ビデオカード修理(CT6970編)

 番外練習編。


★事の起こりは…
 前回の記事を読んだ人から、
>モールドパッケージを削ってピンを付け足す
 これってどうやるのでしょうか。どうせ捨てる気なら一度やってみせてください。自分の奴もやってみたいので。

 と言うメールを貰った。自分でやる気があるんなら、我々にやらせなくても自分でやってみればいいんじゃないか?「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と思ったが、確かに捨てるならどうでもいいので「やってみよう」という事になった。だがその前に。


★さーて、マジメに練習でもするかな(^^
 樹脂モールドだからカッターナイフでも切れるんじゃね?等と考えているおバカさんは居ないだろうけど、これは殆ど石みたいに固い物体なので砥石で削るしかない。粉塵には充分注意しなくてはいけないな。いつもの中華製1980円リューターで削ってみよう。


renshuu1
 ありゃ?脚がスッパリ消えちまったぞ(^^; リューターが安物で軸ぶれしまくりなので精密な作業は厳しい。周りにある関係無い部品も2、3削れてしまったではないか。まあそれは想定済みだから練習しているわけだが。

 前に脚を繋いだ時は脚折れと同時に割れかけていたのでポロポロ取れて楽だったが、今回はパッケージの形状も違うので厳しい。元々筆者は生まれついての不器用なので精密作業は向いていない。電機関連の人よりも歯科技工士の人とかが向いていそうだ。もっともこの道具では誰がやってもロクな物にはならないだろうけど。


renshuu2
 これならどうだ?だいぶんサマになって来たぞ(^^ しかしやっぱり脚が削れてしまう。ある程度削ったら手作業で鑢を使った方が良いのかな。

 削った後に線をハンダ付けしてみた。やりにくいな。細いのは当然としてもハンダが乗りにくいのが参る。他の線はちゃんとレジストした方が良さそうだ。


★精神的疲労が激しい(^^;
 という事で冒頭の読者の人、脚折れの修理は充分に可能と思われます。しかし時間の無駄だから止めといた方が良いと思うけど。筆者らは何が起きてもブログネタになるのでいいんだけど。素直にメモリ交換をお勧めします。