この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

「Toshiba TY-BR30」最後ではなかった!お風呂ラジオ(^^;;


お風呂ラジオ(^^;

 前回洗ったラジオは時計やタイマーは動くが、肝心かなめのラジオの電源が入らない。面倒だけど今回は分解します。果たしてどんなものが出て来るのか?イヤ出て狂うのか(^^; ダジャレ言っている場合じゃない。HSDLのジャンクで完全な不動ラジオは初めてなのでチョットめげる。


★バラす
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 ゼーゼーハーハー、何だコイツのネジの多さは!裏蓋だけで全部で10本近く外したような…。漸く開きました。何だこりゃー!水が入っている(^^; 中で水蒸気が蒸発したような水滴だった。これ完全に冠水してますね。しかもその水は風呂の水などではない。明らかに泥水と言うかヘドロのような水である。筆者が洗って入った水ではなさそう。何故かと言うとコイツの防水はAP-152と比べてかなり厳重で少々洗ったくらいでは入りそうもないから。パッキンの隅々にまで汚れが入っている。かなり水圧が掛からなければこうはならない。


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 これを見て真っ先に思い出したのは2011年〜によく見かけた津波物件である。駄菓子菓子、この製品は2013年製なので津波には間に合わない。またドブや下水道に落ちた奴もこんな風になる。確かに言える事は汚水に浸かっていたわけだから、筆者が最初に動物的カンで消毒液にどぶ漬けしたのは正解だったという事だ(^^


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 あー、もう基板裏を見た時点で判ってしまいましたね(^^ 粗ニー系ICでした。IFTのピンとそれに繋がるCFのピンが見えるので確実だ。IFT仕様は大穴で散溶や倒芝の古いICもあるけど、この構成で中華なら99.999%粗ニー系に決まってます。しかしヒドイ錆というか腐食だなあ。よほど汚い水だったのだろう。これがあるからジャンクは恐ろしいのだ。油断していると(開けた奴が)死にますよマジで。


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 ゲッ華晶だ!LEとは言え倒芝なのでチョットは本物を期待していたのだが…(^^; って言うか倒芝IC使えよこの野郎。上にはCD1619CPって書いてあるな(注)。上の予想通り粗ニー系だった。フェライトロッドは8φ×8僂世辰拭CFはSFU455Bで選択度はICF-9と同等という事になります。ちなみにSFU455Bは哀店道のMG以前に売っていた奴と同じもの。コイツはハズレ品だったような…。

注:CD1619CBのDIP版だと思う。SOPじゃないのは珍しいな。もちろんCXA1619BSの互換品というかパクリ品だ(^^ どうもこのメーカーは素直にコピーせずモディファイしているようだ。

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 このラジオの正体はタイマー機能付き粗ニー系ワンチップICラジオでした。皆様もこれ以上の解析は不要ですよね?


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 ちなみに不動原因と思われるのは超速で見つかってしまった。恐らくSWと思われるTRが腐食崩壊してやがります。通りで電源が入らんわけだよなあ。それにしてもこんな短期間で腐食するとは汚水恐るべし。

 HSDL初の不動ラジオだったが意外に早く故障原因は判明した。安いICラジオなんて部品が50点も無いから、例え故障してもこのような簡単なものばかりで修理しても自慢にもなりゃしない。これまでにやってきたMB&VGA修理に比べれば児戯に等しいのだ(でもやりたくないんだなこれが^^;)。


★続く
 倒芝じゃなくて粗ニー系だったのは良かった?でも最近は2003系も使い慣れてきたからどっちでも良かったのね。次回はTRを交換して動かしてみよう。CXA系だからICF-9以上にはなると思っているのだが。