではそれと同じと考える。まあ今の劣化している奴よりは何に換えてもマシになる。2SC1815GRに交換すると30MHz通す時にちょっとイヤになるが、どうせ出力段はエミッタフォロワーだから良いだろう。

 この旧型(と呼んでいいのかは分からないが)は発振と変調のFETは3SK30と称するもを使用しているが、これは4本脚だがデュアルゲートMOSFETではなくジャンクションFETだろう。新型の回路は2SK55だし、あの有名な3SK22や28と同じものなのだろう。今回は2SK55Eを出すのが面倒くさいので換えないが、もし交換する場合もサブストレート・ゲートピン(基板シルク印刷でははB=バックゲート)にくっ付いているパーツはシカトするという事で。確り見てないけどCRでGNDに落としているだけだと思うよ。

 出力調整ツマミはRF-GAINとなっているが実はSWと両方ともアッテネーターだ。強いてRF-GAINを探すなら内部にあるRF-GAINのADJがこれに当たる。もし出力がVRを調整しても規定0.1Vに達しなければTRの劣化が強く疑われる。低周波発振段のTRは正常動作していれば劣化損傷している事は無いだろう。発振部は歪率を測れる人は測りましょう。筆者は見たら酷さにイヤ気がさすかも知れないので測らん(^^ ラジオの調整では内部発振器の歪率はあまり関係無いし、総合的な周波数特性を測る時はスイープ発振は外部入力なので問題無し。

=コンデンサ交換=
 電解コンは製造年から言って寿命なので動作していても全部交換したい。昭和の日本製電解コンは現代の中華製と同等以下と思った方がいい。吹いて腐るわ容量抜けるわで散々な目に遭わせてくれます(^^;

C 1:220μF50V→LXZ1000μF35V
C 2:220μF25V→KZH680μF25V
C 3:22μF16V→NCC KRE 22μF16V
C 8:100μF16V→KZH150μF25V
C14:1μF50V(BP)→NCC FL 1μF50V
C15:22μF16V→NCC KRE 22μF16V
C16:4.7μF10V→松下タンタル4.7μF25V
C17:4.7μF10V→松下タンタル4.7μF25V
C18:220μF6.3V→Rubycon YXG 220μF25V
C19:1μF50V(BP)→NCC FL 1μF50V

 LXZは35Vで耐圧(元は50V)が足りてないけど気にしない方向で(^^ その他全てHSDLではおなじみの不良資産の面々だ。1μF50V(BP)はただのCCなのでシカトして有極使ってます。外部入力でDC入っていたら死ぬかも(^^; 筆者はそんなバカなものは入れませんが。


sg402_06
 π型フィルターなのに電解コンの耐圧が前が50Vで後ろが25Vなのはこれ如何に?同じ電圧じゃないか!と思うだろうが、これは前の入力電圧が最初の電解コンで平滑されて低くなるのを利用して後ろのコストダウンを図っているのだ。セコイ!セコ過ぎる。古の昭和の節約テクニック(^^; 電圧を計測してみたら前電解コン33.8V、後電解コン15.1Vで設計者の思惑通りか。筆者が上で手抜きした(耐圧50Vが無かった)35Vでも足りているのでOKだ。新型は同じ電解コンが使われているっぽい。


sg402_07
 サックリ交換してしまいます。と言いたいところだがこの電解コンは一部接着剤で止めてある上にクリンチしているので外す難易度はPCマザーボードの面実装パーツの比ではない(^^; 中小零細は手付けだからこうだよなあ。電子工作の教科書通りリードがパターンに沿って曲げてあってやり難いったらありゃしない。


sg402_08
 これが抜いたBJT(2SC458E)だ。見事に教科書通りのマイグレ死亡だ(^^; よくこれで動いていたよなあ。ラジオだとこれがOSC(MIX)やIF-AMPに使われていて音が出なくなる。HSDLのICR-7もそうだった(あれは2SC710だった)がTRラジオでは定番の故障だ。


★スイッチの洗浄
 もちろんこれは確実に劣化しているので絶対にやらねばならない。当該機はアッテネーターのスイッチがちょっとだけ接触が悪い。安いスライドスイッチなので致し方ない。同じくスライドスイッチの変調スイッチと共に分解掃除する。汚れを取ったら金属製の接点だけに接点復活剤(シリコーンオイル)を塗って拭き取る。拭き取っても完全には取れないので薄く油をひいた事になります。スライドスイッチは典型的なワイプ構造なのでこれで良かったのだ。

