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 2006年10月、アキバのジャンク屋にて300円でゲット。SiS650搭載、Soket478のM-ATXマザーである。勿論この値段だから不具合品で、AOpenマザーに搭載率の高いLelon製電解コンが液漏れしている。しかしHSDLではコンデンサの不具合だけなら故障とは呼ばない。せいぜいバッテリーが上がったくらいの感覚である。バッテリーだって3年に1度くらいは交換するのだ。コンデンサ交換だけで動くのなら300円は安い(当時)と思う。でも膨らんだ部分の交換だけではすまないのがHSDLのいつものパターン。


pip201
 何だこれは…フィリップス・セミコンダクタ(現NXP)のPIP201-12MというDC-DCコンバータICが使われている。第6世代ではこんなのは見たことが無かったので驚いた。最近のAM2や775マザーでは珍しくも何とも無いのだろうが…。パッケージの中にFETドライバとFETが入っている。しかしどうやって計測しようか(笑)。ゲートは無理だから出力ピンかな。このICが3個付いているので3相電源と言うことになる。まあs478としては標準的といって良いだろう。

 最大の問題は、このチップが死んだら完全に粗大ゴミと化すことだ。このICは一般には手に入らないだろうし、交換も比較にならないくらい面倒。筆者としては専用コントローラ+FETの方が好ましい。


lelon
 11個全てのLelon1000μF6.3Vが液漏れしている。コア電圧出力の松下FJ2200μF6.3Vは全く不具合は無い。しかしこの時期のAOpenは何で意地になってLelonを使い続けたのだろう。仕入れたコンデンサを使わないのも損だが、使って被害を出して補償する方がもっと損害だと思うのだが。結果としてAOpenは日本ではリテールから撤退することになったが、これはLelonと心中したとしか言いようがない(ひょっとしてLelonは関連会社なのだろうか)。


mx46
 交換後、特攻用の藁Celeron1.8GHzで起動してみた。無事に動いたもののあまり楽しくない。ベンチマークも第6世代と比べれば雲泥の差だが、消費電力も極端に上がっている(システム全体で70〜90W)。改造できる部分も余地も少ない。やっぱり自分には第6世代のマザーが面白く感じられる。恐らくこのまま放置されるだろう。もし実用するとしたら、消費電力的に北Pen4/1.6〜2.0GHz辺りが適当だろう。なおオーバークロックは2GHzまではできた。もっともパフォーマンス的に意味は無いけれども。コア電圧が何故か1.67Vしか出ていなかったのが気になる。


buhinhyo
 各部デカップリングって…(笑)。解析は面倒なので手抜きしている。交換の総費用は約345円、UTWRZ100μF10V(13.5円)と三洋WG1000μF6.3V(18.4円)が高くつく。三洋WG1000μF6.3VはルビコンZL470μF16Vや日本ケミコンKZH680μF25Vでも良かった。他人の修理分ならそうしただろうが、何となく手持ちだったので使ってしまった。


★今後の予定★

 あとコア電圧レギュレータ入出力用を換えれば全て交換したことになるが、松下は日本メーカーなので交換するのはもったいない気がする。LelonRXA2200μF16Vは交換要員がいないので保留。候補としてはニチコンPF2700μF16Vx3(ESRもリプルも厳しい)か、松下FC1000μF35Vx3(容量半減してしまうのがどうか)のどちらかに。