MSI 865GM3-FISのテストで北森に思わぬ敗戦を喫したプレス子だが、その「完成形」はどうなったのか見てみよう。今回は865PE Neo3にSL9CB(Pentium4 531)を載せてみる。チップセットはGとPEの違いはあるがほぼ同じ条件である。こんな比較をする事を想定してこのマザーを手に入れたのだから使わない手は無い。


★今回のPC
 手抜きして前回使ったHDDをそのまま付けようと思ったら、NTLDRが壊れたのか起動しなくなっている。修復するのもクリーンインストールするのも大差無いので入れ直した。

//G083
MB:MSI 865PE Neo3[Rev3.0C/5.3]
CPU:Pentium4 531 3.00GHz SL9CB(G1ステップ)
MEM:512MB(PC3200x2)
VGA:BU-R9550L-C3H[RADEON9550](AGP)
IDE1:ST340012A
IDE3:[HSDLDATA1]
NETWORK:RTL8110S
SOUND:ALC655-AC97
PS:MIRAGE DR-B350ATX

 マザーボードは775だけど865チップセットだし、ビデオカードなど周辺も全く同じ。メーカーも同じだし、ソケット以外の環境は同一と考えてよいのではなかろうか。


★動かす
memtest_sl9cb

 まずはメモリ。クロックがかなり落ちてしまっているがデフォルトである。クロックが下がったためかキャッシュの速度が目に見えて落ちている。こんなに落ちるとベンチにも影響しそうだな。温度は初代プレス子より明らかに下がってきている。その面ではこれが完成形と見て間違いない。


bench_sl9cb

 HSDL標準ベンチマークはこうなった。やはり勝てねえな(^^; 実はクロックが15MHzばかり低いので可哀そうな部分もある。このくらい下がるとベンチにも影響する。BIOS設定で1MHz上げてピッタリ合わせようと思ったが、どういう訳か30MHzも上がってしまったので低いままでテストした。ASUSのようにOCすると設定を裏でコッソリ変えるメーカーもあるから油断はならない。閑話休題、どうもプレス子は整数演算が速くなっているようだ。この差は測定誤差などでは断じて無い。


★CINEBENCH R11.5
 前回のテストを見て「SSE3を使わないのは卑怯なり」という声が一部にあったため、今回は全部使い切るはずのCINEBENCHを動かしてみた。さてマルチ・シングル2本で何分掛かるのか?結構疲れそうだな(^^;


cine_sl6wk
 先ずは北森から。何分掛かるか戦々恐々だったが、別の事をしていたらいつの間にか終わっていたよ。結果は0.47/0.45ptsと思ったより善戦している。このベンチを動かした事の無い人は分らないかも知れないが、ネコ電の安鯖に入っているGA-5MMSV-RHにSLA4Tを載せたPCが1.16/0.60ptsだ。またADA3800DAA5CDが0.92/0.46ptsだから、シングルコアCPUとしてはそんなに悪い数値とは言えない。HTは詐欺レベルに効果が無いけどね(^^; さてプレス子はここで巻き返せるのか?


cine_sl9cb
 続いてプレス子。オオッ!明らかに数値が向上している。同クロック(より一寸下)でここまで上がればまずは成功という事だろう。シングルコアが下がっているのはG1ステップはHTに最適化されてきたという事かも?実はSL7KBのCINEBENCHを取り忘れたんだよな…申し訳ない。ヒマがあったら追試してみる。

 この結果から考察するに、プレス子の午後ベンチスコアが極度に低いのは「午後ベンチが北森に最適化されているから」だと思われる。あのベンチにはSSE3は無いし、時期的に見てそう考えて間違いなかろう。メモリアライメントの関係だろうか?ここまで差が付くとよう分らんけど。


★終わり
 プレス子はs775だと最高DDR3まで使えるわけで、周辺性能の向上もあるからメリットが全く無い訳では無い。それでも当時915+プレス子を新品で買ったら泣いただろうな(^^;