>PC-9801FAの動作デモがツクモで実施中、アイオー製液晶をアピール
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1010003.html

 もう半年以上前の記事だが、上の記事を見てHSDLでもやってみたくなった。98は毎日いつでも見えるところにあるので紛失はしないのだ(^^


★PC-9801DA2
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 その前にこのDAは動くのか?動かないと記事が成立せずに赤っ恥をかく。最後に動いたのは確か前世紀だから確実に16年以上は動作していない事になる。前回動かした時は未使用品並みの美品だったが、移転時の輸送や台代わりに使われていたので殆ど使われないまま傷・汚れだらけになった。実はHSDLの買い物記事の写真で撮影台になっていたのがRXとこのDAである(DAは2台所有)。

 まずは開けてみよう。いきなり電源を入れて、もし電解コンが死にかけていたら爆発するかもしれない。それ以上に危険なのはバックアップ用の内蔵ニッカド電池だ。これが吹いていると基板配線が腐食してお亡くなりになっている可能性が高い(=再起不能)。恐る恐る蓋を開ける。


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 まず懸案の電池を見てみる。アッ!アカンわ粉ふいとるわ。特に漏れた形跡はないのだが電池外しちまうか?配線が腐食しかけているがこれは電蝕の一種だろうか。電池はそのうちアキバで買ってこよう。いや待てよ?これニッカド電池よりもEDLCの方が良いかも知れんぞ。半年や一年に一度動かすとか、いつ動かすのか分らない98は新品電池を付けても充電されないから再び劣化損傷するだけだ。電池は高価だしEDLC化の検討の余地は大きいな。


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 電池はニッパーで切り取った。腐食損傷しているのはグラウンド側なので何とかなりそうだ。スペースがあるのでたとえ回路が損傷していても自前で組めばいい。

 メインボードは特に問題は無さそう。そう言えばこの時期の板は元々アルミ電解コンは極少だった。このDAはカスタムチップが増えて回路も大幅に簡単になっている。大がかりなVRMはこの時代には存在しない。電源から見れば牧歌的な良い時代だったね。


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 心配の一つが電源ユニットPU463Aだ。出力コンに四級塩電解コンが使われていたという話をインターネット上でチラッと読んだ事がある。時期的にそうであっても不思議はないというか確度は高い。これはトーキン製のようだ。トーキン製は良くてサンケン製が壊れやすいらしいが自分で確認したわけではないので全く信用していない。インターネット情報に生命(この場合98のだが^^)を預けるのはアホ。所詮シロートの戯言世界だから。


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 特に外見は問題無さそうだが20年くらい?動かしていないので心配だ。暫くの間電圧エージングするしかない。エージングと言っても大した事はしない。ただ単に電源を入れて放置するだけだ。アルミ電解コンはいずれ全交換できればいいな。出力に使用されているのはNケミコンのSXEだった。

 2、3時間経っても大丈夫そうだったので組み直す。ホコリは多少掃除したけど他は特に何もしていない。未塗装部分は粉を吹いたような錆が出ているのが保存環境の悪さを物語る。錆はピカールで、傷は汚れにも見えるので磨きこめば取れるかもしれない。現在は寒いのでヤル気は無いが。


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 色々付属品が付いていた。これはメルコのハイパーメモリCPUって奴か。Cバスには不明メーカーのSCSIボード(SMIT、加賀電子製?)が入っていた。メモリはメルコの内蔵タイプEDA-4000Rだ。CPUはオリジナル386を探して載せる予定。CPUは捨ててはいないはずなのでまだあるだろう。


★続く
 今回は98DAを開けただけで終わってしまったが、次回はいよいよモニターを接続して動かしてみる。動くかな?それ以前に早くCPUを見つけないと。



おまけコーナー(^^


★四級塩アルミ電解ランキング
 既に滅亡しているので超今更だが、レクイエム代わりに代表的と思われる四級塩アルミ電解コンデンサの格付けをしてみた(見た事のあるラジアルリードのみ)。隣との差は僅かなのであまり気にしなくても良いけど、最下級と最上級ではインピーダンスは2:1くらいは違う事に留意してほしい。これらはメーカーサイトで現状はデータシートが入手できないのが多いので参考程度にはなるだろう。

高性能>HFZ=LXF>PL>PY=RSH>1ランクを超える差>RSG>PR≒HFQ>SXE=PF>HF>HFE>低性能

HFZ,HFQ,HF,HFE=Panasonic
LXF,SXE=NipponChemicon
PL,PY,PR,PF=nichicon
RSH,RSG=ELNA

 HFZ〜RSHは低インピーダンス・アルミ電解だが、RSG〜HFEはインピーダンス規定された高温度対応長寿命一般用アルミ電解と言えないこともない。スイッチング電源を設計するにあたってはインピーダンスを知らねばリプル計算できないので規定したのだろう。参考までに現役の非水系アルミ電解である東信UTWRZをランキングに入れると「1ランクを超える差」という所に当て嵌まる。全品種の丁度中間の性能なので、四級塩アルミ電解は全てUTWRZで置き換えられると思われる。