HSDL初!の中華メーカーブランドのSWラジオ(^^


 何となく毎日がマンネリ化している気がする。MWシーズンも峠を越えて受信が頭打ちだし、それ以前に階下の季違いババア(通称。ゴミ屋敷の住人)がLW〜9MHz辺りまでジャミングを出しているので停滞中。新しく手に入るHOのジャンクラジオは似たようなのばかりで解析してもイマイチ「ノリ」が悪い。

909
 そんなある日、ふと今まで何故か忌避していた中華SWラジオの記事を書いてみようと思った。PLL系でテキトーなモノを探したらATS-909があったのでこれを使ってみたい。Sangeanは中華系では唯一といっても良い(PLL含む)アナログラジオをまともに作れるメーカーである。

 これ系に関するWeb上の記事を探したら案外有った。ラジオシャックへのOEM機であるDX-398の記事も参考になる。

Home of the ATS 909 Hoggy

Sangean ATS-909X

What is the ats-909? What is the dx-398?

Доработка радиоприёмника Sangean ATS909

 この辺りが面白かった。日本のサイトは無いのが残念だが、中古やジャンクの流通を見るにユーザーは少ないのかもしれない。イヤ何となく判る気がする(^^;


★テスト…感度高過ぎ(^^;
 こりゃ参った。MWの話だが、テストしたら感度が高過ぎてここHSDLでは殆ど活躍の余地が無かった。海外では「MW感度はあまり高くない」と言われていたんだけどそんな事は無かった。MWのトップ非同調のラジオは日本メーカーのでもHSDLでは使えないのは解っていたが、まさか内蔵フェライトロッド・アンテナでもそうだとは思わなかった。この感じだと本家ICF-2001DやICF-7600デジタルシリーズもMWはダメだろう。何しろ相互変調が666/927/1026kHzはもちろんの事、いつもは発生しない1071/1476/1503/1548kHzにまで出てきたのには耳を疑った。ここで相互変調が出たのは前世紀のR-1000以来だ(^^; これなら感度・選択度は負けても現在のメインER-C56F/57WRの方が当地では使い易いと思った。

 代わりに全く期待していなかった選択度がスゲー良かった。何しろウチでは1、2の難易度を誇る819kHzのNHK長野1が聞き取れたのだ。ラジオの向きもあるけど、これはER-C56F/57WRでは絶対に無理だった。何で中華CFでここまで選択度が良いのだろうか?返す返すも多信号特性だけがもったいない。良ければMWメインになれる器なのに。弱電界に行ったら(これも強入力に弱い事で有名な)DE-1103と同じく褒められるかもしれんな(^^; でもそのうちこれで何か大きな獲物が釣れるかもしれない期待はある。基本的にSWが向いているラジオだと思う。HSDLには向いてないかも?


★終わり
 当初初めてこのラジオを使った時の衝撃を今でも覚えている。それは「これって日本人が作っているのではないのか?」というものだった。中身は粗ニーのパクリだったが、それをモディファイして自分のものにしたこのメーカーはハンパじゃない技術を持っていると思った。DSPラジオはTECSUNが一番だとしても、ことアナログに関してはこのSangeanが中華最強なのではなかろうか。いや今後アナログラジオは出ないのだからこれで確定で良いかな(^^


何か真ん中が抜けているような記事なのだがそれは事実で、HSDLには似合わない「あまりにも役立つ・為になる記事」になってしまったので削除した。悪しからずご了承ください。まあ上の参考記事を読んだり実際買ってみれば解るよ(^^