まずは動作テストと言うことで、FW6400GXにPII450Xeon(1MB)を装着してMEMTEST86+を回してみた。遅い。デフォルト設定とは言えメモリ転送速度が209MBと出ている。P!!!450(512k)だとBIOS設定次第で250MB近く出る筈なのでこれはかなり遅い。これでは440BX+Celeron566と変わりないではないか。要するにこのMEMTEST86の測定法ではL2キャッシュの大きさが反映しにくいようだ。やはりWindowsを入れるしかないのだろう。めんどくさいなあ。早くデュアル実験をやりたいから簡単に済ませようと思ったのに〜。

 それにしても、このFW6400GXという板は速くないようだ。ハードウエアとしては当時のレベルからすると上々といえるが、ソフトウエア(BIOS)が出来が良くない。CPUは何度も誤認識しやがるし、440GXの能力を発揮しているとは言いがたい。ちなみにTanner550(2MB)でも同じくらいの速度だったので、これはマザーがウンコな気がしてきた。というわけで第1日目は終了。


 第2日目、PII450Xeonが起動しない。P!!!450では起動するのでおかしいと思い、コア電圧を見たら何と2.7Vもかかっている。これで動かしていたのか?!それは死ぬわなぁ。でもその時点では確信は持てなかった。マザーのSlot2が死んでいる可能性だってある。

 ではTanner550を付けてみよう。これは誤認しながらも起動した。相変わらず200MHzとか馬鹿なことを言っている。どんな計算でも倍変でない限り200にはならんだろう。またPII450に付け替える。これでも2.7Vになって起動しない。完全に死んでるわこれは。

 仕方が無いので諦めてTanner550で実験を続ける。ところがまた起動しなくなった。大体がスロットの差し込み不良なので、何度も差し直したが起動しない。何回目かにふとコア電圧を測ると3.3Vもかかっている。何だこれは。終わってるジャン(笑)。

 Slot2は奥まで差さないと高電圧がかかるのだろうか。試しに奥まで差して電圧を測ると2.0Vになった。恐ろしい規格だ。だがこうも考えられる。このマザーはBIOSで電圧を弄れる(と言うよりジャンパレス)のでソフト制御なのかもしれない。BIOSが腐っているから高電圧がかかるのかも(やっぱりクソマザーだ)。筆者は昔からBIOSで全部設定するマザーが嫌いだった。電圧設定はジャンパーに限るよ。

 一日でXeonを二つ潰した(たぶん)奴は世界でも珍しいのではあるまいか。暫くはこのマザーは見たくないな。かと言って、今更他のSlot2マザーなど手に入らないし…。


 PIIXeonは解体なのです〜。しかしTannerは未練たらしくまだ持っている。マザーのせいということもあるからな。
p2xeon