ビデオカードのベンチはここ数か月のテストで大体出揃った。次に新し目のマルチコア・プロセッサにも対応したCPUベンチが使ってみたくなったので、定番になりつつあるMAXON CINEBENCH(R11.5)をテストしてみた。勿論HSDLの事なので最低動作環境の調査から始めねばならない。
★CINEBENCHで計測できる能力
メーカーサイトに拠れば、このベンチはCPUとOGLの性能を計測できるらしい。最新のビデオカードを持たないHSDLではCPUベンチの方に関心が高い。
・メインプロセッサの性能(CPU)
システムのプロセッサパワーを全て使い3Dアニメーションをレンダリングする。さまざまなアルゴリズムを使い、全てのコアに対してストレスを与える。最大64プロセッサスレッドのシステムを評価可能。結果はポイント(pts)で表される。
・グラフィックカードの性能(OpenGL)
グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べる。一秒ごとのフレーム数を測定して結果が表される。
★動作要件
MAXONのサイトにもあるようにR11.5の最低動作プロセッサは、
何とCPUベンチにはメモリが1GB必要らしい。普段大量のメモリを搭載する事は殆ど無いHSDLにとっては地味に厳しいな。またビデオカードはOpenGL2.0とメモリ512MBが必須なのでHSDLのAGPカードで対応しているものは無い。よってこれはCPUベンチとしてのみ使うだろう。
★インストールPC
インストールPCは次のような構成となった。組み立てて起動してみたがP4B533の調子が良くない。コールドスタート時に0D、リセット時に06で止まる時がある。これが使用されていた2010年以前にはこのような症状は見られなかった。記録によると2011年から全く動かされていないらしい。製造後10年以上経過しているマザーだし、そろそろ主要電解コンデンサがボケてきているのだと思われる。暫く動かしているとほぼ元に戻るはずだが、限界である事には間違いは無いので近く交換する事になる。
HSDLの読者には釈迦に説法かも知れないが、今回使用したP4B533はASUSの845Eチップセットを使ったマザーボードである。FSB533までのウィラメット・ノースウッドを搭載できる。メモリはPC2100/1600で、メモリスロットは2.0GBまで増設可能。遅いけどUSB2.0が使えるのが取り柄かな。
HSDL27
MB:P4B533[Rev1.03/1015]
CPU:SL6K8定格(100x16.0@1.400V)
MEM:PC3200-CL3/512MB×2(1024MB)
VGA:LR2982(FX5700+DDR128MB)
PS:AcBel ATX-300P-DNSS
OS:WindowsXP SP3
参考までにワットチェッカーで消費電力を計測したところ、Windows XPのデスクトップ放置状態で49W、3DMark2001中のピークは82Wだった。これだとP6との差は殆ど無い。ネトバのくせに思ったほど電力を食わないのはノースウッドの最低クロックだからか。

久々にコイツを動かす度に遅く感じるのは他のCPUが速くなっているからだ。π焼1分40秒とか懐かしいタイムだな。ネトバは整数演算が遅いので体感が悪い。数値的にはP6の半分程度しかない。つまりこのマシンの体感はP!!!800並みという事になる。脳内ではギガ石なのに実際は800だったら遅く感じても不思議はない。これがモッサリマジックだね。
この構成がHSDL最低のSSE2環境と思っていたが、よく考えてみればSDRのAX4BSの方がメモリ周りは更に下だ。しかし845のSDRだと大容量の確保が更に難しいため845Eの方を選択する。このパフォーマンス差は別のベンチで後に検証するかもしれない。
★テスト
無事起動した。一応動作するマシンと認められたのだろう(^^ で、CPUテストを始めたのだが超激遅い!昔昔の大昔に某N電のPC-9801でレイトレをやった時のように遅い。これはちょっと気軽に始め過ぎたようだ。他の作業を終わらせてからにするんだったな…後悔先に立たずだ。

