ニワカ読者の為に1回目を書いておくとこれである。くれぐれもそこら辺のペディション記事と一緒にしないように。DX目的ではないです(^^; 6月の終わりごろに書いた記事だ。


 以前から一度、ノイズが少ないであろう戸外で受信してみたい希望があった。ご存じの通りHSDLは駅前商店街の真ん中にあり、当然ありとあらゆるノイズとスプリアスの嵐を浴びているのだ。もちろん筆者はDXペディション否定論者なので(笑)辺境のロケーションの良い所を選んで移動して本格的に受信する事は無い。今住んでいる所よりノイズの少ない所でラジオの性能を確認したい。つまり(ナマクラ刀だけど)試し切りに出かけたわけだ。辻斬りと言うと言葉は悪いが(^^


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 HJCLのネコ何とかブログではおなじみの千駄山演習場である。ここで受信してみたいというのはラジオを買う前からの願望だった。何しろレンズのテスト中に思い付いたのだから(^^ もちろんDX(国内だけど)受信だが録音機材が無いしログも取っていない。単にラジオがどう聞こえるのか興味があっただけだ。第一回の東所沢の受信と同じである。放送を受信するというより受信環境の調査と言った方が正確かもしれない。

 今日の機材はラジオだけ。本来は受信音を録音したいのだが、今日はどんなふうに聞こえるのか分からないし、第一ノイズが酷くて全く受信できない事も考えられる。千駄山演習場の地下には伏見通りが走っていて車の流れはガンガン来て絶えない。隣には西武線が走っている。上には高圧線が通っている、とノイズが怪しい条件は一杯なのだ。状況が全く分からないうちに完全装備で行っても恥をかくだけだ。ラジオは2台、RAD-S600NとER-C55Tだけである。ER-C54Tもテストしたかったが裏蓋が付いていないので残念ながら今回はダメです(^^;

 で着いたのは上写真の通りまだ明るいうちだったのだが、だいたい中心部にある四阿で受信してみる。まずはRAD-S600Nだがやはり違う!1602kHzから順に下へ降りて行くわけだが1602kHzの段階でガンガンNHK2が入っている。もちろん1593も1584kHzも、各周波数何らかの局が了解できる強さで入っているのだ。しかし信号強度(ラジオのメーター)は平均30〜40dbμと全く大した事は無い。それより予想以上にノイズが少ないのだ。やはりそうなのか?ここは当地では全く数少ない低ノイズ地域だったのだ。ここの横に住んでいたらDXが捗るに違いない(^^

 思ったより多信号特性の悪化も少ない。感度の上昇が予想外に少ないからこれは理解できる。悪い予想では「相互変調の嵐(9kHz置きの相互変調^^)」という状況も覚悟していたのだから。あのHSDLでの相互変調や混変調のジャージャーいう音はノイズが混じっているのだという事が判明して愕然とする。つまり何かが発生させているスプリアスと放送波とノイズが起こしている相互変調波が存在するのだ!これは新発見だ。どおりで計算通りに相互変調波が出現しないわけだよ(^^; 何か計算し忘れたモノが有るのか真剣に悩んでいたがそういう事か。ノイズの混変調と言うのもスゴイな。受信機の専門家も絶句しそうだ。

 次に本命というかメインラジオのER-C55Tである。イヤ本当のメインはER-C54Tなのだが上記の通り現在バラしているので出撃不能なのだ。ただ今調整中なので出撃はいつになるか分らない。閑話休題、C55Tのスイッチを入れたら「あれ電池が無い?壊れた?」と思ってしまった。いつもHSDLで電源スイッチを入れた時に聞こえるノイズが全く無い!あのノイズってラジオではなく環境ノイズだったのか…(^^; 何しろSPだとボリューム最大でもノイズが分らない。もっともそれだけこのラジオの感度が低いという事だ。MWでは何も聞こえないに等しい周波数がいくつかある。判っていたけど完全にダメだねこれは。ちなみに音が聞こえないのは当日は強風で風切音がうるさいのもあるが。SW帯の感度も非常に低くて15MHz(19mb)で中国語が聞こえたのが目新しいだけ。


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 どうも感度は上がらないみたいだね。これはHSDLより地上高が稍低いからだろう。東にある遊具(ここで一番高い)の天辺に上ったらもしかするともう少し感度アップするかもしれないが大差は無いだろう。FMは明らかに感度が上がって完璧に選択度の不足を感じるようになった。相互変調波も多数確認され、このままでは恐らくDX受信には全く使い物にならないだろう。何しろ76〜95までダイヤルを回すと切れ目が無いのだからイナカ者には絶対に想像すらつかない環境なのだ。地方でそんな環境の所なんて無いだろ?SWは上記の通り感度は期待できない。期待は低ノイズだけだ。MWは低ノイズのため一聴して感度が上がった気がしてしまうが信号強度はたかが知れている。が今回の受信地の環境だ。

 状況は分ったので色々移動しながら調査したが、四阿以外でも公園内なら受信状況には大差無いようだ。受信中に西武電車が多数通過したが特にノイズを発生する事は全く無かった。もっとも線路の横には行っていないが恐らく大した事は無いと思う。高圧線の下に来たけど受信状況には全く変化は無かった。もっともMWであってもホットスポットは存在するので色々動けば受信状況に変化があるかもしれない。

 あとこれも高いので期待していたふれあい歩道橋の上だが、これが強烈なノイズの嵐で全く受信不能だった。足元をライトアップしているのが恐らくLED照明なのだろう(^^; これではノイズだらけになるのは止むを得ない。橋に入ると直ちにザザザ…とノイズが入り始め、真ん中に行く前にジャー!!というジャミングのようなノイズが発生して何も受信できなくなる。ノイズに強いFMだと田無タワーやスカイツリーが見える環境だからFMは強烈に入るだろうが少なくともMW・SWでは全く使えないのでガッカリ。次回はこの橋ではFMだけ調査したいね(今回は調査していない)。

 …とテキトーに感想を並べてみたが、予想以上に低ノイズだったのは驚いたり安心したり。ここがノイズの嵐だともう行く所が無いからな…(^^; 更に他の近隣の公園も調査してみたいが夜の公園はあまり行きたい所ではないので何時になるかは分からない。ハッキリしているのは4〜5kmを越える距離は動かないという事だ。冒頭にも書いたがペディション否定派なんでね(^^ HSDLや実家と極度に違うロケーションで受信を記録しても何も意味は無い。移動に制限が無いのならそれこそ現地で受信すればいいのだから。ラジオのテストには低ノイズと低電界強度だけは意味があるけどな。

 今回の2台のテストではER-C55Tが予想通り使えない位低感度であるのが分った。もう環境は全く言い訳できない。何しろほぼ聞こえないくらいの低ノイズと見晴らしの良いロケーションでポツポツとしか受信できないのだから。現状は少なくともトラッキング調整は必須と見た。それが確認できたのが今回の収穫と言えるかな。