古のマザー ECS P6ISA-II
古のマザー ECS P6ISA-II(その2)
古のマザー ECS P6ISA-II(その3)
古のマザー ECS P6ISA-II(その4)
ECS P6ISA-II MOD編その1
ECS P6ISA-II MOD編その2

 大震災の影響で完璧に放置された自己満足記事の決定版。フツーの人は期待して読まないでください(^^ 前回までは「チビコン中コン全交換」でリフレッシュ、「ヒューズ実装」して安全性を高めた。今回は入力コンデンサも交換する。


★改造の前に
cooler
 暑くなってきたので、CPUクーラーをいつものリテール改静音クーラーから、SocketA用の大型クーラーに変えてみようと思った。付くには付いたが問題がある。


tsume
 爪がよく引っかからない。何とか付いているが不安だなあ。やはりAより370専用が望ましい。とりあえず止まっているので気にしない方向で。バラックだと上向きなので取れても実害は少ない。


atari
 しかしこれはまずい。TC8が完全にCPUクーラーに当たっている。このまま熱せられるとコンデンサも熱せられることになる。まあ60℃以上になることはないだろうが、当たって曲がっているので気に食わない。


pll2
 ここは大丈夫みたいだね。わざわざ固体を使った意味があるというものだ。


 TC8も固体コンに付け替えた。しかしこのTC8は何の意味があるんだろう?(^^; 無くても良いように見えるのだが…。とりあえずこれでクーラー問題は片付いた。P!!!1000で静音クーラーを使ってみたが、気温35℃のこの暑さでも問題ない。ファンが止まっても夜なら動いている。バラックだから当たり前と言えば当たり前だが。


★現状保存
p6isa2_wf1
 ダミーのSL4PBを載せて波形を観測する。この石は全く起動せず、常時一定のコア電流(11.5A)が流れるだけのCPUだからデューティ比が安定するのだ。但しVtt1.5Vが規定より大幅に流れる。この事実からこの石は信号系がショートモードで壊れたのだと思われる。この波形が改造によってどんな変化を見せるか楽しみ。基板設計は良くないが、改造で全く変わらない事はあるまい。

LL1外波形:容量は少ないがTC4を増設したお陰で大きな破綻は無い。ヒゲが多少見えるが、これは入力コンデンサの交換で△稜鳩舛魏善すれば減少するだろう。この波形の高周波が大幅に減衰したものがUSBバスパワー5Vに現れる。このマザーは問題無さそうだ。

⊂綢Ε好ぅ奪素鳩繊G-Luxon LZが草臥れてきたのか?それとも元々の力不足か、ちょっとリプル・サージ共に大きめである。理想はこのGA-7ZXR(改)D815EEA(改)位になれば良い。但し市販製品的にはそこまで良くする必要は無い、いや悪くはないけど資金を投入するのは無駄。良くするのはプロのお仕事ではなくアマチュアの趣味の世界。

スイッチング波形:この波形がインダクタに入力される。オーバーシュート、アンダーシュート共に大きめ。上がりきる直前にミラーエフェクトによる微妙なギザギザの乱れも確認できる。以前測った時より大きいが負荷が違うので気にしないように。このサージは多少大きくても出力インダクタに入ると消えてしまうので心配はない。だが出力に出ないとは言え、高周波ノイズとして一部が「どこか」に放射されるから気にはなる。スイッチングノイズのEMI防止のためにスナバが入っているマザーもある。FCC等の認定を取るのは大変だ。あらゆる可能性を疑わねばならない。

CPUコア電圧波形:これは出力コン足部分の波形。この位ならCPUの動作に全く問題はないが、△汎韻犬アマチュア的に理想を言えばもっと平らになってほしい。あと線が太いのはプロセッサ側のDCが不足しているために高周波が漏れている。ソケット内にMLCCを貼ると幾らか線が細くなるはず。今まで見てきたECSのマザーは殆どがCPUの高周波DCが不足していた。このマザーも例外ではないようだ。


★入力インダクタ弄りは中止
ll1_nor
 BKi810の調査の結果、入力インダクタ省略は「全く使い物にならない」という診断結果が出た。あれはVRMが12Vソースだったが、この5Vソースのマザーでも同じ事だろう。むしろもっと強化した方がいいのかもしれない。抵抗分が気になるくらい大きくしたらどうだろう。AOpenやASUSのマザーでVRM出力と同じ奴を見た事がある。大きくしてもスイッチング周波数からくる限界はあるだろうけど。ベストはどの辺りなのか試してみたいけど、周波数全般だとスペアナを用意しなくてはいけない。ベストの定数はリファレンスとは違った意外な数値になるだろうと予言しておく。


★入力コンデンサ(TC3,7)交換
 今回のメイン、入力の草臥れたG-LuxonLZ1500μF6.3Vを交換する。書き始めた時点では一般用で遊ぶ計画だったが、去年既にBKi810でやってしまったので計画中止になった。つまりこの記事はBKi810の記事より先に書き始めたということですね(^^; それはさておき、代わりに金をかけずに何処までリプル低減できるか試してみよう。


lz1500uf
 LZ1500μF6.3V×2だが本数が足りない。LL1の外にTC4を追加したのでお釣は減っているが、上側スイッチの為には3〜4本位は欲しい。しかし基板にはコンデンサを追加できるパターンは無いので我慢するしかない。メインのTC3、7にはKZE1500μF6.3Vを使用する。背が高くなるのが非常に不満だが性能的に致し方ない。これは遂に一度も起動することが無かったD850MVの遺品である。


kze
 コイツの為に残しておいたKZE1500μF6.3Vである。入力コンデンサには最も重要なリプル許容量もソコソコある。2本しか立てられないので「これで充分」とは言いがたいが。


★次回に続く
 今回の改造でVRM入力部分はNCC化が完了した(^^ IRL3103もさぞかし喜んでいるだろう。USB5Vバスパワーへの好影響ももちろん期待できる。