ML115-G5と言っても中の人だけ。友人がジャンク屋で手に入れた物を借りてきた。動作するか不明なのでまずは動作チェックから。見た目は普通に動きそうに見えるのだが油断はできない。ML115の内容についてはまとめサイトがあるくらいなので省略。


★CPUテスト
le1640b
 まずはCPUだけ外してM2A-VM/HDMIに付けて動かしてみる…動いた。これで元は取れたかな。テキトーにFSB230で動かしたらご覧のようにデュアルコアのE1200や4200+よりぶっちぎりで速い。流石に3.1GHzクロックの威力だ。今回はリテール並みのクーラーだが、クーラー次第ではまだまだ上が望めそう。ウィンザーでも定格3.2GHzまで行ったのだから、それより新しい(2009年週)これが行かない筈は無い。


★FOXCONN製オリジナル・マザー
 これがなかなかの難物だ。オリジナリティ溢れ過ぎてよく解らない(^^; ジャンクを弄り慣れている人はまだしも、「PCなんてよく解りましぇーん」の初心者は買わない方が良い。PCB FAB Revは0Bである。


vrm
 VRMは4相+1相で電解コンは全固体式。使用コンデンサはFP-CAPだ。


f_io
 この辺りに電源スイッチを繋ぐのだろうか。サッパリ解りません。

 見えないけどNFP3400という謎チップセット。コア的にはnForce 570 SLIと同じらしい。コイツのせいでいろいろトラブルが発生するらしいが、筆者は使い込んでいないので本当に問題があるのかは分らない。安いマシンは何故か初心者が群がるので、使ってる奴が頭悪いだけという可能性も拭えない。我々はネットユーザーの評判は殆ど信じない。


sm4210
 ServerEnginesのPC切り替え用チップSE-SM4210である。リモートで鯖を管理するための機能が内蔵されている。実はこの中に懐かしのMatroxG200が入っているのだ。G200と言っても勿論昔のままではなくG200eと言う鯖用だ。V-RAMは横にあるDDR2チップで32MB搭載している。何で的なんだろう?通常ならRage等が使われるはずだが。


bcm5722
 現代風にブロードコムのギガLAN内蔵。


sata
 この野郎、IDE(PATA)がねえぞ。FDDも無いし困ったもんだ。BIOSクリアがタクトスイッチになっている所が笑える。そんなに頻繁にクリアしなければならないのか?


★テスト
 CPUは完動なのでマザーのチェック。…何だよコイツ、SATAオンリーの上にFDDも無いのか。最低でもUSBブートはできるんだろうな。その前にCPUクーラーの取り付けを何とかしなくてはいけない。このマザーのCPUクーラーは専用品で、AMDリテールクーラーは付かない。仕方が無いのでクーラーは置くだけにした。ところがファンのコネクタが4ピン専用で3ピンは挿さらないようにできている!何でこんな仕様にするんだろう。

 結果を言うと一応起動した。しかしVGAコネクタがブチ当たってPS2コネクタにキーボードが挿さらないとか、USBだと利かないとかで、ウチではどうすることもできなかった。写真も撮れずじまいで残念でした。メーカー機の専用マザーは嫌いだ。


★終了
 やっぱりML115は専用ケースに入ってこそ、だな。マザーだけだとATX規格外で使いにくい部分が多い。HSDL的にはレガシーフリー(HDD&FDD)なのが気に食わないが、こればっかりは時代の流れなので仕方が無い。諦めてSATAとUSBを使いましょう。