★よく聞こえる局の謎
 当地ではJOQR(1134kHz)より上の周波数でしかDXは難しい(注1)。なのでラジオのダイヤルは殆ど1300-1600kHz辺りをうろついている。この周波数域に於いて関東エリア以外で夜間に一番良好なのはJOSF(1332kHz)だが、これは距離がソコソコ近い上に出力50kWなので当然だ。だがそれ以外に意外な局が良好に入る。1494kHzの山陽放送(岡山)と1449kHzの西日本放送(香川)だ。山陽放送は小さくはないが大きくもない10kWだが、何故か20kWの中国放送(広島)より良好に入る。西日本放送に至っては5kWだが隣の50kWのSTVラジオより良好である。

 ロケーションのせいなのかラジオ自体の特性なのか?周波数は似たようなものなのでラジオの感度ムラではないと思うのだが。現在までの実績から行けば西の方が東より良く入るように思う。例えば昼間DXに於いても東北よりも東海・関西地方が圧倒的に強い。ちなみに実家では山陽放送や西日本放送が特に良好だったという記憶は無い。逆に聞こえなくて困った記憶も無いからごく普通の平凡な地方局だったのだろう。それと西より東、特に北海道の放送が一番強かったと記憶している。現在と全く逆なのは何故なのか?天候のこともあるが地球自体が昔と違ってきているのではないだろうか…(^^;

 と上の文章はラジオを聞き始めた頃に思ったのだがその後考えが変わってきた。西が強いと書いたが(東は茨城しかないので気づかないだけで)本当は東西方面が良いのかも知れない。実は状態が悪いのは南北の局なのだ。だから西であっても南に外れる九州は良くないし、北海道や秋田は東と言うより真北に近い。近所なのにサッパリ振るわない新潟もこれにあてはまる。朝鮮半島や中国の局が強いのも理に適っているし納得いく気もする。現状は東西のラインから外れた局が良くないのだ。


★東北方面の不思議
 当地では07:00あたりで遠距離への電離層を使った伝播はほぼ閉じる。これ以降は地表波が中心になって伝播する。さてここで不思議なのはNHK盛岡とNHK仙台の関係である。遠距離が閉じる場合、いきなりパッタリではなく段々と距離が短くなっていくように思える。ところが06:00を過ぎても第一・第二共に盛岡は聞こえ続ける。06:00を過ぎた頃には仙台は影も形も無くなっている。これは夕方の入感し始めの頃も同じで、16時台に盛岡が聞こえてから17時台に仙台が聞こえる。夜中はもちろん盛岡の圧勝だ。一体この辺りどうやって説明を付けたら良いのだろうか?地図で見た限りはどう見ても仙台の方が有利で、しかも送信出力は仙台が倍の大きさなのだ。西の方の局も併せて考えると仙台辺りの局だけが不振とも考えられる。サッパリ解らない(^^;


★部屋に依る感度の違い
 FMは部屋に依って受信できたり出来なかったりするのは分る。基本的にVHFやUHFは見通し出来る場所しか届かないからだ。がしかしこのHSDLではMWでも受信できる局に変化がある。部屋によってシールドされている度合が違うからだろうか。方角的に恐らく有利と思われる部屋や窓に移動してみたが、それによって感度が上下した記憶は無い。何か全く別の事情で聞こえたり聞こえなかったりするのだろう。筆者が現在考えているのは建物の鉄骨柱の影響である。これらは通常アースされているわけだが、これに近いと感度が上がるような気がするのだ。例えば通常考えると感度が低下する行為、具体的には壁にラジオを押し付けると感度が上がるところがある。移動受信でも書いた通り筆者は「天然アンテナ」と呼んでいるが、このスポット的に感度が上がるところはHSDL以外のところでも存在する。これについてはまだ研究中なのでいずれまた(注2)。

 またHSDL内で一番ノイズの低い場所は意外にも風呂場だった。ここに入るとノイズが激減し昔のPCレスのような環境になる。もっとも感度も下がるのであまり意味は無いかもしれないが、信号強度がそれなりにある局の了解度を上げる事ができる。風呂だけシールドが厳重なのだろうか?それとも電気の配線が少ないからなのか。ここでも隅の柱に近付くと感度が上がる。電波受信は理論を適用するのが難しいね。試しに風呂場にループアンテナなどを設置してみたい衝動に駆られる。いい感じにシールデッドループになりそうなのだが(^^


注1:もちろん上であっても相互変調・イメージ・サイド等で受信できない周波数は多数あるが、999kHz以下と比べてクリヤーチャネルが圧倒的に多いのは事実。

注2:どうも電線が集まっているところ、ビルなど鉄骨が立っているところは異常な電界強度になるっぽい。再輻射されるのだろうか。