クソ汚いビデオカードのオーバーホール
「動作チェック[16/08/07]」にて動作は確認されたTachyon G9000 PROだが、ファンが全く動かないのでバラしてOH(オーバーホール)する。ついでに同時入手のRX155LPCI2もOHする。
★動作チェック前に掃除
イヤこのまま回す人も居るんだろうけどさ、我々はこのホコリを部屋にブチまかれると思うとドン引きなんですわ。
てことでクーラー自体は外さず、ファンだけを外してエアーで吹く。
ブラケットはどうせ洗うので取り外したまま。これで動作チェックをしたところ無事動作した。安心して水洗に回す(^^
一方こちらはRX155LCPI2である。これはまず蓋を開けねばならない。見た目あまり汚くは無いのだが…。
と思ったら大間違い!中にホコリが詰まっていやがった。これでもエアーで吹いたんだよね。それなのにこんなにこびりついているとは予想しなかった。回すと噴き出してきそうなのでブラシで一掃する。外でマスクを付けて作業しないと病気になりそう。
あとは蓋を閉めて動作チェックに回す。アナログブラケットは使わないので取り付けない。動作チェックの結果はOK。これもついでなので洗いに回す。
★やっぱ洗うよな(ゝω・)
ローエンドなのでクーラーを外すのは簡単だ。それよりサーマルコンパウンド落としの方が面倒くさい。バラせる限りバラバラにして全部バスマジックリンを噴いてやる。そのあと水をかけて溶液に漬ける。後から書くがこれは一寸拙いらしい。基板はマジックリンではなく中性洗剤でブラシを使って洗う。貼ってあるシールが壊滅的になるが、重要そうなのは写真に撮っておく。ビニールのシールは影響は殆ど無く、消えるのは紙のシールだけだ。転売する訳ではないので気にしない。
一部消えてるけどX1550の名義は入っていないな。2007年51週ってずいぶん新しくないか?ゲホで言えばGF8xxx時代だよね。
★ファンの復活
この軸に嵌っているクリップをはずせばローターが抜ける。それでグリスアップすれば完全OHとなるだろう。ただこのクリップは経年劣化により割れやすいのであまり弄らない方が良い。今回は軸は抜かずにシリコンオイルを注してみる。指である程度軽く回るようになるまで回した後、12VのACアダプタを繋いで暫く回して慣熟回転する。
ファンの裏のシールも粘着力が皆無になったので再生する。ノリの付いていた方を家にあったナイスタックと言う両面テープに貼りつけた。
あとは丸く切り抜いて貼り付けるだけ。この場合は何も書いていないシールなので意味はないかもしれないが、例え書いてあっても元と変わらない状態に戻せる。
御覧のように高速回転するようになった。グリスは追加しなかったが暫くは持つだろう。
実は今回はバスマジックリンでドブ漬け洗いしたわけだが、乾燥して組み立てたらRX155LPCI2のファンが全く回らなくなってしまった。あれから2〜3日しか経っていないのだが錆びてしまったのか?軸を回してみると重いのでどうやらグリスが流れてしまったようだ。軸にシリコンオイルを一寸付けたらまた回るようになったが、時折軸がズレた時にブーンと言う軸音がする時がある。グリスがスッカラカンに近いらしい。このファンは入手当初は新品に近い性能だったので洗剤で洗ったのは失敗だった。実際TYANの方だけ激しく汚れていたのだから。
という事でバスマジックリンに付けておくとファンは回らなくなる可能性がある。洗った後のグリスアップは必須という事で。三軒隣のファン屋が「当たり前じゃアホー!」と怒鳴っているが気にしない。こういうのは試してみる所に価値があるんだよ(^^
以上、動作チェックの舞台裏でした。