A8V-E DELUXEもでφ(その0)
A8V-E DELUXEもでφ(その1)


 依然として全く動く気配の無いA8V-E DELUXE。いい加減に動かねえと捨てちまうぞ。昔ならともかく、Socket939は今はランパチもあるんだからなm9(^^ あ、でもヌフォマザーしかないな。ちなみに部品は一部のパワーMOSFETとヒートシンク以外はゴミ。金属ゴミでリサイクルするくらいしか役に立つものが無い。この時期としては粗末な部品と言える。


★ソケット開けちまえ!
socket_ware
 ムカついたので遂にCPUソケットを開けてしまった。予想通り一部割れた(^^; が仕方が無い。これで洗剤をぶっ掛けてまた掃除する。


socket939
 いやー何かスゴイ眺めだね。カバーは軽く引っかかっているだけなので外すのは簡単っぽい。それなのに何故か壊れたので癪に障る。既にテンションは地に落ち、このマザーは見なかったことにして破棄する気にもなる。この状態で洗剤とブラシを使って掃除したのだが、相変らずノーテンキなコード(06、16)を表示して動こうとしない。どうも完璧に舐められているようだ。

 理論的には出力コンの寿命により起動しなくなる事は充分にありうる。しかし今まで数千枚の故障マザーを見てきて、VRM出力コンの寿命によりCPUが全く起動しなくなった例は記憶に無い(注)。通常では出力コンがこんなに早く(6〜7年)寿命になる事は無いが、このマザーは設計でギリなのでダメなのかもしれない。事実なら初の症例となる。

注:メモリ周りなら見た事があるが(主にMSI^^)、マザーとして起動しなくてもCPUだけは作動していた。初心者の為に付け加えると、膨らんだり漏れたりは寿命ではなく故障。

★VRM
 VRMの出力コンはある程度信頼できるパナFJだが、本数が極めてケチられている(6本)ので充分とは言い難い。個々の負担が大きいため、性能だけではなく寿命的にも早くダメになりそうだ。新品では足りていても劣化マージンが殆ど無いのかもしれない。発売後既に6年以上が経過しているマザーである。普通に使っても期限切れする年齢だ。


vrm
 設計ですらギリギリなのに、生産段階で更に本数を9→6本に減らされている。まあラボASUSなのでテストは充分にやっている筈だから、「マザーが新品であれば」という条件付きでこれで良いのだろう。ただ使い込んでくるとヤバい状況になりそう。いや、そうではないかと今回予想しているわけだ。ASUSに言わせれば「いい加減捨てて買い替えろ!」という事だろうが…それはズバリ正論です(^^;

 ソケット裏もツルツルだ。電解コンが弱いのだからDCくらいはやってほしかったが。設計でもギリギリしかないモノを省略しないでほしい。なんか各デバイスの動作マージンだけで動いているような気がする。省電力機能が働かないとアウトとか。s939は構造上ソケット内DCが不可能なので裏が重要なんだな。


★交換
 今回はCPU(VRM)周りだけに絞る。ただでさえ電解コンが多いマザーなのだ。一気に全部交換したらいつ完成するか分らない。途中でイヤになって投げ出したりして。加えて前回動作しなかったことでこのマザーに対し、「金を掛けて良いものにしよう」という気持ちはきれいさっぱり失われている。


vrm2
 企画段階ではWGにしようと思ったが、動くかどうか不明の物件にもったいないので中古FJを使う。追加ではなく全面交換するべきだ。これで合成ESR≦2.7mΩから1.8mΩに改善。性能向上率は50%(当社比)だ。同じ物に置き換えたので交換していないように見える。コンデンサの頭に付いた小汚いヤニが消えたけど。


neocap
 ソケット裏はスペースがあるので思い切って220μF2.5VのNeoCAPを投入。そこまで思い切れるのはタダ(何という魅力的な響き!)だからだが…。耐圧2.5V以下のコンデンサって本当に使い道が無い。こういう部分に地道に使わないと一生使い切れない気がする。これでもまだ40個以上(推定)あるのだ。ノートを解体する度に10個20個と増えやがる…。

 一個だけ極性方向が違うのでは?と疑問を持った皆さんは良い所を見ている。しかしこれが正解なのだ。どうもこのASUSの生産は、奇を衒っているのか?慣習を無視するところがある。勿論これが基板生産に都合が良かったのだろうが、極性を揃えないのは普通じゃない事は間違いない。


★使用パーツ
 前回は三洋新品だったが、今回は全部中古なのでタダ。明らかにやる気を失っている筆者だった。

PCE2:FJ1500μF6.3V→FJ1500μF6.3V
PCE3:FJ1500μF6.3V→FJ1500μF6.3V
PCE5:FJ1500μF6.3V→FJ1500μF6.3V
PCE6:FJ1500μF6.3V→FJ1500μF6.3V
PCE7:FJ1500μF6.3V→FJ1500μF6.3V
PCE8:FJ1500μF6.3V→FJ1500μF6.3V
PCE32:EMPTY→FJ1500μF6.3V
PCE33:EMPTY→FJ1500μF6.3V
PCE34:EMPTY→FJ1500μF6.3V
ソケット裏:EMPTY→PS/L220μF2.5V×4

NEC PS/L220μF2.5V[25mΩ/1844mA]×4
Panasonic FJ1500μF6.3V[16mΩ/1870mA]×9

合計0円、累計51円(銭単位切り上げ、副資材別)


★テスト
 これで動かなかったらひとまず修理は無期限中断する。一つの物を弄り続けるのは好きじゃないし、何より飽きてきた。元々動いても動かなくてもどうでもいいものである。


biospost
 遂に画面は表示された。しかしやはり立ち上がらない回数のほうが多い。ただし電源はどれでも立ち上がるし、どうも電源系のトラブルではないような気がする。そもそも何でだんだん動かなくなっていったのか判らない。


★一旦終了
 終にアイデアが尽きたので暫く休養する。まず何のトラブルなのか、他にこのような症例があるのかを確かめないとどうにもならない。闇雲に修理しても仕方が無いって事ですね。それにしても不思議なトラブルとしか言いようが無いな。