古のマザー ECS P6ISA-II
古のマザー ECS P6ISA-II(その2)
古のマザー ECS P6ISA-II(その3)
古のマザー ECS P6ISA-II(その4)
ECS P6ISA-II MOD編その1
ECS P6ISA-II MOD編その2
ECS P6ISA-II MOD編その3
ECS P6ISA-II MOD編その4

 そろそろ読者の欠伸が聞こえてきそうだが「知ったこっちゃねえ」(^^ 暫く修理記事しか書いていなかったが、こういうどうでもよい実験がHSDLの持ち味。役立つPC情報などはこのブログにはありませんです。


★出力インダクタ
ll2_nor
 出力コンデンサを大容量にする予定なのでインダクタンスは減らす方向で。コンデンサ交換とインダクタ交換はセットで行なわねばならない。今回はコンデンサ大容量化のための下準備と言える。チビチビ換えると効果が分りにくいので、いきなり大幅にガツンと減らしてみよう。ノーマルの3.5μHからどのくらい下げるか?


inductor
 ジャンク箱を漁ったらいろいろ出てきたけど…。複数ある奴で試してみよう。左からD850MVの出力L、S21Pの出力L、EP-8KTA+の出力Lである。

D850MVの出力L
 外見からするとT50-2だと思われるが、その場合AL=4.9しかない。9回巻きなのでインダクタンスは0.4μH、VRM9.xなら珍しくない値である。もちろんこの値は電流が流れていないときの値で、流れた場合は更に減少する。VRM8.x系として見れば無謀に近いインダクタンスだが、逆に出力容量は異例に大きいのでバランスはいい(かも知れない)。

S21Pの出力L?
 コアはT60-19(34.5)互換品。7回巻きなので約1.7μHとなる。

EP-8KTA+の出力L
 T60-52(47)互換品。5回巻きなので約1.2μHとなる。今回の目的にはピッタリか。

ll2_mod
 交換しようと思ったらEP-8KTA+の出力Lは足が太いので穴に入らない!実にマヌケな事態となった。仕方が無いので、ベストではないがS21Pの出力Lを使う。何ともしまらない落ちだ。これでも25Aに耐えられるからいいか。一巻き解いてもいいが、デペントかけるのが面倒くさい。暇なら全くオリジナルのインダクタを製作してもよい。


★MSI化
 MSI化とは小容量数本をまとめて大容量1本に集約する事で、HSDL用語なので覚えなくていいです(^^ 外見的にはコンデンサが疎らになる。まあGIGABYTEもGA-7xxxで似たような事をやってるけど。あれは1500μF×9(又は7)を3300μF×4(又は3)で置き換えた極悪仕様だった。閑話休題、

 ノーマルVRM出力コンはLZ1500μF6.3V×6だが、これを強引にKZH5600μF6.3V×3にしてみる。容量は倍近く、インピーダンスは半分程度になっている。恐らく低電圧性能は上がっているだろう。電圧をSAGEたい人には容量アップは有力な手段となる。OCに於いても昇圧せずに限界近くまで上げられるかもしれない。


kzh5600x3
 12.5φだが3本なので直付けできる。ESR≦4.3mΩ、容量16800μFだから計算上は充分実用できるように見えるが、部品を置く位置によってはそうならないのがアナログ回路の難しさ。定常リプル(静的リプル)だけなら主にESRとLとスイッチング周波数で決まる。改造版VRMの計算上の静的リプルは1.70Vの時20mVになる。

 隙間に8φのアルミ電解が入りそう。ここに330〜470μF程度の固体コンデンサを入れればパーフェクトだが、そんなもったいない事は出来ない。代わりにKZH390μF25Vを差してもいいかも。見かけはなかなか刺激的だ。なお外見が変わってしまったが、これは中間過程なので完成形とは違う。


★一応VRM完成
 これにて一旦終了。本当の完成形はVRM出力が10φ×6本になる予定だが、HSDLの常としてこのままで終わる可能性も高い。もし他人に譲渡する場合は最後までやるけど…。

追記:これを書き始めた頃にテストで使っていたSL3XWが死亡?した。とりあえずSL44Jを後任とするが、クロックが違い過ぎるので困ったな。死ぬならCeleron566だけにしてくれ。