(CT6970への実施は2006年、書いたのは2007年の記事)


 OpenGLのベンチマークをよく走らせるのだが、HSDLのカードは大昔のビンテージ物ばかりなので遅い。Quadroでも買えれば良いのだろうが、HSDLの毎月の予算は1000円と言われており(笑)古い奴でも縁が無い。ここは自力で作ってしまおう。例の「Quadro化改造」という奴である。

 この改造は以前は非常によく見かけたが、VIDやFIDの「乗っ取り」と並ぶトッポイ改造なのでやりたくはなかった。今はソフトでも割と手軽に出来るけど、ハード改造の方が更に簡単で確実だ。下記写真は改造後のもの。


★クリエイティブCT6970
quadro
 これは初代Geforce256である。こんなカードは既にジャンク箱でもあまりいい顔は出来ないかも知れないが、HSDLでは充分に高速なカードだ。Quadro化でもう一頑張りしてもらう。改造は至る所で紹介されたので容易。カード自体は200円だった。

R101 → R97
R102 → R98

ct6970
 改造箇所はここ(基板裏面のROMの裏あたり)。SMD抵抗を移動するだけと言う、まさに素人改造。


★MSI MS-8817
q2_mxr
 Geforce2MX無印のカード。値段は道端ダンボール価格の100円だし、Quadro2MXRに化けてくれたらおいしい。メモリはあまり良くないが、全体の出来としてははまあまあ。MSIのビデオカードとクリエイティブのビデオカードは製造所は同じだと思われる。

R121 → R122
R123 → R124

ms8817
 これはちょっと判りづらいか。ヒートシンクを外さなくてはならない。しかし抵抗を移動するだけと言う安易さは変わらない。


★クリエイティブGB0010
 これはGeforce2GTSのメジャーなカード。当時300円だったので遠慮なく改造できる。これも回路はリファレンスそのものと言ってもよく、海外サイトの改造情報がアテになる。

R121 → R122
R123 → R124

gb0010
 同じく改造箇所はここ(電源付近)。SMD抵抗を2個移動するだけなので、特に何のテクニックも知識も要らない。ただハンダ付けが出来ればよいのだ。

2008年3月追記:…と思ったら違った。今回初めて使ってみたら(改造してから放置していた)、何を間違えたかGeForce2Tiになっていたのだ(笑)。サブIDは0151で、本当は0153にならねばならない。今更やり直すのも面倒だしこのままでいいか。充分に笑いはとれたと思う…。
gf2ti


 これ以外の改造はここを見れば詳しく書いてある。殆どのメーカーはリファレンス通りの回路だから迷うことはあるまい。

 という訳で、目に付いたGeforce系は全て改造してしまった。改造してもDirectXが遅くなる訳ではないので有益無害である。QuadroのOGL性能を一部落としたのがGeforceと言えなくもない。


注:実際は本物よりクロックがやや低いので、完全にQuadro互換と言うわけではない。特にMX系の安物カードはメモリがエンガチョだから”本物”にするのは余程の当たりメモリを引かない限り無理だろう。

GeForce256(120/166)
Quadro(135/166)

GeForceDDR(120/150x2)
QuadroDDR(135/150x2)

GeForce2MX(175/166)
Quadro2MXR(200/183)

GeForce2(200/166x2)
GeForce2Pro(200/200x2)
GeForce2Ultra(250/230x2)
Quadro2Pro(250/200x2)