先日の「西多摩ツアー2015」で手に入れた不動のi865Gマザーだ。今回のカテゴリは修理記事となっているが、「動作チェック[15/04/22]」にて既に解析は終わっているため今日は実作業だけとなる。


★VRM出力コン
 前回のおさらい。VRMのKZGが7本すべて膨らんでいる不動SL-86MIP-Lだが、実はFSB設定用ジャンパが取れていただけで故障では無かった。結構情けないお粗末な話だが、ジャンク不動は大概こういうのが原因だ。本当に全く動かない奴は案外少ない。そして本当に動かない奴は一般人には修理不能である場合が多い。

vrm_before
 省略2本を含めて9本の出力コンが立てられる。12V入力は3本でギリギリだが構成としては悪くない。詳しい解析は面倒なのでやらないけど、このメーカーはズバリ良い部類に入るメーカーだろう。QCのシールを見ただけで何となく分る(^^ でEC71省略は何で行なわれたかと言うと、付けるとクーラーが付けられない・付けづらいからだ。マヌケな理由だがソケット478マザーではごく普通である。HSDLブログ読者なら以前S875WP1-Eで見ましたね。

 さてKZG3300μF6.3Vの代わりだが、これは既にWG3300μF6.3V×9本に決まっている。と言うか、買う時に既に「ここにWGが使えるな…」と思ったから買ったようなものだ。省略分の2本も埋める。付けづらくなるCPUクーラーは苦労して付ければいい(^^

kzh5600_1
 がしかし、ここで試しにこんなのはどうか?EC72〜78はスペースに僅かだが余裕があるのでKZH化してみる…カッコいいじゃん。12φも消費できるしこれで行ってみるか?

kzh5600_2
 念の為リテンションを付けてみるが余裕だね。それよりもEC71がやはり邪魔くさい。クーラーを付けるのにはかなり苦労しそうだ。

EC71:Empty⇒WG3300μF6.3V
EC72:KZG3300μF6.3V⇒KZH5600μF6.3V
EC73:KZG3300μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC74:KZG3300μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC75:KZG3300μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC76:KZG3300μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC77:KZG3300μF6.3V⇒KZH5600μF6.3V
EC78:KZG3300μF6.3V⇒KZH5600μF6.3V
EC79:Empty⇒WG3300μF6.3V

nippon chemicon KZG3300μF6.3V[12mΩ/2800mA]
nippon chemicon KZH5600μF6.3V[13mΩ/3450mA]
SEI WG3300μF6.3V[12mΩ/2800mA]
OSDR3133A(スタンバイLED)

総計231円(銭単位切り上げ・税込・副資材別^^)

vrm_after
 9本のハンダ付けなのであっという間に完成した。M-ATXなのでハンダ抜きもそれほど難易度は高くない。初心者には向いているんじゃないか。それにしてもVRM出力容量が36600μF(^^; 結構キテるな。マザーボード史上最強か?合成ESRは1.4mΩ以下とこれもやり過ぎレベル。現在存在するCPUならハイエンドからローエンドまで何でも大丈夫。

kzg_nuke
 抜いたKZG3300μF6.3Vたち。内圧が高いので防爆弁を固くしたため?下から抜けているのが多い。下から抜けると基板に電解液が流れるから拙い。根本的な欠陥だし、製品として出したらいけないレベル。


★スタンバイLED
led2_r468
 お、ここにスタンバイのランプがあるね。HSDLには不要なLED(赤・黄・緑)も大量に余っているのでR468とLED2を埋めてやろう。抵抗は手持ちの関係で160Ωを付けている。これだとチョイ明る過ぎかもしれないが、この上の在庫が300Ωだったので仕方なく。LEDの色は基板合わせてOSDR3133A(赤)を選択。

led2_r468_after
 気になる明るさは我慢できる範囲。これでATX電源のSWが入ると直ぐLEDが点灯するようになる。コンセントが挿さっていなかったり、電源のSB5Vが逝かれていると点灯しないので直ぐ判る。地味ながら省略しないで欲しい機能なのだ。と言うか全てのマザーに欲しい。


★動作チェック
hwinfo_sl86mipl
 もう動くのは分っているので確認だけ。マザーボードのモデル名がSpringDale-Gって…それチップセットの名前だから。おまけにコンピュータ名も貴方が勝手に入れてくださいって事だよな(^^; 何はともあれ動作確認はとれた。ヤレヤレか。


★一旦完成
 これで動かせるようになったので近いうちにテストしてみたい。