ジャンクマザーボード動作チェックを読んだ人から質問が来るのだが、結論を言えば「現物を見ていない筆者には判らない」だ。テキトーな答えで余計混乱されても困るので何も答えられない。それより質問以前にPOSTカードは持っているだろうね?これはシロートジャンカーには非常に役に立つよ。例えば人々が「動作しないと思っているマザー」は次のように大別できる。

1.問題外のミス
 これには「ジャンパ差し間違い」や「電源その他動作チェック用品が壊れていた」「対応外のモノを付けていた」「そもそも使い方を知らない(ありがち)」が当てはまる。これ読んでアンタ方は笑うだろうけど、筆者が他人のブログで一番よく見かけるのがこの1.タイプだ。ある程度経験があっても思わぬ落とし穴があるものだ。ケースに入れてPCとして組んでから動作チェックをしてはいけない。ジャンクマザーを完全に組んでから動かすなんて横着もいいとこ。ジャンク弄りで一番必要なのは一歩一歩の地道な努力。その点でジャンカーには「資質」が必要なのかもしれない。詳しくは上記事を読め。

2.ポストコードがFFから動く
 この場合はCPUとVRMは動作しているのでひとまず除外して良い。この場合、一番可能性が高いのはメモリ周りだ。これはメモリ自体の相性(のようなもの)と、メモリ電源が腐っている場合がある。相性を確かめるためには違うメーカーのメモリを色々用意しなくてはいけない。このように動作チェックの為ジャンクと同じくらい正常な物件も多数用意しなくてはならないので、ジャンク趣味は意外にカネがかかるのが解ってくる(^^

 BIOSPOSTしないのはビデオカードが原因の可能性もあるが、これらはビープ音で容易に分けられる。分けるのが面倒だし、稀に付けると電源が入らないビデオカードもあるのでHSDL記事では「ビデオカードを付けずに動かしてみろ」と書いているのだ。言うまでも無いがメモリチェックの方がビデオカードチェックより先に行われる。ちなみにこの2.の場合にはATX電源は不具合と関係は無い。POSTコードの内容はあまり気にしなくて良い。

3.ポストコードが全く動かない
 「数値がFFから全く動かない」或いは「数値が消灯している(希少)」がこれに当てはまる。これは高確率で何らかの故障であるが、1.のアホもここに入る場合があるし、近年は稀だがBIOS自体の不具合もここに入る。この状態の時は1.を検討して、ダメなら初めてマザーボード故障を疑える。故障診断は外見チェックから始める。コンデンサの外見が変わっていないか、パワーMOSFETが焼けていないか、又は配線を目で追って傷で切れていないかを確かめたりする。

 単純な接触不良の可能性もあるので、全部バラせる限りバラして接点を磨くのは当たり前。ジャンパのポストピンも接点なので忘れないように。これらの掃除に接点復活剤は絶対に使ってはいけない。もし一度でも使ってしまったらアルコール系有機溶剤で完全に落とそう。有機溶剤と言ってもベンジンとかジッポーオイルとか石油系はダメよ。理由不明の不動原因のナンバーワンがこの接触不良だ。そうそう、電源を入れて放置するエージングも忘れずに。バックアップ電池は動作テストには関係ないから付けないでも良い。