続・古のマザー② BKi810(その1)
続・古のマザー② BKi810(その2)
PC Chips BKi810 もでφ(その0.1)
PC Chips BKi810 もでφ(その0.2)
PC Chips BKi810 もでφ(その0.3)


 前回までの粗筋。BIOSが上がらないBKi810のコンデンサを全て交換した。しかし動かないので動作はアッサリ諦めた。KA7500BのDC-DC実験台という事で出力コンデンサを交換してみた。その過程で低インピーダンスコンデンサの威力を知る。次にインダクタを交換する実験の最中にダミーロードが壊れた。最初からやり直しじゃないか(^^;


★やり直し
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 前計画ではPF×3だったが、もっと劇的に大げさな奴を付けたいという事でKZHで行くことにした。本数も3本ではなく限界の4本に増やす。総容量22400μFとなり、こんなに大容量を積んでいる市販P6マシンはないだろう(注)。基板パターンがよろしくないのは気になるが、電流を流してどんな挙動を示すのか楽しみだ。

注:よく使われている1500μFだと15本分で、鯖機でもありえない本数(^^;ESR的には大した事は無い(3.25mΩ)のだが。これはもうバカ実験に近い。


★動かしてみたら…
 前回までの50mV/divレンジだと全く変化が判らない程になってしまったので20mV/divとした。なお新CPUダミーは懐かしのSL4PBである。これは動作しないが、Vcore1.70VどころかVtt1.5もVclkも全部流れているのが笑える。発熱は正常な物と変わらないのでダミーロードとしては格好の物件だ。


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 流石に定常リプルは少ない。前回までの計測レンジならほぼ真っ直ぐに見えると考えてもらいたい。ここまでは大成功、これで出力コンは確定か?


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 電源を入れて波形を眺めていたらいきなり発振した!ESR=13/4mΩではKA7500Bが耐えられないのだろうか。これでダメならWG等でも当然ダメという事だな。デッドラインは概ね4~5mΩ程度か?本数を3本に減らすかは暫く慣らし運転をしながら考える。定常リプルも少ないし、何より面倒なので出来ればこのままで行きたいのだが。

注:オリジナルTL494には位相補償は内蔵されていなかったハズ。このKA7500Bも内蔵されていないのだろうな。μPC494には極が内蔵されているっぽい。


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 上が発振波形、下が正常波形拡大図。位相補償といっても各部の特性が全く不明なので計算できない。カット&トライは面倒なのでやりたくない(^^ 電源を入れたばかりの時に発振しないのはESRがまだ高いから。動かしているうちに段々とESRが低くなり発振するわけだ。低負荷のセレロン300Aだと発振し、河童セレ600(SL4PB)だと殆ど発振しない。負荷の周波数に依るのだろう。


★さらに続く
 VRMの発熱は河童セレだとかなり大きい。やはりこのVRMはメンドシノセレ専用なのだろう。河童の場合は最低でも20A程度のSBDに交換しない限り、夏場の安定動作は期待できないかもしれない。よく見ると熱で基板が変色してきたような気がする。30AのSBDは秋月に売っているが、いつものようにモールドタイプなので使い物にならない。この程度の電流で12V入力はやはりイカンなあ。どうしても単一に拘るんなら5V単独がいいと思う。12VはステップアップDC-DCで誤魔化せば良い。12V+SB5Vより電源も単純になるし、コスト的にも有利だと思うが。