 ちなみにロータリースイッチには接点復活剤を掛けてはいけない。特に高周波関連のスイッチには使わないお約束だ。ベーク基板のロータリーSWはシリコーン・オイルがタップリ浸みこんで高周波特性が変わってしまいます。真空管のように高圧ではないので事故は無いかもしれないが。相変わらずスプレー好きなオッサン・じーさんが多くてねえ…まず何でもDC(直流)で考えるのを止めろ。RF(AC)は絶縁も通り抜けるし空も飛ぶんだよ。もし使うのであれば塗って拭き取るのは常識だ。それでも高周波のベーク製スイッチには使わない方がいい。


★調整
 調整は出力電圧の変調度を調整する。アホが弄っていない限り周波数範囲の調整は不要だ。周波数スケールには視差があるのでピッタリにすることはできない。もし大幅に狂っていたらCやLが死んでいる可能性もある。それ以外に経年で大幅に狂う事はまず無いけど変調度は見ておいた方がイイな。これは調整の時に重要だから。でもこれ仕様だと変調度40%になってるんだよね。ラジオの調整って普通は400Hzの30%でやってたけどなあ。

=出力電圧=
 出力にミリVMかオシロを繋ぎ、1MHzにてRF-GAIN ADJを回して0.1Vrmsになるよう調整する。もしTRを交換したら発振強度が変わるので下の変調度と共に絶対に調整しなければならない。この個体は見た目でVRが腐っているので交換したいが500ΩBの代わりが無かったので接点を磨いただけでスルー。VRは動かし過ぎても故障するが動かさなくても故障するのだ。ラジオのVRを一定にしたまま電源を入切りしているG3見てる?あなたの使い方は最悪なんです(ガリオームの元)。

=変調度=
 オシロ波形を見ながら一応現段階では40%になるよう調整する。もしAFのコンデンサを交換したら調整し直さなくてはならない。しかし規定と違うのがどうも気に食わないのでそのうち30%に変えるかなあ。


★終わり
 以上のメンテにより新品時と変わらない?性能となった(これは新品使った事無いけど^^;)。これからも普段のラジオ調整に活躍するだろう。これを手に入れたらVTVM(SSVM)かDSO(電子電圧計として^^;)を揃えなくてはね。それが無いとまだ半分くらいしか役に立たない。ラジオに限らず計測というのは出すものと受けるものが必要なのです。


★2021/03/12追記
 新型と旧型はだいぶ違うようなので気になってきた。そこで新型の中身はどう変わっているのか検索してみた。

https://www.radiomuseum.org/r/trio_kenwo_rf_signal_generator_sg_40.html
 ガビーン!全然違う!基板は共通点を探すのが不可能なほど違う別設計。回路も異なるわけだから同じ名前でも別機種と思った方がイイね。外見で見破る方法があるか見てみたけど、筆者の目では全く同じにしか見えない。何か当たりハズレのある中華ラジオみたいでいやだなあ(^^;

 まあこれから新たにSG(TO)を入手するならリーダーがお勧め。その場合LSG-17の方が新しいけどIC化しているからディスクリートのLSG-16の方が長く使える可能性もある。回路はトリオと比べると簡易で不安になるけど(^^; 手は入れやすいとも言える。リーダーも後継機は出ていないが、台湾メーカーがLodestar SG-4160BというLSG-17(中身16?)コピーを出している。


★2021/03/17追記
 本日、発振の3SK30Bを2SK55Eに交換した。脚四本のうちバックゲートはグラウンドに落ちているだけだったので迷わず交換できた。発振は強化したように感じるが実際測ってみると特に変化は無い模様。それより参ったのは変調段の3SK30Bも2SK55Eに交換しようとしたら四本脚を全て使用していた。まだ回路が解らないので今日のところは止めておく。変調は掛かっているから変えないでもイイかな…と面倒なのでスルーするかも(^^; それと関係無いけど、上の電解コンリストが当初の予定の古いモノだったので正規のものに入れ替えた。

TRIO SG-402

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

TRIO SG-402 トリオ製SG(TO)の内部を観察する(^^


 製造時期が昭和という事で何もしなくても部品が劣化しているかもしれない。いや実は現役使用しているけど最近どうも発振が規定より弱い「気」もしてきた。特に低い方で劣化している気がする。もしかすると発振部分やバッファの石が劣化しているのかもしれない。それに電源部の電解コンを交換するとノイズが減少するかもしれないし、トーン発振部の電解コンを交換したりセラミック・コンデンサをフィルムコンに交換すると歪率が下がるかも知れない。ついでに変調度と信号電圧を正確に調整したくなる。やっぱりバラすしかない。


