本当は「FX5700の謎」と言うより「Leadtek LR2982の不具合」と言うのが正しい気もするが、埋め草記事がまさかの連載に…(^^; あれから早速怪しいところ、というか以前との違いを発見してしまった。


agpmode
 K8T NeoのBIOSメニュー内のここ。AGP速度の選択の所がAuto固定になっているのだ。以前はこれはAGP×1〜4で選択できるようになっていた。もしかすると×4だと動かないとか融通の利かない部分が(どちらかに)あるのかもしれない。現状はBIOSメニューに入れないので、この速度を換えて問題を解決することはできない。それ以前の問題なんだね。

 K8T NeoのBIOS入れ替えも考慮しなければならないのかも。でも最終Verは以前書いたように(モバセンでは)地雷だからな。おまけにVer2.2以前は古い形式なのでBIOSエディターでは弄れない。何としてもVGA-BIOSで解決して欲しい。

http://forum.ixbt.com/post.cgi?id=print:10:46100&page=5
 ロシア語なので読めないけど(^^; ここにAGP×4でしか動かないみたいなことが書かれている。やはりAGPバス・スピード関連のバグ持ちっぽいな。このチップはPCI-Eのブリッジに既にハードウェア対応しているチップなので色々初期トラブルがあるんだろう。その後グーグル大先生で検索したら、23.01という23.00より更に新しいバージョンを発見した。ひょっとすると23.00のバグ取りバージョンなのかも。

 他にもドライバサイトでヤバそうなのを色々見つけた。メーカーによってこんなにバージョン違いがあるのかよ!現状の2つと合わせて最低でも8バージョンあり、実はバグバグなんじゃないだろうか?激しい疑惑が湧いてきた。

GIGABYTEの19.00(古いので落としていない)
AOpen(現在の奴)19.A3(P191-0N)
LR2982(ノーマル)23.00(P191-0N)
CHAINTECHの23.01(P191-0N)
GIGABYTEの25.00(P191-4N)
MSIの26.07(P191-7N)
PNYの31.51(P178)
GIGABYTEの41.00(P222)

2301_2607
 PNYのはP178だから板違い。GIGABYTEの41.00はP222なのでこれも違う。さすがにHSDLであってもこれらに突撃する事は無い。もし間違ってLEの奴なんか入れたらグレードダウンも甚だしい。安全策で言えば0Nの23.01だろう。これで解決すれば古い19.A3を捨てられるんだが。ジサカーとしては何となく古い奴は敬遠したくなるのだ(^^ MSIのはマザーと同じメーカーだから魅力があるが、メモリクロックがDDR500だったので書き換えの必要があるな。もっとも入れる時はどれもサブベンダを書き換えるつもりなので同じか。


2301mod
 書き換えた。もっともCHAINTECH版は殆どヌビリファレンスVGABIOSなのでサブベンダIDくらいしか書き換える所は無い。


gpuz
 で書き換えた結果がこれ。やはり23.00はバグ持ち確定か?23.01だと全く問題無く起動する。そう言えばコイツGPU-ZだとBIOSバージョンが出ないな。いつからだろう?


2301bench
 ベンチを回したが特に問題は無いようだ。


 いやー良かった。BIOSのバージョンを古い奴に戻すのが死ぬほど嫌だったので、以前より新しいバージョンで解決したのは非常にめでたい。特にメリットは無いけど、久々に問題解決で清々しい気分になった。という事で「ジャンクでFX5700を手に入れたけど動かない」とか「不具合が出る」という人はBIOS更新を試してみれば?特に23.00の人は23.01に更新した方が良い気がする。