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番外編:他のラジオとの感度比較


 今回はバラし記事が出る予定だったが、残念ながらそんなヒマが無かったのでいきなり第二回にして番外編だ(^^; 今回は前回録った音を聞きながら「高感度ラジオって言うけど、他のラジオとどのくらい違うの?」という疑問に答えてみる。


★IBSの地表波で比較する
 当地で最も信号の強い二等ローカルは639kHzのNHK静岡2だが、これは感度以外に選択度が重要になってくるので感度だけを測るには使えない。同じく2番目に強い765kHzのYBSも同じである。これは選択度に加えて多信号特性まで絡んでくる(^^; そうなるとその次に強い1458kHzのIBSを使うしかない。もっともこれとてストレートラジオなどではRFが被って使えないが、少なくともスーパーヘテロダイン受信機では問題なくなる。


rfu170_001
 今回の主役、RF-U170である。前回記事でHSDLのハンディラジオで最高感度と書いてしまったので証明しなくてはいけなくなった(^^;


tbs_945khz
 比較ラジオその一。これはまだ一年しか経っていないのにもう懐かしい感じさえしてくるDSPラジオのRAD-S600Nである。高感度ラジオの代表として反則だけどここに登場。


radh245n_01
 比較ラジオその二。これは世間では低感度ラジオとして名が通っている?スタミナハンディラジオことRAD-H245Nである。勿論低感度ラジオ代表だ(^^;


 この3台でIBSを地表波受信して比較してみよう。


★リザルト
 この日は朝から雨が降っていたために室内はかなり感度が低くなっている。原因は不明だがグラウンド抵抗が下がって建物(シールドケース^^)がよくアースされるのではないだろうか?外に出すと感度はかなり上がるが雨が降っているし、そもそも絞った方が感度比較が比較が楽なのでこのままでいい。

h245n_1458.mp3
s600n_1458.mp3
rfu170_1458.mp3
今回のファイル

RAD-H245N(h245n_1458.mp3)=
 低感度で評判の機種だがやはり感度は高くない。がしかし筆者に言わせてもらえば実用にならないほど低いわけではないと思う。まさかこのラジオでMWDXをやるわけでもあるまいに。なお選択度は高いのでマジで受信したら受信局数はRF-U170と同等以上だと思う。

RAD-S600N(s600n_1458.mp3)=
 アナログラジオの比較にDSPを持ち出すのは反則だが、ICF-S60が出てこなかったので止む無くこれを代理にした。ハッキリ言ってそのICF-S60より感度は高い(^^; この音を聞けば分ると思うけど高感度ではあるが、真ん中あたりで早速持病(ソフトミュート)が発生している。これがある限り筆者には永久に受け入れられない。ソフトミュートが効いているDSPラジオはFM用でしか使えないというのが筆者の持論。

RF-U170(rfu170_1458.mp3)=
 これがこの連載の主役だ(^^ 聞けば判る通り信号レベルはRAD-H245Nとは歴然、上のDSPは感度は同等だがノイズっぽくてガタガタだから。もう勝負あったね(^^

 もっともこれは選択度が関係無いテストならではの結果である。このラジオは選択度が極度に低いのでそのままではDXには向かない。RAD-H245NにループANTを付けた方がまだDX向きだ。感度は外部で改善できるが選択度は外部からは改善できない。改造しないのであれば選択度を重視するのは当然と言えよう。


★トラッキングの状況
 トラッキング調整は粗ニーと違ってあまり正確ではない。感度ムラがあるのだ。特に下の方はハッキリ判るくらい感度が落ちる。531kHzのNHK盛岡1などは日によっては夜のIDが受信不能なくらいだ。

・低い方531kHz
 明らかに外れている。フェライトで明らかに感度が上昇するのでインダクタンスが足りていない状況だ。

・真ん中1008kHz
 この辺りは非常に良い。

・上端1602kHz
 アルミリングで気持ち感度が上がるので外れているような気もするが、これだけなら直そうという気にはならない程度。

 という事でこの個体はトラッキングをやり直す必要がある。この場合はインダクタンスを動かさねばならないので面倒だ。


★続く
 次回は今度こそバラし記事になるだろう。というかもうそれ以外は載せません(^^