何とか終わったが、始めてから40分を余裕で超えている。リザルトはi7と比べると恐ろしいくらい差が出ている。パッと見た目30倍くらい速いのだろう。これ以下の数値はC7や藁の下の方を使わなければ出そうにない。かなりの発熱なのでマシンにストレスを掛けるのには使えそうだ。
OGLのテストはFX5700なので無理。尤もビデオメモリ512MBなんてAGPどころかPCI-Eでもあまり所有していないHSDLだ。これを使う事はまず無いのではないかと思われる。
★終わり
このベンチ計測結果がHSDLシステム評価の基本となるので重要だ。これからのジャンクは当然ながらSSE2対応・マルチコア又はマルチスレッドであろうから、これと比較してどこまで速くなるのか楽しみは大きい。今後は従来からの評価と合わせて、このベンチが動作しない旧プロセッサの評価とオーバーラップさせていく事になる。なるべく早くデータを集めてランキング作りを始めたい。
★CINEBENCHで計測できる能力
メーカーサイトに拠れば、このベンチはCPUとOGLの性能を計測できるらしい。最新のビデオカードを持たないHSDLではCPUベンチの方に関心が高い。
・メインプロセッサの性能(CPU)
システムのプロセッサパワーを全て使い3Dアニメーションをレンダリングする。さまざまなアルゴリズムを使い、全てのコアに対してストレスを与える。最大64プロセッサスレッドのシステムを評価可能。結果はポイント(pts)で表される。
・グラフィックカードの性能(OpenGL)
グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べる。一秒ごとのフレーム数を測定して結果が表される。
★動作要件
MAXONのサイトにもあるようにR11.5の最低動作プロセッサは、
Intel Pentium 4となっている。またサポートしていないプロセッサとして、
Athlon 64
Sempron (K8 with SSE2)
VIA C7
Intel Xeon Phiが挙げられている。これらの条件を見るに、最低動作要件としてSSE2対応が必要という事らしい。HSDLで最低のSSE2環境とは、言うまでも無くノースウッドCeleron(ソケ478)なのでこれでテストしてみよう。但し条件はCPUだけではない。
Intel Itanium
Intel Itanium II
Intel Pentium
Intel Pentium II
Intel Pentium III
AMD K6
AMD K7
AMD Athlon XP/MP
AMD Duron
CPUのベンチマークには、1024MBのメモリと対応プロセッサ(こちらを参照)であること、最低クロック数として1GHzが必要です。
OpenGLのベンチマークには、OpenGL 2.0をサポートしたグラフィックカードと、最低512MBのグラフィックメモリが必要です。CINEBENCHは、グラフィックカードがテストシーンを正しく表示するための必要な機能をサポートしているかテストします。もし、グラフィックカードが必要な機能をサポートしていなかったり、非常に遅い場合(1 fps未満)、警告が表示され、OpenGLベンチマークは評価されません。
何とCPUベンチにはメモリが1GB必要らしい。普段大量のメモリを搭載する事は殆ど無いHSDLにとっては地味に厳しいな。またビデオカードはOpenGL2.0とメモリ512MBが必須なのでHSDLのAGPカードで対応しているものは無い。よってこれはCPUベンチとしてのみ使うだろう。
★インストールPC
インストールPCは次のような構成となった。組み立てて起動してみたがP4B533の調子が良くない。コールドスタート時に0D、リセット時に06で止まる時がある。これが使用されていた2010年以前にはこのような症状は見られなかった。記録によると2011年から全く動かされていないらしい。製造後10年以上経過しているマザーだし、そろそろ主要電解コンデンサがボケてきているのだと思われる。暫く動かしているとほぼ元に戻るはずだが、限界である事には間違いは無いので近く交換する事になる。
HSDLの読者には釈迦に説法かも知れないが、今回使用したP4B533はASUSの845Eチップセットを使ったマザーボードである。FSB533までのウィラメット・ノースウッドを搭載できる。メモリはPC2100/1600で、メモリスロットは2.0GBまで増設可能。遅いけどUSB2.0が使えるのが取り柄かな。
HSDL27
MB:P4B533[Rev1.03/1015]
CPU:SL6K8定格(100x16.0@1.400V)
MEM:PC3200-CL3/512MB×2(1024MB)
VGA:LR2982(FX5700+DDR128MB)
PS:AcBel ATX-300P-DNSS
OS:WindowsXP SP3
参考までにワットチェッカーで消費電力を計測したところ、Windows XPのデスクトップ放置状態で49W、3DMark2001中のピークは82Wだった。これだとP6との差は殆ど無い。ネトバのくせに思ったほど電力を食わないのはノースウッドの最低クロックだからか。

久々にコイツを動かす度に遅く感じるのは他のCPUが速くなっているからだ。π焼1分40秒とか懐かしいタイムだな。ネトバは整数演算が遅いので体感が悪い。数値的にはP6の半分程度しかない。つまりこのマシンの体感はP!!!800並みという事になる。脳内ではギガ石なのに実際は800だったら遅く感じても不思議はない。これがモッサリマジックだね。
この構成がHSDL最低のSSE2環境と思っていたが、よく考えてみればSDRのAX4BSの方がメモリ周りは更に下だ。しかし845のSDRだと大容量の確保が更に難しいため845Eの方を選択する。このパフォーマンス差は別のベンチで後に検証するかもしれない。
★テスト
無事起動した。一応動作するマシンと認められたのだろう(^^ で、CPUテストを始めたのだが超激遅い!昔昔の大昔に某N電のPC-9801でレイトレをやった時のように遅い。これはちょっと気軽に始め過ぎたようだ。他の作業を終わらせてからにするんだったな…後悔先に立たずだ。

何とか終わったが、始めてから40分を余裕で超えている。リザルトはi7と比べると恐ろしいくらい差が出ている。パッと見た目30倍くらい速いのだろう。これ以下の数値はC7や藁の下の方を使わなければ出そうにない。かなりの発熱なのでマシンにストレスを掛けるのには使えそうだ。
OGLのテストはFX5700なので無理。尤もビデオメモリ512MBなんてAGPどころかPCI-Eでもあまり所有していないHSDLだ。これを使う事はまず無いのではないかと思われる。
★終わり
このベンチ計測結果がHSDLシステム評価の基本となるので重要だ。これからのジャンクは当然ながらSSE2対応・マルチコア又はマルチスレッドであろうから、これと比較してどこまで速くなるのか楽しみは大きい。今後は従来からの評価と合わせて、このベンチが動作しない旧プロセッサの評価とオーバーラップさせていく事になる。なるべく早くデータを集めてランキング作りを始めたい。