マザーボード名には更に-LFが付く。タイトルが長くなるなあ(^^; 加えて今年はJETWAYの記事が多く感じる。それはさておき、このマザーはHSDLがジャンクで入手した物件ではない。友人が2010年に新品で購入して現在まで使用していたもので、今回は故障品として預かってきた。曰く「メモリスロットが半分しか使えない」らしい。このマザーは2DIMMなのでメモリ1枚しか使えない訳だ。DDR2はデカいメモリが無いのでそれは困るだろうと借りて調査する事になった。先走って書くと初めて見た奇妙な故障だった。


★ほんの一寸見る
 Flex-ATXの小型ボードである。各社G41のマザーはこれが標準と言ってよい。大きなATXケースに小さな板は入るけどその逆は無理なので、機能に省略さえなければこの方が良いな。JETWAYらしく堅実にして無駄を極度に省いた設計だ。日本ではark等で取り扱っていたようだ。


vrm
 イヤー実に簡易な仕様・設計だなあ。入力は低ESR非固体アルミ電解×3で出力コンは固体アルミ電解だが4つしかない。Core2系はこれで良いかもしれないけど、間違ってもネトバ系を載せてはいけない。そのうち何処かが逝かれます(^^

 そもそもP965以降のイソテルの775マザーは劣化している(注)。それはC2Dが省電力(笑)になったためだろう(P4比)。「775マザーは4シリーズを持っていればOK」なんて掲示板で書いている人が居たけどハッキリ言ってそれは間違い。プラットホームのライフサイクルが末期に近付くほど製品は手抜きされるのだ。最後のを買っておけば間違いないなんてシロート発想もいいとこ。

注:代表例としてはMSIの廉価マザーが挙げられる。P965 Neoが4相VRMだったのに対しP35 Neo以降は3相に変更されている。

★故障の原因を探る
 メモリが半分しか使えないという事はメモリスロットの原因だろう。ハンダ割れはほぼ考えないで良さそう。長年(主にバラックで)使いこんだというマザーなので筆者はメモリスロットの摩耗による接触不良を考えたのだが…受け取った時に早くも原因が判ってしまった(^^;


memslot_before
 この写真では解りづらいけど(注)、何とメモリスロットのピンが折れ曲がっているではありませんか。イヤこれどうやったらなるんだろう?初めて見た。縦長の輪っかのようになっているスロットの接点が上から潰れて、スロットの底の方に平らになってへばり付いていた。当然メモリの接点は接触しない。使用者も覚えが無いという事なので恐らくメモリの方に原因があるのではなかろうか?イヤそれ以外に考えられない。直ぐに全メモリを調査して怪しい奴は使用禁止にすることをお勧めする。そうでないとこれからも被害が広がりそうだ。怪しいのは異様にきつい固くてなかなか挿さらないメモリだね。無理やり挿すとこんな障害が出るのだろう。

 動く方のDIMM1も曲がっているのが1ピンあるので直さねばならないな。イヤ直るのかこれ?上から押さえつけられて下に押し付けられた格好なので引っ張り上げれば治るかもしれないな。問題は引っ張り上げられた時に金属疲労でピンが折れないかという事。ここら辺は運を天に任せるしかない。言うまでもなくメモリスロット交換はコスト的に見合わないので即却下だ(マザーを買った方が安い)。

注:実は写真を撮り忘れて、もう既にある程度起こし始めていたので底の方にへばり付いていない。加えてスロットの色が赤っぽいので銅色の接点とは相性が悪い。

memslot_after
 ゼーゼーハーハー、990FX Extreme4の時もかなり面倒だったが今回もかなり神経を使ったな。何かこれでDIMM2側も接触する気がするんだけど、相変わらず輪っかは潰れたままだし、挿す時には気を付けないと再発するかもしれん(^^; 偶に粗悪な基板で分厚いのがあるのでそういうのを挿したらまた潰れるな。ピン起こしは主にgootのTS-14を使用した。これはgooiにはまだ作れまい(^^ この手の精密ピンセットはジャンカー必携だ(持っているよね?)。


memtest_e8600
 今回はサムチョン純正でテストしてみる。これは基板の厚みに至るまで正常なのがHSDLによって確認されている。これで電源ON!すんなりデュアルチャネルで起動するようになった。つまり万全とは言えないまでも直ったという事になる。何か修理と呼びたくないようなレベルだが実用品なので動かないよりマシだろう(修理代は頂いてません^^)。