前回までのタイトルナンバーの付け方が間違っていたので修正した。過去記事は修正済み。

電解コンの不良資産、タンタル47μF 5.0V


 HSDLは昔から電解コンを多数保有している。そして現在はそれらがかなり不良資産化している。タイトルのタンタル電解は保存による劣化が(電極錆を除き)殆ど皆無に等しいので保存しておけばよいのだが、中には入手時から既に使い道が無かったものがある。今回の物件もその一つだ。


hpc
 最近読み始めた人は知らないだろうがこれ覚えているか?HPCの47μF5.0Vタンタル電解だ。今日のHSDL[2012/06/01]で取り上げたのだが随分昔の話になってしまった。

 コイツは珍しいから買ったのだが(^^; タンタルでしかも5.0Vしか耐圧が無いので結局スイッチング素子がテンコ盛りのPC界ではどうにも使いようが無かったため放棄されたものだ。アナログの直流回路しかないラジオ界でなら何とか使えるのではないか?と言うのが今日のテーマだ。

 話は少々変わるが、最近ようやくDE-5000(LCRメーター)を使うようになった。何故最近よく使うようになったか?それは006Pの充電池を入手したからに他ならない。これにより電池の心配をせず気楽に使えるようになったのだ。実にセコイ(^^; 閑話休題、このメーターでこの仕様不明のタンタル電解を計測してみた。

 計測の結果はESRは210〜220mΩ(100kHz時)だった。以前からだがこのメーターは数値がだいぶ良くなる傾向にある。恐らく300mΩ位なのだろうがそれにしても良すぎ。通常タンタルでこのサイズなら1Ω近くでもおかしくない。例を挙げれば同サイズで同容量のnichicon F93 47μF 10Vは1.0Ωなのだ。ひょっとするとポリマー系なのかな?上の初出記事でもポリマー疑惑がもたれているが…。

nichicon F93 47μF10V(B)[1.0Ω/291mA]
HPC 47μF5.0V(B)[300mΩ/532mA]

 このタンタルは仕様はESR=300mΩとした(^^ リプルは計算上の値である。F93を耐圧以外は軽く上回っている。もしかするともっと良いかもしれないけどね。参考までにネコ電PS/L(ポリマー)の仕様はこんな感じ。

NEC PS/L 47μF6.3V(B2)[70-150mΩ/753-1102mA]

 PS/LのESRが複数なのは受注時のオプションで色々な種類があるから。これには負ける。


 てー事で、次回辺りの改造からこれが多用される予感(^^; でもSMDとしては大きいので小さなラジオには使いにくいかな〜。耐圧は直流回路なら3Vでも大丈夫だと思うので心配していない。ラジオはPCと違って温度も上がらないので更に有利だ。実際は「一杯あるから燃えても良い」と考えていたりする(^^ そうは言っても燃えないだろうけど。


★おまけ
68u_6v
 そう言えばこれを思い出した。これは180〜190あたりを示していたので200mΩ位かな。

Panasonic? 68μF6.3V(?)[200mΩ/1118mA]

 ケースはV以上なので判らない(^^; V計算でも1118mAというリプル電流となった。これだと昔のVRMでも使えそうだが、タンタルはサージも考えないといけないのでVRMの入力には使いにくいな。出力だと今度はESRが足りない。