synergy2_1
 先日間違って?買ってしまった物件。外見は何の変哲も無い地味なTNT2搭載カードである。WS440BXにて動作チェック…問題なく動いた。この時期にTNT2ごときが100円だから動かないと困るのだが。


memory
 しかしよく見ればその辺の普通のTNT2カードとは違うのが判る。その際たるものがこのメモリ。何と贅沢にも5.5nsの物が搭載されている。普通に考えれば183MHzでTNT2ULTRAに相当する。ちょっと期待が膨らむ。頑張って200MHz位で動かないかな。


synergy2_2
 裏面はこうなっている。富士通へのOEMっぽい(CELSIUSかな?)。写真ではよく判りづらいが、実は基板のTNT2チップ裏の部分が変色している。以前TNT2M64のカードでも見られたが、やはりこのシリーズはファンレスはかなり厳しいようだ。


as1581t
 電源はALPHA SEMICONDUCTORのAS1581Tである。P54C/P55C時代のVRM用シリーズレギュレータICである。TNTの頃からAGPバスの3.3Vでは足りなくなってきた。i440LXを中心としたマザー炎上事件を記憶している人は多いだろう。これらのマザーは3.3Vを5A以下のシリーズレギュレータで作っていた。TNTはVcoreで3.3Vバカ食いなので燃えたわけ。このカードはVcore(TNT2は2.5V)をこのAS1581で作っているので燃えたりはしない。但し815系マザーでは動かないのがある。


rubycon
 電源出力コンは三洋CV-AX220μF35Vか?長年のジャンク箱生活で傷だらけで、加えて10年物なので寿命的にも交換する必要がある。ボード上のアルミ非固体電解コンはこの3つだけで、あとは全て10μFのタンタルコンデンサが使われているのがポイント高い。タンタルと言っても一般用のSCEなので大した事は無いが、SMDアルミ非固体電解とは本質的に比べ物にならない。SMDアルミ非固体電解は犯罪的に寿命が短い。

 基板(6層)はSMD仕様だが、メインコンデンサ部分は10φのラジアルリードタイプも使用できるようになっている。交換するとしたら、在庫ではルビコンYXG220μF25Vか。容量は増えるがサイズ的にはルビコンZL470μF16Vも良い。三洋WG1000μF6.3Vでは明らかに奢り過ぎ。


l1
 画質を維持するため?FBがR(0Ω)で置き換えられている。このため画質は良いが、ケーブルからのノイズ放出はやや大きい可能性がある。


fan
 ここに5V冷却ファンを繋ぐことができる。裏面写真の所に書いたようにノーマルだとかなり発熱するので、目一杯使う場合はファンを付けた方が良い。


 全体的に丁寧な造りで、流石に一流メーカーのELSAだなあと感心させられる。ついでだからチョイと動かしてみよう。WS440BX+SL3S9+98SE、ドライバはNVIDIAリファレンスドライバ53.04である。3DMark99(DirectX6)当時ならハイエンドの環境だ。この頃はまだVGAカードに明日の夢があった。

hdb
3dm99
3dm2000
*下はTNT2のクロックを150/183に上げた時

 FR1.01(3D)は5.942、3DBENCH2は993.7だった。どノーマルのTNT2でも結構な数値が出るものだ。2Dの画質は特に問題なく普通。AGP×4対応でファンレスなので暫く常用テストカードとして使ってみる。しかしPシェーダは無いのでやはり100円の価値は無い。それが理由で起動しないベンチマークソフトが多数あるし…。