これは基本が2009年の記事なので所々変な所があるかも。


 もうだいぶ前になってしまったが、今日の買い物[2009/06/20]に於いて手に入れた物件である。20円ジャンク箱に入っていたらしい。つまりほぼ無料で手に入れたに等しい。既にCoreシリーズが出現していた当時なら至極妥当な価格だが。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001007/ax34proii.html
 本邦初登場記事。この記事は2000年に書かれたものだから既に15年の歳月が流れた。


★一寸見る
 AOpenなので基本設計に問題は無さそうだが、たまに初版i915GMm-HFSみたいな大ボケをかますので油断はできない。だが一件変に見える所も、この会社のは独自アイデアを用いている場合がある。間違いと斬新なアイデアの区別が付きにくく、解析はかなり難しいメーカーだ。最初にこのメーカーの製品を見ると早期理解が妨げられる可能性がある。解析初心者は青ペンはパスしましょう(^^


ax34pro2
 この時期の通常のATXマザーより短辺が長い大型マザーである。青ペンは以前にもAX6BCシリーズに於いて大型の板を出している。省スペースに無理に詰め込むよりは配線に無理が無くなるだろう。基板自体は色付き基板に定評のある?ユーフォーこと育富電子製で2000年33週製造。黒いレジストで見栄えがするが傷や汚れが目立つ。電解コン交換の時には神経を使う。電解コンのスルーホールのランドは小さめで、穴も小さめなので初心者には少々厳しいかもしれない。


cpu_dc
 CPU_DCはそれ程厳重とは言えない。省略は全く無いが元々の基板設計でかなり減らされている。本質的に低クロックで、当たり品でも上はキレイに頭打ちになるP!!!だからこれで充分とも言えるのだが。


vtt15
 Vtt電圧生成はRC1587が使われている。これはVttのために最適化された専用三端子レギュレータ(LDO)だ。P6ではよく使われた汎用の108xとは一線を画しているし、古代のNPNレギュレータLM3xxなんて相手にもならない。


w196g
 撮影時の光線の具合によりマーキングが消えてしまったが、CypressのW196Gである。440BXとApollo133A用のクロックジェネレータICである。それほど自由度がある訳ではないが、一応水準クラスのOCは可能である。最大クロックは155MHzだ。


north_ht
 確かサイトに「高純度アルミ仕様のヒートシンク」と書いてあった気もするが、それよりも表面積の絶対的な少なさを気にした方が良いんじゃないか?純アルミ小型ヒートシンクと、不純物入りアルミ大型ヒートシンクなら不純大型の方が冷却効率は上だろう。OCした場合はこれで充分と言えるのかどうか。


north_dc
 ノースブリッジの裏面DC。まあこんなモノだろう。リファレンス規定通りやるとこれの2、3倍になるのだが。


mem_slot
 メモリ周り。一見して分るのは電解コンの太さ。交換するとすれば選択肢が広くて良いな。尤もこれはルビコン製なので交換には及ばない。メモリ系は電源から崩れる事は無いと思われる。


vt82c686b
 この時期なのでサウスは686Bになっている。V-Linkになるのはまだ先だ。SDRでは製品は出なかったと記憶している。

 サウスはDCが全く無いが、アポロの場合はこのスーパーサウスの方がちょっと心配。このスーパーサウスの仕事はかなり多いので、当時のヴィア系不動マザーの多くがこれの不具合によるものだったりする。スーパーサウスが壊れると甚だしい場合は電源が入らない事すらある。


diehardbios
 一応お得意のダイハードBIOSが搭載されている。特に必要とされる機能ではないが、あれば多少は安心できる機能である。御覧のようにPLCCソケット化してあり、HSDLにとってはこのソケット化の方が遥かに嬉しい。RAIDよりも独立したバックアップ・ストレージの方が安心できるのと同じか。


ad1885
 AC97サウンド機能はサウンコマックソでおなじみのAnalog Devices製AD1885である。回路も含めて可も無し不可も無しといったところ。AC97規格を上回る事はできないのだからコーデックによる差別化はあまり意味は無い。


★VRM8.4
rc5057m
 VRMコントローラはRC5057Mが採用されている。型番にレイセオンの名残りを残すフェアチャイルドの石である。当時の他のコントローラと比べると非常に小さい。このコントローラはスイッチング周波数が(公称)300kHz固定となっている。HSDLのように弄って遊ぶには都合が悪い。実測では304kHz前後だった。青ペンのRC5057採用マザーは全てパワーMOSFETが上下逆に付いている。出来る人は入れ替えた方が良い。HSDLでも暇があったらやりたいが、実はどの機種をオリジナルで残すか迷っている。BXで一つ、アポロで一つは残したいのだが。


vrm84
 8φ以上の電解コンデンサは全て日本メーカー製となっている。6φ以下はどうでも良いので?全て中華製のGLである。VRM入出力コンは全てYXG2200μF6.3Vが使われている。

TC 9(入力):YXG2200μF6.3V
TC12(入力):YXG2200μF6.3V
TC13(入力):YXG2200μF6.3V
TC 5(出力):YXG2200μF6.3V
TC 7(出力):YXG2200μF6.3V
TC 8(出力):YXG2200μF6.3V
TC11(出力):YXG2200μF6.3V
TC14(出力):YXG2200μF6.3V
TC15(出力):YXG2200μF6.3V
TC16(出力):YXG2200μF6.3V

L15(入力):T50-52,#17/8T(2.1〜1.2μH)
L10(出力):T50-52,#17/8T(2.1〜1.2μH)

Rubycon YXG2200μF6.3V[46mΩ/1400mA]


rubycon_yxg
 このYXG2200μF6.3Vは青ペン特注仕様で、10φ×20mmサイズ(標準品は23mm高)となっている。その為性能は稍下がり、10φ×20の1500μF6.3Vと同じ(ESR=46mΩ/RC=1400mA)になる。スリーブ色も特注の黒金だが、これは黒い板にマッチしてカッコいいね。

 モディファイするなら6φ以下のGLを全部日本メーカー製にするのと、10φの所に8φが付いているのを10φに戻したい。これは恐らくYXG2200μF6.3Vなのだろうが、背が高いので実装を断念したと思われる。代わりのYXG1000μF6.3Vを廃して、もっと背の低い10φで手を打ちたいところ。これよりマシな物はいくらでもあるし(^^


l10
 入出力インダクタのコアはP6らしく小さなT50-52が使われている。1GHz以上の高クロックならもっと大きなコアに換えたくなるが、現状でも発熱は大したレベルではないので黙認する。


★続く
 終わらなかったので続く。実は記事が一つ飛んだので時間が無くなった。