★電解コンデンサ交換

 一応膨らんだコンデンサだけ交換する。危なそうな入力コンデンサも変えたいが、予算が無いので見送る。基本的にはオリジナルを尊重(最近のマイブーム)する。色もオリジナルに拘り、メインコンデンサは黒金の電解コンデンサ以外は使わないことにした。このマザーはCeleron533Aで余生を送る予定なのでTEAPOやOSTで全く問題なし。


c_out
 前回記事を書いてから気付いたのだが、何とこの左の2本の蟹コンもVcoreだった。メモリ脇なのでVmemと思い込んでいたが、スペースの関係で10φが付けられなかったのだろう。このあたりはP6STPに似ているな。他は右横の白黒(一般用)が5V、一番右の黒金(低ESR)がVmemの3.3Vだ。


unko
 何だこりゃ?どうやら既に修理の手が入った模様。実に汚い仕上げだ。正しいやり方を知らないかウルトラ不器用な人なんだろう。見ていると蕁麻疹が出てきそうだ。一時自作界で不良コンデンサ交換が流行った。その時にハンダ付けすら満足に出来ない者までが交換にチャレンジしたので、この時期のマザーにはこういうジャンクが多い。動かなくても良いからオリジナルが見たい、筆者のような少数派(というか筆者だけ?)ジャンカーとしては困ったもんです。


remove
 全部抜きました。8φの奴(CT30が2.5V、EC11はDVIに繋がっている)は頭頂部は膨らんでいなかったが、下からダダ漏れで基板を汚していた。頼むから上から噴いてくれ。判りやすいし汚れないからな。何のための防爆弁か。


cap2
 抜いた電解コンデンサ。うち3本がTEAPOだった。これが後から付けた奴らしい。蟹コンはもうどうしようもない末期状態で、容量は100〜200μF位(但しDC)しか残っていない。


cap3
 黒金色のチビデブタイプの手持ちがないので、TEAPOをそのまま流用した(但し位置は変えた)。CPUソケットのレバー周りは、背の高い電解コンを付けると当たるし折れる。8φの黒金色も無いのでIQ(OST)を使ったが、手持ち部品消費を目的とするHSDL改造としては珍しい。残りの10φはIQを抜いてきて流用した(色合せのため)。8φ用の使わない穴も埋めておこう。

 本当は無理やりZL3300μF10Vとか使いたかったんだが、このフォームで12.5φはいくらなんでも無理だった。曲がって付くのはカッコ悪いし情けない気分になる。もし付いた場合は全部日本製黒白仕様になっただろう(チョーいい加減じゃん…笑)。

TEAPO[SC]1500μF6.3V(流用)
10φ×15mm、55mΩ、1070mA
IQ[RLS]1000μF6.3V(S21Pから流用)
8φ×12mm、80mΩ、600mA
IQ[RLP]2200μF10V(AD11から流用)
10φ×25mm、36mΩ、1520mA


after
 電解コンは全て外し流用品なのでリード線が汚いが致し方ない。あくまでも黒金にこだわった結果だ。

 ちなみに富士山オヤジ(仮称)に喧嘩を売るためにリード線を短く詰めてみました(笑)。本当はこんなに詰める必要は無いのだが、これでも抜けたりすることはない。


 完成後、何も付けずにエージング通電30分、その後3時間放置してからSL46Tとメモリを付けてMEMTEST86+を数回回すがエラーは出ない。電解コンデンサが復活してきたら更に調子が上がるだろう。波形観測もしてみたが、オンボードデバイスが多くてなかなか安定した波形が取れない。スイッチング周波数は実測207kHzでほぼリファレンス通りである。

 入力コンデンサ部分はやはり1本では厳しいらしい。FETの寿命はあまり長くないだろうな。尤もそれらが死ぬ前にこのマザーは廃用になるだろうが。


★残された「改良したい部分」

AC97周りの10μF50Vを交換したかった。それとCT22に10〜22μF10V以上のタンタルを追加したい。カップリングコンの10μF2つは音に直接関係するが、高級とか低級じゃなくて容量を良く考えなくてはいけない。この容量だとローインピーダンスの負荷ではろくに音が出ない(何でも良いからアンプを繋ごう)。これは周波数特性と言うかインピーダンスの問題なので、高性能(高額)コンデンサでも、10μFでは10μFの音しかしない。

▲船奪廛札奪販△離妊ップリングコンが全て省略されていたので、何となく見栄えのために付けたい。

K粗のVcore、Vmem3.3V、Vtt1.5V等、残った蟹コンも換えたかった。



★おまけ

 前回「鱈対応もオファーがくれば可」と言うメーカーの告知を書いたが、対応を証明するのがこの最終BIOS。ちゃんとノーマルで鱈対応になっている。VRM(8.5)次第と言うことだろう。

2095bios
 元から入っていたのは初版BIOS(上)である。もしかしたらノーマルでも行けるのか?ってことで最終BIOSを入れようと思ったが、何故か違うシステムだと怒られてしまう。やはりハードウェアが全く違うのだろうか。もしかして潰してある怪しいジャンパを起こせば動くようになるかも?(試していない)

 仮にピンマスク等で動かしたとしてもGHz台の実用は難しい。このVRMは鱈をブン回すにはあまりに弱すぎる。特に入力電解コンがヤバイのでパワーMOSFETが発熱して燃える可能性が高い。不慮の災害に対応できない人は安易に試さない方が良い。まあ趣味だから試して痛い目に遭うのも楽しみの一つかも知れないが(勧めない)。



 てことで完成しました。