★概要・仕様・使い道など
sg402_01
 本当に全て使うのかどうか疑わしいようなボタンやツマミがやたらに多く、操作もマニュアルが必要なSSGと違い、パッと見でこれを使えない奴は居ないだろう(^^ マニュアルなんか絶対に必要無いくらいSWやツマミが少ない。一口に言えば出力電圧を自在に可変できる目盛付きLC発振器だ。周波数スケールは意外と正確(と言ってもディップメーターと大差無い)なのでアナログラジオの調整ならこれで充分。イヤ我々のような懐古趣味の場合はデジタル表示がどうにもアナログラジオに合わないのでむしろ外見的に望ましい。HSDLに4台もあるSSGは重く大きくて、しかもSWでのガチャガチャ周波数変更がイヤな感じなので厳密な計測以外では使いたくない。

 長波100kHz〜短波30MHzまでを切れ目なくA〜Fまでの6バンドでカバーする。100〜150kHzでは5kHz直読ダイヤルだがIF455kHz辺りでは一気に25kHz直読になってしまうので大雑把と言えば大雑把。スケールには一応IFとハムバンド辺りにマークがある。IF調整とトラッキング調整は容易だ。

 内部変調は標準的な400Hzで外部変調は50Hz〜10kHzまで保証されている。筆者の所有するもう一台のSG(TO)であるリーダーLSG-17は後から出た分だけ機能・性能が上だが、あちらは内部変調が1kHzなのでここだけはSG-402の方がイイな。これの外部にスイープAF発振器を繋いで、ラジオの方にWave Spectraを繋げばラジオの周波数特性も判る。しかもRFからの総合特性とか、IFからの「ウィズCF特性(笑)」とか「検波+AF段だけ」とか分けてアナライズできる。やり始めるとこれが一年くらい熱中してしまうほど面白いのだ(^^ 電解コン交換して自分の耳で「音が変わった」とか喜んでいる人はやってごらん?自分が如何につまんないことしてるか理解できるから。アナタ方のやっているのは水爆の前の爆竹だと思うぞ。閑話休題、

 変わった使い方としてはループ・アンテナやアンテナ・チューナーなどを厳密に合わせたい時にも使える(デジタル・マーカーでも出来るが)。実際、昔はRxの横に置いてそうしてました(^^ ちなみにこんなテキトーそうなSG(TO)でも比較法なら感度の測定だってできる。ガキの頃はこれ+プローブ+テスターでフィルターの特性だって測りました(^^ 昔のオレは根性があったな〜。

 コイツの相場はよく分らんけど払って良いのは完動で4000円くらいまでか。新品同様とかだったらもうちょっと考えても良いけど5000円以上ならリーダーのLSG-16、17の方が絶対にいい。リーダーの方はFM帯もカバー(150MHzまで)しているから更に使い道が広がる。あとリーダーの17の方がだいぶ新しいので(内部はIC化している)劣化が少なく状態が良いのが多い。劣化は主にVRとバンドスイッチだ。筆者はこのSG-402の時代のTRIOスタイルが気に入って入手したがそれだけの意味しかない。要するにSGが好きなんだよ(^^


★中を見る
 冒頭に書いたように発振が弱っている?ような気がするので、それに留意しつつバラして回路や部品を調査する。


sg402_02
 粗ニー&オワタ音響のラジオじゃないからネジを外したらすぐに開く(^^ メンテナンス性は高いか?


sg402_03
 部品面はこっち。何かラッピングが使用されているのだが…曲がりなりにも高周波回路でこれでいいのか?(^^; オレはイヤだな。ハンダ付けしてないところもあるし。てぬき。


sg402_04
 あれー?これには発振に3SK30B(日立)が使われている。おかしいな?こんな石が使われているはずがないのだが…。回路図に拠れば筆者が一杯持っている2SK55Eを使用することになっているのだ。

 で更に回路図と比較したら何と手持ちの回路図とは中身が全く違う事が判明した。何しろTRが回路図のは7石なのに対し現物は5石しか使われていない。違っているのは低周波発振回路が2石ではなく1石、電源の安定化回路が無いという事だ。改良されたのは内部変調の歪率改善と周波数安定度改善か。恐らくこれは旧タイプなのだろう。下手すると70年代前半の製造じゃないのか?またハズレを引いちまったようだな…(^^;


sg402_05
 がしかし!そんな事は大した問題じゃなかった。実は使われている2SC458の脚がマイグレで黒ずんでいるではないか。それも全部だよ!鼬の野郎とんでもねえ奴だ(^^; 所有していないFETは放置してもBJTの方は全部交換せねばなるまい。一度でも見てしまうと気分的に正常に動く気がしない。


★続く
 てー事で気軽に受けた健康診断でいきなりガンが発見され入院となりました。まあ自覚症状が殆ど無い初期段階なので大丈夫。次回は部品を交換してできればMODしたい。

記事検索
名無し・通りすがりは即削除
QRコード
QRコード
月別アーカイブ