939回目の記事なのでSocket939を扱おうと思ったが、出てこなかったのでs754の記事を続ける(^^


★OC実験の続き
 前回はVCCPを昇圧したらHT定格でイケるか?と予想したが、ちゃんとグリスを塗ったら定格電圧でもHT定格に出来た。HTリンクは800(OC時は900)で正常動作。勢いで更に上を目指す。

 FSB230にチャレンジ。MEMTEST86+ではエラー僅かだがエラーが出てしまった。昇圧してみたが変わらない。2600+も3000+も同じFSB230でエラーが出る。という事はこれはメモリの限界と言えるのではないか。試しにCLを下げてみたのだが、このMSIマザーはSPDの通りに設定されてしまいマニュアルにならない。設定有っても意味ね〜じゃん(^^;


fsb230
 仕方が無いのでクロックを下げる。DDR333にしてCL2-3-3-5で動かしたらエラー無しに完走できた。メモリを下げてCPUクロックを上げるのは意味があるのだろうか?

 ベンチを取ったら、メモリの速度が重要なベンチは全て遅くなっている。一口にメモリが重要なベンチと言うが、殆どのベンチはそうである(^^; 今回は3DMark2001/2000以外は全部落ちてしまった。もっとクロックを上げるか、400のままでCLを上げるしかない。


memtest_fsb240
 FSB240MHz、DDR333(動作時にはDDR392)の2-3-3-7でアクセスに成功。地のメモリ速度はモバセン2600のノーマルと同じ程度で速くない。しかしキャシュは最高記録を更新している。この速度なら939の3000+とでも互角に戦えそうだ。これでXPを起動できるだろうか?


cpuz240
 そのままXP起動に成功。安定しているように見える。まあメモリクロックが定格以下なので当たり前と言えば当たり前。


hdb240
 整数演算が10万を漸く超えた。π焼したら45秒でこれも最高記録。FSB230の時よりは速くなっているようだ。参考までに939のAthlon64 3000+(Venice)+A8N-SLIでのπ焼は47秒だった。勝ってるじゃん。もっとも敵もOCすれば負けるだろうが(注)。

 という事で、現在はFSB240、DDR333で常用中。今までモバセンではFSB225が最高で、このFSB240は見た事すら無いクロックなので気分が良い。50円のモバセンも結構やるもんだね。ちなみにファンが五月蠅かったので低速ファンに交換した。静音ファンでOCするのもHSDLらしくてよろしい。

注:ベース210×9.0で45秒なのでアッサリと追いつかれる。このソフトでキャッシュ4倍+デュアルチャネルアクセスは相手が悪すぎ。

★続く
 寒い時は起動に失敗する場合があるので、恐らく電解コンデンサが弱ってきているのだろう。次回記事ではK8T NeoのVRM周りのコンデンサ交換記事になるかもしれない。ただ常用テストマシンなのでなかなか解体できないんだけど。