フェライトロッドアンテナの接続方法による感度の違い


 普通のラジオマニアには常識だったが、現在は出来合いのパーツで済ませる人が増えて知らない人が居るかもしれないので確認のため書いておく。主にラジオ解析記事の引用用途である(この記事単体では何も意味も無い)。「HSDLラジオ用語集」の拡張版だと思ってもらいたい。低レベルというか初歩的・常識的な内容なので、昔から一杯ラジオを製作してきたベテランのラジオじーさんは読まずにパスしてください(時間の無駄)。


ferriterod_setuzoku
 接続法の種類とその回路図(と呼ぶほどでもないが^^)。ラジオの回路図上では複雑そうに見えても本質を抜き出せばこれに分類される。接続方法の名前はHSDLがその場の思いつきで命名したもので、広く世間で常識的に使われている用語とは違うかもしれない。別の名前があったとしてもいちいち世間を気にするHSDLではない(^^

.侫襯織奪彿式
 半導体以降の市販ラジオには使われていない(注)。理由はハイインピーダンス出力だから。昭和時代はバイポーラTRで、現在の市販ラジオはICラジオだからインピーダンスが合わないのだ。感度を極限まで稼ぎたいゲルマラジオを始めとするストレート系ラジオに使用される場合が多い。管球式では普通だし、FET入力のRFAMPにも使用できるので自作ラジオにはアリかもしれない…けどやっぱり選択度が重要だよなあ。ピーキーで不安定なところがあり経年でも狂いやすい。出力インピーダンスは極限までハイインピーダンスだ(Qに依る)。

▲螢鵐方式
 一昔前の昭和のトランジスタラジオなどでは常識的な接続法。インピーダンスの低いバイポーラTRにはベストマッチだからだ。選択度に優れるのでその面からも推奨できる。出力インピーダンスは可変だがローインピーダンスと言える。二次コイルの巻き数を増やすとインピーダンスが上がり感度も上昇する。同調回路に影響を与えにくいので安定度は非常に高い。

タップ(タップダウン)方式
 現在のICラジオでは主流の方式。,隆凝戮鉢△猟礇ぅ鵐圈璽瀬鵐垢鬚△訥度両立させる方式だ。二次コイルが要らないため僅かにコストダウンにもなるかな。もっとも感度は,砲狼擇个坐択度は△砲世い嵶瑤襦出力インピーダンスはタップ位置に依って可変になる。フルタップに近ければハイインピーダンス、タップがグラウンドに近づくに従ってインピーダンスが下がり感度も徐々に低下する。


 個人的な好みで言えば,筬はHSDLのロケーションでは混変調・相互変調の原因となるのであまり好まない。一択となるが、改造する時は´にリンクコイルを巻いて▲螢鵐方式にするのが良いかな。この改造は後日、RAD-F1691Mにて実例を見せる事になるだろう。現在12月だが実装が面倒なのでまだやっていない(^^;

注:現物は未確認だけどICF-S12はフルタップだった。ポケットラジオなので感度最優先なのだろう。持っている人は確かめてみてね。CXA1019のアプリケーションノートにもフルタップの作例がある。