今まで使ったコシナレンズは以下の4本(全てMFレンズ)。全てフジヤカメラにて新品を購入。短評は当時の評価。

COSINA MACRO 100mm F3.5(NFマウント)[953xxxx](96/3/16)
 開放F3.5〜22まで画質は殆ど変化しないので被写界深度に集中できる。歪曲は見た目皆無に近いくらい少ない。後群が白濁する持病があるが、貼り合わせに問題が有るのだろうか?

COSINA 24mm F2.8 MACRO(OMマウント)[980xxxxx](99/4/24)
 開放からコントラストは悪くないが四隅が流れる。F8以上が実用範囲だがズーム以下の画質。

COSINA 20mm F3.8(PSマウント)[920xxxxx](99/4/24)
 中心部の画質は超広角レンズとしては及第点。解像力は大した事は無いがコントラストが良いので見られる画質。モノクロよりカラーが向いている。四隅の流れは酷く絞っても殆ど改善されない。歪曲は樽型で被写体によっては目立つ程度。

COSINA 55mm F1.2 MC(PKマウント)[841xxxxx](2000/??/??)
 開放から滲みはそれほど大きくない。3段くらい絞ると所有Kマウントレンズ中最高の解像感を発揮する。


 何故FやOMではなくKマウントを選択しなかったんだ?オレのバカめ。かろうじて55mmはXR-7M2用にKマウント、20个SP用にM42を選択したため現在でも使用可能だ。但し20mmはAUTO専用なので工夫が要るけど。このマウントの移り変わりがオレカメラの移り変わりでもある。安っぽい外見は同社製のリコーXR-7M2には良く似合った。これら自社ブランドレンズはもう販売されていない。今やこの会社がフォクトレンダーとかツァイスとか売ってるんだもんな。いやはや何とも…。

 コシナのレンズは昔から安かろう悪かろうだと思って敬遠していた。現在は有名ブランドのレンズを売り物にしているコシナだが、オレが現役の頃はプロは見向きもしない底辺レンズメーカーだった。がしかしレンズ道楽を始めた頃にちょっと使ってみたくなったので当時新品で買ってしまった。初コシナはマクロ100 F3.5で、それが予想外に良かったので広角の20と24个鯒磴辰拭だがその頃からXR-7M2しか使わなくなり(注1)、お陰でKマウント以外のコシナレンズとも疎遠になった。最後に買ったのは55F1.2だ。これは今までの中で一番良かったので作例も幾つか残っている。今思い出したが結果的に最後に銀塩写真で作品を撮ったのもこれになった。業界はデジタル化して俺は職業としての写真を止め、ついでに趣味の写真も一切止めてしまった。銀塩写真の終わりと共に自分の人生も変わった気がする。

 デジカメになって再び写真を撮ったのは2004年にニコンのコンデジでHSDLの撮影をした時だった。その後2013年にハードオフ巡回記事で漸く風景を撮り始め、先日DSLRを買って本格的に写真の世界に帰ってきてしまった。だがやっぱりデジタル写真は写真とは言えない気がしてならない。本当に復活するのは自分で写真を焼いた時だろう。再びフォコマートやベセラーに火が入る時はあるのだろうか。今唐突に思ったけど、どうせならあと一つ残ったCOSINA 28 F2.8も買っておけばよかったと思う。コシナ広角の中ではアレが一番まともだったからな(注2)。

注1:XR-7M2はシンプルで使い易かった。多分オレは昔も今もカメラにこの程度の役割しか期待していないのだと思う。ピントだの露出だの、これ以上にでしゃばったカメラを使いたくなくなったのだ。更に付け加えるとこのカメラは道具としては気に入っていたがモノとして愛している訳ではない。あくまでも仕事の相棒のロボットである。動けばいつまでも使い、壊れたら直ぐに捨てる使い捨ての道具だ。思えばデジカメにも似たところがある。

注2:コシナの広角と言えば四隅の流れがまず頭に浮かぶ。あと開放からコントラストが良いが絞ってもあまり画質が向上しない。