この記事は一般人に向けた入門記事ではありません。HSDLブログの常連読者以外は読まないでください。特に検索で来た人はここでサヨウナラ(^^/~

 HSDLブログの記事を読むうえで常識的に知っておいてほしい事を書いておく。これが判らないと記事を読んでも解らなかったり勘違いします(^^


★ムラタCFのランク
cfu455
 未だにこれを知らない人がいるので書いておく。知的に問題が無いならこの程度は暗記しろよ。暗記しないで一々検索していると人生を10〜60分損します(^^

CFx4xxB=30kHz
CFx4xxC=25kHz
CFx4xxD=20kHz
CFx4xxE=15kHz
CFx4xxF=12kHz
CFx4xxG= 9kHz
CFx4xxH= 6kHz
CFx4xxI= 4kHz
J〜Kランクも一応あるがプラケースの奴は特注以外存在しないので考えなくて良い。

例外:SFU4xxの後ろに付くAとかBは帯域幅とは関係無い。これはトランス接続か抵抗接続かを表す。SFU4xxの公称帯域幅はC5ランク以外は全て10kHzだ(C5だけは5kHz)。まあ1エレでバラつきがあるので大雑把なものだけどね(^^;

 言うまでも無いがxには色々な数値や記号が入る。例としてCFU455Dであれば「CFU(注1)という品種の中心周波数455kHzの帯域幅20kHzのCF」という事までは判る。

 ちなみに帯域幅は±ではない。帯域幅20kHzは±で言えば±10kHzという事になる。2000年以降はCFULAとか複雑な名前になっているが中身は全く同じだ。ムラタではSMD以外のCFは保守品種を除き全て製造を中止しているハズで似たようなのは全て中華製だ。中心周波数はアキバなどで手に入るのは450、455、460kHzくらいだろう(注2)。PLLラジオは450kHzが多い(マネ下のように459kHzもある)。

 通常AM放送は15kHz(±7.5kHz)帯域なのでEランクが最上の音質と言うことになるが、実験に拠ればD(20kHz)にすると更に音が良くなった(注3)。C以上は音質は全く変わらないのでDランクがAM最上の音という事になる。またI(4kHz)以下だと明らかに音がこもるのでAMで使用できるのはHランクまでか。もっともDXerはSSB用のJ・K(2〜3kHz)で聞いてますが、アレは一寸キテいる人たちなので例外。筆者も立派なその一員でしたが今後はもうやらないと思う(^^

注1:CFUは4エレメントCFのスタンダードだ。SFUは1エレCFでCFWは6エレCFである。もちろんエレメントが多い方がスカート特性(選択度)が上がる。スカート特性は帯域幅とは違うので狭帯域でもスカートが広いと選択度が激悪になる(音だけ悪くなる)。ある程度の帯域幅を持たせてエレメント数を増やすのが賢い使い方。

注2:メーカー特注品は450〜470kHzの間で自由だ。変な中心周波数のCFがパーツ屋に流れていたらキャンセル品とか潰れた工場の流出品だろう(^^

注3:この場合はCF交換だけでは不充分で、RFのQやあればIFTにも注意を払わなければならない。Qダンプ必須だね。


★中華2エレCFについて
f455ch
 ELPAのラジオによく使われている黒くて稍横長のCFがある。HSDLのラジオではER-C54/55TやER-19FやRAD-F050Mに使用されているが、あれは中華製の2エレメントフィルターである。写真のRAD-F050Mの奴はF455CHと書いてあるが、名前は色々あっても同じでムラタPFB455JR相当と思われる。

 PFB455JRは、SFU455C5の2エレメント品であるSFZ455JLとほぼ同等の小型品である。1エレメント品と変わらないサイズで2エレ相当の力を発揮する。帯域幅が5.5〜6kHzと稍狭くMWよりもSWバンドに向いていると言えよう。中華なのでアタリハズレがあるがアタリ品はなかなかの選択度を発揮する。但し帯域が狭いので音が良くないのは致し方ない。この辺りはトレードオフなので我慢しなければならない。頭はキレるがスカート特性はあまり良くないのでIFTと組み合わせた方が良い。2段繋げれば割とイケるが。

=定格(括弧内はTypical)=
帯域幅:5.5±1.5kHz
±9kHz減衰量:17(23)dB
挿入損失:6(3)dB

 同等以上の性能はSFU455B×2+CCで実現できるが、サイズが大きくなるのは止むを得ないところ。あとPFB455JRは内部接続なので挿入損失も負ける模様(^^; 手に入るならPFB455JR(及び中華互換品)を二つ繋げれば更に好結果になるだろう。


pfb455jr_sfu455c
 散溶ラジオICのデータシートに1エレのSFU455と2エレのPFB455の比較があった。このラジオICはIFTレスなのでCFの差だけが現れていると見て良い。帯域幅は同じ5〜6kHzだが選択度は御覧のように大差がある。


★HSDL所有ラジオCFランク
2019/09/28追記:この項には一部だが致命的な間違いがあったので取り消す。いずれ似たような記事が出るのでそれで代用する(^^;