恒例のスイッチング波形測定。まずはデバイス構成。VRMコントローラは第6世代では珍しいフェアチャイルド製(RCシリーズはオリジナルではない筈)。末尾の85がVRM8.5準拠であることを表している(と思う…予想)。FETを上下で変えているところが渋いですね。上がスイッチングスピード重視、下がRds-on重視と言うところでしょうか。この組み合わせはSAHARA3810でも見られた定番であります。


VRMコントローラー:FAN5056MV85
スイッチングFET上:FDB6035AL
スイッチングFET下:FDB7030BL


switch
 VRM8.5マシンなのでいつものCeleron300Aは使えない。そこでCeleron566(SL5L5,1.75V)を使用した。リンギングがあるが問題になる量ではない。オーバーシュートは少なくアンダーシュートも問題とはならない。L1外の5Vのノイズも少なかった。電源を見た限りでは良いマザーと言えよう。スイッチング周波数は298kHz。


core
 ついでにコア出力波形も測定する。リプルは少々残ってはいるが、それでも20mVに収まっているので問題は無い。出力コンデンサはまだ充分に機能しているようだ。