今までALC201のドライバはXP内蔵を使っていたが、「リファレンス・ドライバの方が音が良い」と聞いたので入れてみた。HSDLの事だから音には期待していないが、何らかの変化が出るならそれは面白いと思った次第。試したのは記事執筆時点の最新ドライバであるVer4.06だ。


noise_406
 いつものようにフロアノイズを測定した。黒が2011/03/10バージョンで赤が今回のモノだが、何とノイズが明らかに改善されている。今までのせこいハードウェアの改造努力をあざ笑うかのように…(^^; 逆に言うとソフト次第で酷いものになる可能性もあるって事だな。だがしかし、これで喜んだのもつかの間…。


3tone_406
 WaveGeneで(1、10、20kHz)を入れたらまたビックリ、多信号特性がかなり悪化しているじゃないか。波形を一見して分るくらい騒がしくなっている。これだとRMAAの評価は下がりそうだ。がくー。これで音楽を聞いたら歪っぽい音になるだろう。ロック系は違いが分らないかもしれない。ソースによっては良くなったと感じる奴もいるはず(^^;


rmaa5_406a
rmaa5_406b
 RMAA5.5は予想通りIMDが悪くなっている。総合評価はGoodのままだが、これだけ悪化すると、低ノイズも取り立ててメリットとは呼べなくなった。素直にXP3内蔵に戻すか?


noise_asio
 調子こいてASIOドライバ(4ALL)も入れてみた。16Bitが使えなくなったので24Bitだが変化なし。ローレイテンシの方も特に良い影響は感じられない。とりあえず内蔵AC97でも動くのが確認できたのは収穫。ただし変換にCPUパワーをかなり食うのでSL46Tでは重い。こうして波形を表示するのも動きが落ちるのが分る。


3tone_asio
 Realtekドライバと変わりは無い。ASIOがパスするのはミクサだけなのでノイズやIMDには影響が無いのだろう。再サンプルが高品質になるのは事実だが、48kHzから44.1kHzに再サンプルしない場合は入れても意味は無いかな。

 ちなみにRMAAは何故かASIOがグレーアウトして選択できなかったのでパス。たぶん変わらないとは思う。


 ということでドライバによる差は確かにあった。しかし新しいドライバは良い方だけに向かうわけではなく、悪い方に転ぶ場合もあるという事だ。勉強にはなったが徒労だったな。今回のテストから考えると、XP3の内蔵にASIOを組み合わせるのがベストか?

 ドライバでも差は出たが、やはり根本的に音質を左右するのはD/A・A/D変換に他ならない。D/A・A/D変換で悪化した音は、その後どんなに良い信号系に入れても良くはならない。忠実に悪い音が再現されるだけだ。つまり変換品質を上げない限り、どんな高級オーディオパーツを使っても音は良くならない。