本当に久々の「続・古のマザー」シリーズである。調べたらAbit BF6以来9ヶ月ぶりだった。

 もう2年も前に手に入れたGIGABYTEマザーだが、先日もう1枚手に入れたので漸く書く気になってきた。今回の記事は以前手に入れた古い方を見ていく。


★概要
 この文章はレビュー記事ではないので、機能や使い勝手など一般的な事は書かない。検索でもして他のサイトで調べよう。
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=1385


ga6oxt
 既にPentium犬845が発売された後に出た、P6の掉尾を飾る最後期のマザーである。勿論テュアラティンに対応している。但し鱈鯖はi815なので正式対応はしていない。未対応でも普通に動く事は動くが。基板はこの時期としてはスリムで、同じ815のGA-6OXM7Eのような幅広ではない。HSDLまな板にすっぽり収まってしまう。シンプルでAC97以外のオンボード機能は無い。


yangan_ya3
 お馴染ギガブルーの基板は台湾Yang-an Electronics(現T-Mac Techvest PCB)製4層基板である。2002年41週製造。HSDL所有のGA-7ZXR(1.0)と同じ基板メーカーである。今の今まで気づかなかったけど、GA-7ZXRの方が2年も前に製造されている。6OXTの方が新しいのは知っていたけど随分世代差があるんだなあ。ジャンク市場には意外にタマは豊富である。OEM向けも含めて生産数はかなりあったんじゃないか。


★VRM8.5
vrm8r5
 VRM8.5ではおなじみと言うか、スタンダードなFAN5056MV85である。8.5専用チップなので特に問題点は無い。

 上下スイッチのPowerMOSFETは上下ともにインフィニオンIPB15N03Lである。シングルなのでそれなりの優秀な奴かと思ったが、RDS_onは案外大した事はないというか6030と殆ど変わらない性能だ。しかしCissが850PFしかないのでスイッチングは強烈に速いハズ。

 入力インダクタのコアはT50-52相当品で9回巻と少々多い。VRM8.5の大電流に対応するため3本巻になっているのがポイント。出力インダクタT60-52相当品もちょっと巻き過ぎではなかろうか。これでは急変動で窒息してしまうかもしれない。もっとも鱈を使うなら急変は無いからこれでいいのだろう。何しろ後ろが頼りない(CHOYO[XG]×4)ので巻き数を減らせなかったのか。


gsc_sanyo
 VRM入力コンデンサはいけませんな。3本立ては良いとしても銘柄が悪すぎて既に膨らんでいる。他はCHOYOとG-Luxonなのに何故ここだけGSC[RE]を使うのだろう。VRM入力は固体でも使いたいくらいの所である。せめて日本メーカー製を使ってほしい。入力コンデンサに省略は無く設計通りに実装されている。膨張してはいるが、破裂するか下から漏れるまでこのまま使うか。後期対策版?は入力コンデンサがGSC→SANYOとなった。三洋と言ってもCAなので大した事はないが、少なくともGSC[RE]とは比較にならない信頼感がある。これなら入力は容易に膨らむ事はないだろう。

 VRM出力コンデンサは位置が疎らで、どれがVcore出力なのか判りづらい。設計では7本付くようになっているが、実装されているのは3300μF×4本である。1本だけ膨らみかけているが、入力と違ってユーザーが排熱をマジメにやれば膨らむ筈の無い所である。VRMの仕様は1.05〜1.825V、MAX Consumption=28Aであるが、EC34,35,36が省略されているため28Aは不可能だろう。省略分は1200μF6.3V×3だったようだ。


★CPU周り
socket370
 ソケット内のDCはターミネータが邪魔になったとは言え情けない。ソケット周りにも無いのでかなり弱い。


cpu_dc
 裏はDCされているが、設計で付いていた物は生産では外されてしまった。定格で使う限りは問題ないが、我々はFSB166で使うのでこれではアカン。


★チップセット周り
mch_dc
 チップセットは裏面で意外なほどしっかりとDCされている。FSB133迄で問題が出ることはまずないだろう。


★メモリ周り
 リファレンス通りDIMM3本。元々512MBしか載らない815なので必要充分。Vmem_DCは並み以下である。EC45,46しかない。SDRだとOS-CON等ポリマー系は向かない。一般的なアルミ電解で充分である。


★クロックジェネレータ周り
ics950508
 これがPCIクロック比1:5の原動力とも言うべきICS950508BFである。DCは相変らず安いアルミ電解でイマイチ。この辺りはやり直したいね。このクロックジェネレータは試作版のRev0.1では蟹のRTM560-50Rが採用されていたらしい。これは換えて正解だったね。


★PCIバス・スロット
 PCIバス・スロットのDCは以前からGIGABYTEが重視する部分だが、このマザーはギガらしくなくアッサリ。この辺りは使用状況に依るので何とも言えない。HSDLではネットワークアダプタ以外は差さないので関係ないと言えば無い。


★サウンド
ac97
 AC97コーデックチップは既に蟹さん時代のALC101である。アナログ電源があまりよろしくないので改良の余地がある。具体的には0.1μFが1つだけの入力コンを強化したい。もちろん出力も趙楊なので換えるけど。


★以下次号
 ちょっと長くなったので続きは次回。