この記事は一般人向けのいわゆるレビュー記事ではありません。RF-U170について知りたい方は他をあたってください(^^;

アナログ最終世代のハンディラジオ「Panasonic RF-U170」


 既に生産中止になったパナのアナログラジオである。フロントパネル以外は同じケースのU150の兄弟である。アレにTVバンドが付いたのがこのラジオだ。一応「大型フェライトアンテナ搭載の高感度設計」とか書いてあるけどパナの大型フェライトアンテナ高感度はU700系で懲りたよ(^^; 他の売り物はこのクラスとしては高級なダイヤル系と電池が長寿命である事くらいか。あまり期待してないけど頑張ってね。

TV音声:1〜12ch(モノラル)
FM:76〜108MHz(モノラル)
AM:525〜1629kHz(モノラル)

 TV音声が付いている以外はスタンダードな2バンドラジオである。デジタル化によってTV音声が使えなくなったので、この手の物件は放棄される事も増えてきた(携帯TVほどではないけどね)。


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 どちらかと言えばダサいデザインが多い最近のパナだがこのラジオはスタイルは悪くない。筆者としては懐かしの1980年代ラジオが好きだが、デザイナーが今時そんなのを提案したら上司に「何だこりゃ?お前の頭は昭和のジジイか!やり直し」と却下されるに決まっている。上司の野郎、自分も昭和のジジイのくせしやがってよ(^^ まあそんな訳でこのデザインは筆者としては納得だ。


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 何だろうねこの肌は?銀色の塗装がサラリと剥がれているのだが。当初は使い込み過ぎて剥がれてしまったのだと思ったのだが…。


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 しかしこれは変だろう。使い込んで一番減るはずのダイヤルが全く剥がれていない。その上、同調LEDの周りも剥がれているのだ。LEDって使って剥がれるか?(^^; 筆者は違うと思う。


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 この底の部分。見て判るかどうか、これ一部溶けているのだ。もしかすると前に所有していたバカがアセトンのような溶剤で拭いたのではないだろうか?(^^; いやそんな奴居ないだろうと思うのは間違いで、以前どこかのジャンクブログでアセトンでプラ部品を掃除している奴を確認している。世の中には信じられないくらい無学な奴がいるのだ。このバカが中を弄っていない事を願うのみ。さて眺めていてもしょうがないので動かしてみるぞ。


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 電源は単二乾電池とACアダプタである。電池ボックスを観察するとマイナス電極周りにおなじみの粉を発見した。どうも液漏れしてしまったようだ。マンガン電池はある時期から全く漏れなくなったが、容量の大きなアルカリ乾電池が普及してからまた昔に戻ってしまった。電池を漏らすユーザーは確かにアホだが、可能であれば漏れない電池も開発して欲しい。まあ乾電池ではなく充電池を使うのが一番だと思うけど。


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 で早速動かそうとしてACアダプター端子を見たら穴が小さい(^^; 何と穴径2.6个靴ない。官能のカメラ(A580のこと^^)みたいな端子だった。流石の鸚鵡の汎用ACアダプタもお手上げ。死んだ。

 マネ下〜ぁ!お前何時からこんなに陰険なメーカーになっちまったんだ!昔(昭和)は周辺の互換性が高くて他メーカーユーザーから羨ましがられていたのに。これではまるで粗ニーじゃねーか(^^; 採用数の少ない部品を使うのはコストアップだから止めた方が良い。専用にしたからと言って専用を買ってくれるとは限らない。ラジオ自体を使わなくなったり、最悪買ってくれない事もあり得る。こういう所でアタマ悪いなあ〜と思ってしまう。特に個性の無いこのラジオの感想はこれに尽きる(^^

 仕方なく単二アダプターにエネループを入れてスイッチを入れたが全く動かない。ICF-9の時のようにSPが死んでいるのか?と思ったが、ダイヤルを回しても同調LEDが点灯しないのだから電源が入っていないと判断できる。これは電池アダプターの腐りか?電圧が足りないのか?それとも本当に不動なのか?本当に不動のラジオなどはHSDL始まって以来RP-6260以外に無い。そのRP-6260も同調できないだけで本質的には死んでいない。電圧は充電池で使っている人がいるので問題ない。そもそもこの時期のアナログICラジオは2Vあれば動くのだ。残るは電池アダプターの問題しかない。電池ボックスをよく調べたら、どうも逆入れ防止のための+電極周りの細工により電池の+電極が短いとコンタクトに届かないようだ。電池アダプタだとダメな場合があるわけね。

 仕方なしに登場したのはER-19Fに入っていた単二エボルタ(^^; この買い物は地味だが本当に役立ったな(ラジオ以外は^^)。HSDLは乾電池などは原則として買う事は無いのでこれが無かったら動かせないところだった。電源を入れたら同調LEDが灯り、クソウザいAFNが聞こえてきた。


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 ダイヤルはハンディラジオとしては高級な糸掛けで変速比も大きいので楽だ。同調・選局のフォントがちょっと変。gooiのピンセットを思い出す(^^;

 現在17時30分過ぎだがそのまま流したら結構感度は高いようだった。いや結構なんてモノではなくHSDLにあるハンディラジオではもしかすると現時点でナンバーワンかも知れない。今まで最もMW感度が高いと思ったハンディラジオはICF-S60だがアレを越えている気がする。ダイヤルをぐるりと回した瞬間に判るのだが、聞こえる局数が低感度ラジオとは全く違う。ポツリポツリではなくビュビュビュ!という感じ(^^ この辺りは10φ×100个離侫Д薀ぅ肇蹈奪疋▲鵐謄覆琉厠呂。

 がしかしパナの悪い特徴である選択度の低さも健在だ(^^; ローカルの周りは局に依るが±9から最大±40kHz以上が潰れる。音は良いがそれは当たり前だよね。しかしこの辺りはパナの個性として筆者は(気に食わないけど)理解はしている。

=テスト受信=
531kHz(rfu170_0531.mp3);信号が弱くノイズ多い
1008kHz(rfu170_1008.mp3);ローカル並みに強力
1431kHz(rfu170_1431.mp3);RFがうるさい
1602kHz(rfu170_1602.mp3);フェーディングあるが良好
rfu170.zip

 例によって上下バンドエッジ、中央、選択度調査を行なった。これだと高感度だと判らないかもしれないが、いつもの窓際ではなく部屋の真ん中あたりで放送が聞こえるのでかなりモノだ。ここに来るとICF-9やER-C55Tクラスはローカルを除いて厳しくなる。選択度調査は1431kHzだが、RFがSSではなく生っぽく出てきてしまっている。1エレではなくCFU455のような4エレCFだったらかなり良くなりそうなので惜しい。


 パナの高感度ラジオ詐欺にはやられていたので当初より眉唾だったが、このラジオに関しては額面通り受け取って良さそうだ。兄弟機のU150の評判も真に受けていい。次回はバラしてみたい。