偶にこのブログに初めて来た真面目な人が居るので書く。このシリーズはあまり真面目に読まないように願います(^^

今までゴミだったVRMのフェライトバーを強引に役立たせる(^^;


ferrite_01
 これは割と新し目のマザー(イソテル775、亜夢939)以降で増え始めたフェライトバーのインダクタだ。これはトロイダルコアのインダクタと比べ安いのであまり重要ではない入力インダクタに多用された。もっとも磁束が丸漏れなので色々問題を引き起こし、現在ではごく一部の機器を除いて消滅している。写真のインダクタには出力のも入っている。チビデブの奴がそうだが、確かイソテル狐のi945マザーだった。で、これらの不良チョークはHSDLではマザーから除去する事はあっても新たに付ける事は絶対に無い。つまりゴミなわけだが、これをラジオ関連に使ってみようというのが今回の狙い。


ferrite_02
 このチビデブ品は4相VRMの出力に使われていたものだ。トロイダルコアより巻きやすくて生産効率が高いから安いのだ。良いところは「安い」以外に何も無い。こんな磁束が漏れ漏れのモノを出力に使ってしまうイソテル狐は極悪すぎる。がしかしラジオに使う場合は磁束なんかはどうでも良い。むしろアンテナになるから丁度良いと言える(^^

 ただこのままではインダクタンスが極度に低すぎる。恐らくこのままだと1μH未満だろう。この当時は既にチョークで平滑といった昭和的発想ではなくなって来ている。過渡特性を考えてインダクタンスはギリギリまで減らすのがトレンドだから、このように出力インダクタが0.xμHなんてごく普通だ。このチョークは0.5μHくらいである。


ferrite_04
 まずは巻いてある太い線材を取り去る。電源用の線材は太すぎて巻き数が増やせないので役に立たない。Txのタンクコイルに使うわけじゃないんだから。細い奴もどんどん解いていく。細いのは長さが違うものの全部同じ径だ。これは繋げれば結構長くなりそう。


ferrite_03
 次にコアが小さすぎるので連結する。テキトーに接着剤で付ける。VHF・UHFだと接着剤の質まで問題になってきそうだが今回はMWなので気にしない(^^ コアは繋げて長ければ長いほどイイ(但しMWだと1mくらいまでらしい)。見た目ではこのコアは黒くて密度が高いので高周波特性は良さそうに思える。理論的根拠は無いが。


ferrite_05
 シアノアクリレートで接着した。太い方は全部繋げても36个靴ないのでフェライトロッド・アンテナとするにはやや不満がある。こんな事ならこの手のコアを捨てずに取っておくのだった。実はPCでは全く役に立たないのでもう何度も金属ゴミで捨てている。繋げてラジオのフェライトロッド・アンテナなんて超絶斬新な発想は当時は欠片も無かったな…早まったぜ。

 細い方は更に細く4〜5φしかないが長さが89个肪した。しかし細すぎてポッキリ折れそう(^^; 実装法には注意が必要だ。もっとも何かを巻いて使うと思う。最悪プラパイプの中にでも入れればいい。


ferrite_06
 絶縁というよりは線材の巻きやすさを確保するため紙を巻いてから、テキトーにそこらで余った線をワンターンで巻いてみる。コレで測ったら一番太い奴が一番AL値が高いらしい。一番小さいのはちょっとフェライトロッドアンテナには無理か。必要なインダクタンスはPVCが150pFの時に610μHくらいなので数十回巻けば充分に使える。一番上は市販のゲルマラジオ用のフェライトロッド・アンテナだが、これみたいに極細線を使えばラジオでも使えそうだ。


 という事で昔は全くのゴミ扱いだったフェライトバーがラジオ用として復活する事になった。いずれコイルを巻いてアンテナとして使ってみたい。以前はゴミ扱いだったもので役に立つものが探せばまだまだ有るだろう。