使えねーPVC+αを何とかする話(^^;


hazurepvc1
 このPVCは買い物記事でも書いたようにMW側が150pF(テキトー計測)しかない。しかも2連等容量ではなくOSC側は90pF程度しかない(いわゆる親子バリコン)。今更6石スーパーを作って遊ぶほどヒマでもアホでもない筆者には全く使い道が無い。それと長期在庫とは言え端子のサビは何とかしてほしい。長期保存ったって20年保存したわけじゃないだろう。閑話休題、まず全容量を測ってからどう処理するか決めよう。

FM-ANT: 34p/14p
FM-OSC: 31p/11p
MW-ANT:150p/12p
MW-OSC: 94p/13p

 計測する端子(ロータ2か所)に依っても微妙に違うので小数点以下どころか1ケタすらアテにならない。手で触っても動くし金属に近づけても動く。温度でも動くし経時・経年でも動く。何よりTCの位置に依って最大最小共に変化するし回し方に依っても違う。個体差もバリバリなので他人の参考にならないのは言うまでも無い。同じく特攻した人は自分で計測しましょう。計測してみれば筆者の話も納得できるだろう(^^

 仕方が無いのでMW側を並列にして約240pFで使う事にした。欲張ってFMも繋いで4並列とかはダメ。寄生容量も含め容量が抜けなくなって今度は上が伸びないからだ。またこの手の用法ではトラッキング用のTCは除去するのが普通だが、下手にバラして除去すると壊れそうなので今回は放置する。筆者にとっては恐らくこれが初めての中華PVCだと思う。これまでに使ってきた日本製PVCと比べるとその品質はかなり不安定だ。回してみると軸やロータが波打っているし。まあ日本製でも70年代初めまではそうだったけど。

 並列運転で244pFなら稍使い道が出来るかな?2個使ってπマッチのSWアンテナチューナとかも作れそう。もっとも肝心のアンテナが無いし、それ以上にアンテナ端子付きのラジオが無いから要らないけど(^^; MWはインダクタンス的にちょっと厳しいが働き者のサルのように必死でコイルを巻けば何とかなる。


nazo_bar1
 待てよ?そう言えばこれも不良債権になっているな。Qの超低いバーアンテナ(^^; これと組み合わせたらどうだろう?案外不良債権同士気が合うかもしれんぞ。ブサイク男とブサイク女の名カップル誕生だ!このバーアンテナは既に(テキトー計測で)320μHと判定されたが、組み合わせると残念ながら531〜1602kHzをカバーするのは不可能で下は570kHz止まり。もう一本は291μHでこれもダメ。


nazo_bar2
 がしかーし。このバーアンテナはインダクタンスが可変なのだ。恐らくトラッキングを容易にする為にこのようになっているのだろう。試しに291μHの方のコアを締めこんでみると、どんどんインダクタンスが上がって最大347μHまで増えた。個体差はあるだろうが結構伸びる。今回の謎VCではインダクタンスが370μHで530〜1654kHzになるが、謎のバーアンテナ347μHと組み合わせて計算上は550〜1700kHz程度となる。だいぶまともになってきた?もっとも実際の同調範囲は寄生容量もあるので組んでみないと分らないが。


 試験的に組み合わせてディップメータでディップを見てよう。現状ツマミが無いので調整がつらい。使いにくいと言うより使いたくないと言うのが正しい(^^;

dip
 上が定常時で下が同調時。やはりディップがブロードだ。共振周波数は下は600kHz以下で上は1700kHz付近だった。PVC+ストレー容量で不安定な上に、周囲の影響も受けるので実用する時はこれよりやや下になるようだ。デメ八は目盛がテキトーだがデジタル周波数表示ラジオと組み合わせると大体判る。こんなに低性能の同調回路だが、これでもMWアンテナチューナ代わりになるかもしれない。ポータブルラジオの場合はバー部分を使ってワイヤアンテナ結合用のカプラにもなるので都合が良い。


bar_coup
 各ラジオと組み合わせてみたが、ラジオのバーアンテナと結合すると共振周波数がズレるので使いにくい(おまけに手で押さえていなくてはならないし;^^;)。大まかな周波数をバリコンで合わせ、あとは結合時にラジオとの位置を微妙にずらして共振させる。なんて面倒なんだ(^^;

 非常に面倒だが適当なワイヤと組み合わせるとヘタなループアンテナより感度自体は上なんじゃないか?と思うくらい感度が上がった。具体的に言えば今までカスリもしなかった東海ラジオが地表波で受信できるようになった。それもS/Nは単独でギリギリ確認できるレベルに達している(注)。適当なワイヤと言っても電源用インダクタを解いた3m程度のワイヤなのだ。この長さでこの感度なら…と夢が膨らむがこれ以上の長さのワイヤを付けたらCD2003GPの多信号特性がパンクする(^^;

注:NHK名古屋が受信できたので民放も狙っていた。RxはおなじみRAD-S600Nである。ANT次第で中京圏内も地表波で受信できるという事で、次の狙いはNHKの東北方面局かな?1200kHzを越えるクリヤーチャネルで海沿いロケーションにある局なら狙える。但し運よく他人の家のノイズが無いのが前提(^^;

 以上、200円かけて10秒で作ったMWANTチューナ&カプラでした。これ以上実戦テストをしたいところだが手で押さえるのが面戸癖恵那。何とか実用できる形にしたいのだが…現状有効な手段は思いつかない。無理してこれを実用化するよりは別のを作りたい。ハッキリ言える事はもうこのバーアンテナは二度と買わないぞ!という事だけ(^^;