前回のプランに基づき、今回は実際に製造して起動テストをする。起動しなかったら記事はボツなので、記事がこうして書かれた以上はうまく行ったという事だろう(^^


★困った(^^;
 作業開始後に大変困った事実が発覚した。設計の時に選んだSu'sconSD1000μF6.3Vが必要量5本には満たなかったのだ。忘れてたけど「VGAカード・デチューン」でこれを7本使ったのね。元々10本しか無かったので残りは3本しかない。足りねーじゃん(^^;

 仕方がないので似たような部品を探していたら、部品担当のしばたよしとみ君から「こんなのありまっせ!」と貰ったのがCE-AXだった。

SEI CE-AX 680μF6.3V[170mΩ/450mA]×2
SEI CE-AX 1000μF6.3V[170mΩ/450mA]×1

 これは何かは不明だがビデオカードのジャンクから分捕った奴だな。これならカタログデータ上はSD以下の性能だから代理として相応しい。残りはこれで埋めればいいんじゃないか。それで目標のESRにほぼ足りるし、総容量は5360μFで全く問題なし。ヤレヤレか。


★実際に製作する
cap_remove
 現在は10φの所に無理やり12.5φのZL3300μF10Vを付けている。この構成で1GHzでも極めて安定しているのでもったいないけど全部引っこ抜く。入力もマネ下FC1000μF16Vを全部引っこ抜く。抜いた奴はまたどこかで実験台に使われるだろう。電解コンはハンダ作業の度に磨り減るので良い子は決してマネしてはいけません。


vrm_after
 何しろ本数が少ないのでアッと言う間に完成。低背(チビデブ)品を使ったのでまるで未完成のようで、製作者が顔を顰めるくらいにみすぼらしい。クーラーのスペースが厳しいマザーだったので少し取り付けが楽になった。保存中に重ねても当って曲がってしまう事も無いだろう。各電解コンは一応効率を考えて配置している。

 がしかし、これで本当に動くのだろうか?自分で設計・製造したのに心配になるくらい頼りない外観だ。


★テスト1
 中古電解なのでまずはエージング(電圧処理)する。5V通電が2〜3時間(腹時計)で放置が半日程度だ。なお入力コンはエージングしない。直ぐに壊れなければ使っているうちに終わるだろう(^^


biospost
 BIOSはPOSTしましたぜ。使っているうちに電解コンの調子が出てくるので徐々に調子は上がるはずだ。真冬だと一発目で苦戦するかもしれないが、Su'scon SDは感じとしては水系ではないので大丈夫だろう。


bench_sahara1
 HSDL指定ベンチマークを回してみた。特に何ともない。設計通りなので電解コンが裏切らない限り当然か。あまりに安定しすぎてクソ詰まらんな。定格だと残念ながら?何も起こらないっぽい。

 どうも安定したマザーになってしまったようだ。これではつまらないので格上の石を載せてみたい。一杯あるSL4CBなら実験に使っても文句は出ないだろう。


★テスト2
 次は更に格上のCPUを載せてみたい。VRMは耐えられるか?それ以前に一発で起動するのかどうか。ワクワクするね(^^


hwinfo_mod_sl4cb
 あれあれ?一発で普通に起動しちまったよ。SL4CBではまだ駄目か。思うにCE-AXってカタログデータよりだいぶ性能が高いな(ケチコンとはえらい違い^^)。以前P965 Neo-Fの時もそう思ったのだが。この調子だと1GHzでも普通に動きそう(動かさないけど)。鱈セレが動けばよかったのに。

 但し(これは改造とは関係ないだろうが)FSB133だとメモリがシビヤーになる。それまで使っていた寒チョンはメモリエラーで起動しなくなった。


bench_mod_sl4cb
 起動すれば普通に動くよなあ。ベンチマークも全く問題無し。あれ〜ちょっと変だな?VccCoreが1.40V程度になってるぞ。もちろんCステップの定格は1.70Vだ。電圧降下しているのか表示間違いか?動いているから多分センサーのエラーだと思う。


tce
 発熱系ソフトを回してみたがスタートから全く熱くならない(注)。これ以上回しても意味が無いので早々に止めた。それにしても河童P!!!のマージンのデカさには呆れた。流石イソテル史上最高傑作と言われる石だけの事はある。負けました。

 …詰まらねえ!もう止めた。次回(があったら)もっと滅茶苦茶なのをやりたい。

注:発熱をチェックしているのはVRMの上側スイッチだ(CPUではない)。

★おまけ:昔のHSDL記事
2006nen
 ブログ開始前の2006年のHSDL記事だ。インダクタの計算とか真面目にやっているし、昔はずいぶん頑張っていたようだね。冒頭の写真はけやき通りのHSDLで撮られたものだったんだな。10年前か…この頃の私はまだ汚れを知らない真面目な少年でした(ウソ)。現存する最古の記事は2003年らしいがどれか分らん。

 旧版を再度公開してくれと言う声も聞くが、「それどころか本当にプロが設計したのかすら疑わしい」「クソ基板では部品を変えても何も変わらない」「その音はオーディオと名乗れるような代物ではなかった」「ダメ牛死んでくれ」というのを修正もせずにあげる訳にはいかないし、直したら新たに書いたのと変わらない。アキバのジャンク屋でタダで手に入れたビデオカードをいじくる話は面白かったが、電解コンが吹いたマザーを1000円で買っているのには萎えた。その予算ちょっと分けてくれ。


ide
 ちなみにICH半身不随以前のSAHARA3810のセカンダリIDEはこうなっていた。このアダプタのお陰で実用化の目途が立った。が現在は燃えちゃったから元の木阿弥(^^;