新しい方のER-C55Tを使ってみた(^^


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 「ラジオ買いたい&買った」で書いた新しいER-C55Tが遂にデブユーした。早速テストしてみたのだがこれが良くも悪くも色々やってくれる(^^;


★全体的な事
 中華なのでバラつきがあるのは仕方が無いが、新しいこの二号機は初号機と明らかに違っている。まず液晶画面に「TUNE」表示が出るようになった。これは元々液晶にあったので表示されるのが正常で初号機が初期不良品だったのだろう(^^; クソが。筆者自身はこのようなショボイ介護機能は全く必要無いので使わないため気づかなかった。

 もう一つは悪い方のバラつきで、この二号機は明らかにカウンターがズレている。フィルターの中心に受信周波数を持ってくると実際の周波数より表示が上になってしまう。

=MW具体例=
 どの局もピークは1.5〜2kHz上に感じる。

=FM具体例=
 どの局も0.15〜0.2MHz上が最高感度に感じる。

=SW具体例=
 ラジオ日経が5kHz上で受信できる。厳密に言うと5kHz表示ステップの中間なのだが。

 当初MWのテストで判明した時はありがちなIFフィルターのズレを予想したのだが、FMでテストしてもやはり同じように高めでズレていたのだ。なのでカウンターのズレが疑われている。SC3610ってそんなにいい加減なの?イヤ、ICは悪くなくて原発が狂っている可能性の方が高いだろう。中華クリスタルのいい加減さはLC並みだからな。


★MW
 何かバンドが騒がしいというか感度が上がったように感じる。これは良い意味もあるが悪い意味もある。1MHzより上の方は調整した初号機より感度が高い。がしかし1MHz以下ではTBSやAFN等の混変調の渦の中で昼も夜も実用にならない。これはホットスポットのベランダに出した場合であり完全に室内だとあまり問題は無いのだが。何でこんなに違いがあるのかよく解らないがHSDLでは心当たりが無いわけではない。症状がRAD-F1691Mに似ているからだ。あれほどには酷くないんだけどね。


★SW
 劇的に改善したのはここで、ラジオ日経が昼間の室内でほぼ確実に入感するようになった。何か低レベル過ぎて申し訳ないが、以前は3、6、9MHz共に室内では全くと言って良いくらい聞こえなかったのだ。ベランダに持ち出すと少々多信号特性にヤバさを感じるものの、このラジオを使うのはほぼ室内なのであまり問題無い。初号機がMW向きだとすると二号機はSW向きと言えるかも。試していないけどこれなら殆どの日本向け日本語放送は受信できるだろう。インドネシアの声は受信範囲外の90mbにQSYしてしまったしRAEは感度的に無理だろうけど。


★FM
 相変わらず感度は普通だが選択度が悪い。これは市販廉価ラジオは皆同じかもしれないが。それよりもっと問題なのは信号強度のピークと音声のピークが一致しないこと。これはディスクリミネータに安いCFを採用した中華ラジオにありがち。これらのセラミックディスクリミネータは通常汎用ではなくIC専用なのだが合っていないのだろう。結果としてどこに合わせても何となく音質が悪かったり音が小さかったりノイズが出たりするわけである。おまけにこの個体は上で書いたように周波数がずれているので尚更同調が困難である。なおTUNE表示は信号強度で表示されるので正確な同調には全く役に立たない。このラジオの場合もAFCが掛かっているので尚更中心は判りづらい。


★終わり
 相変わらず製造のバラつきが大きいのは確認できた。この個体は「SW→当り、MW→一長一短、FM→明らかにハズレ」となる。


★おまけ
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 初号機のFMが腐ってしまった(^^; 裏ワザで遊んだから逝かれたのだろうか?接触不良かと思ってカチカチしたが変わらない。ダイヤルを回したら上の方は正常に受信するんだよな。何でだろう?カウンターが逝かれていないなら時間が経てば直るだろう!といい加減な予想をしておく。元々FMに関してはDSPで充分だからMWで活躍の場が無いRAD-S600Nに活躍してもらおう。


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 写真だから分らないけど300MHz台からモノスゴイ勢いでデクリメントしている(^^;