遂に3枚になってしまったのでそろそろ書くか。MSIのファンレスGF7600GSカードである。新旧二種類あるので比較しながら見ていきたい。型番の末尾が旧型はEH、新型はEH2である。MSIのサイトでは別モデルとして扱われている。カタログには基板を作り直したことも明言されており、やはりこれは「お手柄」なんですね(^^


MSI NX7600GS-T2D256EH
http://www.msi-computer.co.jp/product/vga/NX7600GS-T2D256EH.html

MSI NX7600GS-T2D256EH2
http://www.msi-computer.co.jp/product/vga/NX7600GS-T2D256EH2.html


★黄昏ていないビデオカード(^^;
 GF6と一蓮托生で遂にサポート切れとなったGF7シリーズだが、お陰様でタダ同然で手に入る時代となったのはめでたい。制限付きではあるが動画再生支援もあるし、2D、3Dも昔のモノなら問題無く動く。世間的にはオワコンだが、筆者的にはまだ充分実用できるカードだと思っている。CUDAが使えれば更にもっと面白かったんだけど。GF8xxxとの差はそれだけかな。

http://publish.it168.com/2006/0828/20060828036003.shtml
 GF7000シリーズでも一部H264再生支援効くんだね。8000からだと思っていたよ。8000からはフラッシュ再生支援か。解像度も1080pになっているし、C2Dでも充分な効果が認められる。という事はGF7000シリーズもまだまだ現役で使えるという事になるな。


nx7600gs_1
nx7600gs_2
 上が旧型、下が新型である。電解コンの本数が一目で判るくらい違う。部品の省略では無く、基板から思い切って作り直している。通常はバグが無ければそのような面倒な事はしないのだが。OEM採用が多いMSIのビデオカードらしく、ジャンク屋では非常によく見かけるカードである。現在の相場は100円。旧型は固体電解が4本使われていたが、新型には一つも使われていないので部品取りには向かない。


nx7600gs_r1
nx7600gs_r2
 珍しい裏面写真も。大きな違いはクーラーの取り付け方法。後期型はバックパネルが付いている。熱による歪み防止?

http://www.msi.com/product/vga/NX8500GT-TD256EZ.html
 ソックリな8500GTモデル(日本未発売)もある。VCCPのインダクタがむき出しの奴に変わっているようだ。入力コンがアルミ固体に戻されている。やっぱりALL MLCCは無謀だったんじゃないのか?


★VCCP
vccp_eh
vccp_eh2
 かなりコストダウンされている。コストアップに繋がるアルミ電解が極度に減らされている。

・EH
入力コン:アルミ固体
出力コン:超低ESRアルミ電解
入力インダクタ:省略
出力インダクタ:SMD閉磁タイプ

・EH2
入力コン:MLCC
出力コン:超低ESRアルミ電解
入力インダクタ:省略
出力インダクタ:SMD閉磁タイプ(稍小さめ)

 入力インダクタは無くても動くが、外部電源を使わないカードなのでリプルノイズがマザーに帰っていくんだよね。ハッキリ言ってHSDL的には望ましくない。

 性能には違いは出ないが、スイッチのパワーMOSFETがSO-8からTO-252に変更になっているのが目立つ。スペースはあるのでTO-263も使えるようにして欲しかったな。もっともここ数年はTO-263は極度に流通が減っている。


★VCCM
vccm_eh
vccm_eh2
 こちらもかなりコストダウンされている。

・EH
入力コン:アルミ固体
出力コン:アルミ固体
入力インダクタ:省略
出力インダクタ:SMD閉磁タイプ

・EH2
入力コン:MLCC
出力コン:超低ESRアルミ電解
入力インダクタ:パターン無し
出力インダクタ:トロイダルコア

 こちらも入力コンがMLCC化されている。無鉛ハンダにはよろしくないMLCCなので、入力のような厳しい部分に使うのはイヤな感じ。某社ノートPCで炎上しているパターンだし…。

 前出のNX8500GT-TD256EZではMLCCとラジアルリードアルミ電解のパターンが両方あり、実機ではMLCCが使われている。メモリは7600GSと同程度なのでMLCCで大丈夫なのだろう。


★続く
 終わらなかった…(^^;