古のマザー ECS P6ISA-II
古のマザー ECS P6ISA-II(その2)
古のマザー ECS P6ISA-II(その3)
古のマザー ECS P6ISA-II(その4)
ECS P6ISA-II MOD編その1
ECS P6ISA-II MOD編その2
ECS P6ISA-II MOD編その3
ECS P6ISA-II MOD編その4
ECS P6ISA-II MOD編その5
ECS P6ISA-II MOD編その6
今日のP6ISA-II[2011/09/14]


 前回計測で気になったD2.5Vは現在も2.46V近辺をうろついている。これは信号系なので電圧は正確でなくてはいけないのだが、ノイズは僅かに低くなったのでその分でカバーできるかもしれない。このD2.5Vの回路は非常にテキトーなので仕方が無い。21世紀にもなって431+ディスクリートでシコシコやってるんだから信じられない。普通の設計者なら1117一つで済ませる所だ。その方がはるかに高性能で安くスペースも食わないし故障率も低い。当該回路は百害あって一利ない。


★サウンド計測
s201109031
 いつものようにフロアノイズを見る。水色のラインが2011/03/10のもので、赤いラインが今回2011/09/03のもの。実に微妙な差だが、オンボードで地続きだとこの辺りが一杯なのかもしれない。AC97規格自体の限界も勿論ある。全体的にノイズは下がっているので改造効果は充分にあったと信じる。これは前回のサウンド部の改良だけでなく、全体の改造が効いていると思われる。


★おまけ1:測定条件について
 愛読者(^^ のUTさんから質問メールをいただきました。

Q:(〜前略)測定サンプリング周波数は?(後略〜)
A:Wave Spectraデフォルトの4096。以前、試しに上限の65536でやってみたんだけど…。

sample
 黒ラインが4096、赤ラインが65536サンプルだ。ご覧の通り全体的に-10dB以上レベルが落ちてしまう。どちらが正しいのか分らないが、以前からの互換性もあって4096でやっている。ちなみに横軸がリニアなのは好みもあるが、うちの計測目的が音の追求ではなくフロアノイズ計測に特化しているため。対数の方が下が見易いから可聴音の場合は都合がいいんだけど。設定は深い意図に基づくものではなく便宜上のものだ。


★おまけ2:悪いAC97アナログ電源の例
 第7世代のマザーは色々な手抜きがまかり通っている。VRMで言えば例のフェライトバーに代表されるが、このAC97コーデック周りでもセコクやってくれます。

ac97_kuso
 あの欠陥マザーD850MVのAC97コーデック周り。右の方にTO-252のランドが見えるが、実はこれが78M05の実装予定地。実際はこのマザーでは省略されて、PCIの5Vからフィルタも通さず流用している。ネットバースト時代はCPUだけでなく、サウンドなどあらゆる面で酷かったわけだ。あんなのよく使ってたよな〜(^^;

 ちなみにVRMのフェライトバーも音源の手抜きも8世代以降は見られなくなってきて、現在ではこんなひどいマザーは見た事が無い。入力インダクタは既製品を使うようになってきたし、HD-AudioはAC97に比べて規格が厳しい。製品によってはコーデック周りが全固体になったりして、言うまでもなく低ノイズ化している。色々進歩してよかったね(^^